【赤】 涼風 梨花― 1日目・個室 ― [ゲストとしてしか乗船しない女にとって、 クルーズ船での仕事に如何ほど力を用するか計り知れず。 けれど、誰でもできるわけではない、>>*22と聞けば たのもしいことだと、ぴとり、身体を寄せた。] ふ……ふふ、 ほんと、…お上手、…あっ 次 があるかは……サービス次第、かし ら [ほどよくアルコールも巡って火照る身体であっても、 スラックスから取り出される肉欲が熱く感じる。 始めこそ遠慮がちに先端を撫でるだけであったが 次第に、彼が褒めてくれた滑らかな白指が裏筋から くびれを扱き、先走りを絞るように圧をかけていく。] …… ん、ン…ぁふ、…ぇ、いと、… [いつのまにかずり下がった下着は片足からベッドへと 落とされ、男を迎え入れやすいよう膝を開いて。 くちづけの合間、熱の籠る吐息混じりに名を呼んだ。 求めてもいいと言われたことが嬉しくて。 同じくらいの熱量で求められていることが嬉しくて。] (*27) 2020/07/15(Wed) 20:39:09 |
【赤】 涼風 梨花[やがてすっかりそそり立ち、張った傘の先で 陰核を擦られ、ぐち、といやらしい音が鳴る。] は──…ぁん、 …ん、はぁい… [離れるわけがない。 むしろ抱き寄せるように肩へと腕を回し、 先端が蜜壺へと挿入されるのに合わせ、息を詰め。] ッひ、 あっ…つぅ、……っ、 [破瓜の衝撃とも違う。 言うなれば長いこと放置していたピアス孔が、 そこに孔があったことを思い出させるような 圧迫感と微かな痛み。 僅かな突き上げで奥へと届くのは、女がそれなりに 経験を積んでいることの証だった。] (*28) 2020/07/15(Wed) 20:46:30 |
【赤】 涼風 梨花はぁ……あっ、…うぅ、ふ……。 [抉るようにナカに埋まり、拡張する熱と感触に 思わず涙がこぼれる。 そうだ、"コレ"がずっと欲しかった。 女としての悦びを心いくまで感じたかったのだ。 そんな思いが伝藩するように、きゅう、きゅうとナカが 締まり、竿に媚肉が絡み付く。 吐息を洩らす彼の頬を白指が撫で、うっとりと笑い。 囁きを添えて、耳朶へ鳴らすリップノイズ。] (*29) 2020/07/15(Wed) 20:52:32 |
【秘】 涼風 梨花 → クルー 御子柴 詠斗詠斗さん、の ……とても、イイ わ。 ね、…あなたは? 私たち、一緒に気持ち良くなれるかし ら (-37) 2020/07/15(Wed) 20:53:49 |
【赤】 涼風 梨花[何せ久しぶりなものだから。 満たされると今度は彼の"具合"がどうか気になって。 動いて、とねだるのは視線だけ。 代わりに唇より雄弁な身体が、精を求めて雄を締める。]* (*30) 2020/07/15(Wed) 20:55:38 |
【秘】 クルー 御子柴 詠斗 → 涼風 梨花 私も、……とっても…気持ちがいいです。 梨花様、…………一緒です。 …気持ちよく私たちの初めてを過ごしましょう? (-39) 2020/07/15(Wed) 21:41:58 |
【赤】 涼風 梨花[そう、彼はこの船のクルーで、旅は始まったばかり。 長いことこの部屋に閉じ込めておけぬことは 女も十分に理解していた。 互いの衣服を最低限しか解かぬのもそんな理由。 次、なんて。早くも先のことを考えそうになるのは 既に彼の言動を心地よく感じているからだろう。] ふ、ふ……28歳ならそれなりに、ね? ……やあね、セックスの最中に他の男の話なんて [飲み込まれた言葉が何かなぞ解らない。 が、旦那様、と彼が口にすると、それまで流暢に 彼自身を扱いていた指がぴくりと止まった。 悪びれる気持ちなんてほとんど残っていない。 むしろ夫の性癖を尊重するための行為だ。 ──好きなように楽しんで何が悪いのか。と。 欲に溺れた脳は、己に都合よく思考を推移していく。] (*34) 2020/07/15(Wed) 22:06:28 |
【赤】 涼風 梨花[互いの密着が剥がれぬように。 くちづけを添え乍らの挿入に、女の腰がびく、と震えた。 避妊具を介さぬ肉の感触を堪能するように、 密やかに落ちる、砕けた一言に破顔する一方で。 落ちる涙を舌で拭われ、照れたように視線を逸らす。 代わりにナカが収縮する速度を増した。 奥の奥、その手前と、擦られたい箇所が疼く。] ──…嬉しい、…っぁん。 [ささやかに見えて切実な願いが届いて 頬に添えた掌が捕らえられると、小さな声が漏れた。 これから齎される快感への期待を隠さない、 淫らな雌の啼き声。] (*35) 2020/07/15(Wed) 22:12:47 |
【赤】 涼風 梨花[シーツに縫い留めるように片手を押さえつけられ、 絡む指先をきゅ、と握り締めて。 軽々と女を抱えた腕が膝を支えると、挿入されている雄も 角度を変え、背中がしなり。] は…… あっ…あん、っ…あぁ…… っ [ゆっくりと、彼の腰が穿ち始めると突き上げに合わせ 嬌声が喉から零れ、性感を擽られる度、ぐちぐちと 水音と滑りが増していく。] ゃ、ああっ、……あっ、いと、えいとさ…ぁんッ [やがて女の方も自ら腰を揺らし、髪を振り乱して 尚も竿を締め付け、奥を突かれるにつれ 子宮口が下がるのを感じた。 時折、熟れた舌先を伸ばし、くちづけをねだって。] (*36) 2020/07/15(Wed) 22:19:11 |
【赤】 涼風 梨花はぁ、あっぁ、も……いく、いっちゃ、…ひぁ…っ [ぐじゅ、と。 彼からも零れる先走りと混ざり、溢れた蜜が腿を伝う。 とうに小さな絶頂を迎えながら、爪こそ立てはしないが 男にしがみつくように肩に置いた手に力を込めて。] (*39) 2020/07/15(Wed) 22:22:03 |
【赤】 涼風 梨花[人妻が願うことじゃないと理解している。 けれど、本能が欲してやまなかった。 潤む瞳は真っ直ぐ、彼を見つめて。 さんざん掻きまわされ、ぐずぐずになった蜜壺は 出会ったばかりの男に穢されるのを待っている。]* (*41) 2020/07/15(Wed) 22:26:56 |
【人】 涼風 梨花[──めくるめくひと時を過ごした後。 シャワーを浴び、ノースリーブのロングワンピースに 着替えた女は、まだ火照りの残る頬を冷まそうと ゆっくり船内を歩いていた。 ハイヒールの足元がやや覚束ないのは酔いではなく、 まだ残る異物感のせい。 まだ見ぬ誰かも、いまごろ誰かと享楽のひと時を 楽しんでいるのだろう。 クルーズ船にありがちな他の客とすれ違うだとか 知人にばったり出くわす、なんてことも 此処ではきっとないだろう、と思った矢先。] (35) 2020/07/15(Wed) 22:46:18 |
涼風 梨花は、メモを貼った。 (a23) 2020/07/15(Wed) 22:50:26 |
【人】 涼風 梨花[此方を見下ろす表情は当然のように驚きしかなくて その顔は夫とは似ていなかった。 一度違うと認識してしまえばまったく重なることもなく 何故間違えてしまったのか不思議なほどで。 やはりどこか疚しい想いがあるのやもと 羞恥に染まる頬を左手で押さえる。 この船には口が上手い男しか乗れないのだろうか。 慣れたフォローと世辞に、照れも混ぜ。>>42] ふふ……なら私は、うっかり素敵な殿方を ナンパできてラッキー、と言うところね。 ええ、よく知っている人と背格好が 似ていたのだけど……連れというわけじゃないの あなたは? ひとりでいらしたのかしら [それとも、と言葉を区切り、彼の左手を窺う。 女にとって、この場で遊ぶ相手の基準は二つだけ。 以前からの知り合いではないことと、 相手に妻や恋人がいないこと。] (43) 2020/07/16(Thu) 0:39:58 |
【人】 涼風 梨花[──もし、どちらもクリアしているのなら。] なので迷子というわけじゃないけれど…… もし、お時間あるなら少しだけ 付き合って貰えるかしら 人違いのお詫びに一杯ごちそうさせて? [とはいえ、彼が何処かへ向かう途中であったり、 待つ人がいるのなら止めることはせず。 そうして純粋に都合が悪いだけなら、 明日の約束を取り付けるだろう。]** (44) 2020/07/16(Thu) 0:45:03 |
涼風 梨花は、メモを貼った。 (a26) 2020/07/16(Thu) 0:45:46 |
【赤】 涼風 梨花― 1日目・個室 ― [永遠の愛、がどれほど甘美なものか女はまだ知らない。 が、背徳の味は知ってしまった。 内側からどろりと溶かすような熱と刺激は 誰にも打ち明けてはならぬ想いに満ちていて 苦しみと切なさと、愛おしさが交互に押し寄せる。 今のところ、青年とどうこうなる気は毛頭ない。 ただ、癖になってしまいそうだと言う予感はある。] あっ……あぁ、や、くるし、……ッあぁッ えいと、…ぃとさ、…も、っと…っ [蜜壺を混ぜられ、互いの唾液を絡め合いながら 獣のように率直な快感だけを求めあう。 じ、と此方を見詰める視線と組み敷く体温と睦言は 自慰では到底得られない充足を女に与えた。] (*47) 2020/07/16(Thu) 23:26:25 |
【赤】 涼風 梨花[頃合を図るような突き上げの最中、 何度、名前を呼んで求めたかなど覚えていない。 ただ、全部を、と請う囁きには蠱惑的な笑みを返すだけ。 そして返事の代わりに、とうに彼の形を覚えた膣は 奥の奥へと誘うように蠢き。] あ───… ッ。 ぁあ、あ… [こつ、と。ひと際強い突き上げのあと。 何度目かの絶頂と共、足指がぎゅ、と強張り、ナカへと 迸る精と、雄が跳ねる心地に浸り。 残滓まで余さず注ぐだろう彼を見上げて、笑う。] (*48) 2020/07/16(Thu) 23:31:35 |
【赤】 涼風 梨花[そのまま、暫く余韻を楽しむように 汗の滲む前髪を掻き上げてやったり、啄むようなキスを 繰り返して。 互いの呼吸や意識が落ち着くと、軽く身を捩り ナカを埋めている肉を退けようか。] すごく、……ヨかったわ。 …ありがとう。 [まだ高揚が抜けず火照る頬と、潤む眼差しはそのまま どこか照れた顔を隠すように乱れた髪を寄せて。 忘れぬうちにと、クラッチバッグからネームプレートを 取り出し、彼の掌へと落とそう。] また、呼んでもいいかしら? [彼の手を取り、重ねて握らせながら。 また、がこの航海中を指すか、 次回以降のクルーズを指すかは明言せず。]* (*49) 2020/07/16(Thu) 23:37:49 |
【人】 涼風 梨花― 1日目・船内で ― [たった一度の経験が、女を劇的に変えたわけじゃない。 夫と間違えて腕を掴んでしまった青年への誘いも、 独身時代であったり、健全なクルーズ船では普通の範疇。 ただ、以前と違うことがあるとすれば。 バーなどで酒を交わした先、の想像を巡らせることか。 此処では談笑して終わるという方が稀であろうから。] ──…そう、 それは大変ね。 いいのよ、気にしな …… [今は、の意味を女なりに考える。>>53 忘れ物が下着であることや、それを届けようとしている などとはさすがに想像が巡らず、ていのいい 断り文句だろう、くらいに受け止めていた。>>54 まるで引き留めるように、手を取られるまでは。>>55 自然な動作で引き寄せる力には抗うはずもなく。] (93) 2020/07/16(Thu) 23:54:14 |
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