【念】 第11皇子の従者 ダレンハールーン殿……。 [>>!0床に手をつくさまを見ると、そんなに衝撃を与えるようなことを言ってしまったのかと困惑して、ダレンは主のそばに跪いた。 >>!1「とってくる」と言われると] 私がとりにいくというのに……。 [どちらが従者かわかったものではないと苦笑しながら、案内されるままに寝室へと向かった] (!2) 2021/04/20(Tue) 12:47:59 |
【念】 第11皇子の従者 ダレン[見せてもらった服は異国の型のものだろうか。>>1:26 ダレンにも馴染みのある形のものもあるだろう。 見せてもらいながら、鎧に近いくらい魔力で強化された織物がないものかと思いを馳せていた。 隠れ住むならば、常々鎧を着込むより、平服に見えたほうが行動しやすい気がして。 主がシーツを持って戻ったなら、ベッドメイクを手伝うだろう]** (!3) 2021/04/20(Tue) 12:48:54 |
【念】 第11皇子の従者 ダレン[もしお嬢様に恋をされてしまったら、生涯お護りする理由ができる>>!5──ダレンがそう答えたのは、お嬢様に仄かな恋心があったからだった。 恋と言うには淡すぎるような微かな想い。それでも彼女は憧れの存在で、もし仕えることができるなら、と努力してもみたのだけれど。 より素晴らしい執事がその場にいて、ダレンの出る幕がなかったのだった。 その後、すぐに新しい主ができ、旅に出られたのも気持ちの割り切りに一役買ったろう。 今はもう、彼女のことは懐かしい思い出になっていた。 >>!4その主から恋心を向けられているともし知ることがあれば、拒絶することこそ無いだろうけれど。 主への想いに応えることより先に、主がその罰を受けずに済む可能性のほうを先に探してしまいそうである。 ダレンとはそういう男であった] (!8) 2021/04/20(Tue) 17:53:26 |
【念】 第11皇子の従者 ダレン[>>!6寝室に戻ってきた主が言ったことは、ちょうどダレンが考えていたことで] ん、おかえり。 着心地がよさそうと思うものはいろいろあるな……。 ちょうど、魔力で強化されている衣服を 鎧代わりにできないかと考えていた。 [装飾品と言われて主の左耳を見て] そういえば着けないな……。 そういうものは、魔法使い向けのものが 多いイメージだった。 けど、そうとも限らないのだろうか。 [土地柄もあるのかもしれない。 この国の魔法具は祖国より品質が良いようだ。 この機会に自分が活用できるものを探すのも今後のためになりそうだ] (!9) 2021/04/20(Tue) 17:55:25 |
【念】 第11皇子の従者 ダレン[>>!7街に行くという提案を聞くと] そういえば、市場で魔法具職人と知り合ったよ。 住宅街の中に店を構えているそうだ。 アルフシルバーと言ったかな。 訪ねてみるのもいいかもしれない。 [主とはぐれている間に会った職人らしき男>>0:140。彼の店>>0:175にダレンは興味があった。 もっとも、主のほうが腕の良い職人に伝手があるかもしれないが] (!10) 2021/04/20(Tue) 17:55:47 |
【念】 第11皇子の従者 ダレン[>>!7兄弟を訪ねる話には、ダレンは苦笑を浮かべた] 護身術は覚えて損のないことだけれど。 ご兄弟に従者を連れて会いに行くのは、 宣戦布告と受け取られないだろうか……。 手作りのお菓子も、毒入りを疑われてしまわないか 心配だよ。 [疑われること自体よりも、それで主が傷つく可能性をダレンは恐れた。 権力争いに無縁そうな“ふつうの人”のような皇子。>>1:83 彼が庶民のような暮らしを望むなら>>0:67、それを叶えて、支えて、護りたい。ダレンが従者として抱く思いはそういうものだった。 だから、主がひとりで生きていく可能性まで考えているのはとても寂しいことだったのだけれど、従者とは主の意向次第で首を切られる者。その点に深く言及はできなかった]* (!11) 2021/04/20(Tue) 17:56:19 |
【念】 第11皇子の従者 ダレン[>>!12日常生活に魔法を活用する例を聞いて感心しつつも、魚屋の例には笑ってしまった] なるほどな。 そういう類なら、重い武装が軽く扱えるとか、 刃の切れ味が落ちにくくなるとか、 動いても音が立ちづらくなるとか、 そういったものが戦闘向きだろうか。 [戦闘に関わることが真っ先に浮かぶのも、やはり職業柄だろうか。執事を志したことがあるとはいえ、根はやはり兵士なのだった。 その試験会場では主に気に入られていたようだが>>!13、そんなのはお互い様なのである。 ダレンにとっても、主の天真爛漫さと疑う余地のなさが心の支えだったわけで] (!15) 2021/04/20(Tue) 20:05:25 |
【念】 第11皇子の従者 ダレンアンタル殿なら疑わず受け取ってくれそうだな。 明日、持っていくかい? 他のご兄弟は、信頼できる者とできない者を 一人ひとり見極めていかなければならないだろう。 [菓子作りの好きな主のこと、親しい兄弟に差し入れたいのは本心だろうとダレンは提案した。 明日の話>>!14には微笑んで頷いて] 正確な場所はわからないが、看板は出ているようだし。 探してみようか。 市場からも遠くないと思う。 そうだ、米もだったな。 そうしたら、今日は早めに休んでおこうか? [明日も今日と同じくらいあちこち歩くことになりそうだからと問いかけて。 己の寝室はどこだったろうかと思えば、自然と視線が廊下に向いた]* (!16) 2021/04/20(Tue) 20:06:19 |
【念】 第11皇子の従者 ダレン[>>!17思いつきに感心されると照れ臭くなって、ダレンは頭をかいた] そ、そんなに真面目だろうか……? 身につけたい効果と思って考えたのだが。 [生真面目とか堅物とか、あまりいいニュアンスで言われたことがなかった。兵士としては良いことなのだが、私生活においては、と。 だから素直に好意的に評価してくれる主の態度は嬉しいものだった。 >>!18嬉しそうな主には微笑み返して] アンタル殿は本心から ハールーン殿が大切なようだった。 有事のときに頼れる相手だと思うよ。 [一度会ったきりだが、そのときの印象で言う。 もしそうでなかったときは、そのとき考えればよいか、と彼に関しては気楽に構えていた] (!19) 2021/04/20(Tue) 20:51:08 |
【念】 第11皇子の従者 ダレン[>>!18客間に案内してくれた主がシーツを敷く気なのには苦笑が浮かぶ] どちらが従者だかわからないではないか……。 でも、ありがとう。 [これから毎日、どっちが先にベッドメイクを済ませるかの戦いになるのだろうか。それはそれで楽しそうではあった。 主が小さな子どもで、今と同じように「普通の暮らし」を望んでいたなら、一緒に眠りたいと言われたら応じたかもしれない。 今は理由次第だろう。身の安全のために最良なら同室も辞さないだろうが、必然的な理由がなければ別室のほうが“安全”だろう、という判断になりそうだ]* (!20) 2021/04/20(Tue) 20:51:38 |
【念】 第11皇子の従者 ダレン[>>!21ダレンが怒りを露にするとしたら、敵に対してだろうか。温厚といえばそうかもしれない。 一番信頼していると主に言ってもらえるのは嬉しくてたまらなくて、誇らしげに微笑んだのだった。 ベッドメイクが完了して客間で独りになると、旅の疲れと今日一日の疲れとで急激に眠くなって、あっという間に眠ってしまいそうだ。 何か物音や人の声がすれば目を覚ますかもしれないが、そうでもなければ朝までぐっすり眠るだろう]* (!22) 2021/04/20(Tue) 22:54:07 |
【人】 第11皇子の従者 ダレン[翌朝、ダレンは窓の外が明るくなり始めて自然と目を覚まし、起きるとベッドを整えた。 ダイニングに向かうと、主はすでに起きていたようだ。よほど早起きしたのか、眠ってしまっている。>>15 主を無理に起こすことはせず、ダレンはキッチンへ向かって、旅立つときに祖国から買ってきた紅茶を2人分淹れた。目覚めの一杯とすべく。 そのときも主が起きていなかったら、それからダイニングに戻って声をかけることになるだろう。 どのタイミングで会ったとしても、第一声は「おはよう」だ。 オーブンに何か入っているようだが、まだ焼き上がってはいないらしい。そろそろ仕上がる頃合いだろうか]** (16) 2021/04/20(Tue) 22:56:27 |
【人】 第11皇子の従者 ダレン[>>23寝ぼけた様子だった主は、タイマーの音で目覚めたらしい。便利な仕組みだなと見送って] この国だと朝の定番はどんなものだい? 私の祖国では、パンと飲み物という シンプルな組み合わせだけれど。 [朝は軽く、昼以降しっかり食べるのがダレンの祖国流だった。 用意された朝食は話しながらゆっくり楽しむことになるだろう] (27) 2021/04/21(Wed) 12:44:32 |
【人】 第11皇子の従者 ダレン良い布製品の店か。もしかしたら知っているかもな。 市場に馴染みがあるようだし、 布袋が丈夫と教えてくれたのもその人なんだ。 [アルフシルバーは果たしてシルバーの店なのだろうか。詳細は判然としないが、看板が出ていることは知っていた。 営業時間も不明だが、大方の店と同じくらいであろう。開いてなければ一度市場に先に顔を出してもいいだろうし] 上手いのかな…… 兵舎で集団生活だったからだろうか。 あと、私はあまり自分から話さなくてな。 聞き役になりやすいから、 自然と情報が入るのかもしれない。 [>>24人との交流について言われると、ダレンは首を傾げた。 意識してそうするわけではないが、気づけば聞き役に回っていることがよくある。温厚そうに見えるらしいのも理由のひとつだろうか。 主は身分は上であっても歳下である。人生経験の量を加味すれば、ダレンの側から教えられることもいろいろあるのかもしれない。 アルフシルバーへは朝食を終えてひと休みしたあとに赴くことになろうか]* (28) 2021/04/21(Wed) 12:44:58 |
【人】 第11皇子の従者 ダレンあぁ……なるほど、パンケーキ。 どこの国もそう大きく変わらないものだな。 [>>29親しみが湧いたのか、話を聞いて微笑む。 今朝の食事がお菓子の味見を兼ねているのは気にした様子がなかった。朝は軽食と最初から思っているせいだろう>>27] ハールーン殿のお菓子は相変わらず美味しいな……。 アンタル殿にも気に入ってもらえるといいな。 [満足げな表情で味見の感想を言った。 >>30途中で出てきたチーズをかじると] これは酒のつまみになりそうだな……。 [思ったことをぽつりと呟く。 そう酒好きなわけでもないのだが、食べた素直な感想はそうだったらしい] (33) 2021/04/21(Wed) 16:01:50 |
【人】 第11皇子の従者 ダレン[>>30浮かれた様子の主を微笑ましく思いながら軽食を続けて] 堂々と行ける場所が増えるといいな。 白昼に襲撃なんてことも、 そんなに起きるものとは思えないし。 [翌日、ある場所で起きる襲撃事件は朝なのだが>>8、それは今は知らない話。その事件を知ることがあれば、認識を改めて警戒することになるかもしれない] 試験のときは、話す用事が多かったから。 いつもは相手に返事をする形が多いかな。 [会場では確かにいろんな話をした記憶がある……が、あまり個人的なことは話さなかった気がしていた] (34) 2021/04/21(Wed) 16:02:10 |
【人】 第11皇子の従者 ダレン[>>31主がお菓子を包み終えると、それを持とうと手を差し出す。そこは譲れなかった。 会う予定の相手が相手だ、従者が荷物持ちをしないのではどんな関係かと思われかねない。 >>32「俺の事考えてもらっていい?」と言われて、ダレンは目を瞬いた] 魔法ではぐれず移動するためなら、 手を繋ぐのは必要なことではないのか……? それすら警戒しなければならないのだろうか。 ハールーン殿から意識を逸らさないようには しておくよ。 [そんな義務として行ってもおかしくないことまで嫌疑の種になるのでは厳しすぎやしないかと思うものの、敵にしてみれば殺す口実は多いほうがいいのだろう。 それに先日はぐれたときは、確かに主のことよりこれから行く先のことを考えていたように思った。 アルフシルバーの場所は知らないため、店に出ている看板を探しながら歩くことになるが、かの店は民家と変わらない見た目をしているらしい。>>0:175 探すのには苦労することになるのかもしれない]* (35) 2021/04/21(Wed) 16:03:27 |
【人】 第11皇子の従者 ダレンお酒かい……? 買い置きを作るほど飲まないんだけれどね。 [>>36酒に強いのと酒好きかどうかは別の話である。飲む必要があれば飲むけれど。 主のただ一人の護衛兼従者である以上、酔うほどは飲まないだろう。 >>38警戒を言われれば頷いて] 用心して損をすることはないからな。 [狼狽える主を落ち着けようと微笑みを浮かべた。 そして一言聞いただけだが、イスハークという皇子が玉座に就くのは望ましくなさそうだと感じていた。 アンタルのような王ならこの国をより豊かにしてくれそうなものだが] (49) 2021/04/21(Wed) 19:24:23 |
【人】 第11皇子の従者 ダレン─ 市場周辺 ─ [>>39言われた通りに主から意識を逸らさずにいて、無事にはぐれずたどり着いた。 何を考えていたかと言われると、試験のときの主の様子を思い出していただけなのだが] 住宅街にあると聞いたが、 正確な場所はわからなくてな……。 看板が出ているそうだから、探してみよう。 [そう言って住宅街へ向かい、『アレフシルバー』を探す。 店は見つけるまでに迷い、かなり時間がかかった]* (50) 2021/04/21(Wed) 19:24:50 |
第11皇子の従者 ダレンは、メモを貼った。 (a8) 2021/04/21(Wed) 19:25:56 |
【人】 第11皇子の従者 ダレン─ アルフシルバー前 ─ [アルフシルバーにたどり着いた頃には、もう主の本宅に向かうべき時刻が近づいていた。>>54 時刻は昼近く。アルフシルバーは開いているだろうか>>6] そうだな……先にあったほうがいいだろうか。 [己の身を気遣ってくれる主を思えば、先に店に立ち寄りたいものである。 扉をノックして] アルフ、いるかい? 昨日市場で会ったダレンだけれど。 [扉の向こうに声をかけてみた。 少し待っても返事がなければ、また出直すことになるだろう]* (60) 2021/04/21(Wed) 21:43:32 |
【人】 第11皇子の従者 ダレン[>>68主が「行こう」と言ったほんの一瞬後、>>70扉の向こうから声が聞こえた。 ダレンのほうが扉に近かった分、足を止めやすかったかもしれない] すまない、他にも用があって。 出直してくる。 [扉の向こうに届くよう声を投げて、主の元に歩み寄る。 本宅へ向かうのも魔法具でだろうか。お菓子の袋を持ち直して、主と共に移動するだろう]** (71) 2021/04/21(Wed) 23:24:40 |
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