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【徒】 一年 黒沢誉「……身内のひいき目入るんで。どうすかね」 判断に迷った、らしい。 全然かわいくないと謙遜するのも違うし、 かわいいと言い切ってしまうには照れが勝つ。 『黒沢の妹だから』、は引っ掛からなかったのか。 そもそも聞き逃していたのか。聞き返さなかった。 「のぼせ…………たんすかね。いや……」 この程度でのぼせるか? と首をかしげてはみたが、 普通の湯でなく温泉でもあることだし。 そういうこともあるかと納得して、しようとして、 とりあえず追従する。 (.66) 2021/08/15(Sun) 1:10:39 |
【徒】 一年 黒沢誉隣で邪魔にならないように身を縮めた。 「…………そりゃ冷えすぎたら心臓発作とかあるすもんね。 風の方が冷えてたかもしんねえ……」 何度か水をすくってはみるもたいして冷えず、 変わらず汗は流れ落ちている。 「…………ああ。アレだ。 なんか辛いもん……じゃねえな。生姜とか? 鍋とか? 食った後の、えらい汗出てくる時みてえな……」 やけに代謝がいい。 これならミストどうこうも納得できるかも。 今のところ、後輩の自覚症状はそんなところだった。 効きが遅いだけかもしれないけれど。 (.67) 2021/08/15(Sun) 1:11:10 |
【徒】 勢喜光樹「まあ、身内からしたらわかりづらいところ、あるかも。でも黒沢が目鼻立ちしっかりしてるから、妹さんも多分、美人系だと思うね。顔、似てる?」 相手を見て、あらためて、顔の造詣を見直す。 すっきりとした鼻と、少し憂鬱気にも見える瞳。 アンニュイな顔に、動揺や、焦り、笑顔の表情が浮かんだら、 きっと、きっとさぞ見栄えするんだろうな。 あれ、何の話をしていたんだっけ。 「そうでないと、毒かなんかでも入ってた、ってことになるしね。わざわざ、僻地の温泉で?って」 少し笑って見せた。 違う、勝手に笑った。 そうだよな。馬鹿げてる。普通そう思う。 ▼ (.68) 2021/08/15(Sun) 2:52:47 |
【徒】 勢喜光樹「代謝がいいなら、やっぱり、水に浸ってるのがいいかもね。 あとは……。ああ、やっぱりあるな」 水風呂の周囲を確認して、黄色いプラスチックカップにチェーンのついたものを見つけて来た。それを、備え付けの蛇口をひねり、一応、洗い流している。 「これ、多分飲めると思うよ。水分補給用だって」 ”ご自由にお飲みください”と書かれた蛇口があった。 どこにも書いてないのでわからないのは仕方ないが、冷やした温泉水だ。 (.69) 2021/08/15(Sun) 2:55:51 |
【徒】 一年 黒沢誉「兄貴と妹のが似てる気ぃしますけど。 こう……俺はなんか、平行じゃないすか」 瞼。 目と眉の間、と言った方が正しい。そのあたりを指す。 「兄貴はもうちょっと垂れてて、妹が吊ってんすよね。 ……どっちも俺よかだいぶうるせえんすけど。 並べりゃ兄妹には見えるくらい……すかね……」 のぼせたような頭で考えたにしてはまともに言葉が出る。 手元にスマホでもあれば写真を見せたところだが あいにく防水仕様でもなんでもない。 「勢喜先輩……も。お姉さんいるんすよね? 雰囲気似てんのかなー……」 多少話題に出た、程度でも覚えてはいる。 想像がつかないから気にもなる。 「体質が合わねえとかはあるかもしんねえけど、 毒はさすがにねえっしょ……たぶん」 (.70) 2021/08/15(Sun) 3:23:20 |
【徒】 一年 黒沢誉あー、と納得した。 サウナで人が倒れるようなことがあれば 活性化はおろか営業どころではないのだし。 汲んでもらったのだか、自分で汲んだのだか。 どちらにせよ一杯では足りずに何度か呷る。 冷えているせいか最初に飲んだ温泉と同じとは思わない。 やや風味も変わっていたのかもしれない。 ただ。 飲めば飲むだけ汗が出る。 取り込んだ水分がそのまま出て行ってしまうのか、 中身が置き換えられているのかはよくわからない。 (.71) 2021/08/15(Sun) 3:23:35 |
【徒】 一年 黒沢誉「……なんか。 すげ〜〜逆効果な気ィしてきた……」 冷やす役に立たない水風呂の中で唸る。 「もう例のソフトでも食った方が早いかもすね。 物理的に冷やすぐらいしか思いつかねんすけど」 上がる一方に思える体温への対処法も、 そもそもどうしてそうなっているのかも、 正解が思い当たらないくらい子供だ。 (.72) 2021/08/15(Sun) 3:24:02 |
【徒】 勢喜光樹「へえ、そうなんだ。 お兄さんと妹さんの。同じ兄弟でも、それぐらい違うってあるんだね」 指差された部分、ではないところを見ている気がする。 顔そのものというべきか。 「姉貴?いるよ。暴力人間の。似てるっていわれる……。ろくでもないね。でも客観的に見たら美人の部類だと思う。癪だけど」 ▼ (.73) 2021/08/15(Sun) 4:01:07 |
【徒】 勢喜光樹「…………………。カップ、借りていい?」 相手の様子に、カップを貸してもらおうとする。 そして少し洗ってから、それを飲む。 「………これ、飲料用の温泉だな…。冷やしてあるからわかりづらいのか。なるほど」 「……………変なこと言うけど、なんか可愛い、あれ?そう。あのー、違って。」 手をばしゃり、と水を弾きながら顔に宛がう。顔を拭う。 「黒沢、あのー。温泉。 ここの温泉入ってから、変、じゃ、ない?」 ぽつりと、でも流暢に口にした。 「多分、今、俺変。頭の中が、ふわっとしてて。言っちゃいけないこととか、言っていいこととか、曖昧な気がする。気分が悪いわけじゃないから、わからなくて」 (.74) 2021/08/15(Sun) 4:09:46 |
【徒】 一年 黒沢誉「先輩かっこいいすもんねー……」 「見た目はともかく中身とかそうそう似ねえすよ。 家族ったって別の人間だし……」 すぐに手が出るままだ。 先輩の前で見せずに済んでいてよかった。 (.75) 2021/08/15(Sun) 9:31:42 |
【徒】 一年 黒沢誉「普通に水道水かと思っ マジかー……」 じゃあそのせいかもなあ。 適当に結論づけてしまいかけて、続く言葉にやや固まった。 「…………俺がかわいいはねえすわ。 他ん一年組ならわかんねえでもねえすけど……」 「こういうのも湯あたりって言うんかなあ…… 大丈夫すか、それ」 やっぱ休んだ方がいいんすかね、 などと言いつつ手を差し伸べる。 一旦休憩所でも脱衣所でも戻って休憩する心づもり。 (.76) 2021/08/15(Sun) 9:32:01 |
【妖】 三年 堀江豊久乱雑に、噛みつくように貪る。 欲望に突き動かされて思うまま舌を絡める。 甘ったるい声に、際限なく求められているような心地がした。 背中へ回された腕に、すべて知っていいと示された気がした。 歯止めの失われた思考は独りよがりに都合よく要素をつなぎ合わせる。 自分もまた両腕であなたの背をつかまえて、体と体が距離を失う。 熱源が触れると、ん、と呻くように喉を鳴らした。 ($40) 2021/08/15(Sun) 9:45:14 |
【徒】 勢喜光樹「俺も、この顔とかは気に入ってる。親に感謝してるかな」 これは、他の人には言えない。 自分の顔が好きなのは、別におかしなことではないんだろうけど、 ”ふつう”の人には受けが良くない。 「そうかもね。何をどうなったら、同じ生活環境であの性格になったのかは謎だけー……ど。」 ふ、と小さく息を吐いた。 ▼ (.77) 2021/08/15(Sun) 12:40:16 |
【徒】 勢喜光樹「ちょっと味が水道水ぽくないっていうか、香りがする」 微細な変化だが、あなたの話を聞いて気を付けて飲んでみたところわかったのだろう。 「いや」 「かわいいよ」 ▼ (.79) 2021/08/15(Sun) 12:52:22 |
【妖】 三年 井上清春ぷは、と息継ぎのために空いた隙間はたちまち塞がれる。 熱に溶かされた体が交わって、 こんなにも至近距離にあるのにまだ遠い。 まだひとつじゃない。 快楽に貪欲でまとまりのない頭は、 最後に残されたひとかけらの理性だけが 『あなた』を指向しつづけた。 どうすれば埋められるかと酸素の足りない頭で思考する。 幾度目かの息継ぎのとき、 とびっきりの甘い 毒 をこめて囁いた。「ぜんぶ……見て…………」 求めて。暴いて。貪って。 「とよひに……見られるの……好き……から……」 ひだまりみたいなやさしさも。ぴりと刺激を感じる強さも。 呑みこまれそうな出処のわからない不可思議さも。 誘惑と呼ぶには拙い、感情を言葉にしただけの。 他者の心などわからないから、 独りよがりの内面を知ることはない。 しかしあなたも似た気持ち [欲] を抱いていると確信に似たものを抱いている。 だからこの欲望であなたの欲を肯定して、 最後の歯止めすらこわれてしまえと まほうのことばを唱えるのだ。 ($41) 2021/08/15(Sun) 12:59:54 |
【徒】 勢喜光樹「素直なところ、 真面目な所、 短気なところ、 それを抑制しようとしてるところ、 とまどうところ、 やさしいところ」 水面を眺めながら、 溢れだすように。 「俺は……うれしかったよ。 黒沢が、俺に撫でてほしい、って、言ってくれたこと。 ”ふつう”は、あんな風に言われても、面倒だったり、流しちゃったりされてもしょうがないのかなと思うし。 たぶんどんなことでも、自分を律してる黒沢が、俺になにかを望んでくれたことが」 これも、嘘ではない本当のことだ。 「それから、黒沢が。どうにもかわいいなと思う。俺、単純なのかも」 目を閉じて、少し、最後は言い淀んだ。 (.80) 2021/08/15(Sun) 13:08:13 |
【徒】 一年 黒沢誉気に入ってるならいいんじゃないすか。 味でわかるもんすかね。 相槌を返す前に別の台詞が聞こえて、 口を開きかけてそのまま固まった。 意味を噛み砕く前に次々言葉が降ってくる。 からかい混じりならいくら先輩でもはたいて止めるが、 質の悪いことにそういう雰囲気でもない。 どうにも遮れないまま、気付けば止んでいた。 (.81) 2021/08/15(Sun) 15:01:37 |
【徒】 一年 黒沢誉「や。く」 「口説かれてんのかと思った……」 ほとんど唸るような声色。 顔まで熱くなってくる。頭を振ってみても振り払えない。 「や……っぱ、休んだ方がいいって。うん。 しばらくしたら落ち着くんじゃないすか……?」 そう言う後輩は落ち着いたようにも見えないが、 先輩の手を握ってさっさと出てしまおうとする。 自分の体温もそうすれば下がるんじゃないか、と 楽観的に考えて不安を誤魔化す。 (.82) 2021/08/15(Sun) 15:02:02 |
【徒】 勢喜光樹からかう空気――では、ないだろう。 あなたは、それがわかるかもしれない理由がある。 ――冷水を自分の顔にぱしゃりとあてて。 それから、滴る雫も意に介さないで、 浅葱の瞳が、あらためてあなたを見る。 「休んだ方がいい?そうかも。黒沢が言うなら、そうしようかな。 ……もしかしたら、この温泉で、湯あたりしちゃってるのかもしれないしね。行こっか」 あなたに手を握られたまま、うっすらとした笑みを一瞬浮かべて、そこを出る。 ▼ (.83) 2021/08/15(Sun) 16:09:52 |
【徒】 勢喜光樹――あなたに連れられ、おそらく脱衣所。 そして、一通り着替える。 勢喜は、良くも悪くも見た目に変化が見えづらい。 「気持ちよかったね、温泉」 なんて日常会話を楽しむぐらい。 「黒沢」 「俺、外のベンチ席に行くね。水を呑んでるから」 「……水飲むとね。治るんだよ。 さっき、千葉に温泉かけられたでしょ。 あの時、ぼんやりしちゃって。でも、水飲んだら良くなったんだよね。 だから水飲もうかなって」 ▼ (.84) 2021/08/15(Sun) 16:23:39 |
【妖】 三年 堀江豊久目前で囁かれるのは心から欲しい言葉ばかりだった。 意識がくらくらとして心地よい。 この理由の分からない許容をさいごまで呷ってしまいたい。 底のない執着を残らず押し付けてしまいたい。 でもそれは、 「……ッ」 とどめのような甘い誘いに、刹那、夢うつつの表情が崩れた。 口を合わせるのをやめて、首筋に顔を埋める。 違う、違う、それで何度大事にできずに失敗して 「ごめん、なんで……こんな、」 近付きすぎたことを詫びているのに、恐怖に駆られた体は他でもないあなたに縋りついていた。 ($42) 2021/08/15(Sun) 16:26:10 |
【徒】 勢喜光樹「俺、黒沢との関係、変えちゃうかもしれないこと言うかも。せっかく、今でも十分居心地いいのに。」 合宿の日々のこと。 出掛けた先で泊った事。 望みを言ってもらった事。 「それでもよかったら、来て。」 ▼ (.86) 2021/08/15(Sun) 16:28:55 |
【神】 勢喜光樹「じゃあ、お先ー………。コーヒー牛乳も、のみたいな………」 髪の毛をタオルで乾かしながら、あなたより一足先に、そこを離れようとするだろう。 他の人にも、ぼちぼちと風呂上りで、そのままどこかへ行くのが見れるだろう。 水のペットボトルを1本、購入して。 (G87) 2021/08/15(Sun) 16:37:20 |
【神】 一年 黒沢誉ジャージを一番上までしっかり閉めて、 首にタオルをかけたままかき氷を黙々と食べていた。 ミルク宇治金時。 「売る気がなさすぎんだよな。マズかねえけど」 売りにされているソフトクリームより扱いが地味。 食べ終わったゴミを捨ててその場を離れる。 (G88) 2021/08/15(Sun) 17:02:31 |
【徒】 一年 黒沢誉「先輩」 きちんと頭を冷やしきれるくらいの時間が経ってから、 バスの時と同じように隣へ腰掛けた。 「……俺ァ喧嘩売られてんすか?」 機嫌が悪い。 「口の滑りがよくなってんのはわかりましたけど。 聞かなかった事んして忘れとくには喋りすぎじゃねえの。 『それでもよかったら』じゃねえんすよ。 良くねえにしたって半端に放置する方が気持ち悪ィわ」 半端に残った元から雑な敬語が もうほとんど剥がれかけている。 「壊れて困るって程ちゃんと関わってもねえし。 何。なんなんだよ」 (.88) 2021/08/15(Sun) 17:23:26 |
【妖】 三年 井上清春楊梅が離れて、蜂蜜はぐにゃりと崩れて滲む。 『おんなじ』は錯誤していたに過ぎなかった。 それをつきつけられてさっと熱が引く。 湯船に浸かっているのに指先までしんと冷たい。 というのに体の中心に燻りつづけた熱は未だ引かず、 首筋に触れられた刺激で淫らな声を漏らした。 はしたない。 縋りつく背をやさしく撫でる。 「大丈夫だよ」 平静の声を取り繕えただろうか。 「とよひー」 「すべて俺のせいにして。悪いのは俺だから」 「怖がらせてごめん」 安心させたくて似たような言葉を何度も繰り返す。 共感した不安に襲われて、 あなたの反応の予期できぬことがひどく恐ろしかった。 それでも縋りつく先が今ここに自分しかいなかったことだけが 唯一の慰めだ。 ($43) 2021/08/15(Sun) 17:52:56 |
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