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【秘】 掃き溜めの ゾズマ → 巫女 キンウ>>1:201 「あ?」 今度は何の花だよ、と視線をやればその指先は目の前にあった。 「人に名を聞く前に自分が名乗るのが礼儀ってモンだろ。 そうは思わないかい、やたらキラキラした飾りつけられたお人形さんよ」 (-17) 2021/10/17(Sun) 21:52:37 |
【秘】 巫女 キンウ → 掃き溜めの ゾズマ「なんと、お人形さんとは。 かわいらしいたとえをしてくれるなぁ」 ぱちくりと瞬き、ひっこめた指で髪を耳にかける。 よくよく手入れされた髪は艶めき滑り、はらりと落ちた。 「われはキンウの名をもつ巫女。 おしゅうさまよ、これで名を教えてくれるか?」 (-21) 2021/10/17(Sun) 22:16:09 |
【人】 掃き溜めの ゾズマ「 な、なあ……これ血、じゃねえ……? いや、ハロウィンパーティとやらの演出……だとしても趣味が悪い!」いつものように人気を避けた、中庭の物陰でなにやら騒ぎ立てている。その血というのはほんとうに演出なのか、あるいは──。しかし、それが本物の血かどうかなど、少年には判別ができなかった。 「……死神ぃ?」 少年は、噂を耳にする。 「こ、こんなとこにいられるか!オレは部屋に戻らせてもらう!」 そんなことを宣いながらも、パーティには出る予定だから、ほどなくして戻ってくるのだろう。 (6) 2021/10/17(Sun) 22:54:57 |
【秘】 掃き溜めの ゾズマ → 巫女 キンウ「アンタがかわいらしいって意味で言ったんじゃねえからな。 なにもかも、使用人にやってもらってるトコがお人形みてえだなって言ってんだ」 ふん、と鼻を鳴らして起き上がる。 「オレはゾズマ。掃き溜めのゾズマ。これで満足?」 「ってか、巫女って言った?ふーん、アッチのみすぼらしいほうの巫女とは全然ちがうな。巫女だからみょうな飾りつけてんのか」 (-59) 2021/10/18(Mon) 2:04:53 |
ゾズマは、今宵は狼少年。 (a23) 2021/10/18(Mon) 10:24:09 |
【神】 掃き溜めの ゾズマ【ハロウィン】 「何だこの服は!」 少年が再び中庭に踊り出たのは、仮装をした後だった。 獣の耳に鋭い爪を携えた大きな手袋。 ふさふさのファーを首元に巻き付けた服。 狼男というには迫力が足りないのは、少年であるからか 或いは半獣のような恰好だからだろう。 本人は見るからに不満げだった。 「これが、仮装……? かわいくもかっこよくもねえ…… これでうろつくのか……恥にもほどがある……使用人に頼むんじゃなかった……」わなわなと震えながら、周囲を見渡した。 美しいドレスを纏ったひとびとに目を奪われる。 羨むような、忌々しげな瞳。 「くそがよ……」 「悪戯させろ〜〜〜!!!」 (G27) 2021/10/18(Mon) 10:24:40 |
ゾズマは、偽物の月夜の下で、犬のように騒ぎ立てている。 (a24) 2021/10/18(Mon) 10:26:55 |
ゾズマは、ミズガネと目が合ったので威嚇し始めた。ガルルルル (a26) 2021/10/18(Mon) 10:45:20 |
【神】 掃き溜めの ゾズマ>>【ハロウィン】 >>G28 ミズガネ 「あ?」 みょうにきげんがいいあなたとは相反して、眉間にシワを寄せに寄せた少年がのしのしと重い足取りで進撃してきた。 ただでさえ気に入らない恰好だ。バカにされているとでも思ったのだろう。 「オレは今機嫌が悪いんだ!そらもう甘いもの食ってもイライラが収まらないくらいな!月夜ばかりだと思うんじゃねえぞこの酔っ払いめ……」 ぐぎぎぎと悔しそうに歯ぎしりしてあなたを睨みつけると、ちょうど通りかかった使用人から運んでいる料理を奪い取った。 「せっかくだからお菓子もくれてやるよぉ、おいしくいただきなオラッ!!!トリックアンドトリートだ!!!!」 少年はカボチャのパイを振りかぶると、酔っ払いのゆるんだ顔面に投げつけた──!!! (G29) 2021/10/18(Mon) 11:35:06 |
【神】 掃き溜めの ゾズマ>>【ハロウィン】 >>G31 ミズガネ 「…………………あっ」 さっきの憤りがうそのように気の抜けた一声。 酔っ払いだから当たると慢心していたのはその通りだった。 マシュマロの袋が突っ立ったままの少年の顔にぽすりと当たり じわじわと真っ赤になった顔が、涙目が、露わになる。 「あ、あああああアアーー……ッ!!! 当たれよバカタレがーーーーーー!!!!!!」 もはや幼稚な暴言しか出てこなかった。 拾ったマシュマロの袋を投げ返そうと振りかぶったが ゲイザーが流れ弾をくらったのを見て、怒りが覚めたようだった。 「……うう……く、くっそぉ……お前になんか構ってられるかぁ……! お、覚えてろよ……」 背を丸め、ずれた狼の耳をなおすその姿はまさしく負け犬だった。 (G34) 2021/10/18(Mon) 13:02:09 |
ゾズマは、大きな狼の手でゲイザーの顔に強引に何か布を押し付けて 逃げてった。それはハンカチだった。 (a30) 2021/10/18(Mon) 13:11:14 |
【神】 掃き溜めの ゾズマ【ハロウィン】 少年は、中庭の片隅で作りものの狼尻尾を地面に投げ出していじけた子のようになっていた。 あらかたミズガネに笑われたのが堪えているかのようで 「オレは、そうだ、ゴミみてえな暮らしをしてきたんだから……食いモンは粗末にしちゃだめなんだ」 ──ゲイザーが言っていた言葉の方を素直に反省していた。 「そもそもオレはハロウィンパーティなんか見てるだけのつもりだったのによ……そうだ、ポルクスだ。全部アイツのせいだそういうことにしよう。っつうかアイツ誘っといてどこにいんだよ……」 ぶつぶつ言いながら持ち帰ってきたマシュマロを貪った。 (G40) 2021/10/18(Mon) 17:30:50 |
ゾズマは、カボチャのランタンをぼんやり眺めた。 (a37) 2021/10/18(Mon) 17:31:51 |
【秘】 巫女 キンウ → 掃き溜めの ゾズマ「みすぼらしい……? そやつ、まことに巫女であるのか?」 束の間、怪訝な面持ちをして。 疑問を浮かべつつも、深く追いはしまいとした。 「――うむ、われはキンウだからな。 いっとう上等な飾りを施してもらっておるよ」 「それよりも、おしゅう。“ゾズマ”というのだな。 変わった響きだなぁ。なにか意味があることばなのか?」 少女のくにでは、名は何かしらの大事な意味を持つ。 ぺたりと座り込んだ姿勢で、起き上がった少年をにこにこと見上げた。 (-172) 2021/10/18(Mon) 20:01:54 |
【秘】 浮遊想 テラ → 掃き溜めの ゾズマ (-176) 2021/10/18(Mon) 20:14:14 |
【秘】 掃き溜めの ゾズマ → 浮遊想 テラ少年はランタンが浮いていることに驚きもせず しばし、静止したそれとみつめあっていた。 「何見てんだよ、かぼちゃのくせに!」 それより自分のご機嫌がナナメな方が重要らしかった。 狼少年はランタンにすら文句を垂れる。 ふん、と鼻を鳴らしてそっぽを向いて、ふと顔を戻した時にはもうランタンはなかった。 「…………」 (-201) 2021/10/18(Mon) 22:24:14 |
【秘】 掃き溜めの ゾズマ → 浮遊想 テラ「な になになになんなんだ今の魔法?お化け?ハロウィンの演出だよな? 違ったらどうしよ…… 」しばし空虚をみつめたまま 「アンタは死神とやらの味方じゃないよな!? お、オレにはわかるし……成仏しろよな!」 もう見えないものに向かって少年は声を上げた。 (-204) 2021/10/18(Mon) 22:30:31 |
【秘】 浮遊想 テラ → 掃き溜めの ゾズマソレは、その声を聞いていました。 『今度答えに行ってあげよう』 だから、そう思ったのでした。 (-231) 2021/10/18(Mon) 23:50:37 |
【神】 掃き溜めの ゾズマ【ハロウィン】 >>G53 ポルクス 「に 似合……にあわないっ! オレは気に入らない……もっと、もっとだな……」 さらりと褒められることに戸惑いを隠せていない。 周囲の着ている衣装を見渡して、ひとつため息を吐いた。 「アンタのはなんの衣装だよ派手。それよりはマシかも」 しかし真に受け始めた少年は、窓に反射する自分の姿をまじまじと見始めた。 「それより女のような扱いはやめろ。 オレはれっきとした男だろうが!男男男!」 ふわふわの衣装で体型ははっきりとはわからない。 どちらとも取れそうな顔だからだ。 それはそれとして、差し出されたお菓子はぶんどった。 (G63) 2021/10/19(Tue) 13:05:55 |
【秘】 掃き溜めの ゾズマ → 巫女 キンウ「意味?名前に意味なんてあるのか あったとしてもオレは知らない…… この名をつけたのはオレじゃねえからな」 わざわざ自分の名前の意味なんか気にしない。 どうでもいい、そう語る。 「名前なんてそいつを判別するだけのモンだよ。そうだろ? キンウってなんかすげえ意味でもあんの?」 (-291) 2021/10/19(Tue) 15:53:42 |
【神】 掃き溜めの ゾズマ【ハロウィン】 「うわ、アイツ、胸にケツがついてる!」 どこかの魔女を見てたいへん失礼な物言いをしたが、この時ばかりは悪気はなかった。 (G73) 2021/10/19(Tue) 17:33:46 |
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