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【人】 商人 J[ ──── オークション当日。 男が女の元を訪れたのは陽が傾きかけてからだった。 夕日に染まる街を男は女を連れて街外れへと連れて行く。 その男はどこか上機嫌だった。] このオークションは正規のものではありません。 曰くつきで表に流せないものが出品される。 [ 盗品など不正な手段で入手したものを金に換えるため。 正規ルートでは手に入らないものを手に入れるため。 参加者の大半はこの街の名だたる商人であり、ギルドも半ば黙認しているのだと男は言う。] 言わば必要悪、と言ったところでしょう。 [ だからこそ、お目当てのブローチに手が届くのだと。] (0) 2022/03/17(Thu) 10:39:10 |
【人】 商人 J不安ですか? [ 相手が大商人であれば落札できないかもしれない。 そこは法の手が届かない場所。そこで何が起きても守られる保証はない。] 大丈夫ですよ。 貴方の横には私がいる。 [ 男は女を見ることなく、ただ前を見つめたまま、ブーツの踵が通りの石畳を叩いていた。]* (1) 2022/03/17(Thu) 10:39:59 |
【人】 旅人 J[今日が期限の一週間。 目的が達成しても、しなくても、 頬に触れ、撫で、指先に口付けてくれた日も終わる。] ……この契約が終わったら 貴方のこと、教えて下さらないかしら ……ああ、いえ、その、ご迷惑よね……っ 御免なさい…… ブローチのことに、集中します…… [飛び出した台詞に自分で驚き取り下げた。 余計なことを発してしまう唇は、 彼から話しかけられない限り 会場に着くまで結んでおくことを誓った。 風に揺れる髪も花嫁衣装も橙に染まっている。 彼がこちらを見てくれることは、あったのだろうか。*] (4) 2022/03/17(Thu) 11:58:31 |
【人】 商人 J[ 今までが余程辛かったのだろう。 それすらも自覚しないまま、ここまできたのか。 家族を殺され、日常を奪われ、それでもかつての幸せの象徴を求めてここまできたのだ、たったひとりで。 唯一の目的への希望、そして優しさをくれた男に絆されたとして、誰がこの女を責められようか。] ( ……馬鹿な女だな ) [ だが女に選択肢などなかったのもまた事実。 あの日、家族を失ったあの日に、全てをなくした、未来さえも。] ( いや、最初から未来などありはしなかったか ) [ それでも男の胸のうちには、優しさどころか、憐れむ心ひとつありはしなかった。] (5) 2022/03/17(Thu) 13:06:50 |
【人】 商人 J私のことを? [ 思いがけない問い。 そんな風を装って女の方を見た。] 忘れてはいけません。 貴方は依頼人です。 私はその依頼を受けただけ。 貴方も私の間には決して裏切れない契約がある。 [ 女は知らずとも、契約の縛りはその血に染み込んで、もはや呪いの如く作用する。] (6) 2022/03/17(Thu) 13:07:07 |
【人】 旅人 J……。 [会場は、どの様なものか。 結局旅衣装のまま来てしまったが、 自分の意思ですることといえば 商談で会った商人がいれば 裾を持ち上げて挨拶をするくらいのもの。 勝手もわからぬ女は、同行者に大人しく従うばかり。*] (10) 2022/03/17(Thu) 13:51:45 |
【独】 旅人 J/* 展開を任せきりすぎて申し訳なさすぎる。。 他人の持ち物や建物確定するの苦手で>< やりたいこと邪魔したくないしーーーー 無能orz (-3) 2022/03/17(Thu) 14:07:47 |
【人】 商人 J[ オークション会場はただの小さな小屋のようだった。 だが、中に入れば長い降り階段があり、その先には小さな劇場の様なものがあった。 舞台の様なものを前に、半円上のソファが20隻ほど間隔をあけて設置されている。 そこには既に幾人かの客たちが居て、そこには例のブルーノや、同じ日に目にした商人たち釜座っていた。ソファの後ろに各々護衛らしき者を1人ないし2人が立っている。 仮に女が礼をしても客たちは反応を返さない。] あそこが我々の席です。 [ 男が指したのはステージから最も遠い奥の席だった。] (11) 2022/03/17(Thu) 14:53:14 |
【人】 商人 J[ 席につけばすぐに係の者がやってきて女と男にドリンクを尋ねてきた。 男はスパークリングを頼んでいたが、女はどうしただろう。もしも悩む様なら同じものを薦めただろう。] 今日はいくつか出品があって、 おそらくブローチは最後になると思います。 [ 仕入れていた事前情報、というより自分でそうした情報を女に伝える。 薄暗い照明の中、ステージだけが煌々とした照明に照らされていた。] 他の客に声はかけないのが原則です。 ここは社交場ではないし。 それに余計なトラブルを回避する意味もあります。 [ 言葉が友好的なものだけとは限らない。 オークションによってヒートアップしていれば尚更だ。] (12) 2022/03/17(Thu) 14:53:36 |
【人】 商人 J[ 男はやはりどこか楽しげだった。 それは企みが上手くいっていることに他ならなかったが、女の目にはどう映ったか。] 他に欲しいものがあれば、 入札しても構いませんよ。 [ それほど資金が潤沢とも思えなかったが。 元婚約者とやらに資金援助を頼んだのなら多少の余裕はあるのかもしれないが。]* (13) 2022/03/17(Thu) 14:53:51 |
【人】 旅人 Jマナーを教えてくれてありがとう 他の物は、大丈夫よ [自分を飾ることに興味がないから 装飾品は狙いのものだけで良い。 美術品の類も飾りたい気持ちがない。 そもそも資金の余裕が、自分にはなかった。 元婚約者へ連絡はしていない。 支払いは待つと言ってくれたから、 ここで落札額が手持ちを超える場合 立て替えてくれると思っている。] (16) 2022/03/17(Thu) 17:09:35 |
【人】 旅人 Jここに、今の手持ちの全てを書いて置いたの もしこれ以上、高額になったら 立て替えて頂くことになるわ [流麗な字で記した紙切れ一枚。 手持ちの硬貨、紙幣、為替の全ての額を記載してある。 一等地には無理だが中都市に屋敷を一つ買える額。 見るといえば渡すし不要なら手元に置いておく。 係がグラスを二つ運んできた。 そっと小さく掲げるだけの乾杯をしてひと口水を飲む。 舞台の上が気になり視線はそちらに行きがちで 緊張しながら開始を待った。*] (17) 2022/03/17(Thu) 17:13:28 |
【人】 商人 J[ 女の書いた額はブローチを落札するには恐らく十分すぎるものだった。] これだけあれば大丈夫でしょう。 他のものに手を出さなければ。 [ このオークションでは幾らで落札できるかは定かではない。 即決額が決められていないため、言わば青天井なのだ。] というよりも。 これほどの額をかけるほどの物なのですか? [ その額にしたってブローチそのものに何かの思い入れがなければ高すぎるほどなのだ。 母親の形見、それにしたってそこまで賭けるものか。 金だけではない、まるで自分の人生すらも賭けているかのように。] (18) 2022/03/17(Thu) 18:17:12 |
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