【墓】 灯る幸災楽禍 テンガン「くはッ、ハハハ、 はははははッ!!」 ──ただ、狂喜する。 一夜にして、人間が、それも警察官が“ヒト扱い”すらされなくなる。嗚呼、成ってみればやはり大したことではないじゃないか。それでも、俺はこんなに人間らしい感情を取り戻せた。 何度も、何度も何度も何度も、 自分は言ってきた。 “船のシステムはどうとも思わない”と。 “ただ、それを悪用して、人道から逸脱した行為に出るものに破滅を与えたいだけ”なのだ、と。 少し前までは、 自分はそのためだけに生きてた抜け殻だった。 だけど今は違う。 空っぽの器には、水が満ちている。 『破滅を与えられる』ことが“嬉しい”んだ。 友人を虐げ。船の売る商品を必要以上に痛めつけ、壊し。それを肴に酒を飲む者たち。この船ならあらゆる手を尽くして、そこに(概念として)毒を仕込むことだってできる。ああ、そう、この恋焦がれる乙女の様な気持ちは、 カタルシスへの想い! 警察なんて肩書きを掲げるより、“標的として、従業員に身を窶していた方がよっぽど干渉しやすい”。 いや、果たして標的は──どちらなのだろうか? 画面の下で、牙を剥き、笑う、笑う── (+1) 2021/07/07(Wed) 20:48:35 |
【墓】 翠眼の ダビー>>【4日目・バーナード】 あなたの表情が崩れる様を、あなたの喉が快楽を拒むのも、そうして多大なる苦痛を背負うのも、そのどれもを見て、全てを受け止めて、 ──ふつり、と何かが切れる音がした。 「く……ッくく、あはははははは!!!!!」 哄笑。ああ、苦しい、悲しい、痛い、辛い、耐えられない── 笑いを堪えるなんてできそうにもない! 欠けてしまった『常識』の内側から、割れてしまった卵の内側から、口にするのもおぞましい怪物が顔を覗かせている。 観客の反応はまちまちだ。苦痛の声に悦ぶ者、『前回』と同じ展開に呆れる者、あなたの反応でささやかな賭けをしていた者達の身勝手で他人事な感想戦。あなたの失った右目をスプーンの上で転がしていた青年は観客の皆々様に掲げるようにしてその"珠玉"を見せ、あなたと向き直り。 あなたが見ていても見ていなくても、青年自身の喉奥に転がし、やがて嚥下した。 言っただろう?『お前をひと欠片たりとも譲ってやれない』と。 「ああ、惨めで、かわいそうで、不幸なバーナード・フェデラー。 よくよく頑張ったあなたにもご褒美をあげましょう。」 言いながら青年は手枷につく鎖の長さを調節させ、黒服達に運ばせたベッドの上にあなたを横たえさせることだろう。青年もまたその上に乗り、あなたの脇腹辺りから首筋にかけてくすぐるような、煽るような口付けを落として。ほっそりとした美しい手指が、それをなぞるように撫で上げて行く。 かつてあなたが青年にそうしたように。 (+2) 2021/07/07(Wed) 20:49:54 |
ナフは、聞こえてきた笑い声に、酷く怯えている。 (c17) 2021/07/07(Wed) 20:50:13 |
灯る幸災楽禍 テンガンは、メモを貼った。 (c18) 2021/07/07(Wed) 20:53:50 |
【墓】 悪い子 ナフどうして。 自分は何もしていないのに。 どうして連れ戻されなければならなかった? どうして どうして どうして。 少年はもう逃げ出すことが出来ない。体が酷く震えて、その場に蹲っていることしかできずにいる。 そこにいるのは、暗殺者ではなく――― 恐怖に怯え竦むただの少年だ。 (+3) 2021/07/07(Wed) 20:55:18 |
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