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【人】 残氷 の エアハート「……フランドル」 厨房を借りていた男が、戻ってきた様子を見つめて。 暫し動きを止めた後、また厨房で動きを再開する。 新しいカップを取り出した音が響いた気がする。 「随分と声が小さいようなので。 温めてますし蜂蜜も入れてるから沁みない筈です」 「よろしければ、」と。 蜂蜜入りのホットレモネードをマグカップに入れて、 シチューのスプーンの位置から推測したノアベルトと、 戻って来たばかりのフランドルにそれを手渡す。 ちゃんとスプーンは付けてある。 言わないと「つけなさそう」と思わわれる気がするので。 (11) 2021/12/15(Wed) 23:54:50 |
エアハートは、不器用なんですけどスプーン受け取れますかね? (1)(1)2d6+2 成功値10 (a4) 2021/12/16(Thu) 0:25:52 |
【人】 残氷 の エアハート「あっつッ」 思い切りスプーンが顔にぶち当たった上に、ホットだ。 つまり普通に熱い。熱伝導を恨みながら頬を手で擦る。 若干赤くなったがさすがに触れただけ故軽い火傷で済んだ。 「おや、随分御機嫌斜めですねノアベルト。 みんなの前でまき散らす程に柑橘類はお嫌いで?」 別段、気にした様子は見られない。 まあ少し残念くらいは考えていそうだがその程度。 明確に意図的に拒絶して捨てられようと表情は変わらない。 「掃除も私の担当でもありませんのでお気になさらず」 (12) 2021/12/16(Thu) 0:32:44 |
【人】 残氷 の エアハート>>+14 フランドル 「え、なんですかそのど う見てもお前の方に否が 、みたいな言い方は……普通のレモネードですよこれ」 味見もしてますからね、別の器で!と抗議しているが、 そも飲む気になってる方に抗議してもあまり意味はない。 「────」 話したいこと、とやらに間をあけて。 何か浮かぶ事があったのか、「ええ」と素直に頷いた。 「でも今すぐじゃなくていいんですか? いざとなれば片付けますけど」 何を片付けるかはまあ視界に入るものが全てだろうが。 とにかくも、レモネードを呑む程度の暇な時間はある。 (13) 2021/12/16(Thu) 0:39:56 |
【人】 残氷 の エアハート>>+15 ノアベルト 「……と言う事は、成程。 ノアベルトは私の事がそれはもう大嫌いなんですね。 しかも酒場内で随一レベルって程に。光栄ですね」 合点がいったと言うように、手を打つ。 突然何をと誰かから視線が来れば、続けて解説を始める。 「私も半年間ただ何もせずここに居た訳ではありません。 貴方が飲食物を、しかも他人に貰ったものをですよ? 事故で零したとして、謝罪しない人間とは思えない。 食品で好き嫌いがないならもう、 エアハートが大嫌い! しかないですよね。全く。先にそう言ってくれれば、 こっそり代わりに別の人に出して貰いましたのに」 勿体ないですよ、蜂蜜入れたのに。 と、そっちの方面に怒って。怒って(?)いる。しかも、 嫌われてるのに落ち込む所か本気で喜んでるように見える。 (14) 2021/12/16(Thu) 0:50:10 |
エアハートは、え、まだあの夢続いてるんですか?怖いですね…… (a8) 2021/12/16(Thu) 0:58:55 |
【人】 残氷 の エアハート>>+18 フランドル 「言い切られる程に私そんなに信用ないです?」 容赦なく何故か左右から責められている。 ただホットレモネードを渡しただけなのに。 一体どうしてこうなってしまったんでしょうか。 大体日頃の行いと言えばそうだが、今の男に自覚はない。 「清算と言われても、むしろレモネードが…… しかも向こうが話を切りたがってます。 難しい男心ですね。一介の冒険者にはさっぱり」 助け舟をくれないのを見ると諦めて戻って行った。 ちょっとだけ寂しそうな気配はあった。 (17) 2021/12/16(Thu) 1:17:53 |
【人】 残氷 の エアハート>>+19 ノアベルト 「見えないけれど顔、謝ってない言い方じゃないですか。 あなた、謝罪だって思ってなくてもそれっぽく。 言えはできるのに言ってない。謝ってないと同じですよ」 幼い店員ですら内心舌打ちしていてもそれっぽく謝罪に 聞こえるような謝り方はできる。それすら、と言う意味。 「私、嫌いなのかって聞いただけで、 私の事を好きかなんて一言も言ってませんけども」 何でその単語が出てきたのだろう。 いや、薄々ギミックがわからなくはないが、しかし? なんて思っていたらもっと気になる台詞が来た。 「好きなのは?」「好きなのは?」 「旦那?」 二回連続で聞いた。 続けて述べられた言葉に首を傾げる。 「そもそも真っ先に人の作ったのをぶちまけて 勝手に目立ちだしたの、ノアベルトじゃないですか。 そんなこと言うなら次は普通にちゃんと飲んでくださいよ」 (18) 2021/12/16(Thu) 1:23:19 |
【秘】 灯屋 レイ → 残氷 の エアハート/* ハァイ。私です。 単刀直入に行きますわ。"ホド"の名を冠する者は貴方でよろしくて? 合っていた場合、貴方達を止めて欲しいと頼まれたので記憶とか思想とかをどうにか……できないか探るRPなど行いたいと思ったのですが、そちらの都合は如何でしょうか? 既に終盤なのもあり、他の方がそちらに関して進めている・解決できそうでしたらもう大丈夫そうだと察する感じの……なんかいい感じのロールをしておきます。 解決する手段ないです!悪堕ちドン!な感じでしたらそれはそれで、探ってみましたが打つ手は無さそうですしようと思います。 夜遅くに申し訳ないです。よろしくお願いしますわ。 そもそも人違いでしたらごめんあそばせ!その場合忘れてください。 (-40) 2021/12/16(Thu) 1:58:40 |
【秘】 羽無し妖精 アイシャ → 残氷 の エアハート「はい。母さまが人間で、父さまが妖精なのです。 人間は、自分と違うものを拒むものなのです。 見た目が幼いままであることもそうですし、羽が生えているだけでも気味悪く思うものなのですよ。 ……私は、何度も住処を変えて 正体を隠して生きてきたのです。 それが一番傷付かないと知っているから」 自分の正体が露見することで、人々は自分を避けたり 傷付けたりするものだから。 一つの場所に執着しないことで、そうなることを避けているのです。 "人当たりのいい、小さな人間の女の子"として記憶に残ればそれでいいのでした。 「……エアハート様。 それだけのことがあって、割り切る事の方が難しいのです。 ですから、エアハート様が傷つかない方法を取られるのが一番なのですよ。 無理に正そうとしても、疲れて苦しいだけなのです。 分かっているからこそ、今もこうなっているのでしょうけど……」 拗れてしまっている事自体は悲しい事ですけれど。 妖精に出来る事は、どうかいい着地点が見つかる事を祈るばかりなのです。 (-47) 2021/12/16(Thu) 2:39:05 |
【秘】 哀れな役者 フランドル → 残氷 の エアハート"蝙蝠"が政府に連行される少し前の事。 極力足のつかないような形で、貴方の元に一つの報せが届いた。 曰く、"骸糾問"の死霊術師と取引を行った、と。 彼女が此方に求めたものは、奪われた装備品の奪還。 先方の提示するものは、革命勢力への部分的協力。 そして──貴方個人に向けたものが一つ。 〈焔喰らい〉の情報提供。 何よりの対価は、彼女が敵に回らない事ではあるものの。 もしも何らかの助力を求めるなら、彼女を尋ねるといい、という旨。 目を通し終え、再び封をすれば 書かれていた内容は幻のように消えてしまう。 そんな封書だった。 (-68) 2021/12/16(Thu) 5:48:31 |
【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート──そして、酒場での一幕を終えた後。 前言の通り、役者騙りの騎士は貴方を連れて。 一先ず何れかの宿の部屋にでも向かったんだろう。 きっと、それなりに込み入った話になるはずだから。 「…それで。 俺は言った通り、こうして戻って来たわけだ あの時お前に預けたものは返す気になれそうか?」 預けたもの、つまりは二つの自身の得物。 随分と念入りに痛め付けられたらしい様子を見るに、 案の定、尋問中は大人しくなどしていなかったらしいが。 それでも"貴方の剣"が心折られてなどいない事は明白だ。 当たり前の事だ。 あれよりも、もっと目の眩むような絶望を知っている。 それさえも上回るような"よすが"を知っている。 だからフランドル・スキアーは、決して心折れる事はない。 貴方以外の、誰に折れるはずもない。 (-70) 2021/12/16(Thu) 7:32:42 |
【秘】 残氷 の エアハート → 残影の フランドル〈焔喰らい〉の情報提供、の文面に思わず目を細めた。 ペトルーシャに初めて声を掛けたのも、 彼女のその布衣の能力が気になったから。 ……エアハートは、生命力を魔力に変えたり、 原動力にするマジックアイテムをとにかく探していた。 その事は周囲も知っているから聞き込みでも知れただろう。 何の為にそれを求めるのか、それは知る人はいなかったが。 貴方ならもう薄々と察しがつくかも知れない。 ……何らかの方法で、それらを使い、 あなたから貴族の血を失わせる為だと。 或いは、全面戦争でも行う予定だったのかもしれない。 エアハートは生命力に長ける。それだけ集まれば、不意打ちで貴族の数人程度、暗殺はできたかもしれないから。 (-81) 2021/12/16(Thu) 14:40:32 |
【秘】 残氷 の エアハート → 残影の フランドル「勿論ですよ。 そもそも預かる様な事態になってほしくもなかったし。 今私がこれを奪い続けていて何になるんですか」 言いながら、預けたままの状態の剣と杖を、 部屋に来る前に持ち出してきたのだろう。返却する。 「……また随分とやられたみたいですね。 なんか声というか喉がやられてません? まあどういう事されたかは……想像つかなくも無いので。 レモネードなんて気休めでしょうが、今日は休んで」 特別な緊張感はない。否、最低限は持っている。 スプーンが飛んできたら今度こそは受け止められるが、 その程度だ。人格が分たれてようと信頼は変わらない。 (-82) 2021/12/16(Thu) 14:46:06 |
【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート「気が変わったんじゃないかと心配でな」 本気か冗談かは定かではないが。 ともあれそんな軽口と共に、 返却されたものをあるべき場所へと戻した。 やはりこれがちょうどいい重さだ。身軽すぎても落ち着かない。 特に何か細工をされていると疑う事もない。 感情以外にこれを奪い続ける理由が無いのも事実だ。 「そうしたいのは山々なんだがな。 生憎と休んでばかりも居られないらしい。 "卑怯な蝙蝠"は仕事が多いんだ、それに…」 「…ああ、そうだ」 (-84) 2021/12/16(Thu) 17:09:16 |
【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート信頼されているのはわかる。こちらもそうだ。 そう、いつだってこちらもそうだった。"あの時"も例外なく。 「──もう一つ、ついでに返してもらおうか」 言うや否や、貴方の左頬目掛けて、腰の入った右拳を振り被る。 幾ら貴方が人と比べて丈夫な方とはいえ、とはいえだ。 されども当然誰しも痛いものは痛いはずで、そして何より… 「『──咄嗟の不意打ちで顔を殴られれば、 思考の低下に加えて隙も生まれやすい』。 さて、お前はどうだった?」 問いの返事はあってもなくてもいい。 この暴挙を受けて貴方が蹌踉めいたならつかつかと歩み寄り、 そうでなくとも更に距離を詰めるだけ。 (-86) 2021/12/16(Thu) 17:10:54 |
【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート「──お前は昔から俺の眼に弱かった」 それは有無を言わさず"聞かせる"ような響きをもって。 視線を合わせ、掠れた声が囁いた。 実際のところ、事実そうだったかは定かではない。 けれど貴方がこの言葉を耳で聞き、 脳が理解し、思考を誘導され、意識すれば、それで十分。 曰く、精神干渉の術とは思考誘導から成るものなのだと。 だから魔術師狩りは口を揃えてこう言うのだ。 『術師の言葉には耳を貸すな』、と。 「 『今は俺だけを見てくれよ』。 相棒の"お願い"、聞いてくれるだろう?」 利便性から煙霧を媒介とし、幻術という形を取っているだけで。 この騎士が扱う術は、本来精神の操作や魅了の系統に程近い。 その事で後ろ指を指される事も、今までに何度もあった。 精神干渉には精神干渉を。実に力技じみた"命令の上書き"。 痛みによって作った隙に差し込めば、 少しくらいは綻びが生じる事もあるだろうか。 (-87) 2021/12/16(Thu) 17:15:05 |
【秘】 残氷 の エアハート → 残影の フランドル「ぐあ゛ッ!? ッ──!?」 信頼と油断は別物だ。 とは言え、「隣の男が突然殴って来る」と想定してないと 幾ら警戒しようが避けれやしないし喰らうものは喰らう。 無意識にこの流れで、剣や杖を使われるならともかく、 拳で殴り掛かって来るとは思っていなかったのもある。 恐らく前者だったらまだ動いていたか、と言うと微妙だ。 だってあの時あなたを殴ったのも“尋問”の為で、 決して恨みや憂さ晴らしではなかった。理由がある。 それを今、全く思いついて無かったから想定外だった。 想定外、の時点で。結果もわかり切った事だろう。 口の端を変に切ったのか、口内に血の味が広がる。 鉄臭さを吐き捨てたいが、宿の中となればそうもいかない。 「──、は、……こんなので、 明、す 、とは」 思わなかった。まで言い切れずに距離を詰める貴方に目を瞠る。最もその動作で余計に幻術が効きやすくなるなんて。そんな皮肉も考えるまでもなく、 “そう”在るし、“そう”なる だろう。 (-92) 2021/12/16(Thu) 19:02:12 |
【秘】 残氷 の エアハート → 残影の フランドル確実に効いた手応えはあっただろう。 見る目が、色が変わった。 明瞭とした振りをしている普段の目つき。それと違って革命軍内でよく見る、感情の死んだ色に変わる。変わって、 「言われずとも」 不意に、貴方の胸倉を掴んで引き寄せる。 引き寄せてから、そのまま躊躇なく唇を重ねて。 切れた口内の 血 をお裾分けだと言わんばかりに、嫌がらせのように分け与える。この行為がどんな影響を及ぼすかなんて考えちゃあいない。 ただ、悔しかったから、ざまあみろ。それだけだ。 「お前の事を見ていた。いつも」 唇を離す頃には、少し感情の色がある目。 それでもまだぼんやりしているところはあるが、こんな事を行ってる時点で、自我は強いが、催眠にかかりやすい部類の男なのだろう。身内からすると一番困ったタイプだろうとは思う。 今革命軍のことに何か命令をされた訳ではない。 だから相反していない。 綻びとまではいかないが、命令の掛け方次第で、 強引な上書きで綻びか、解く鍵か、運悪く精神崩壊か。 何かしらの答えは得られるかもしれない。 (-94) 2021/12/16(Thu) 19:05:16 |
【秘】 残氷 の エアハート → 残影の フランドル/* やりましたわ!確定ロールですわ!ガッツポーズで大喜びですわ〜〜〜!!!!!!!! 私も確定ちゅーしたけど嫌だったら避けて下さいましね! (-96) 2021/12/16(Thu) 19:07:37 |
【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート理由は明白だ。 単なる意趣返し、つまり目には目を、という意図も 無きにしも非ず、ではあるものの。 一番の狙いは、精神的な隙を作り出す為。 手段は何でも良かったが、何でも良いなら、といった所。 そして凡そ目論見通りになったらしい。らしい、が。 胸倉を掴まれた所まではよかった。 暗示を掛け損ねて反抗される事は想定していた。 或いは、以前のように食って掛かられるか。 けれど、これは、 ──あ、まずい。 重ね合わされる唇ではなく、 その行為によって分け与えられるものに。 そう思った頃には、手遅れだ。 (-103) 2021/12/16(Thu) 20:55:51 |
【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハートもっと。 渇望じみた、衝動じみた欲求のまま。 与えられたものを自ら望み好んで貪って、それで、 それではまだ足りない。 ──曰く、リロワーズ家は吸血鬼の末裔だという。 その血は薄れて久しいが、 今でも時折、ごく薄くはあれど、先祖返りのように それらの特徴を持つ者が現れる事があるのだと。 幼少の砌より、貴方の血に対して。 きっと心の内で奇妙な執着を抱いていたのだろう。 その衝動の根源を知ってからは、抑圧していたのだろうが。 フランドルは、不義の子だった。 だというのに、その血を証明するような体質を生まれ持った事。 恐らくそれは決して幸運な事ではなかった。 「…なら、言い方を変えよう。 傍に居てくれよ 」「ずっと」 「なあ、ずっとだ、ハーディ…」 離れた唇を惜しむように、請い願うように貴方を呼ぶ。 暗示めいた言葉は懇願のようであるくせに、 身体を寄せて、背に腕を回して、逃がす気は無いようだった。 (-104) 2021/12/16(Thu) 20:58:12 |
【秘】 残氷 の エアハート → 残影の フランドル「──んっ、……、?」 背には腕、こうも密着した状態では逃げられない。 最も逃げるつもりもないし、続いての命令も。 嫌がらせの為の口付けだったが、その反応を見るに、 まだ恋しそうに見えたので、もう一度唇を重ねようとする。 今は強く抱き止められているから、叶うかはわからないが。 嗚呼、先程までの『怒り』感情が薄れる。 ほんの僅かに、不意を突かれた怒りはあったのに。 貴方の表情で、血を分け与える事の『愉しさ』を思い出す。 エアハートは彼の詳細な血筋のことなんて知らない。 彼は隠していたから情報を得られないのはあった。 それでも、人が思う以上に『魅入られている』ことに気付くもとで。 理由はわからずとも、フランドルが自身の血に酔うのは、感覚で知っていた。 「あぁ。一緒に、傍……そうだ。今も、ここ、に?」 既に『成されている』事を再度、命令された。 そう認識している為か、困惑の色が浮かぶ。 今この瞬間はここにいるし、貴方は帰ってきた。 だからエアハートは、今も『傍にいる』と信じている。 (-111) 2021/12/16(Thu) 21:46:31 |
【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート「……ん、…っ…」 唇を重ねようとすれば、拒まれるはずもなく。 ゆっくりと口内を探り、血の味を探し、目を細めて。 この渇望には耐えられない。 血には抗えない。 自らの行動がそれを証明してしまっている事が、 何よりも嫌で仕方なく、それでも。 貴方が欲しいという欲求に嘘を吐けはしない。 どんなに身を寄せようとも、きっと鎧が阻むのだろう。 血を啜る酩酊の中、それを取り払おうと手を這わせる。 曰く、鎧というものは他者が着脱を手伝うものなのだという。 二人共にあった頃は、きっと互いにそうしていた。 「…今、……今は、そうだとしても お前はまた、俺を置いてどこかに行くんだろう。 ああ、なら、今だけじゃだめだ。ずっと傍に居てくれよ。 ずっと傍で、俺以外の何にも囚われないでいてくれよ。 俺はお前の陰、お前の傍だけが俺の居たい場所だ お前が居ないなら、生きていたって意味がないんだ…」 半ば給餌のような口付けを終えた頃。 お綺麗な愛を囁くには重すぎて、切に請い願うには甘すぎる。 掠れた声がもう一つ、貴方に"お願い"を重ねた。 (-126) 2021/12/16(Thu) 23:13:58 |
【秘】 残氷 の エアハート → 残影の フランドル「……んっ、……ふ、ふ」 本当に、雛に餌でもやる感覚にも思える。 それすらご機嫌とばかりに腕を回し、 口付けを深くしながら自ら血を分け与える。 ほら、やっぱり血に抗えてない。 俺が何とかしてやらないと。 貴方の渇望は、この男の心の内部に潜む 仄暗く澱んだ使命感と愛着をも呼び起こす。 でも今は傍にいてと乞われたからまだ。まだ、もう少し。 鎧に触れられるとすぐに何をしようとしてるのか、思考が繋がる。手伝う様に回していた手をこちらに戻せば、すぐに中のラフな服装になるだろう。 今でこそ脱ぐのに慣れきった鎧だが、騎士団に所属してた頃は二人でよく、構造に悪態をついていた。 ──あの時を、あの日の笑顔を 取り戻そうとしてるのは俺もなのに。 どうして彼は納得しないのか。 飛び出した時は理解していたそれも、 『革命軍』に犯された脳ではそれも理解できない。 ▽ (-137) 2021/12/16(Thu) 23:56:52 |
【秘】 残氷 の エアハート → 残影の フランドル「────まだ、まだ、駄目だ。 お前以外の何にも囚われない為に、 お前のせいじゃない血を、排除したら、そうしたら、 本当にどこに居ても、俺達、"昔のまま"いられる。 ずっと傍にいられる。 それじゃあ、駄目、なのか、フランドル」 でも、目に力が宿る。 先程から着いたり消えたり自分達との心の機敏のよう。 貴方の命令を聞くはずの、肯定しかしないその声が、 はっきりと【否定】を口にした。 「……生きていく意味がないなんて言わないでくれ。 お前が生きる為に、今まで生きてきた俺は何だったんだって 事になる。俺は、お前を陰じゃなくて──」 傍に立つ、光にしたかったのに。 (-138) 2021/12/16(Thu) 23:58:34 |
残氷 の エアハートは、メモを貼った。 (a32) 2021/12/17(Fri) 0:19:19 |
【秘】 残氷 の エアハート → 灯屋 レイ/* どうもこんばんは、私がホドです。 了解です、と言いたいのですが実はある秘話の現行ツリーの流れを見るに、どうも洗脳が解除されそうな可能性がありまして、それを考えると他のお二人の方を優先して頂けたらなと言うのがあります。 ただ情報として探れるのに持っていない、と言うのは矛盾だと思うので念のためにメモに洗脳関係の情報を張っておきました。一言で言うと「革命軍に洗脳されている」です。もし何処かの会話で使えそうでしたら、くらいの些細なものですがよろしくければ。打診ありがとうございました! (-143) 2021/12/17(Fri) 1:05:28 |
【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート「嫌だね」 たった一言。 貴方の陰は、低く、低く否定を返した。 「何にも囚われない為に、俺達が俺達のままである為に。 その為に為さなければならない事があるのは別に良い。 だが、その為にこの街で何をする必要がある? だが、この街の革命はそれと何の関係がある? 革命軍はその為にお前に何かをしてくれたか? なあハーディ、 手段と目的が随分ちぐはぐじゃないか? 」否定を突き付けた先は、破綻。 そう、今は手段と目的の相関にあまりにも違和感がある。 そうでさえなければ、そこに第三者の意図さえ無ければ。 貴方の剣は、曲がらぬ刃は、それに異を唱える事はしなかった。 貴方の誘いを受け入れない理由は無かった。 (-148) 2021/12/17(Fri) 1:34:01 |
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