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【人】 ディーラー サダル>>51 お褒めいただき恐縮ですニア様 「いえ、パイは食べておりませんね。 先日は辛いものが好きでしたのでゲイザーさんのパイをいただきましたが、あんまり甘いのは然程食べられませんので……明日良さそうなパイが出てきたら食べてみますね」 とか言って辛いものが好きなわりに轟沈したわけですが。 「んん……。ですがムルイジ様はどれほど逆境に立たされていても、最後まで諦めない面白い方です。きっとまたどこかで周りを巻き込むほどの喧し……いえ、賑やかで華々しい逆転劇を披露なさっていると思いますよ」 嘘だ。彼はもう勝てない。私がそうした。 色々答えていましたが、ディーラーにとってなんとなく引っかかるものがありました。 「あの。ニア様はチップを賭けるのが不満なのでしょうか。どういったものを賭けてみたいですか?」 (52) 2021/07/04(Sun) 17:42:26 |
【秘】 オーバーワーク ラサルハグ → ディーラー サダル「心身や社会的な優劣に関係なく、チャンスが与えられるから?」 その言葉に迷いは無く、いっそ無神経なまでに率直な追及。 嫉妬を映す瞳にも怯む事はない。 凪いだ湖面は嫉妬や激情に曇る事もない。 そのような揺らぎの余地を与えられていない。 「…ああ……きみが、それでいいなら、そうしよう。」 自室という、完全なる相手の領域への誘いすら易々と承諾する。 無警戒、というよりは無頓着。 或いは、眼前の"嫉妬"を歯牙にも掛けていないとも取れる。 それさえも自身の脅威足り得ないとさえ思っているような。 何でもないような顔をして、 再びやや冷めたコーヒーに口を付ける怠惰者は 恐らくは、あなたの最も 気に食わない 顔をしている。 (-165) 2021/07/04(Sun) 17:48:40 |
【秘】 翠眼の ダビー → ディーラー サダル「それはよかった。使う機会はなければないで少なくともあなた自身の平和の証でもありますしいいことだと思いますよ。…職業柄は「商売あがったり」だと思う気持ちも少なからずありますがね。」 それから、あなたの質問に対してはほんの少し視線をそらす。言えることと言えない事との半分ずつくらい。 「…情報を得たという意味では良いことですよ。情報の内容が少々、不快なだけで。」 (-166) 2021/07/04(Sun) 17:56:25 |
【秘】 ディーラー サダル → オーバーワーク ラサルハグ「……。ええ、そうですよ」 一拍置いて答える。返事の反応速度以外、何一つ変えることなく。勝負師となってから作り上げた仮面は存外分厚い。 「ありがとうございます。嬉しいですね。 早く行きたいと思う一方、こうしてラサルハグ様と話しながらいただくお茶やケーキも美味しいですから……全部食べてしまうのはどこか寂しく思えてしまいますね」 嘘だ。 コーヒーと共に注文したケーキなど、とうに味など感じない。口に放っては液体で流し込み、無理に胃の腑へ押し込んでいるだけだ。 激情を秘めた自分とは反対の貴方。 自分は必死にポーカーフェイスを貫いているのに、貴方は恐らく何一つ取り繕ってなどいないのだろう。 嗚呼、 気に食わない。 ▼ (-167) 2021/07/04(Sun) 18:16:03 |
【秘】 ディーラー サダル → オーバーワーク ラサルハグディーラーの自室。 話した通り、女は貴方を部屋に招き入れようとするだろう。 「どうぞ、ラサルハグ様」 まだ扉は閉め切っていない。『サダル』としての振る舞いのままだ。 (-168) 2021/07/04(Sun) 18:16:15 |
【人】 底知れぬ ニア>>52 サダルさん 「スか。中に宝石っぽいのが入ってるって聞いて 朕oreは頑張って食べてみたんスけど。 あのパイ焼き星人のゲイザーちゃん、面白い子ッスね」 本気で賭けるなら、もっと変えのきかない ものであったほうがいい、とニアは言う。 「お気に入りの ゲームのセーブデータ とか。顔に落書きしたり、語尾を 「 」 にするとか。『ボクはニアちゃんに負けました』の ?プレート首にかけてもらったり 秘密とか。指定の服で過ごしてもらう、みたいな」 チップより 人次第ではエグいモノをかけさせる。 それがニアだ。程よく尊厳を破壊することに長けている。 「……さっちー、 ムイくんのファンなんすか? 」 (53) 2021/07/04(Sun) 18:17:31 |
【秘】 ディーラー サダル → 翠眼の ダビー「そうでしたか。ただならぬ事態が起きた、という訳でもないようで……その点で言えば何よりですが」 いつも浮かべている笑みではなく、ほんの少しだけ苦笑いへと転じさせ。 気にしないと言うように穏やかに返す。 「情報ですか。 …………私が更に不快を与える可能性のある話をしにきた。そう言ったら……ダビー様はどうされますか?」 (-169) 2021/07/04(Sun) 18:21:34 |
ナフは、それが何であるか、分からなかった。 (c16) 2021/07/04(Sun) 18:30:45 |
【秘】 翠眼の ダビー → 陶酔飛行 バーナード悪態をつくよりも快楽を追うほうに意識が向いてどんどんまともな思考ができなくなっていく。優しさが滲む手は愛玩動物を可愛がるような、あるいは気に入った玩具を手にしているようなものであると分かっているにも関わらずどことなく満たされる。お互いに共通した感情は興奮と情欲だけだと悟りながら、あなたから垣間見えた欲の色を少しでも手繰り寄せたくて手を伸ばす──それはあなたが雄をねじ込むのと同じタイミングだった。 一瞬、視界が白に染まる。強すぎる衝撃に自身に何が起こったのかを理解できていない。伸ばされた手指は絶頂感を逃がしきることもできず不器用な指揮をしているかのように震え、明らかな異物感に苦しむはずの身体はあなたの解しもあってかなんとか裂けることもなく浅い呼吸に合わせて上下する腹には陰茎から再度吐き出された精が小さな池を作った。初めて咥え込む雄を前に余裕の保ち方も熱の逃がし方も分からない。 「あ、あ…ッ、んぁ、く──ふ…! ッは…、あ…いい、」 (-170) 2021/07/04(Sun) 18:36:34 |
【秘】 翠眼の ダビー → ディーラー サダル「………不快を与える可能性の話、ですか。」 ふ、と目を細める。前提がなんとも穏やかではないが穏やかじゃないのはこの船共通のことだ、今更気にする必要はない。ないはずだ。 「あなたのいう"どうされる"があなたに対して何かしらの危害を加えるかどうかであるのならば、答えは"どうもしない"です。聞くか聞かないかに関しては言うまでもないでしょう?私は武器商人です、それが武器足り得るかどうかが重要であって私個人の好き嫌いは二の次ですよ。」 (-171) 2021/07/04(Sun) 18:42:41 |
【秘】 オーバーワーク ラサルハグ → ディーラー サダル「………………」 工作員の『ラサルハグ』 は、不自然な沈黙の意味に気付かないほど決して愚鈍ではなかった。 ただ利口なだけで、さして賢明でもなかったが。 過剰に砂糖の放り込まれたコーヒーのカップはすぐに底を見せ、 虚言を舌に乗せ上辺を取り繕うあなたを暫しの間 冷たく無感動な瞳が、ただ黙して見ていた。 (-172) 2021/07/04(Sun) 18:43:15 |
【秘】 オーバーワーク ラサルハグ → ディーラー サダル──それから。 「………ありがとう、」 招かれるままにその部屋へと踏み入り、一呼吸の後に。 「それで。」 一転、明瞭で冷淡、『スロウス』としての口跡。 短く、端的な言葉で本題を促した。 (-173) 2021/07/04(Sun) 18:43:45 |
【秘】 ディーラー サダル → 翠眼の ダビー返答を受け取ってからも暫く黙っていましたが。 少しだけ呼吸を整えた後、重々しく口を開きます。 「……ダビー様。私と貴方とで行った"賭け事"の話は覚えていらっしゃいますか? その話をしにきました。私からの情報提供をします。よろしければ…………その目利きを、お願いしたく」 (-174) 2021/07/04(Sun) 18:49:11 |
【秘】 ディーラー サダル → オーバーワーク ラサルハグ「それで」 扉を閉める。第三者がいなくなった空間ではもう仮面を被る必要がない。 「……ただの興味。好奇心。 君と言う人がどんな人間なのか気になっただけだよ、スロウス。 やっぱり、誰かから口封じをされて話せないかな」 かちゃり。 施錠した後、貴方をソファに勧める。共犯者をどうこうしようという意図はない。単に第三者の盗聴を警戒してのことだ。己の詰めの甘さを目の前の人物から教わったから。 (-175) 2021/07/04(Sun) 18:59:07 |
【秘】 翠眼の ダビー → ディーラー サダル「ええ、覚えていますとも。私の今後を左右する話でもありましたしあなたとの"賭け"であるのならば忘れようがありません。まずは一つ勝たせていただいたようですね。」 ありがとうございます、と恭しく頭を下げる。商人として向き合うのであればあなたに払うべき礼はいくらでも存在するのだ、先程不調を見せてしまったことだけは反省しているが今から取り返せばいいとも考えている。 あなたが青年に従うのならば再び彼の自室に通されることになる。それ以外の場所をあなたが望むのであれば青年は追随するだろう。 「サダル様。"あなた様"からの情報、お聞かせ願えますか?」 (-176) 2021/07/04(Sun) 19:07:35 |
【秘】 オーバーワーク ラサルハグ → ディーラー サダル「………何も。 僕など見たままのつまらない人間ですよ、エンヴィー。 きっと、グラトニーの方が余程腹の探りがいがある」 勧められたソファに大人しく腰掛けて、一つ溜息を吐いた。 自分は誰にだって必要以上の隠し事をしているつもりも、 況してや自身を偽っているつもりもない。 『ラサルハグ』も『スロウス』も、作った顔などではない。 「……それとも 捨て子の中から見出され、職務に必要なあらゆる処置を受け 優秀な人材として誂えられた、工作員のラサルハグ。 こう答えればあなたは満足しますか。」 こちらも共犯者一人にどうこうされるとは思っていない。 そして、この話をしたのも、一人なら口封じは容易だからだ。 こちらが上部の人間に見放されない限りは。 (-177) 2021/07/04(Sun) 19:16:19 |
【秘】 ディーラー サダル → 翠眼の ダビーどこまでも礼儀正しい人だとディーラーはその光景を目に焼き付けました。自分の記憶の中にある関係者でこういった丁寧な人はあまり見かけなかったのです。 「……はい」 サダルは大人しく頷き、貴方の自室に足を運びます。 ……けれど。 「ええ、お答えします」 紳士的な振る舞いをする貴方のことですから、恐らく丁寧に部屋の中へ案内されたことでしょう。 それでも女は、部屋の入り口付近で立ち止まったままです。 ▼ (-178) 2021/07/04(Sun) 19:20:08 |
【秘】 ディーラー サダル → 翠眼の ダビー「…………ダビー様」 今まで微塵も崩れることのなかった笑みが解け。 「……私の事をお教えします」 ずっと纏っていた凛々しさが声からなくなり。 「………………私、わたし、は」 そっと、顔を伏せます。 「……………………裏切り者、です」 (-179) 2021/07/04(Sun) 19:21:07 |
【秘】 ディーラー サダル → オーバーワーク ラサルハグ「つまらないかそうじゃないかは私が決める。価値観は人それぞれでしょう?」 備え付けの冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出し、二人分のグラスに注いで自分と貴方の前に置く。そのままテーブルを挟んで向かいに座って動きを止めるまで表情の変化は一切なかった。 普段の微笑の仮面ではない。笑みさえも取り払った、真剣な眼差し。 「うん、満足した。ありがとう。 …………君はその経歴の中にある出来事や今の立場に不満などないのかな。……まあ、"何も感じていない"ようにも思えるけど」 しばらく考え込んでから口を開いた。 『サダル』として見かけた時や『エンヴィー』として共に活動している際に目の当たりにした姿を振り返ってそう評した。 (-180) 2021/07/04(Sun) 19:33:22 |
【秘】 痛覚鈍麻 ラサルハグ → ディーラー サダル「……そうですか」 対する怠惰者も、至っていつも通りのものだった。 無感動な瞳は何を映す事も無く、 共犯者の、自身の手には負えない言動に瞑目する。 いつも通りだ。 「僕にとっては、物心ついた頃からそれが当たり前の事です。 "そうなった"事で今こうして生きているのに、 それらの何を嘆き、恨む必要がありましょうか。 それに、仮に不満を抱いたところで他に居場所もありません」 「…それを作ろうとしないのは、 ああ、きっとそれこそ"怠惰"なんでしょうね」 後半は殆ど独り言のようにそう零した。 わかってはいても、怠惰に身を預けてしまう。 愚鈍でこそなくとも、やはり人としては愚かなのだろう。 『スロウス』はそれでもよかった。 『スロウス』には向上心と呼べるものが無い。 常に餓え続けるあなた達共犯者と違って、 決して積極的に何かを得ようとはしないし、 手が届かないと見れば容易く諦めが付く。 今だってそうだ。 迫る『期日』を目前にして、形ばかり足掻く気も起きはしない。 (-181) 2021/07/04(Sun) 19:57:55 |
【秘】 オーバーワーク ラサルハグ → 陶酔飛行 バーナード──夜間、消灯時間も近付いた頃。 あなたに充てがわれた部屋に、 小さく、けれどはっきりとしたノックが響く。 「……夜分遅くに、その…ごめん」 恐らくはあなたがレストランで何度か聞いた声が、 或いはあなたにとっては見覚えのある乗客の一人が。 やや言葉を選ぶような間を持って要件を告げる。 「『この船の噂』について、きみに…話したい事が、ある」 その誘いは、神に背くようにと唆す蛇のように。 (-183) 2021/07/04(Sun) 20:07:47 |
【秘】 翠眼の ダビー → ディーラー サダル自室に案内してすぐ気付く違和感。追従していたはずの気配が止まって数歩、振り向いた先にいるあなたとの距離はきっと数歩よりもほんの少しだけ──遠い。 予感の萌芽はその後の数秒で確信へと変わり裏切りの花を咲かせた。 顔を伏せたあなたの耳に届くのは青年にしては珍しい息を飲む音。ゆっくりとあなたに歩み寄る音は果たして聞こえているだろうか。 「──…あなたのような人が何故、とここで伺うのは危険ですね。知性は純然たる暴力を前に無力です。その様子から見るに好き好んでこうなっているわけでもないのでしょう。」 あなたの二歩前で青年は立ち止まる。裏切り者[あなた]に差し出された手は先程までと変わらず自室へ誘うものではあるが、あなたをこちら側に誘うものにもなっていた。 「サダル。あなたのことを聞かせてください。私という個人からあなたという個人への"お願い"です。」 (-184) 2021/07/04(Sun) 20:14:53 |
【秘】 陶酔飛行 バーナード → 檻の中の華 ナフ「……チッ、“船”の奴らの指示か? 真の客の前でストリップでもしてたってのかよ」 クッソタレ、と毒付きながら思考を巡らせる。1時間が本当に1時間の保証もない。駆け回ったところで、見つかる様な場所に置いてあったり、医者に頼む程度の物なら放置しておけば済む。だがそうじゃないからこの発言のはずだ。逃げる?──この敵だらけの海の孤島でどこへ? 「選択なんて一つしかねぇだろうがよ。お前を犯すなり拷問するなりしてさっさと吐かせる。……喋れなくなる内に、理由は聞いておいてやるぜ?」 笑う。嗤う。微笑う。 圧倒的劣勢なのはわかる。麻痺毒なのだとしたら、つまりただの暗殺とジャンルが違うのもわかる。冗談じゃないと、冷めた思考を伝える意味でも掴んで押し倒してる腕を強く握った。手の痕でも残るぐらいに。 (-185) 2021/07/04(Sun) 20:22:06 |
【秘】 ディーラー サダル → オーバーワーク ラサルハグ「…………」 閉口したままだ。水で唇を湿らせようと手にしたグラスも中途半端の高さで止まったまま。 ずっと何かを思案している。 「……例えばさ。痛いのが嫌だとか。苦しいのが辛いとか。そういう事も感じた事がない?それで今の場所から抜け出そうと思──」 続けようとしてやめた。 本当に感じたか感じなかったかは目の前の人間しか分からない。けれど、真意はどうあれ自身の今いる立場で構わないと『スロウス』自身が判断したからこそ、歩むべき道を歩んで今ここに『スロウス』は存在している。 まさしく"怠惰"の名を冠するに相応しい人間だと思った。 けれど── 「……私と反対だ。私は自分の環境が嫌で、周りの人間が嫌で、許せなくて……色んなものに我慢できなくて。だから、その激情を燃やしてここまで来た。 だから君の気持ちは理解できないし、醜い私と全然違う君を見て妬ましいとも思っていた。 でも………………」 ──糾弾する気にはなれない。 「…………君がそれでいいと言うのなら、私は何も言わない。何も言えない」 きっとこれは憐みだ。 一方的で傲慢な感情。 でも、それすらも貴方は必要としないのだろう。 (-186) 2021/07/04(Sun) 20:26:03 |
【独】 ディーラー サダル>裏切り者[あなた] ルビの振り方、めちゃくちゃ馴染みがあるわよ歩坂さん (※これはダビーが歩坂さんだと思っている前提で話をしています)(※違っていたら海に身投げします) (-187) 2021/07/04(Sun) 20:27:53 |
【秘】 陶酔飛行 バーナード → ワーカーホリック ラサルハグノック音と、声。顔も見かけた事がある。テンガンと珈琲云々を話すしているのも聞いていたし、名前は名簿でチェックもしていた。 時刻も時刻だ。 深夜3時などならまだしも、ギリギリあってもおかしくない。 なぜ自分に?と言う疑いは当然あるが、少なくとも普段見ていた面子で一対一で易々と負ける相手はそう居ないと思っていた。 だから、とくに警戒もなく扉を開けた。 ──昨日までなら。 昨日の事が焼き付いて、苦虫を噛み潰した様な顔をしつつ、それでも。“当選者”の連行光景を見た後で、その話題を蹴る選択肢が持てる筈もなかった。 「……はぁ。部屋番号か、声かける相手、 間違ってないですかね?ラサルハグさん?」 言葉の棘を完全にそぎ落とせただろうか。 軽口めいた下手な丁寧語を使いながら、扉を開けて外に立つ。 (-188) 2021/07/04(Sun) 20:51:55 |
アンタレスは、扉越しにこもった声の主が誰なのかわからなかった。 (a37) 2021/07/04(Sun) 20:53:29 |
【秘】 内定者 アンタレス → 休暇中 カウス昨日一度会話した程度では、あなたと同定する事が出来なかったのだ。 従業員であるとの疑いもなく扉を開けた。 「なんでしょうか、ルームサービスを呼んだ覚えはありませんが……。」 立っていたのは明らかに従業員では無さそうだ。 「……どなたでしょうか。」 言いつつ、扉を閉めようとする。 手で抑えるのも、靴を挟む余裕もまだあるタイミング。 (-189) 2021/07/04(Sun) 20:53:45 |
【秘】 ワーカーホリック ラサルハグ → ディーラー サダル「──あなたは自分の為に生きている」 『スロウス』は、 生きる為に仕事をする のではなく仕事をする為に生きている のだ。それがあなた達との、決定的な違いだ。 「あなた達には渇望が、執念がある。 それは僕が持っていない、決して持ち得ないもので そして、自らの意思で何かを成し遂げるには きっと無くてはならないものです」 注がれたきりのグラスに張られた水面のように、 やはり無風の湖面のような瞳は揺らがなかった。 妬み、迷い、哀れみ、揺れ動くあなたとは対照的に。 (-190) 2021/07/04(Sun) 20:57:50 |
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