天のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。 2021/12/06(Mon) 19:59:31 |
【人】 『人形屋』 サダル狂った錬金術師が初めに求めたものは何だったのだろう。 そして、 狂った錬金術師は望むものを手に入れることができたのだろうか。 (2) 2021/12/06(Mon) 20:49:03 |
【人】 『人形屋』 サダルここは交易都市エオス。 その裏街にある『人形屋』と看板を掲げたこの店は錬金術に必要な稀有な素材が手に入る。 稀有な素材の買取も行なっているこの店の主人はサダル。 表情に乏しい少女が薄暗い店の中顔を出す。 この店の一番の商品は。 少女と同じ顔をした、ホムンクルス達だ。** (3) 2021/12/06(Mon) 20:50:25 |
『人形屋』 サダルは、メモを貼った。 (a1) 2021/12/06(Mon) 20:51:14 |
『人形屋』 サダルは、メモを貼った。 (a2) 2021/12/06(Mon) 20:52:01 |
【人】 魔具職人 メレフ―裏街 とある店― ――…キングサーペントの骨から削り出した短刀、ユニコーンの角を加工したペンダント、千年樹の根から削りだした杖。 全部本物だ、ここで査定してくれて構わない。 値は気にしない、この街で数日過ごす宿代があればいいんだ。 代わりに、いつも通り造り主は不詳って事にしておいてほしい。 [懐の品を一つ一つテーブルの上へと並べて、対面の男へと差し出す。 どれも市場街ではかなりの高額がつく品、けれど、それ故に卸すには相応の手続きと、身元の保証がいる。 一人旅、高額の品を抱えた流れの職人とくれば、野党だの追い剥ぎだのからすれば、格好の的でしかない。 そういった者たちに四六時中付け回される事と比べると、裏街の方が融通が効く分、安全は保証されている。] (4) 2021/12/06(Mon) 21:10:08 |
【人】 魔具職人 メレフ[報酬に差し出された袋の重さを確かめて、さっさと懐にしまう。 この相手とは、何度か取引をしている。 余計な言葉は必要ない。] では、己れ(おれ)はこれで、次に街に寄るときも、貴方のところで優先して品を卸させてもらうよ。 [魔具とは、強い力を持つ魔物たちの力を封じたもの。 そんな魔具を、求める者へと差し出して、代わりに二、三日寛げる場所を手に入れる。 代価さえあれば全てが手に入る、この街は実にシンプルに物事が回っていて、なんとも居心地の良いものだ。 例え、自分がとうに人でないとしても、眉を顰める者もいない。 客と買い手がいれば、何も問題は起こらないのだから。] (5) 2021/12/06(Mon) 21:10:39 |
【人】 魔具職人 メレフ――…しまった。 [先程受け取った袋の中身を勘定していて、ふとあることに気付く。 「宿代があればいい」と、自分は言った。 取引相手は、忠実にその言葉を守った。] …注文に、飯代を含めるのを忘れていた。 [いい仕事には、美味い食事。 とうに人ではなくなったが、飯はいる。] さて、何処かに金払いのいい客か、安く食わせてくれる店でもないものか…。 祝祭の日も間近だというのに、こんなにも懐が寂しいとは。 [空中にため息一つ。 寒さに白く凍った息が立ち込めて、すぐに霧散する。 周囲は来たる祭りに向けて色めき立っている事が、余計に腹立たしい。 しばらくそうして佇んでいたが、やがてあてどなく歩き出す。 上手く目的の物が見つかるようにと、一縷の望みを込めて。*] (6) 2021/12/06(Mon) 21:13:50 |
魔具職人 メレフは、メモを貼った。 (a3) 2021/12/06(Mon) 21:19:10 |
魔具職人 メレフは、メモを貼った。 (a4) 2021/12/06(Mon) 21:19:48 |
半淫魔 メレフは、メモを貼った。 (a5) 2021/12/06(Mon) 21:22:47 |
半淫魔 メレフは、メモを貼った。 (a6) 2021/12/06(Mon) 21:25:59 |
【人】 魔術師 ラヴァンドラ祝祭はまだだと言うのに、 気の急いた者達はあちこちで陽気に歌っている。 人々が談笑する声や肩を組み歩く姿を横目に 黒いローブを被った女は、きょろ、と周囲を見渡した。 何を探しているわけでもない。 ただ、何かをしないのも暇である ―― そんな具合だ。 とはいえ俄かに浮足立つ人々が目立つばかりでは、 面白いものなどは到底見つかりそうにもなかった。 (8) 2021/12/06(Mon) 21:27:20 |
【人】 魔術師 ラヴァンドラ「 ………… あ、パイ屋さんの宣伝。 今年も熱心だなぁ …… 」 >>1 強いていうならば、毎年恒例の割引セールか。 長年エオスに滞在している女も、 飽きずに度々通わせて貰っている指折りの有名店。 折角だし、とビラを一枚彼女から受け取って 「お仕事頑張ってね」と微笑んで背を見送る。 ( 絶対忙しいのに、偉いなあ ) ―――― 魔術ばかりに感けて来た自分には、 到底出来ない働き方である。 (9) 2021/12/06(Mon) 21:29:06 |
【人】 魔術師 ラヴァンドラエオスに駐在する高位魔術師、ラヴァンドラ。 多大な魔力があるくせにその力を人前で奮おうとせず、 まるで普通の人間のように振る舞う変わり者。 ―――― それでも必要に迫られた時や 依頼があれば力を使うので、怠け者というわけでは無いが。 ( ぁ、 ) 不意に吹いた風が、女のローブをふうわりと煽る。 覗きそうになった垂れ耳をサッと隠すために ぎゅう、と頭を押さえれば。 弾みで貰ったばかりのビラが指先を抜け、 どこかへ飛んで行ってしまった。* (10) 2021/12/06(Mon) 21:35:56 |
魔術師 ラヴァンドラは、メモを貼った。 (a7) 2021/12/06(Mon) 21:50:04 |
【人】 半淫魔 メレフ―裏街 「人形屋」― 頼もう。 [店の扉を二度、三度とノックする。 聞くところによると、この店は錬金術用の素材を買い取ってくれるという。 今の自分にしてみれば、実に都合がいい。] ――…頼もう。 [もう一度、扉をノックして、それからゆっくりと中へと踏み入った。 眼に入るのは、薄暗い店内と、人形のように表情の薄い少女。 彼女が、この店の主であろうか。] (11) 2021/12/06(Mon) 22:12:59 |
【人】 半淫魔 メレフさて――。 [顎に手をあて、考える。 「この少女とは面識があったかどうか」、と。 何しろ、飯代だの酒代だの、金が入り用になればそこらの店を訪ねては、手持ちの素材を二束三文で売り払っている。 その一つ一つの詳細など、すぐには思い出せない。 店主らしき少女が自分を知っていてくれれば話は早いのだが、さてどうだったろうか。*] (12) 2021/12/06(Mon) 22:13:34 |
半淫魔 メレフは、メモを貼った。 (a8) 2021/12/06(Mon) 22:17:27 |
【人】 半淫魔 メレフ―いつかの日 街はずれの工房で、ラヴァンドラと― ――…そりゃあ、きっと御伽噺の女の子は、幸せの為に必死で頑張ったんだろうさ。 [依頼主からの問いかけに、作業を止めることなく応える。 彼女の身体のサイズに合わせて、魔術でローブを縫い上げていく。 その日の依頼は、彼女が身にまとうローブを新調する事。 依頼料は、「ゲイザーのパイ屋」でランチをご馳走になる事。 幸い、馴染みの取引先の魔術工房が近くにあったので、利用させてもらった。] (15) 2021/12/06(Mon) 23:21:52 |
【人】 半淫魔 メレフ君が何を望んで、自分の種族を厭い、人間になろうとするのかはわからない。 「なぜ?」と、問い詰める資格もない。 けれど、君が今の自分を受け入れられたらいいと、そう思うけどね。 [彼女の事など、露ほども知らない。 それでも、「人間だった自分」を無くしてしまった己には、酷く贅沢な悩みに聴こえる。] (16) 2021/12/06(Mon) 23:22:31 |
【人】 半淫魔 メレフ[そうこうしているうちにローブを一通り縫い終わり、彼女へと差し出す。] 元のローブのベースに、カーバンクルの毛を混ぜ込んでおいた。 君の魔力を補助し、敵対する魔術から君を防御してくれる。 [縫い終わったローブを投げ渡して、出来上がりを確認させる。 もちろん、そこらの店に負ける気は毛頭ない仕上がりだ。 勝負になるとしたら、王都の最高ブランドぐらいだろう。] さて、今度はこっちが要求する番だ。 エオスでは、品を手に入れるには代価が必要なんだろう? 君にも相応の代価を払ってもらわないとな。 [彼女の様子など気にも留めず、さっさと「ゲイザーのパイ屋」へと歩みを進める。 丹精込めて仕上げたのだ、こちらも遠慮なくご馳走になるとしよう。 ――そうして、テーブルが溢れるまで料理と酒を頼みこみ、酔っぱらって大騒ぎしたのは、また別のお話。**] (17) 2021/12/06(Mon) 23:23:47 |
半淫魔 メレフは、メモを貼った。 (a9) 2021/12/06(Mon) 23:26:59 |
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