>>+0　　カモミール

『お手伝い』に任命された少女はあなたの側に。

「えっと」
何を言えばいいのかまとまらないというように翼がふわふわと揺れます。

「時が来たら鍵が開いて使えるようになると言われているのだけど、良くわからなくて。」
黒い水晶をあなたへ差し出し。

「私変転したことないから、レシエルさんの言うことに従うのがいいのかも。」

「……どうしよう。」
お手伝いに任命されているのにあまり手伝えないことにちょっとしょんぼりしながら。

「...アタシも、わかんない。」

今回待機中のお手伝い係。
ユメの近くをとてとてそわそわ。

こういうとき、どうすればいいか分からないの。

今回ので学びを得ようとはしています。

「わたしがお手伝いした時は、気楽にしてればいいよ〜って上の人に言われてたけど……
　でも何でか分かんないけど変転させた相手の語尾にが付いちゃったりしたなあ……わたしの司ってるモノがモノのせいかな……」

>>3:22　ロミケス
ありがとう、と呟いて部屋を目指す。
少しばかり迷いそうになったがそれも楽しい、気がする。

「…キョウダイとかいたら、こんな風なのかな」

部屋につく前にひとつ零して、辿り着いた扉に手を掛ける。
そうっと、綺麗な客室をひらいて、そこに鏡がある事に安堵の息を漏らした。