【人】 二年生 鳳 凛お駄賃って………む。 [そして、不機嫌になった。 落川は凛にオルゴールを渡すと、自身とお揃いにするための条件を出した。 それは、帽子の下から覗く薄い笑みから、彼が凛の性分を逆手にとってわざと出したものだということは明らかで、] この食券で、交換は出来ませんか? [凛は店主に向き直ると、貴重な3枚の食券のひとつを取り出して無茶ぶりを言っていた。] (189) 2021/07/26(Mon) 0:25:03 |
【人】 二年生 鳳 凛嘘、もうそんな時間なのですか? [店主と交渉(無茶ぶり)していると大きな破裂音が神社内に響いて、凛ははっと藍色の空を見上げる。 破裂音は連続し、頭上にはいくつもの華が浮かび上がっていた。 因みに食券との交換は成立。店主はなんだかんだ人が良いらしい。] 売り切れなんて、駄目です。 花巻庵の屋台には伺うと楓さんと約束しましたから。 [落川に倣い、凛も立ち上がると、打ちあがる花火の中、彼について屋台へと歩き始めた。]** (190) 2021/07/26(Mon) 0:25:07 |
【人】 一年生 花巻 楓……それにしても、 明菜ちゃんももう三年生なんだよね。 明菜ちゃんは進路どうするんだろ。 あぁ、そういえば… [明菜ちゃんを見送って思い出すのは、 明菜ちゃんと同じ三年生の先輩のこと。 お話はしたことないけど、 いつも狐のお面をかぶってる人っていうのは 付き合いが少ないあたしの耳にも届く位には有名人で。 でも、あたしが気になったのは珍しいから、じゃない] (191) 2021/07/26(Mon) 0:38:30 |
【人】 一年生 花巻 楓[ そろり、そろり あたしは自分の泣き声の方が大きくて その足音に気が付くこともなかった。 初めてその誰かに気が付いたのは、 帰り道の地面に描かれた何か。 近付いて見てみると、 狐さんがゲンキダセって言ってくれてて。 来た時には確かに無かったその変化に 大人だったら誰か居たのかって思う所だろうけど、 いかんせん子供だったので 神社の狐さんが、書いておいてくれたんだって そう思ったのだ] (192) 2021/07/26(Mon) 0:39:36 |
【人】 一年生 花巻 楓[人に見られてたって思ったなら もうここで泣くのは止めてただろうけど 狐さんなら泣いてても許してくれるかなって子供の謎思考で、 それからも場所を変えることなく泣きに来た。 ひとしきり柱の陰に蹲って泣いて、 顔をあげて歩き出すと、地面に絵と言葉が書いてある。 狐さんの時もあれば花びらの絵もあって もしかしたら神様かもしれないって思ったのも 子供の単純思考だから、許してもらいたい。 でも、確かにそれで あたしはひとりで泣いてるわけじゃないんだって まもってもらえてるんだなって思えて あたしのこと嫌いな人の言葉より 見守ってくれてる人達のこと優先しようって あたしが好きな人たちの言葉を大事にしようって 思えるようになったんだ] (193) 2021/07/26(Mon) 0:40:21 |
【秘】 一年生 花巻 楓 → 三年生 神田 京平 (-86) 2021/07/26(Mon) 0:42:08 |
【人】 一年生 花巻 楓[ひそかな、どこの誰かも分からない けれど大切な恩人のことを 探す術ももっていないあたしは、 お礼を言うことすらできないままだけど。 あの狐のお面の先輩が、もしかしたら あの時の狐さんだったりしないかな、って だって神様とか狐さんとか、本気で信じてるわけでも……いや、多少は信じているけれど 地面の字も絵も、今にして思い返すと あたしと同じような子供が書いたものだったし そうだったら、お礼が言いたいなって思うけど 流石になんの切っ掛けもないまま 神社の狐さんですか?なんて聞けないし 明菜ちゃんなりを通じて、気軽にお話できるようになったら そんな昔話も切り出せるかな**] (194) 2021/07/26(Mon) 0:44:29 |
【人】 数学教師 長尾 浩明普通、自分の生年月日を忘れる人はいない。 例えば和暦で言えないとか。 例えばそもそも誕生日を知らないとか。 そういうことはあっても完全に忘れることは 稀だろう。両親や友人に祝ってもらえる、 高校生なら、そんな年ごろじゃないかって そう思うのは、常識に囚われた考え…ではないはず。 今年転任してきたことは 聞こうと思えば風の噂などで聞けるだろう。 でもそうだな、自己紹介の内容なんて その場にいなかった君には、分からないだろうな。 (195) 2021/07/26(Mon) 0:45:34 |
【人】 数学教師 長尾 浩明分からなさそうな様子の彼女を見ていると。 様子が一変した。制服を着た、普通の女子高生は 事故で亡くなった女子高生へと変わっていて。>>184 悲鳴をあげる彼女へそっと手を伸ばす。 「 神崎さん、ごめん。 帰れって言いたかったわけじゃないんだ。 ただ、君はやっぱり…… ――幽霊だったんだな、って。 」 (196) 2021/07/26(Mon) 0:46:35 |
【人】 数学教師 長尾 浩明幽霊であったなら、手はすり抜けてしまうのか。 それとも悲鳴が聞こえるのなら触ることも叶うのか。 もし触れられたなら、宥めるように頭をなでよう。 少しでも落ち着いてくれたなら。 事故の話を、しようか。 前の学校にいた同僚が、事故を起こしたこと。 被害者は花一高校の二年生の女子で。 ――――――神崎紅葉という人であったこと。 「 君はもしかしたら。 ここにいるべきでは、ないのかもしれない。 神崎さん、君が本来いるべき場所は。 現世ではなくて、常世なのかもしれない。 」 楽しいはずの夏祭りに水を差すようなことだけど。 気づいていないのなら、迷っているのなら。 導きたいと思うのは、 ……教師として間違っているだろうか。 「 神崎さん。君は今、どうしたい? なにを、したい……? 」* (197) 2021/07/26(Mon) 0:47:59 |
一年生 花巻 楓は、メモを貼った。 (a48) 2021/07/26(Mon) 0:48:52 |
【人】 三年生 堂本 明菜[自分で振っておいて照れるとはどういうことだろう。>>139 真面目に返しすぎたかと思ったけど、 お辞儀までついてきたものだから、 思わず笑ってしまう。 京平が照れているのは珍しい気がして、 今そのお面の下は赤くなっているのだろうかと 確かめたくなってしまったけど、 もちろんそんなこと出来るわけもなく、手を引っ込めた。 それでも過剰な気遣いとか、 優しい言葉だとか、 お面の話になると上がるテンションだとか、 笑わせてくれるのはずっと変わらなくて。 次来たときのおまけを考えながら、そうだね、 なんて相槌を打った。] (198) 2021/07/26(Mon) 0:51:02 |
数学教師 長尾 浩明は、メモを貼った。 (a49) 2021/07/26(Mon) 0:51:25 |
【人】 三年生 堂本 明菜 ん"っ [願い事を悩んでいたら聞こえてきたのは花火のお誘い。 加えて声色まで変えるものだから、 元より喉を通りにくい水分少な目のサツマイモを 喉に詰まらせた。 差し入れのペットボトルを掴んで水を流し込む。 顔が赤くなっているのは苦しかったせいです。 いつものように冗談か何かかと思ったけれど どうやらそうではなさそうで。 父親も牡丹も店は任せて楽しんで来いなんて後押しを するものだから、少しだけ、悩んで] 別にいい、 けど…… [今度はこちらが尻すぼみ。 可愛らしく首を傾げてこちらを見る京平に、 今度はこちらが居たたまれなくなって、 目を反らしてしまった。 今お面が必要なのは間違いなく明菜の方であったから、 道中お面屋さんがあったならお面を買おう。 そう決心して、提灯と屋台の灯りが照らす道を歩いた。]** (199) 2021/07/26(Mon) 0:53:52 |
【独】 二年生 鳳 凛/* ただでさえ酷い文章が輪をかけて… ここ最近は20時になる前くらいから頭が回らなくなってくる… (いえ、回っていても大したものは書けません、ごめんなさい) (-87) 2021/07/26(Mon) 0:55:52 |
三年生 堂本 明菜は、メモを貼った。 (a50) 2021/07/26(Mon) 1:00:39 |
二年生 鳳 凛は、メモを貼った。 (a51) 2021/07/26(Mon) 1:01:25 |
【人】 三年生 堂本 明菜[そうしてちょうど道中に ずらっとお面を並べたお店を発見したら] 京平君のお面の話聞いてたらアタシも 欲しくなっちゃった。 買ってくるね……! [なんて、言って向かおうとしたはず。]** (200) 2021/07/26(Mon) 1:09:59 |
三年生 堂本 明菜は、メモを貼った。 (a52) 2021/07/26(Mon) 1:11:41 |
【人】 一年生 花巻 楓[あたしはうちの和菓子が大好きで、 だから家の手伝いをするのは全然イヤじゃない。 でも、あたしができることなんてあたしじゃなくても出来ることで バレーだって、好きだから辞めたくなくて勉強もがんばって、 遊ぶ時間は無いから友達は少ないけど 中学から一緒の子とかは変わらず仲良しだし バレー自体、前よりうまくなってると思う。 でも、あたしがいなくてもきっと特に支障はなくて 今のあたしがしてるのは、あたしがしたいことだけだけど 特別な何かを持ってないあたしががんばる意味はあるのかな、なんて そんなことを、話されたって困らせるだけじゃないかな] (203) 2021/07/26(Mon) 1:33:15 |
【人】 一年生 花巻 楓[でも。 あたしが無理してるって、きっと両親も隣の兄も気付いてて。 父なんかは自分が言い出したことだから、口出しできないだけだろう。 でも、心配してくれてるのは、わかってる。 わかってて、気付かない振り、してたけど 無理がいつまでも続かないのなんて、考えなくても分かり切ってて] ……先生 人生相談みたいなことでも、いいですか? [気付いてくれた人で、頼ってと言ってくれたのは 長尾先生が初めてだったから。 今すぐは無理だけど、話に行ってもいいですかって 聞いたら、先生は応えてくれたかな**] (204) 2021/07/26(Mon) 1:33:57 |
一年生 花巻 楓は、メモを貼った。 (a53) 2021/07/26(Mon) 1:37:24 |
【人】 教師 落川 禅[オルゴール屋から、食い物屋台への道中。 人混みに小柄な鳳がはぐれない程度の早さで注意して歩きながら。] あーあ、食券全部渡しちまって…… よかったのかよー。 [恐らく夏祭りでの鳳の全財産だったろうに。>>189 本当にえらい頑固というか、強情というか。 こういうところは、昔、傘をなかなか受け取ろうとしなかった子どもとちょっと似ている。>>1:300 しかも店主も店主で、散々と無茶振りしたあとだったからか、割とあっさり物々交換は成立したらしく。>>190 まったく次から次へと何をしでかすかわからない。 面白くて小さく笑いを噛み殺していたのは、花火の音で聞こえてないといいけれど。] おーい、ちゃんとついてきてるかー? [さっき損ねてしまった鳳の機嫌は、どうだっただろう。 まあ不機嫌なままだとしても、和菓子を前にすればどうにかなるだろうと楽観的に。*] (205) 2021/07/26(Mon) 1:45:54 |
教師 落川 禅は、メモを貼った。 (a54) 2021/07/26(Mon) 1:58:46 |
【人】 二年生 神崎 紅葉幽霊……?わたしが……? [怯えて震える頭に、優しい体温が伝わる] ……常世……。 [知っている。 それは、死んだ人間が行く場所だ] わたし、もう行かないといけないのかな。 こんなに綺麗な花火があるのに……。 みんな楽しそうで、幸せそうで……。 ずっと見ていたいのに……。 [少女の瞳に、再び大輪の花が映る。 きらきらと煌くそれ。 それを見る、幸せそうな人々の顔。 まだ小さな子供の頃からずっと、大好きな光景] (208) 2021/07/26(Mon) 2:01:17 |
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