【人】 三ノ宮 緋雁─ 通路(ウキクサ) ─ [病棟を出てすぐに、あの所長に声をかけられた。>>164 言ってることは理解できる。もっともだ。オレもそう思うからずっと持ち歩いてなかったんだし] 誰も襲う気はないよ。みんな“殲滅対象じゃない”し。 それより、いいところにいるね。 聞いてみたいことがあったんだ。 ウキクサ、人類はどうして自殺するの? [槍はどう持ったら攻撃する意志がないのが伝わるのかわからない。少し考えた末、逆さにして石突き付近を軽く持った。 これで、戦おうと思えば持ち替える手間がかかる。 床は少し傷ついたかもしれないけど] (169) 2023/11/24(Fri) 20:50:30 |
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。 (a57) 2023/11/24(Fri) 20:51:54 |
寿ホ儀 直青は、メモを貼った。 (a58) 2023/11/24(Fri) 20:58:10 |
【人】 機才博士 ウキクサ……なら構いませんよ。 なおさらどうして持ち歩いているのか分かりかねますが。 [ 今まではそもそも持っていなかったはずだ。>>169 ここへ来た時だけは彼らも武器を所有していたけれど、 以降は控えている個体もいた。 彼はその一人──いや、一体だった。 何か命令でも変化したのかと思ったが、違うらしい。 戦意がないのを示すような挙動に目を細め、 それ以上は咎めずに、唐突な問いへ首を傾いだ。 ] どうして人は自殺を選ぶのか。 なかなか難解なことを気にしますね。 [ ふむ、と博士は暫しの間考え込む仕草を見せ、 間を置いてからまた口を開いた。 ] (171) 2023/11/24(Fri) 21:19:22 |
【人】 機才博士 ウキクサ単純明快なものとしては、死にたいからでしょうね。 苦しいことや辛いことからの逃避手段として最適です。 或いは成したいことのために、その通過点として、 あるいは" 命すら惜しまぬ "ことの証左とするように 死を選ぶ人間もいます。 本来の生存本能に反してその道を選ぶのは、 心が枯れるか、心の欲求に従いすぎるあまりか、 ……概ねそんなものでしょうか。 (172) 2023/11/24(Fri) 21:19:33 |
【人】 機才博士 ウキクサ[ もっと細かく挙げることならいくらでも出来るだろうし 人類の生命構造に寄せて、 脳内物質や脳神経の話でも解説は出来るのだろう。 しかしそんな知識こそAIは知っている筈で 論文をなぞるようなものだ。 故に博士は、やはり心を持ち出した。 それが博士にとっての思考や理念の基盤であり、 語るに外せぬものだからだ。** ] (173) 2023/11/24(Fri) 21:19:36 |
【人】 巫凪 桜花[いくら待てど、断罪の苦蓬は降らず。 降り続ける流星は、止めどなく] ――…羅生、 [伸ばした両腕いっぱいで身体をつないで、 濡れた頬を擦り寄せた**] (176) 2023/11/24(Fri) 21:24:19 |
【人】 朧广灯 リヒトーヴ― 羅生:楽園の端に、三つ ― [ その肯定は、機械の内側を宥めると共に>>128 何かを攫って行った。 解が与えられたことで、己の不満が沈静化する。 だというのに、何かが欠けたような気がしてしまう。 それでは取り出せない物があるのだというのか。 手放しかけた空白に機械は思考を伸ばす。 ] ……処理の手間を増やされたという意味では、 己は確かにあれに怒っています。 しかし、誤った論理を入力されたり、 命令が翻されることは、決して珍しい話ではありません。 故に、己はあれを裏切りとは見ていない……筈です。 裏切られたと、己は、まだ……。 (177) 2023/11/24(Fri) 21:26:42 |
【人】 朧广灯 リヒトーヴ[ 望みとは何らかの空白に対する行為である。 転じて、行動とは空白に対する働きかけである。 ――故に、世界は停滞を知らない。 この世に光がもたらされた、その瞬間から。 ] (179) 2023/11/24(Fri) 21:28:17 |
【人】 朧广灯 リヒトーヴ[ ――まさか、この知識に価値が生じる日が来るとは。 相手の言葉に意識を向けながら、>>130>>131 機械は少しだけ友を見直した。] ……もし、あなた達の創造主が 神を思うのであれば、それは自然崇拝のように見えます。 一方、機械は通常自然崇拝を得意としません。 何故なら、ある存在から命令を受ける者だからです。 根本的なシステムの差があります。 己は結果として、その自然崇拝めいたものを 『決定事項』や友の動きから得ることになりましたが、 ……そうですね。それが違い、かもしれません。 [ しかし、これは結果論でしかない。 現実としての"自然"は常に結果でしかない。 この荒廃した大地も、正しく自然のひとつだった。 有史以来の惨状であったとしても。 ただ、人も機械も認めていないだけだ。 そして、そのような思惑は決して"自然"ではない。 ] (180) 2023/11/24(Fri) 21:30:22 |
【人】 朧广灯 リヒトーヴあなた方と話すとその高度さを痛感します。 数々の無茶振りに、あなた達は応え続けている。 それに応えられるよう、求め続けられてる。 ……まったく。己たちの次の役目は、 彼らの智謀の代わりでしょうか。 [ 機械はわざとらしく溜息を落としてみせた。 ……これは愚痴でもあったが故に。 ]* (181) 2023/11/24(Fri) 21:32:25 |
【人】 巫凪 桜花[それは、羅生と過ごした時から程なくして] ――― 緋雁! [巡回を兼ねた散歩なのか、緋雁と初めて温室で遭って以来、 彼を度々見かけるようになっていた。 今日という日をどう過ごしたのか、互いに尋ねる日もあれば、 ただ呼び止めて並んで歩く日も。またそうでない日も。 そして今日は、彼に逢いたくて探していた。 声を張って呼びかけると、 彼が歩み寄ってくれるのは待たずに、駆け寄った。 まず切り出すのは、慣れた問いかけ] ねぇ。今日は、なにしてた? [横に並べば、頑強な背を掌で軽く押して、共に歩こうと誘う*] (182) 2023/11/24(Fri) 21:36:12 |
【独】 朧广灯 リヒトーヴ/* 人間は己の智謀を発明できなかったという悪口が初期カンペに残っており、それを思い出したなど。中間管理職はいつも大変。 (-106) 2023/11/24(Fri) 21:44:05 |
【人】 三ノ宮 緋雁─ 昼下がり:通路(ウキクサ) ─ あんたと話すときは『お守り』が要るの。 [槍を持ち歩く理由が解せないらしいのを聞いて、理由を伝えてみた。理解が得られるとは思っていないけれど。>>171>>126 そして質問をしたら、所長は応じてくれた。>>172 その解説を聞いて、オレは知りたかったことに近づけた気がした] ……心の欲求に従いすぎる。 そういうの、なのかもね。 自殺でしょ。 旧人類が“旧人類の殲滅”のためにAIを造るのって。 [あのときは冷静に話せなかった話が、今はできる。>>1:159 それはいくつか情報を得られたおかげだ] (184) 2023/11/24(Fri) 22:00:32 |
【人】 三ノ宮 緋雁あのさ。前に「設計者に訊いて」って言ったけど。 たぶんもう、いないんだ……オレの設計者。 機体の、はまだいるかもしれないけど…… AIの、はいないと思う。 オレが初めて殺したのが、たぶん、そのひとだから。 [言いながら、少し気分の悪さを感じる。前にこのひとと相対したときに感じたような混乱を、かなり弱めたもの] ……嬉しそうだったんだよ。 「やっと正しく動いた」って。 あれも、……自殺でしょ。 [結局、オレが思い出せたのは断片だけ。それが完全なものになる感覚はしない。 初めはこの記憶自体が怖かったけれど、あのひとがオレたちの唯一の親というわけでもなさそうだから、だいぶ落ち着いて思い返せるようになった>>20>>42] (185) 2023/11/24(Fri) 22:00:59 |
【人】 三ノ宮 緋雁[罪を自覚した一部の旧人類が、“自分たちの死を含めた”旧人類の殲滅を望んだ結果、生み出された戦闘AI。それがオレたちなんだろうと思う。 その是非を問う気はオレには無い──というより不可能だ。 オレはそれを是とするしかない。 他の思考は実行できないから。 ともあれ“旧人類”は自らの死を望むことがあって、ときにはそれは多くを巻き込むことがあって、広い視野で考えれば大地を穢し続けたことも自滅行為であって。 オレが教えられた『旧人類の罪』って、より正確にはこういう話だったんじゃないか。>>1:114 オレはずっと表面上のことしか解釈していなかったけれど、今となってはそんな気がするんだ]* (186) 2023/11/24(Fri) 22:01:15 |
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