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【人】 【ゴ】男前 ギガゴリラ今は昔、竹取の翁といふものありけり 野山にまじりて竹を取りつつ、よろづのことに使ひけり その竹の中に、もと光る竹なむ一筋ありける あやしがりて、寄りて見るに、筒の中光りたり それを見れば、三寸ばかりなる人、いとうつくしうてゐたり ついでに野山にごりらもありけり 顔が強すぎて、絶滅の危機なり (0) 2021/12/18(Sat) 0:00:00 |
【人】 【麿】中納言 石上麿呂足[中納言 石上麿呂足は、脇息にもたれ御簾ごし中庭を眺めていた。 つまらんのぅ。 [傍では、畳んだ扇をぱちんぱちんと手のひらで鳴らす。 平穏な日々。争いのない世の中。世界は、平和に日々が過ぎていた。 そんな日々は、麿呂足には物足りなく味気ないものだった。 屋敷の中庭は、庭師の手入れが行き届いており、季節折々の花が咲き綻ぶ。今は、山茶花(さざんか)が満開になっていた。 山茶花は、寒い時期に咲く花だ。耐寒性があると言われている。 麿呂足は、懐紙を取り出しさらさらと和歌を書き留める。] (1) 2021/12/18(Sat) 0:37:52 |
【人】 【麿】中納言 石上麿呂足ーー凍れるを 耐えて忍ぶ 山茶花も 弥生終わりし その身堕つーー [「寒い日を耐える山茶花も、三月が終わる頃(暖かくなる頃)には、花を地面に落とし命尽きるのだ」 という意味の歌だが、和歌には、他の意味を持たせる言葉遊びの文化がある。 麿呂足は、自身を山茶花に見立て歌を読んだ。 「辛い苦しいことでも耐えられるわたしだが、安穏な世の中になると、輝きを失い死んだも同然だ 」] 何か、面白いことが起きんかのぅ。 [その頃、とある野山に光る竹があった。>>0 それはのちに美しい姫となり、麿呂足自身も、その姫の争奪戦に加わることになるのだが、なんなことは知るよしもない、麿呂足なのであった。] (2) 2021/12/18(Sat) 0:38:22 |
【独】 【月】バイキンマン ▼3dさすがだなー。 何となく翁の登場が遅れそうで心配。 昼前くらいになって動きなかったらゴリラ動かして進めるかなぁ。 (-1) 2021/12/18(Sat) 1:34:37 |
【人】 【兎】脱走兎 たま[ 欠けては満ちる空の月にはなにが居るのだろう。 天人どもが住まうあの地に、地上の民はなにを見る? ひとは斯く伝える。 『 うさぎは月で餅つきをしているんだ。 』 ────いいえ、ほんとうは違うのです。 わたしたちは...... 天人様がたの命で、 杵と臼で不死の薬をこしらえているのです。 ] (4) 2021/12/18(Sat) 3:04:04 |
【人】 【兎】脱走兎 たまや っ て い ら れ る か。 日がな朝も昼も夜もなく、 ぺったんぺったんぺったんぺったん。 そーれ、あらよっと擦りこいで。 月のうさぎは年中無休無賃金で働かされ続けるのだ。 ああ、げにおそろしき月の裏側にある黒い真実。 覚えていろ。月の者どもよ。 いつかわたしは、『わたしたち』は帰ってくるぞ。 (5) 2021/12/18(Sat) 3:06:35 |
【人】 【兎】脱走兎 たま[ 月の都に伝わる秘宝を持ち出して逃げ出したわたしは、 こうしていま、地上の民どもが棲む この都へと降り立ったのです。] ──────さぁ、どうしてくれようか。 わたしと、わが同胞のために。 やるぞ。 ワレらはやるぞ。 [ なにを? .....さて、なにをでしょうか☆彡 ]* (6) 2021/12/18(Sat) 3:13:00 |
【人】 【竹】林 素子「そーれっ」 素子はボールの行方を注意深く追う。 圧倒的エースアタッカー。攻撃の絶対的存在。 すらりとした長躯。コートにそびえ立つ竹。 今日も火を吹くようなアタックで壁を蹴散らすに違いない──。 誰もがそう思っていた。だが素子には違和感があった。 自分で見下ろすのも遠い、自分の膝に。否、節に。 節の内側に、何か小さな異物が侵入している気がしてならない。 (8) 2021/12/18(Sat) 9:15:13 |
【人】 【賎】賎民 ハリアート<梁亜人>[ ザッ、ザッ、 人の腰丈ほどまで伸びた草花を掻き分けながら進み、はや3時間。既に5里は歩いただろうか、胸の芯は熱いが手足や耳は凍えて感覚がなくなっていた。] ハァ、ハァ…、、 …ここでくたばるか、それとも。 [ 京の都はまだ遠く山々のように遥か彼方に聳え立っている。 まるで自分たちがこの国の頂点であると、この世の支配者であると、そう主張せんばかりに。] なんとしても、都に辿り着いてやる …待ってろよ [ ま、こんなところで蛇や熊でも出てきたら呆気なくリタイアだな、などと自嘲しながらも今は歩を進めるしかなかった。 そんな軽口を笑い飛ばす声は、もう隣から聞こえてこない。]* (9) 2021/12/18(Sat) 9:19:11 |
【人】 【竹】林 素子さらに該当の竹肌はうっすら明るく、内から発光しているようにも見える。昨年入れたプレートか…? まさか。あれは右のくるぶし…否、もっと地面に近い節に入れたはずだった。 監督に話し、チームドクターに見せなくては。 わかってはいるが気が重い。 (10) 2021/12/18(Sat) 9:25:07 |
【憑】 【ゴ】男前 ギガゴリラウホゥッ!! [ 街道を塞いていた大岩を放り投げる 先日の地震で、山から転がり落ちてきた大岩だ ] 「ありがとうねぇキャプテン!いつも助かってるよ!」 [ 村長に礼を言われ、うほぅと頷く …… 俺は、ゴリラだ 村外れのジャングルで木の実などを採り、時折こうして村人達を手伝いながら暮らしている 俺には、名前がない 名前はないが、皆は俺を"キャプテン"と呼ぶ ] (12) 2021/12/18(Sat) 9:45:19 |
【憑】 【ゴ】男前 ギガゴリラ「キャプテン、今晩寄っていってよ」 [ 馴染みの酒屋の女将さんだ 俺は無言で手を振り返す 8時に端の席、濃いめの梅酒をぬる燗で…の合図だ いつからだろう いつからか俺はこの村にいる 俺は、親の顔を知らない 俺は、同族の顔も知らない ここは、アフリカではない どこにでもある普通の、裕福ではないが取り立てて大きな問題もなく、皆が助け合って幸せに暮らしている、そんな村だ 俺は、なぜここにいるのだろうか ]* (14) 2021/12/18(Sat) 9:52:21 |
【人】 【翁】年金生活 讃岐 造───武勇伝? はて、儂はこれまで真面目に企業のために粉骨砕身で働いてきたごくごく一般的な企業戦士であった。 故に、現在はこうして悠々自適な年金生活を送っておる。 若者達よ、一生懸命に働くと良いぞ。 しかしである。 企業戦士を卒業してからというもの、暇でな。 最近は あうとどあ なるものをしてみたいと思っておる。しかし、 あうとどあ とは何をどうすればよいのじゃ…?山にこもって熊と戦うとか…いや、そこの山には熊ではなくゴリラが出ると聞いておる。却下じゃ。 うーむ、そしたらそこの山にある竹などを取りに行って季節外れの流しそうめん…いや、お湯を流して流しおうどんとかどうじゃ!絶対楽しい、儂天才か…?? (16) 2021/12/18(Sat) 10:55:36 |
【憑】 【ゴ】男前 ギガゴリラ[ ジャングルで採れた恵みを市場に納品し、酒屋への道を急ぐ 子供を踏みつぶしたり、馬車を跳ね飛ばしたりしないよう、気を配りながら ] 「あらキャプテン、いらっしゃい」 [ 女将の笑顔を見ると、自然と俺の厳しい表情もほころぶ 彼女の存在は、俺の癒し、心の支えだ 女将は5年くらい前に夫に先立たれ、それからずっと一人で酒屋を切り盛りしている… …5年か…… ] (17) 2021/12/18(Sat) 11:01:03 |
【憑】 【ゴ】男前 ギガゴリラ「いつもので、いいのよね?」 [ 俺は、うなずく いつものとは、俺が好んで食べる白身魚の煮つけのことだ あれだこれだと言わずとも、気持ちを汲み取り、流れるように俺の求めるものを提供してくれる 5年…もういいのではないだろうか… 1人働き続ける女将をもっと近くで助け、叶うことなら俺が彼女の支えに… ] 「どうしたの?ぼ〜っとしちゃって はい!ビールに枝豆と、バナナね〜」 …ウホッ [ 他人の幸せを願うなど、俺にはまだ早いようだ ]* (18) 2021/12/18(Sat) 11:01:17 |
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