[提案にふむ、と顎に手を当てて。]

へぇ、丘かぁ……。
街を一望できる丘、良いねぇ。
一緒に？いいのかい？君がいると静かな丘の上でもにぎやかになりそうだ。
ぜひご一緒したいね？

[と上機嫌に]

それじゃあ今度ぜひ行きましょう！
その時は美味しいお店の軽食でも買って持っていきますね！
丘のベンチに座って食べる食事はとっても楽しい気分にもなりますから！
盛り上げ役ならお任せ下さい！一人で十人分の賑やかさをお届けしますよ！

[にこ！と笑った事だろう。]

1人で10人分か！頑張るねぇ！
ふふ、任せてばかりで悪いね？どうもありがとう。
お礼として、君の1面を埋められるような詩でも書けたら嬉しく思うよ。

[にこっと笑顔を返して。]

[にょきにょきと鉢植えの中身は伸びて新緑の色……少しづつしげってきては新芽もまだまだ出てきそうだ。]

ふむ。いささか成長が早すぎやしないだろうか。
この栄養剤があれば食糧難とかも解決しそうなものだけど……。

自分が好きにやってる事ですから！お気になさらず！
おー！それはお礼としては充分過ぎるほどの物ですね？
埋めちゃいましょう！杜若さんの詩で！
その時が楽しみですね！

[なんてにこにこで返して]

[鉢植えの中身に視線を送り、そちらの言葉に同意の頷きをひとつ。]

ふむ、確かにそうですね？効果凄いですねこの栄養剤！
うーん、そもそも食用に向いてるのかどうかが気になる所ですね！
……一体なんの成分を使ってるんでしょうか？

[不思議な成長速度に首をかしげ。]

さぁね、頭の良い人の考える事は分からんね……
分からないが、とにかく効果は絶大という事だけが分かるね……

[そう報告しておくか、と一筆したため]

いっそ瓜君が潜入調査をして、確かめに行くという手もあるね？
どうだい、未知の成分が含まれているかもしれない薬品の謎を探して、研究所に乗り込んでみるのは……

[詩人はそんなことを他人事のように言いつつ、お茶請けのお菓子……おはぎもそちらに進めつつ。]

えっ！？潜入捜査ですかぁ！？

……ちょっと楽しそうですね？
堂々と取材！とは行きませんし、裏口とか排気口とかそういう所から潜入して大スクープ！と。

…………や、これ普通に記事にしてもお縄になっちゃうやつじゃないですかぁ！！

[後半ハッとわざとらしく気づいたように言う。ノリと言うやつである。
　すすめられたおはぎも頂きつつ、お茶も頂きつつ。]

そう、潜入捜査。
ふふ、君は乗り突っ込みもうまいね？お笑い芸人になったら売れるかもだ。

[自分も井戸端話に花を咲かせたり揶揄ったりしながら、おはぎを一口。……育つ植物を見ながらおやつを食べる。
穏やかな時間だなぁと思う。]

会話スキルはあった方がいいですからね！
お笑い芸人なら相方がいた方がいいですよう。
なんなら杜若さんが相方になってくれればなーなんてね！

[そんな冗談を交えつつ、会話は続く。
　時折植物にも目を向けながら。]

それはその通りだ。きっと今の職も、君の天職だね。
私？私はこの通り口下手だからなぁ！
それにおじさんだ。御笑いに転身するのは少し遅すぎたね！

[若ければ考えていたのに、なんて冗談を。]

まぁ、若かったら記者に転身して君と色々するのも
悪くないかなとは思ったけれどもね？

所で……瓜君はこれ、何が咲くと思う？

[君のじゅき号を指して。]

おや、そうなんですか？
杜若さんと記者活動するのも楽しそうですね？
ま、時の流れは戻せませんからねぇ。ちょっと残念です！

[そう言って軽く笑って、刺された方を見て。]

えー？なんでしょうかね…………
うーん。椿とか？菜の花とかでしょうかね〜？わかんないんですけど！

[思いついたものを適当に言ってみた。様子を見てても何が咲くのか全く分からないから。]

それもそうなんだよねぇ。
私も"これ"で一財儲けてしまったし

[来世に期待だねぇなんて笑って見せた。]

そうか。……私の方はね、なんとなくだけど分かる気がするんだよ。

[多分あれだな……とかばな号の方を眺めて。]

白くて、塊みたいに咲く花だろうな、あれは。

さてここで問題。白くて塊みたいに咲く "こ" から始まる花！

何て名前の花かわかるでしょ〜かっ！

白くて塊みたいに咲く花……ですか…………！？

[突然の問題に動揺しつつ、うーん。と考える素振り。]

えーっ……コスモス……ではないし、胡蝶蘭でもないですよねぇ…………。
白くて塊……………………分かりません！

[潔くギブアップの意。分からないものは聞かねば分からないでしょう？]

[動揺する様をはっはっはと笑いながら。]

おじさんだからね、たまにはお茶目をしたくなるのさ。
ぶぶー。どっちも違います。正解は〜〜〜〜……

[ででんっ、口ドラムロール]

明日までお預けっ！

[と、正解発表を引き延ばしたのでした。]

お預けですかぁ〜！？

[そんなぁ…………と大きめリアクションで項垂れ。]

んも〜それなら明日たのしみにしておきますからね！

[お茶目にはちょっと笑って。]

というか明日とかにもう咲くんですかねこの植物？
そこんところも楽しみですね〜！明日は楽しみがいっぱいです！
自分の分のも何が咲くのかとか！

[なんて言って、分かりやすくわくわくな様子]

この調子なら明日、君のも僕のも咲くだろうね……
きっと君のもいい花が咲くよ。

[ワクワクしている様子に「微笑ましいね」と笑って。]

さ、今日の所はお帰り。お話どうも有難う。
また明日もおいで、明日にはきっと花も咲いてるだろうさ……

明日咲きそうですか！それはもうとっても楽しみ過ぎますね！

そうですね！こちらこそお話ありがとうございました！また明日！

[と言って足音を響かせて出ていった事だろう。]