【秘】 助勤 サクヤ → 白い大蜘蛛 カガリビここでかつて貴方にも愛でられただろう。 最初は、手を引き帰された。 けれど数年前。 まだこんなに胸も大きくなく、まだ青い果実だった頃。 今度は雛として呼ばれた私は。 一度は助けてくれた貴方に縋って。 けれどその時は雛として愛でられた。 貴方の名前を既に知っているのだろうか。 あの時愛でられたなら、私は既に処女ではないのだろうか。 現世では? こちらでは? …でも。 きっと私を最初に愛でて染めたのは、貴方だ。** (-1) 2022/03/18(Fri) 7:03:29 |
【人】 助勤 サクヤチリン…。 確かに耳に届いた鈴の音。 その音につい振り返る。 次の瞬間。 瞬いて、次に瞼を開いたときには。 私の目に飛び込んできたのはさっきまでいた外ではなくて。 (1) 2022/03/18(Fri) 7:03:50 |
【人】 助勤 サクヤ―隠り世・奥の院― 「…!」 言葉を失う。 私はここに来たことがある。 … ここに来た夢を見たことがある 。それはとても甘美な夢だった。 それはとても淫靡な夢だった。 それはとても異質な、夢。 どうしてまたここにいるのだろう? どうしてまたこんな夢を見ているのだろう。 >>0日乃輪様の言葉。雛。 ああ、そう、雛として また 招かれたのだ。思わず口元を押さえてへたり込む。 >>n0ここは私達"雛"を迎え入れるための場所。 >>n1異形たちを私はもう見たことがある。 夢の中で私を愛でた事がある者もいたかも知れない。 後ろを振り返れば直ぐそこに出口がある。 かつての私はそこに走り出して、逃げ出して、そこで…? (2) 2022/03/18(Fri) 7:04:34 |
【人】 助勤 サクヤ本当にそうだった? 逃げ出せた事があった? 逃げ出した先で迷った? それとも、受け入れた? 愛でられた? 私の記憶が混濁する。 今の私は、両手で口を押さえて。 目を丸く見開いて。 ただ、青ざめてはいなかった。 顔は強張ってはいたけれど。 「…夢ではなかったの?」 辺りには他の雛もいた。 神事中に見かけた雛もいただろう。 だから、そんな言葉がこぼれ落ちた。** (3) 2022/03/18(Fri) 7:05:01 |
助勤 サクヤは、メモを貼った。 (a1) 2022/03/18(Fri) 7:09:37 |
白い大蜘蛛 カガリビは、メモを貼った。 (a2) 2022/03/18(Fri) 7:39:01 |
【人】 気紛れ者 空木[しゃらん。玲瓏な鈴の音が、響く。 鼓膜を爪弾くように、脳髄を揺すぶるように、極近くで。 思わず空を振り仰ぎ、ひとつ瞬けば、そこは美しき異界の社] ―――― …、 [くらり、立ち眩む心地] (4) 2022/03/18(Fri) 8:41:57 |
【人】 気紛れ者 空木夢、か…? 神社の階段から落ちて頭でも打ったか? [けれど、ここまで鮮烈な夢を見ることが叶うだろうか。 頭一つで思い描くには、己の想像力を遥か超えている。] 一泊十万は軽いな、ここ。 [ひやりとすべらかに磨かれた床、流麗な透かし彫りの欄間。 天井は高く、けれど圧迫感を感じるのは、異形から注がれる無遠慮な視線のせいだろう。 まるで、そう―――品定めをするような] (6) 2022/03/18(Fri) 9:13:12 |
【人】 気紛れ者 空木っ、あー… [かり、と首筋を掻いて宙を仰ぐ。 緩く頭を振ってから、気忙しく給仕に立ち回る童を呼び止める] それ。俺ももらえたりする? [朱塗りの盆に載るのは、黒地に金細工の奔る徳利と盃] (7) 2022/03/18(Fri) 9:22:09 |
【人】 気紛れ者 空木[立ち尽くしたまま、咽喉を反らし、手酌でぐいと盃を煽る] え。 なにこれ、うっま。 [鼻腔と口腔が、得も言われぬ馥郁に満ちる。 今この瞬間が、一番驚いているかも知れない。 童子が座るよう掌で示す、少し空いた一角。] や、それなら俺は…、あのあたりの方が。 [艶めかしい雌型の妖たちが集う片隅を指せば、 姦しく手招きされる] (8) 2022/03/18(Fri) 9:33:05 |
【人】 気紛れ者 空木どーも。お邪魔します…? [肚を決めて腰を据えれば、するりと纏わる白い腕と妖の匂い。 麝香を一晩焚き染めたような、頭軋ませる濃密な香気。 次々運ばれてくる馳走に、毒を喰らわば皿まで、と箸をつける] …うっわ、これも旨い。 これ何の肉? 羊…、よりは癖があるな。ジビエみたい。 普段からこんな美味しいもん食べてるの? [きゃいきゃいと賑わしい女たちと、直に談笑が始まる] (9) 2022/03/18(Fri) 9:46:18 |
気紛れ者 空木は、メモを貼った。 (a3) 2022/03/18(Fri) 10:16:46 |
気紛れ者 空木は、メモを貼った。 (a4) 2022/03/18(Fri) 10:18:12 |
【人】 夢うつつ 真珠―隠り世・奥の院― [>>0:146>>0:152手を合わせて神様にお祈りをしていると、鈴は頭の上にあるはずなのに、なぜかシャリンと、背後から鈴の音がして。>>0 何事かと振り返ろうとしたけれど、――いつの間にか眠っていたようで、気付いた時には、映画でも見たことのないような豪華な和風の建築物の中に、立っていた。] ……あれ……? なに……、ここ……。 さっきまでわたしたち、神社にいた……確か…… それに……このひとたち、って…… [そこに群れ走り回っている者達は、明らかに人とは異なる特徴を備えた、異形の物達。小さく羽根が生えた子供のような者や、毛むくじゃらの子犬のような者達に至っては、真珠がこれまでもどこかで目の端で追っていた存在にそっくりだった。] (11) 2022/03/18(Fri) 10:19:29 |
【人】 夢うつつ 真珠[彼女が、幾度となく夢で見ていた、異形達の宴。それは、まさに今この瞬間、この場所で開かれている狂乱の事を予知する夢だったのだろうか? ……もしそうならば――、この後、自分達に為される事は、ある程度想像がついていて。 ゾクリとする感覚に、腕で自分の肩と太腿を抱いて、うっとりした目をしながら、隣に居る筈の萌々子に言った] うふふ……、さっそく、神様がご利益、くれたのかも。 きっと、楽しいよ……? まずは、ごはん食べよ? こんなすごいごちそう、わたし見たことない… (12) 2022/03/18(Fri) 10:20:17 |
夢うつつ 真珠は、メモを貼った。 (a5) 2022/03/18(Fri) 10:24:44 |
【人】 助勤 サクヤ「鈴の音は、『日乃輪様』から隠り世への誘い。 神々が愛でるに相応しい「雛人形」を求めて、 見込んだ人間へ誘いをかける。 隠り世に心囚われてしまえば、現世に戻ることは叶わない。 鈴の音に応じてはならない。 ――けれど、鈴の音に応じ、 日乃輪様に見初められた者は皆、 「送り雛」として隠り世へ踏み入り、 人ならざる者たちからの寵愛を一身に受ける事が出来る。」 口にしたのは、実しやかに囁かれる噂話。 きゅ、と唇を引き結ぶ。 呆気に取られてばかりはいられない。 記憶が混濁する中、理性の火を灯す。 (15) 2022/03/18(Fri) 10:42:29 |
【人】 助勤 サクヤ「本当に、私たちが嫌がることや。 傷つけるような事はなさらない筈です…。」 肉体は。そう、密やかに付け足して。 酒を勧める妖に「未成年なので…。」と律儀に断りを入れていた。** (17) 2022/03/18(Fri) 10:43:11 |
【秘】 白い大蜘蛛 カガリビ → 助勤 サクヤーー蜘蛛は、ただ一匹の雌に非常に執着する。 自身の身を喰らわせることで、雌に捧げる種。 雌を独占し、死ぬまで守り倒す種。 中には、雌の交接器を破壊して、他の雄と交尾できないようにする種もいる。 蜘蛛は、見初めた雌を絶対に離そうとしないのだ。 (-5) 2022/03/18(Fri) 10:51:42 |
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