【墓】 宝石集め カリナ「わ、すごい……」 空にきらめく魔女を見上げれば何かをするのかと首を傾げきっと明るく楽しげなことだろうと一人心を弾ませる。 カリナは不機嫌だった前日とは打って変わって、なんともないように、教会の周りを歩いて誰かを探していた。 「今日は……いない?」 「どうしよう……急でもあの子は時間を取ってくれるかな。 ひとまず機嫌取りのパンでも…」 焼きたての煙が漂う屋台でクリームパンを買えば、少し大きめのサイズの紙袋をもらって近くのベンチに座った。 膝に袋を抱えながら一つ取り出し。ぱくり。 「気を抜いたら買いすぎたわ」 でも美味しいな、とつぶやきながら風に運ばれて落ちてきただろう花びらを一つ摘んで笑みを浮かべた。 (+2) 2024/02/08(Thu) 21:47:34 |
シヴァは、ひらり、すとん。使われなくなった鐘塔から飛び降りた。痣が光る前、ある日の夕暮れのことだった。 (c3) 2024/02/08(Thu) 21:48:34 |
【秘】 飄乎 シヴァ → 宝石集め カリナ「え、いいじゃんブランド。全然やれる実力あるって。 南北より東西かな〜、情報屋兼なら西がいいかも」 あの町とかあの町とか。アイテムボックスから出した身軽の外套を羽織りながら、具体的にいくつかの地名を理由と一緒に並べて。 続く問いには、にことわらった。 「要るよ挨拶。おめでとうくらい言わせてよお嬢さん」 あと出来たら帰り方も教えてね。それは、まぁ言わなくていいか。聞くのならその時にで構わないだろう。 「そんなとこカシラ。 あ、入り口の鍵は開けれるよね、閉じる方もよろしく〜」 間延びした声でそんなことを投げて。 「ん〜じゃこれにて御機嫌ようお嬢さん方。 残りの祭りも良い日を送っててね〜〜」 夕日を背に受けながら、太陽の方角に倒れ込んでいたのだった。 (-7) 2024/02/08(Thu) 21:48:57 |
【秘】 薄荷 アンジュ → 仕立て屋 エリー「お、おぉぉ!?」 男性にしては高めのボイス。どこか女性的とさえ思えるソレになってから、音階を刻むようにどんどん低くなって太くなる。 音楽とかそういうのには学がないから分からないけど、同じ人間が出している声なのかと不安になるほどに目を丸くしていた。 「……それは、そうですね。女性相手の接客だとびっくりされそうで……魔除け?みたいにはなりそうですけど。 器用……といって良いのか分からないですけど、エリーさんはすごいですね。そんな声色まで出せるなんて」 なんて笑いながら、これはどうかと提示された化粧品。一つ一つじっくり試して、成分を見て、ついでに値段も見ながら吟味する。 自分のものについては貧乏性が抜けないから困ったものだ。 「まずは、背伸びして立ち上がることも大切ですから。赤子もケガを覚悟で立ち上がらなければ進歩がありませんので。ふへへ……。 じゃあお祭りの最中は、気合を入れるために、ちょっとオシャレな感じになっておきたいですね」 気合いを入れるために、テンションを上げるために。 欲しいものが決まったら……さっき話してくれた通りに、おずおずとだけど奢って貰うことにした。 あれこれ選んでいたらちょっと想定より高くてびっくりしたけど、あなたが支払うのなら深々と頭を下げてお礼を述べた。 「……お付き合いしてくれて、ありがとうございます。色々勉強になりましたし、助かりました」 (-9) 2024/02/08(Thu) 21:57:28 |
【墓】 仕立て屋 エリー「今日は三人か」 掲示を見て、くるりと踵を返す。 普段と比べて、いくらか胸元が膨らんでいるが…… 肩口から見える包帯からして、傷口を布で覆っているから膨らんでいるのが容易に想像できるだろう。 そうして歩いていると、ふと見知った人影をいくつか見つけた。 「あれはプリシラと……カリナか」 空を見上げて、ベンチに視線を降ろして。 普段の明るさはどこへいったのか。無気力そうにぽつりとこぼした。 (+3) 2024/02/08(Thu) 21:57:59 |
シヴァは、空から落ちる花びらに気を向ける余裕が一切なかった。 (c4) 2024/02/08(Thu) 22:03:25 |
【秘】 仕立て屋 エリー → 薄荷 アンジュ「ちょっとしたコツがあるんだよ。 多少の訓練もしたけどね」 そう、身バレを起こさないように声を変えるのは必須技能だった。 スキルというほどでもない、ただの特技程度。 それでも、今まで役に立ってくれた特技のひとつだ。 「へぇ、いい言葉だね。 それじゃあ次に会う時のアンジュを楽しみにしておこうかな。 あぁ、そういうお礼はいいよ。僕がアンジュに付き合わせてもらったんだしさ。楽しい時間をありがとう。 それで、このお店の陳列とかは勉強になった?」 (-11) 2024/02/08(Thu) 22:05:03 |
【独】 薄荷 アンジュ「……祝福、祝福」 「これはみんなを救うためのもの。誰か一人でも、取りこぼさないようにするための」 「……そうだと、良いな」 (-10) 2024/02/08(Thu) 22:05:27 |
アンジュは、群衆の中で空を見上げた。 (a3) 2024/02/08(Thu) 22:05:54 |
【秘】 薄荷 アンジュ → 仕立て屋 エリー「おぉ……やっぱり接客のためには声色を変えたりする必要があるでしょうからね」 そうであろうとそうでなかろうと、身に着けたからには理由があり、あなたにとって必要なことだったのだろう。 それが何なのかは、己の立場では理解することはないのかもしれないけれど。 「うへへ……まだまだ育ち盛りなので。楽しみにしていてください。 そういって頂けるのなら……ありがとうございます。私も楽しかったです。 そうですね……。香料を多く取り扱う都合もあるのですけど、他のものと匂いが混ざらないように配置してあったり、動線がしっかりしてあったり……あと、レイアウトがカラフルというか、見やすいと言うか……そういう印象でした。 売れ筋とか、買って欲しいものをちゃんと考えて配置してる感じで……こういうのだったらマネできるかもしれませんね」 (-13) 2024/02/08(Thu) 22:13:25 |
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