タカノは、メモを貼った。 (a1) 2023/03/05(Sun) 1:31:38 |
【人】 厨房担当 那岐―― 葉月と ―― [声を掛けるまで気づかない程、集中していたらしい。>>1:555 避けられたPCを確認してテーブルに置いた味噌汁と鯛茶漬け。 料理に向けられる視線と反応は、 期待の入り混じったものだったか。 箸を手に取り食べる姿勢は、思いの外丁寧で。 緩んだ表情から零れた感想に、目を細めた。>>1:556 神田のように表情いっぱいに 表現してくれる感想も好ましいけれど。 葉月のように心根からそっと溢れる感想も、また。 彼らしさが見える一面。 彼らが同業者だということは知らない。 だが、これから、その一面を覗くことが出来たなら。 今日思ったことを、言葉にする日もあるかもしれない。] 空きはありますから、ごゆっくり。 [もうひと頑張りするなら、お茶も淹れようか。 そう一言付け足して、今はゆっくり味わってもらうとしよう。*] (3) 2023/03/05(Sun) 2:18:30 |
【人】 厨房担当 那岐―― 高野と ―― 見てると自動で次が再生されるから、つい。 [笑みが零れたら、高野にも伝染する。>>1:603 笑えば端正な顔立ちが少し、柔らかくなった。 プレミアシートの宣伝の一部のような台詞は、 子供を担いだ体験から来るものだったか。 戦隊モノならば、お子様にもさぞ人気だったろう。] 俺は子供サイズには、大き過ぎます。 [無意識にもう一つ笑みを重ねたのは、 群がる子供たちの期待に答えようとする姿を、 少し想像してしまったから。 飲み込んだ言葉は、もちろん届かない。>>1:604 それは、電波の繋がらないラジオと同じように。] (4) 2023/03/05(Sun) 2:19:34 |
【人】 厨房担当 那岐[カウンターキッチンで手は動かしたまま。 声に期待が滲んでいることに、気づく。 手元に視線を落としたまま、少し口元が緩んだ。 できるできないであれば、 できたほうがいいのかもしれないが。] 必要がなければ、無理には。 作りたいと思った時に、作った方が、 好きになれますから。 [出来合いの料理の味も、今は然程悪くない。 それに皆作れてしまえば、 俺たちの仕事がなくなってしまうので。] (6) 2023/03/05(Sun) 2:19:58 |
【人】 厨房担当 那岐[そんな会話を挟みつつ、乾杯をする為に。 今日はよく出ていた>>1:369>>1:392 ノンアルコールのシードルを一杯、後で用意しよう。 神田はどのタイミングで帰ってきたか。 戻るなり賑やかな声が沙弥の料理に向けられる。>>1:561 彼が他の人達と、会話を楽しんでいるなら。 もう少し、と高野と短い会話を交わしたりもした。 そして、熱心な視線を受けながら>>1:616、 出来上がったベジタブルムースへの反応は。 二人共の表情を見れば分かる。>>1:617>>1:628] 崩さないと、食べれませんよ。 [高野に一言添えて。 驚きに声の掠れた神田からの土産話に目を細める。] (8) 2023/03/05(Sun) 2:20:44 |
店員 チエは、メモを貼った。 (a2) 2023/03/05(Sun) 2:25:06 |
【人】 厨房担当 那岐[それから。] [乾杯までしておきながら、 その日は、"お兄さん"のまま。 結局、その日も高野に名前を名乗ることはなかった。 フロアで名前を呼ばれることもある。 彼も、もしかしたら耳にしているかもしれないけれど。 無言で示し合わせたように、 高野から名前を呼ばれることはない。 祝いの一品も、いい案が思いつかなかったから。 彼の帰り際。] ……あの。 [そう声をかけて、呼び止めた。] (12) 2023/03/05(Sun) 2:56:09 |
【人】 厨房担当 那岐[ナンパだとか、図々しいファンだとか。 高野が"そういう仕事"だということも。 何もかもが思考から抜けていた。 ただ、来る日を事前に知りたかっただけで、 思いつきで渡そうとしたもの。 メッセージアプリのIDはシンプルに名字だけ。 自身の口で名乗るより先に、名前が知られることも。 その時は本当に、何も考えて居なかった。**] (14) 2023/03/05(Sun) 2:57:11 |
厨房担当 那岐は、メモを貼った。 (a3) 2023/03/05(Sun) 3:01:45 |
【人】 客 葉月-今の気持ちの話- [──変わりたいな、って気持ちがある。 たとえばそれは、きちんと自分の気持ちに向き合って謝った結果同性の友達が出来た成功体験だったりとか。>>1:130 たとえばそれは、嘘をつかずに向き合ってくれた彼のおかげだったりとか。>>1:372 たとえばそれは、彼女がくれた言葉のおかげで心が軽くなった結果だとか。>>1:466 たとえばそれは、彼が作ってくれたお茶漬けの優しい味で解された心だとか。>>1:491 そういう積み重ねがいつのまにか俺の中で大きくなって、どうにも無視出来なくなった。 まあ、だからって何かが劇的に変わるわけじゃない。 急にモテるようになるわけもないし、仕事がめちゃくちゃ出来るようになったりもしない。当たり前の話だ。 ただ、変わったことと言えば] (15) 2023/03/05(Sun) 4:52:08 |
【人】 客 葉月-同業のライターと- [作業をしようと駅前のカフェに来たら、同じく仕事中のイケメンと鉢合わせた。 少し前なら軽い挨拶だけで通り過ぎていただろう。 カウンター席へと向かう最中、ふと足を止めて] こないだ◯◯に掲載されてた記事、読んだよ。 面白かった。やっぱお前食レポの語彙力すげえな。読んでるだけで味が伝わってきたし店に行ってみたくなったよ。 [ライターという括りなら同業者だけど、俺の専門はグルメ系じゃない。 記事に目を通したのは、文責にこいつの名前があったからだ。 一方的な劣等感で勝手にドアを閉め続けるのを、まずはやめたかった。 勝手に敵視して、でもあいつはきっとなんとも思ってないのもわかっていてさらに劣等感を拗らせる。 これはそのループを断ち切るための第一歩だ。 ……まあ、そんなこと伝えても困るだけだろうから言わないけれど] (16) 2023/03/05(Sun) 4:52:47 |
【人】 客 葉月(……いやむしろ逆に気持ち悪いとか思われてたらどうしよう) [考え方を変える決心をしたところで、根付いたネガティブ思考が突然治るわけでもない] ……あっじゃあ俺はこれで!またあの店でな! [胸の内に不安が芽吹いてきたので早々に踵を返した。俺はまだよわい] (17) 2023/03/05(Sun) 4:53:11 |
【人】 客 葉月-常連のイケメンと- [店に入ったとき、カウンター席にイケメンがいても不自然に離れた席を選ぼうとして店員さんを困らせない。 これは果たして成長と言って良いのだろうか?前の俺が人格破綻してただけでは? 心の中の冷静な部分がツッコミを入れてくる] (18) 2023/03/05(Sun) 4:54:09 |
【人】 客 葉月(うるせえ黙れ。俺は俺で、頑張ってる俺自身を褒めるんだよ) [心の中で自分に言い返しながら、パスタを口に運ぶ。 その日のおすすめはなんだったっけ。 確か海の幸系のラインナップだった気がするな。タラバガニ、オイスター、フルーツは確かココナッツがあった。 イスを一つ挟んでイケメンがいるカウンター席で、牡蠣のオイルパスタを口に運ぶ。 ただ食べてるだけでなんにもしてないけど、今日のところはこれでいい。「避けない」が目標だったんだからこれで達成だ。 志が低すぎるって?うるせえ。人は急に変われないんだよ。 というかそもそもこの目標自体が自己満足で、あいつの方からしたら知ったこっちゃないだろうからこれでいいんだ] (19) 2023/03/05(Sun) 4:54:57 |
【人】 客 葉月-かつての少年と- [だだっ広い部屋にもだいぶ慣れてきた頃、道端で彼──大河くんのことを見かけた。 その頃の彼は果たしてどういう状況にいたのだろうか。 住む家が見つからなくて困ってた、ってこと自体を俺は未だ知らないのだけれど。 そのとき彼がどんな顔をしていたのかも知らない。 なんせ俺は彼を見つけたその瞬間、声をかけてしまったので] あのっ!……あー、ごめんいきなり声かけて。 俺のこと、覚えてる?葉月佑一。定食屋でお世話になった……いや、覚えてないか。 [言葉を交わした記憶はある。名前を教え合った記憶も。 とは言えほとんど彼の祖母が間に入ってくれていたし、そもそも俺はあの頃からガラッと見た目が変わっているのだけれど。 温かい芋ご飯を頂いて、 「美味しいね、これ」 きっとそのくらいのものだろう。彼と俺のつながりなんて。 それでも] (21) 2023/03/05(Sun) 4:57:34 |
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