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【秘】 巫女 ユピテル → 技術指揮 シトゥラ「ええ、巫女。生も死も関わりは強く、どちらも行う仕事よ。 私にとって神は、いつでも傍にいる大切な大切な人だから。 そうねえ、神と言うから誤解を生むのかしら。 “母なる大地は常に私達を見守っている” そう言うと納得してくれる人は多いのよ。 シトゥラの国とは……いえ、文字通り住む世界が違うのね。 神は大地、あるいは世界そのものが私の当たり前。 そう言う意味では死神の側面も持つと解釈は出来るけど」 つい、自国と神について語ってしまいましたが、 彼が望む事は天変地異による死などではなく、 もっと形の違う、傍にある身近な死であると考えました。 「……と、学者さんの上に話したいと言ってくれたから、 少し長く語ってしまったけど考古学者とは限らないわね。 どの分野の学者さんだったのかしら。それと、」 その言葉を聞くと、少しの間の後、僅かに目が輝きます。 明らかにその単語、及び職業に関心を持つ目です。 「誰かを殺したいの?」 (-58) 2021/10/18(Mon) 1:51:09 |
【秘】 技術指揮 シトゥラ → 夜の一族 チャンドラ「"そんなこと"より、危ないことだ」 「命を狙う、傷を負う。 ……大切なものが失われる。 そういった全ての可能性がこの俺にはあって、彼らにもある。 経験しないとわからないのであれば、一度だけは見逃してやる。 次、また無防備に誘われようものならこの手は止めてやらないから」 そのきめ細やかな頬を撫でる。 柔らかな髪を掬って、言葉とは裏腹に丁寧に口づけを落とす。 「……真に悪い狼は、連れ去らうだけで済まないんだよ」 「それで、料理だったか。 食べたいなら作るけど、作りたいならレシピを貸すから。 しばらく見ていけば?」 体を話して机の方へ。 何冊かあるノートを取り出しで、あなたに渡せば自分は別途に寝転んだ。 ノートにはかんたんな絵と、味、作り方について丁寧に書かれていて。 どんな国の人が残して来たかも事細かに書かれていただろう。 (-78) 2021/10/18(Mon) 3:58:10 |
【秘】 浮遊想 テラ → 技術指揮 シトゥラとある、何もかもが都合の良い曖昧な時間軸。 あなたの部屋の机に、見覚えのない白紙が一枚。 『 あなたはこの白紙に書かれていることが読めたかもしれないし、 内容だけをなんとなく把握できたかもしれない。 もしくは、さっぱり何もわからなかったかもしれない。 あなたは、この白紙のことを気にしてもいいし、気にしなくてもいい。 /* ハローハロー、ベル記(思い込み)です。長期滞在の見学勢にラブレターよ。 お手隙なら内容を読めてもらえればですし、 そうでなければ白紙だなぁで流しておいてもらえれば〜〜なお手紙なのわよ。 (-106) 2021/10/18(Mon) 5:40:21 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 技術指揮 シトゥラ「………!」 一瞬何をされたかわからなくて、わたしは固まってしまう。 そうしてようやくされたことの意味を理解すると、その手を振り払おうとした。 そんな矢先、きゅう、と腹の虫が空腹を告げる。 「……」 穴があったら入りたいという言葉は、こういう時に使うのが適当なのだと思う。 緊張感が足りないと思われても無理もない有様に、恥ずかしくなって何も言葉が言えなくなる。 「……料理、したことがないの」 辛うじてそれだけ告げたわたしは、沙汰を待つ心地でシトゥラを見つめた。 ぺらぺらと、ノートを捲ると興味深いものはたくさんあっても作り方についてはちんぷんかんぷんだ。 (-121) 2021/10/18(Mon) 10:18:54 |
【秘】 技術指揮 シトゥラ → 巫女 ユピテル「国ごとで違うと呼ばれる地域信仰もすべては、 死は自然にもたらされるとされる自然信仰からなっている。 皆が納得するのも、ユピテルが説明するのに適している言葉なのもわかる。 君はとても賢くて聡明だ。 巫女という職業を、どこかで聞いたことがあった。 ……身近にあればどれだけまた研究できたか。 今でも十分なほどに聞けているが。 俺の学んでいた学問は犯罪心理学。 だけどここに来てからとある考古学者に説かれたんだ」 「ここに法もルールもなにもない。 治外法権、誰かが規制することのない領域ということ。 そんな場所で手を汚さない選択肢を、取らないことにするもの。 ……不自然ではない」 「だろ?」 ▼ (-138) 2021/10/18(Mon) 12:51:51 |
【秘】 技術指揮 シトゥラ → 巫女 ユピテルそこまで言い切って、ため息をつく。 「……直接聞くか? 正しく、殺人鬼だったらどうするんだよ」 答えは是である。 きっと己は誰かを人前で殺しても問題はない。 隠れないと次ができないだけなのだから。 (-139) 2021/10/18(Mon) 12:53:06 |
【秘】 技術指揮 シトゥラ → 浮遊想 テラ黄色い空の部屋。 なぜ読めたんだ、なぜ聞こえたんだ。 そんなのはどうでもいい。 何年もいたから、かの存在がわかるのかもしれない。 雲の中で揺蕩う彼がわからない。 どこの世界か常識に当てはまるものかもわからない。 こうしたものを見ていると、まるで自分が"一般人"になったかのような錯覚をする。 「……、……」 「絵を描く人なんていくらでもいただろうに」 名が残るものがいる、存在が覚えられるものがいる。 それは実に幸福であるのだろう、彼らの世界にとって。 知っている人を探した、誰かに声をかけた。 その部屋にたどりつこうとして、扉に触れた。 俺の名前を知るものがよこした手紙だ。 理由なんてそれだけだった。 (-140) 2021/10/18(Mon) 13:03:11 |
【秘】 技術指揮 シトゥラ → 夜の一族 チャンドラ「……はぁ。 見た目がそそられるものとかで選んだらどうだ。 それこそ、味、色。 行事に食べるもんもある。 どこの箱入りかは、しらないが"ここの文字"は読めるはずだ。 気になった名前を、作ってやるよ」 腹ペコなのだろうか、多くを食べる人種などは存在するだろう。 人は見かけによらない。 それはそうと、食べられる側の想定をしていないのは、いささか不安だ。 心配なわけではない。 一人でも存在する異分子は猟奇的な者たちを刺激する。 今の自分のように。 「"今日"は面倒だから"明日"でも」 時間の進みがおかしいこの旅館でこの言葉を使うとき。 一日の基準は誰かがいなくなったら、と決めたことがある。 もうはっきりとわからないからだ。 明日は我が身、そして目の前の存在だ。 ▼ (-145) 2021/10/18(Mon) 13:14:25 |
【秘】 技術指揮 シトゥラ → 夜の一族 チャンドラだがそうだな、時には血迷ってもいい。 「満腹になりたいなら」 「作ってやってもいいから、その前に何処かに食われるなよ」 約束した人間が食卓に揃わないのは。 刃[殺意] を向けた存在を誰かに取られるのは、主人でも気に食わない。「俺は 眠くなったから、寝る。 それも持って帰ってもいい……後で返せ。 次に部屋に来るときは使用人でも連れてくるんだな……」 あなたに背を向け布団に沈めば、 丁寧な説明をしているようで自分勝手に話をすすめた。 やはり困るな、とても。 手を出せるのに出さないという環境は。 (-147) 2021/10/18(Mon) 13:28:43 |
【見】 技術指揮 シトゥラ>>@0 トラヴィス 「ハロウィンパーティー……? ああ、あの 茶番劇 ですか」やや辛辣な口調だが、悪意も善意も感情もなく零して、賑やかな方角を一度見つめた。 「楽しいものが見られるといいんですがね」 他人事のようで、今度は何処か浮足立っている声色で告げれば偉そうな佇まいのあなた[トラヴィス]に焼き立てのパンを添えた。 言われた通りのクロワッサン。 黄金色に焼かれ、香ばしい香りを立てるそれは素人なりには美味しそうで。 誰かの手を借りたのかもしれないが、持ってきたものとしては一流品だった。 「そうだ……トラヴィス、あとで話せませんか」 自分から誘うのは久しぶりだな、と見えないまぶたをわずかに伏せた。 (@1) 2021/10/18(Mon) 13:35:02 |
【秘】 浮遊想 テラ → 技術指揮 シトゥラ “黄色い空の部屋” 前は満月の夜の部屋だったのが、 いつかにいた天気職人が天気を変えて以来、 夜の色が反転してそのままの空の場所。 その部屋の扉を開くことを促す者も、異を唱える者もいない。 どうした経過を辿ったにしろ、あなたは扉を開いた。 暗い点が散らばった、卵の黄身を薄めた色の空。 天頂には青みがかった黒円が、ぽっかりと浮かんでいる。 (-159) 2021/10/18(Mon) 15:16:55 |
【秘】 浮遊想 テラ → 技術指揮 シトゥラそこには 誰もいません。 そこには 誰もいません。 そこには 誰もいません。 「 読めたのかい? それとも、たまたま? ……やっぱり、何か変わった? 」けど ナニカ はいます。 「 ねぇ ──は、わからないのだけど。 シトゥラは知ってる? 聞こえてる? 」姿は透明。声も透明。 ──いや声は、もしかしたら半透明。 ナニカ はそこに浮いています。 (-161) 2021/10/18(Mon) 15:23:20 |
【見】 技術指揮 シトゥラ>>@2 トラヴィス 「あなたが欲しがったんでしょう、トラヴィス」 見えない目の瞳孔が細まった。 こんなところで、 への言葉が反故されることはないと思っていたのに。 「……ハロウィンは、とある国では死者の祭りと言われています。 死者が招かれて、それとともに来た悪い死者には、 対価を払って帰っていただく話なんです。 話としては愉快で好きですよ、邪魔なんて、する気もないです。 むしろ協力をしたかったんです。 まぁ、今度の機会にでもしましょう。 …俺たちで宴ですか? いいですが、先日のように寿司を食べて驚ないでくださいね。 口に合わないなら、言えばよかったのにと思いました」 (@3) 2021/10/18(Mon) 18:57:32 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 技術指揮 シトゥラ「…………」 箱入り娘。わたしは反論したい気持ちをぐっと堪えた。 けれどもその通りだと認めたくはなくて、僅かに黙り込む。 「………“明日”?」 そんな中、聞こえた言葉に喜色が隠せない。 散々忠告をしたその口から、また来てもいいという赦しが出たとそれだけだ。 「うん、明日。また来るわ。 レシピ、借りるわね。きちんと選んでおくわ」 「だから、また明日ね」 今のうちから楽しみだ。だって寿司は美味しかった。 自分勝手とは思わない。自分勝手はわたしの方だもの。 布団に沈んだシトゥラに明日の約束を投げつけて、機嫌よく部屋を去る。 今のうちから、使用人に声をかけておかないと。 ちゃんと忠告を聞きさえすれば、きっと今日のようにはならないはずだ。 ねむる邪魔にならないよう、静かに扉を閉めた。 (-169) 2021/10/18(Mon) 19:43:02 |
【秘】 巫女 ユピテル → 技術指揮 シトゥラ「一息に巫女と言っても、 神の在り方で形は変わるでしょうから。 長い館ではある意味良い思考命題かもしれないわね? あら、褒められちゃった。何かに特化して 勉強し続けた人にそう言われると照れちゃうわね」 少なくともシトゥラの場所とは大きく文明が違うのでしょう。 ですが犯罪心理学なんて言うある種の特殊な学問でも、 別段ユピテルは驚いた顔をしませんでした。 「私はそれを学んだ専門分野ではないけれど。 犯罪を起こす人は、育った環境や性格気質が確かに影響する。 けれどそれ以上にWこの場と言う環境Wが重要ということ? ……そうね。私の大切な神は、大地は、 恐らくWこの場Wを視れていない。声が聞こえないもの。 神の目がなければ、悪を成したり躊躇する事も減るでしょう」 こんな解釈であっているかしら。 はにかみながら回答をする様子は随分と落ち着いた物です。 まるでW学者・研究者Wを齧ったかそれから教わったように。 「あら、遠回しに色々聞いて回られる方がW面倒Wでしょう? だって、 もしシトゥラが殺人者なら答えは一つだもの」 (-225) 2021/10/18(Mon) 23:42:01 |
【秘】 巫女 ユピテル → 技術指揮 シトゥラ「私を殺そうとするならば、」 「或いは私が殺されたくない人を殺そうとするなら、」 「同じ殺人者同士、ただ刃を合わせるだけ」 (-228) 2021/10/18(Mon) 23:47:04 |
【秘】 技術指揮 シトゥラ → 浮遊想 テラ「何かがずっとちらつくんだよ、誰だ? まさか、これが死神の正体とも言わないだろうな」 こんな部屋初めてだ、気味が悪い。 ただなぜだかあの黒点が、太陽だか月だか空に浮かぶものだということはわかった。 「聞き取れないこともあるが、聞こえてる」 目の前の見えない存在を探す。 声の聞こえる方を見ればそれがあるのだろうか。 「椅子を転がしたのも、お前なのか? なんの用があるんだ」 怪しむ様子を隠さず、 あなたに、君に、お前に話しかけた。 (-259) 2021/10/19(Tue) 4:17:05 |
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