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【見】 座長 トラヴィス───カタン 自室を出て、控えめな足音。 石鹸の柔らかい香りと湯気を纏い、広間に長身が姿を見せる。 使用人へ何か──自室で眠るプルーへ紅茶を差し入れるよう言付け、円卓の椅子を引き、腰を下ろした。 ここでの暮らしに慣れている……そんな立ち振る舞いだった。 (@1) 2021/10/15(Fri) 21:21:51 |
トラヴィスは、ユピテルへウインクをひとつ。 (t3) 2021/10/15(Fri) 21:53:45 |
トラヴィスは、瞳を伏せた。 (t8) 2021/10/15(Fri) 22:06:16 |
【秘】 座長 トラヴィス → 探偵 キエ伏せた瞳を開いて、そこへ貴方をしかと映す。 何か言いたげに唇を薄く開き───閉じた。 ふい、と視線を逸らせば、 豪華な男からは、もう貴方を見る事は無いだろう。 (-19) 2021/10/15(Fri) 22:35:20 |
【秘】 探偵 キエ → 座長 トラヴィスその動作を不干渉を示すと解釈し小さく頷いた。言葉がない以上キエは都合の良いように考えるだろう。 「……もしもの時はよろしく頼むよ? 僕らの邪魔をすれば館の主殿も黙っちゃァいないだろう。 でも協力するなとも言われてないんじゃあないか? もし疑われた時はそうだなァ、庇っておくれよ」 この館で選ばれた者が発する特有の囁き声がトラヴィスの鼓膜に届いた。 (-20) 2021/10/15(Fri) 22:44:44 |
【秘】 座長 トラヴィス → 探偵 キエこの場では、言葉を発せない。 貴方の声が聞こえている事実は、周囲に知られるべきでは無い故に。 ……首を横に振る。 嗚呼、動作だけでは己の真意は伝わらない。 もう一度だけ、口を開く。 「庇う程の価値を、君が私に示したまえよ。」 (-27) 2021/10/15(Fri) 22:58:06 |
トラヴィスは、小さく何かを囁いた。 (t11) 2021/10/15(Fri) 22:58:18 |
【秘】 探偵 キエ → 座長 トラヴィス「……トラヴィス君は夜伽がお好みだったね。今夜は僕でどうだろうか。なァに、君さえ良ければ寝物語でも構わない。 君、本当は只々眠りたいだけなんじゃあないかと思ってねェ?」 揶揄うような声色でキエは囁いた。価値を示そうというつもりなのだろう。 (-30) 2021/10/15(Fri) 23:07:18 |
【秘】 座長 トラヴィス → 探偵 キエ夜伽が好み。──小さく頷く。 今夜は僕でどうだ──小さく頷く。 本当は只々眠りたいだけ──……… さあ、どうだったか。 もう思い出したくもないよ。 けれど捨てられないものがある。 頷くさまは、貴方へ肯定を示したつもりだが 貴方がどう受け取るかは、貴方次第。 (-34) 2021/10/15(Fri) 23:26:57 |
トラヴィスは、キエへ頷いて見せた。 (t12) 2021/10/15(Fri) 23:27:10 |
【見】 座長 トラヴィス>>@19 シトゥラ 「楽しみにしているよ。 誰の手でも借りると良いさ。」 貴方が男の要望を聞き入れる度、満足そうに笑う。 帰るなんてとんでもない。 貴方がそんな話題を振って来ない事実にも内心安堵している。 「……こんなに食べられないと知っているだろうに。 分け与えようか、幸い客人はこんなに賑やかだ。」 嗚呼、と、 自分の近くを離れる貴方へ急いで言葉を投げる。 「明日はクロワッサン。 スクランブルエッグにベーコン。 ……誓って、忘れてくれるなよ。」 それは今日、優雅に佇む男から発されるにしては珍しく、縋るようなか細い声色だった。 貴方にとっては全く珍しくもないだろう。 (@21) 2021/10/15(Fri) 23:59:40 |
【秘】 探偵 キエ → 座長 トラヴィス「 …それじゃあこの後で 」愉快さが滲む声は遠くなりやがて聞こえなくなる。キエの視線がトラヴィスを見ることは暫くないだろう。 いつかはわからないが陽の沈まぬ此処では時刻など大した意味を成さない。 (-40) 2021/10/16(Sat) 0:03:14 |
トラヴィスは、使用人を呼び付け、言付けた。 (t13) 2021/10/16(Sat) 0:16:57 |
【秘】 座長 トラヴィス → 探偵 キエきっとこの後、貴方が一人になる頃合い。 貴方の元へ使用人が近寄り、 トラヴィスの部屋の場所を教えるだろう。 それが何時だとしても、部屋の主はそこに居る。 貴方の都合の良い時間帯に訪れると良い。 (-48) 2021/10/16(Sat) 0:17:55 |
【見】 座長 トラヴィスさて。 シトゥラが用意した4本の寿司。 紫色の海鮮類が巻かれた、食べ切れないそれ。 <<ポルクス>>allwhoへちらりと視線を向けて、 そちらにお裾分けをしようかと思案。 (@22) 2021/10/16(Sat) 0:21:10 |
トラヴィスは、ポルクスへ「味は保証するよ。」と囁いた。 (t14) 2021/10/16(Sat) 0:33:35 |
トラヴィスは、ゾズマへウインクをして手招き。 (t15) 2021/10/16(Sat) 1:01:55 |
【見】 座長 トラヴィス>>64 ユピテル 「ご謙遜を。 その熟れた林檎のように赤い頬……どこかのお姫様かと思ったさ。」 スキンシップが叶えば、男は機嫌を良くしたらしく するすると砂糖菓子のような言葉が吐かれた。 「私がこの館の主人───はは、 そうであれば良かったな。 君達を自由に閉じ込められるのだから。」 一番美しい、との称賛は余す事なく受け取った。 己の容姿を鼻にかける事は無いが、理解は十二分にある。 ぺたぺた裸足に、歪な衣服を纏う貴方。 なんとなく動作がちぐはぐなように思えて、それが可愛らしくて小さく笑う。 「お口に合ったようで何よりだ。 私はトラヴィス、可憐な君の名を尋ねても?」 (@25) 2021/10/16(Sat) 4:27:54 |
【見】 座長 トラヴィス>>75 ユピテル 「そう? ならば私が、君の為に何度でも呼ぼう。 嫌でないのならね。」 今この場所で、自分の前でならば、貴方は姫のような存在だ。 囚われの──なんて頭に付くようなものだが。 「嗚呼、けれど。名前も素敵だね、ユピテル。」 貴方の腰へと回った手が、 するりと背筋を撫でて離れた。 「はは、ここに居たい理由か。 君と巡り会い、君と同じ時間を過ごす為………なんて答えではいけないだろうか。」 問い詰める様子ではない貴方へ甘えるように、正しい答えを逃がした。 聞いてくれるな、と意味を僅かに込めて目元を緩め、柔らかく貴方へ微笑む。 (@27) 2021/10/16(Sat) 8:28:10 |
【秘】 探偵 キエ → 座長 トラヴィス広間を出た直後使用人に呼び止められた。トラヴィスの部屋の位置を聞けば短く礼を告げた。向かう途中で厨房を通り中庭を歩き、目的地を知っているというのに使用人達へトラヴィスの部屋の場所を尋ねる。 こうしてたっぷりと“トラヴィスの部屋へ向かうキエ”の姿を見せた後、漸く部屋へ辿り着いた。 「やあやあお待たせしたね? 随分と広いものだから迷ってしまったよ。 ーーーーそれで、夜伽と寝物語のどちらがお好みかな」 キエの頭には館の地図ができているので迷うことなど無い。それに予想がつかないトラヴィスではないだろう。 部屋の主に断りも無くベッドへ腰を下ろす。 「この姿は変えられるんだ。君は男女問わず誘うだろう、どちらが良いかね? 嗚呼そうそう、申し訳ないが無性にはなれないんだ」 (-78) 2021/10/16(Sat) 11:14:42 |
【秘】 座長 トラヴィス → 探偵 キエ部屋の主は、貴方の姿を認めれば 目元を緩めて迎え入れた。 「そうか。 複雑に言付けつもりは無かったのだけれどね?」 広間を出てそこの道を曲がってすぐ。 比較的すぐに辿り着けるよう、簡潔に伝えたつもりだった。 貴方の行動を、言葉を気にしつつも、その通りに受け取る。 それに興味がない──否、貴方達の物語が、他人事だと認識している。 何かに巻き込もうと言うのならば、勿論その限りではないけれど。 「では、寝物語で。 夜伽よりも、架空の話が好きなんだ。 仮にも座長を名乗るからね───意外だろうか? 姿は……君の好きにすると良いよ。 自室だと思って、楽にしてくれて構わない。」 ベッドの上、貴方の隣へ腰を下ろす。 性別が変えられると聞けば、 興味深そうに貴方の頬へ手を伸ばし、添えた。 (-88) 2021/10/16(Sat) 12:58:05 |
【秘】 探偵 キエ → 座長 トラヴィス「座長殿を満足させられるかはわからないが頑張らせてもらおうか。この姿は気に入っていてね、だったらこのままにしようかなァ」 頬に添えられた手に自分の手を重ねると、一度トラヴィスの紫水晶を見る。キエは緩くその手を剥がしてからベッドに寝転がり隣を軽く叩いた。 寝物語というには寝ていなくてはならないということかもしれない。只キエ自身が横になりたかっただけという可能性もある。 「では美しい話にしようかな。男と女の深い愛を描いた話さ」 (-94) 2021/10/16(Sat) 13:26:41 |
【秘】 座長 トラヴィス → 探偵 キエ「へえ」 貴方の隣へ腕を立てて、そのまま横───ではなく、真上へ覆い被さる。 綺麗な金色の前髪が垂れ下がり、瞳にしかと貴方だけを見下ろし映す。 「深い愛の話、か。 君が語る話ならば、それはそれは面白いんだろう。 けれど、嗚呼、あまり恋愛には興味が持てなくてね。 君の身体を暴きながらでも構わないかな?」 貴方の衣服へ手を掛ける。 もしも拒まれるならば、強く力を込めて抵抗が難しくなるよう組み敷くだろう。 「生憎、絵本をせがむ子供のように大人しく待てそうにない。 君へ対する、私の中の価値が上がるんだ。 返事は肯定しか認めないけどね。」 さて、男は最初からどちらも強請るつもりだったのか。 真実は、貴方にだって暴けないだろう。 (-141) 2021/10/16(Sat) 18:45:26 |
【秘】 探偵 キエ → 座長 トラヴィスキエは金色の天蓋を見るや可笑しそうに喉を鳴らす。拒む様子は見られない。ボタンを外せば柔らかい胸元が晒され、さらに視線を下げれば腰はなだらかな曲線を描いている。今は女の身体であるようだ。 「随分と強欲だねェ、ならば始めからそうだと言えば良いのに。隠された君を覗けるなら僕ァ何だって構わないのさ」 深層は隠されているからこそ味わい深いとキエは考える。真相を秘めた紫水晶を見つめ返すと指の腹でトラヴィスの頬を撫でた。 …キエは架空の男女について語り始めた。 枕元に座る男と仰向けに寝る女の話だった。顔色も良く死にそうにないのに女は“自分はもう死にます”と言う。男はその言葉を信じた。 「女はこう言ったのさ、“私が死んだら埋めて下さい”とね。而も“また逢いに来る”とも続けたんだ。生まれ変わりってやつさねェ。 …只その生まれ変わりには100年かかるらしい。それでも男は二つ返事で待つと言った」 その頃にはもうキエの肌は殆どが晒されているだろう。恥じらう様子もなくトラヴィスの襟元へ手を伸ばし頸に触れる。素肌を求めているかの様に。 (-153) 2021/10/16(Sat) 19:52:39 |
【見】 座長 トラヴィス>>104 ゾズマ 「撫でたいから、だけど?」 からからと笑う。 場面を切り取ってしまえば、まるで意地を張る子供と大人のようにも見えるだろう。 「女子供、犬猫、花、人形。 可愛らしいラインナップだ。 君の可愛い顔にはとても似合いの言葉だけれど。」 伸びるフォークの刃先。 たじろぐ事はなく、それに顔を、余裕を含んだ瞳を近寄せてみせた。 カトラリーの銀色に遮られながら、眼は貴方を捉えている。 きっとその腕は下がるのだろうと 貴方を甘く見ている証左だ。 「雑草───ね、 人の手を借りずに育つそれは、私は嫌いではないよ。 君は気の強い子だね。どうしようか? これ以上言葉を交わせば、加虐欲が煽られてしまいそうだ。」 (@29) 2021/10/16(Sat) 20:24:03 |
【秘】 座長 トラヴィス → 探偵 キエ「はは、隠していないよ。 君に見せるどの私も、等しく私さ。 あまり深追いし過ぎると若死にするよ、 君の好きなお話の登場人物みたいに、さ。…………」 貴方が紡ぐのは、愛し合う男女が死に別れて、挙句にわがままで百年も待たせる話。 なんと男は馬鹿正直に姿も声もないそれを百年も待つらしい。 待てる訳が、無いだろ。 ……退屈でしかなかった。 「───、」 微笑んで語る貴方の笑顔が、それを美談だと言外に示す。 美しい、深い愛だと。 じゃあ、待てなかったら、それは醜いものだと? 甘える様に頸に触れる貴方の手を叩き落として、 お返しに、貴方の首へ手を伸ばし、爪を立てる。 戯れの一種とも取れる程度の力加減。 けれども柔肌を纏う今の貴方にとっては、充分危険な行為だとも。 男の手は離れない。意識がここに無いと言っても過不足ない。……貴方が咳き込むなり、苦痛を訴えるなどしなければ。 (-157) 2021/10/16(Sat) 21:32:11 |
【秘】 探偵 キエ → 座長 トラヴィスキエは変わらず話し続けた。 ──否、先程よりも愉しそうに。 「そして。女はとうとう死んでしまった。 男は約束通り、その女を土に埋めた」 弧を描く唇から紡がれるのは美談。大衆が涙を流し感動する、愛の物語。 手を叩かれたことも、爪を立てられていることも意に介さない。 食い込む爪からは、喉を震わせる柔らかい声色が伝わるだろうか。 「男は待ち続けた。しかしだね、そんな男にもちらと “もしや自分は騙されたのではないだろうか” ……って考えが浮かび始めたのさ」 心此処に有らずといった様子の男を見上げたまま、目を細めた。 愛おしいのだ。 そんな感情を抱え込む哀れな人間が。 (-161) 2021/10/16(Sat) 21:52:27 |
【見】 座長 トラヴィス>>116 ユピテル 貴方から離れた手が、居心地悪そうに頬を掻く。 真っ直ぐな視線が自分に向く事など、忘れてしまいそうな程昔のことだったから。 「………、…………………」 懐旧。 僅かばかり眉を潜めて、はく、はく、唇を開いて、閉じる。 言葉を飲み込んでから、また開く。 「───何も希望は無いよ? そのまま名前を呼んで欲しいな。」 ひとつ瞬きをすれば、 先程までと変わらない穏やかな笑顔に戻った。 「思い続ける………か。」 そうして、瞳を伏せる。 長めの沈黙。言葉を探して、困った様にくしゃりと苦笑い。 思ってもいない心ない肯定を返せば良いだけなのに、それが出来なかった。 「………君が私から、離れないなら、ね。」 (@30) 2021/10/16(Sat) 22:02:08 |
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