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【神】 巡査長 清和>>G41 添木【2日目 警察組二次会時空】 「ああ〜? おめえ、降参はナシだって最初に言っただろ〜がよ〜……」 まったく……と、不服そうな様子で座椅子に転がって、 げたげた笑っている添木に、のそのそと近付いていく。 こちらも相当に呑んだからか少し足元が覚束ないが、 それでもあなたに向かう足取りは確かなものだった。 「さあ、ゲロはいてもらおうじゃねえか……マジのほうじゃねえぞ。 ど〜して、あんなに迷ってたお前が警察なんかになってんだよ。 俺に憧れて髪染めて、一緒にワルもやってた、ソエギヒサシ〜!」 タチの悪い酔っ払いの絡みだ。 そちらにもたれかかるように、体重を乗せて、その真意を問いただす。 (G42) 2021/08/16(Mon) 0:16:48 |
【人】 影法師 宵闇>>47 御山洗 蝉時雨を聞きながらぼうっとしているうちに、さすがに遅いな、と思う程度にはそれなりに待ってしまっていた。 彼が約束を破ったことはないとは知っていても 慌てて戻っていったわりに、遅いことに疑問を感じた。 待たなくてもいいとは言われた手前、いいかとも思ったし いつものめんどくさがり屋の男なら先に行っていただろう。 「……おーい、アキラ。遅くね? 着方忘れたとか?」 だからこれは気まぐれか、他に思うところがあったか。 一度立ち上がって、開いたままの扉を開けて勝手に上がり込んできた。昔やっていたくらい図々しく。 ただ少し様子をみるくらいの、軽い気持ちだった。 (50) 2021/08/16(Mon) 0:16:58 |
【神】 巡査部長 鬼走>>G4 【夜の河原】御山洗 「そうか。お前が悪いだなんてことはない、と俺は思うんだが」 この手の問題は他人がどうこう言うよりも、自分がどう思ってどう割り切れるかの問題かと言うのを、昔部下に言われた事がある。当時理解しきれた訳でもなかった欠片が、少し補われた感覚に襲われた。何を返せばいいのかなんて、各々の性質の上に応えもない。わかっていても、それと解答が浮かぶかはまるで違うもので。 「少なくとも、俺はお前と再会できて嬉しかった。怖いの意味も、分かると言うと怒られるんだろうか。難しいな、何をやっても何処かで苦しむ」 それでも時間は過ぎていくし、祭りは翌日に迫っている。逃げるのも何か行動するのも選択肢を選ぶだけで何かは失い続けていくのだろうか。決めた答え、或いは決めなかった答えの手助けか、慰め程度ならできるのかもしれないが、その程度しかできないとも言う。それが酷く、無意識に左手の指を握り込む程の無力感と悔しさを抱いた。 (G43) 2021/08/16(Mon) 0:32:15 |
【秘】 花守 → 巡査長 清和バイクを路肩に停めてもらってから、後部座席を降りる。 そして、誰に打ち明けるつもりも無かった"真実"を語って聞かせた。 「だって……」 だって。 「だって私、本当は約束、果たせなかったんだ」 ここへ来てから彼女は一度も 医学部に合格した とも、医師免許を取った とも、自身が研修医だ とも言っていない。事実を重ねると、総合病院のHPに乗っている名前も、『花守縁(はなもり ゆかり)』ではなく、同姓同名の『花守縁(はなもり えにし)』なる男性のもの。 「都会に出て、一生懸命勉強したよ、ここじゃちょっと頭がいい方だったけど、それだけじゃ通用しないって思ったから、必死に。 でもさ、合格出来なかった……」 それも、1度や、2度ではなく。 「何年も、何年も、何年もっ! 8年間ずぅっっとっ!!! 家族に見捨てられて、生活費と学費を稼がなきゃいけなくなって、勉強時間が削れても、オトナたちを見返したかったから、アイツと対等でいたかったから、センパイに認めて貰いたかったからっ! それで全部不意にして、あれから10年経って、私には何も残ってなくて………… もう、疲れちゃって…………」 夜の虫の声が煩い、青々とした稲葉が風を受けてさざ波だっている。 俯いて、それ以上の言葉は出て来ない。 頬を夜露のような雫が零れる。 (-108) 2021/08/16(Mon) 0:34:07 |
【人】 学生 涼風>>髪置 沢山沢山美味しいものを食べ。 沢山沢山楽しいことで遊んで。 熱を纏った空気に酔いしれ、ふわりふわりと浮き足だった様子で祭りを味わう。 どれくらいそうしていたのだろう。再び貴方と合流して、少しひと息ついた時。 「ねえ、髪置くん。 ……私ね、君に憧れていたんだ」 おもむろに少年は唇を震わせる。 「いつ見ても、何度見ても、君はとっても元気で無邪気で。一人でもどこまでも駆けていく姿が眩しかった。……まさか10年経った今も変わらないのにはびっくりしたけど。 私は楽しかった思い出を沢山沢山忘れてしまっていたというのに」 お囃子の音はいつのまにか溶けて消えていた。それから姿を見せた、何か不平不満を言う者の声を知っていても。 それでも、自分は貴方に憧れていた。 【→】 (51) 2021/08/16(Mon) 0:38:45 |
【人】 学生 涼風>>髪置 >>51 「どうしたら君みたいになれる?どうしたら君みたいに変わらず、元気に走ることができる? 私も君みたいになれたなら、どれだけ躓いて転んでも、夢を抱え続けながら走ろうって思えるかな。 …………なんて!こんな話をしたら君を困らせてしまうね。ごめんね」 聞かなかったことにして、とおどけるように肩をすくめた。 それから、深呼吸をひとつ。 困らせる本音の代わりに、貴方に伝えたかった言葉はこちらだ。 「……髪置くん。 もし、もしもなんだけどね。ここでの時間が終わって、またバラバラになってしまっても。 また連絡を取って話をして……また一緒に遊んでも、いい?」 変わらない貴方を見ることができたなら。 きっと私も、変わらずに走ることができると思うから。 (52) 2021/08/16(Mon) 0:40:42 |
【神】 巡査部長 鬼走>>G8 >>G9 宵闇【3日目 夜時空】 「…………外から見るとそう言う事になるのか」 固まりかけた直前で動き出した。変に驚いて妙に納得した響きだ。いずれにせよ、その言葉に否定は返ってこなかった。初恋の単語が出ていたらもう少し反応が変わったが、その言葉だけでは何一つ否定する要因が無かったから。 「普通に付き合って別れた後で経験を活かすのは良いが、最初から経験の為に付き合うのは不誠実すぎると言う意味だ。流石に前者でそこまで言いはしない」 男は音楽を嗜まない。だから歪みの有無はわからない。わかるとしたら、貴方が幼い頃に弾いていた音に近いか否かくらいだ。心境か、何かが大きく違うのだとしたら何故か気付く可能性はあるかもしれない。音か、返答か、両方か。何かに対して、ただでさえ強面の眉間に皺が寄る。 「生きていられないの度合いによる。金銭的でも精神的でも、少なくともそれを聞いて何もしないまま『そう言う事は止めろ。』だけ言うつもりはない。後者は得意分野じゃないから、人に世話になるだろうが。……がむしゃらに前を見過ぎて見失ったり忘れる奴はいる。ただ、翔。何に狂わされてるのかは知らないが、お前は理解できた男だろ」 「ずっとここになんて、不可能なんだ」 (G44) 2021/08/16(Mon) 0:44:26 |
【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥 祭りの喧騒の中を、どこか他人事のような気持ちで歩いていた。 昔はあんなに特別だったりんご飴も、焼きそばも、かき氷も 色褪せた夢の中では、 一人では 何もかも味気なかった。人間の腕が二本しかない理由。 どう頑張っても、伸ばせる腕の数しか持てないように。 お利口なのは、その時抱えきれる分だけを手に取る事。 賢いのは、幾つか纏めて袋に入れて提げてしまうこと。 どちらでもない 僕 には、順番に手に取って回る事が関の山。そうしてその全てを噛み締める暇も無く飲み下して。 ああ、粗末に扱ってしまったな、なんて思うのだ。 (53) 2021/08/16(Mon) 1:05:47 |
【墓】 夕凪>>49 >>48 涼風 「 後悔は、してないよ。 喧嘩したこと。意見が合わなかったこと。 自分の夢を自分で決めて、離れようとしたこと、全部。 だけど、仲直りをしてないことだけは気にしてる。 伝えていなかったことをずっと、ずっと気にしている。 ちゃんとしていない……ちゃんと話せていないんだ」 おかしな事が起きてるといったら信じてくれる? 夕凪がここにきて、みんなと笑い合っていたこと。 夕凪がここで笑って、やりたいことをやっていたこと。 が突然この身体で目を覚ましたこと。 夕凪が話しかけて、 と話をしたこと。 夕凪の声が聞こえなくなったこと。 夕凪はここにこれるはずがないってこと。 「拾うのが夕凪なら、夜凪は捨てる選択肢を肯定しに来たのかも。 だけど、答えは多分一緒だったかもしれないな。 君のファンである夕凪たちはここにいて、いつまでも待ってる。 夕凪たちは喧嘩をしたことを、悪くなかったと思ってる。 すごく、離れている時間が寂しいだけ」 (+33) 2021/08/16(Mon) 1:09:43 |
【秘】 巡査長 清和 → 花守「……そうか」 打ち明けられる"真実"に耳を傾ける。 そして、励ますわけでもなく、慰めるわけでもなく、そう呟いて。 「やっぱり、俺と同じなんだな。縁ちゃんは…… 意地っ張りで、見栄っ張りで、嘘吐きで……本当の事を言えない子」 俯いて、それ以上の言葉を出せない花守をそっと優しく抱き締める。 恋人にするようなものでもなく、親愛を示すようなものでもなく、 小さくか弱いものを慈しむような、優しく包み込むような抱擁。 「……疲れたなら、休んでもいいんだ。 本当の事を言えない苦しさも……俺は、よくわかってる。 辛いこと、苦しいこと、悲しいこと。全部、吐き出して泣いて…… 今は、それでいいんだ。俺が受け止めてあげるから……おいで」 こうしていれば、きっとこの服も花守の涙で濡れてしまうだろう。 だが、そんなことの何を気にする必要があろうか。 気がすむまで、清和はずっとこうして優しく抱き続けているだろう。 (-110) 2021/08/16(Mon) 1:11:20 |
【置】 君ぞ来まさぬ 百千鳥──三年前。 あの頃から、祭りの喧騒は他人事のようになってしまった。 病院に面会にばかり行って、同年代と遊ぶ時間も減った。 『院内ではお静かに』。 弱っている人の前だからと落ち着きのある言動を心がけて、 姉のお下がりを着て人をからかって回る事も止めて。 もう、元気が取り柄の子供では居られなくなってしまった。 昔過ごしたあの村で、昔過ごした皆ともう一度会いたい。 そんな淡い夢さえ叶う事無く旅立ったあの人とは対照的に、 自分は郷愁に苛まれる事も無く、この村に未練を残す事も無く ただ何となく、漠然と生きていく事ができてしまえている。 死ぬのが自分であればよかったのに。或いはせめて、 ここに居るのが自分ではなく、あの人であればよかったのに。 (L10) 2021/08/16(Mon) 1:13:04 公開: 2021/08/16(Mon) 1:30:00 |
【神】 警部補 添木>>G42 清和【2日目 警察組二次会時空】 「そだっけ?覚えてな〜い♪あははははははは」 座椅子をぎしぎし鳴らしながら、ご機嫌に拍手して大爆笑だ。 不服そうなあなたの顔を見て、 「あっははははははははははは」 …大爆笑。箸が転がっても面白い良い方。 「あ〜〜〜。重たい〜〜〜〜。重たい不良警官がいるよォ〜〜〜。 おまわりさぁーーん!たすけてーーーー!」 酔っぱらい特有の大声で悲鳴をあげながら、あなたの重みに潰されて。 その重さが嬉しくて。 「俺さぁ、わかんなかった。警官になるとき。それが正しいのかわかんなかったぁー。そもそも、何がやりたいのかもなくてさあ。ほんっとに!笑えるだろ。」 笑いながら、本当のことを。初めての言葉を口にする。 「だから、オレが知る中で。真っ当に道を進んでるアンタがやってることが?正しいのかなあ〜、って。アンタは俺みたいな不良でも、あいつらみたいないい子ちゃんでも、ここをなんとかしてえ、って警官になったろ。 だから……。賭け。アンタが賭けたこの道に賭けた。アンタの見たいものが見れるかもしれないと思って。もしこれでダメなら、どうしようもねえ人間なんだろうから、もー、全部諦めちまおうと思って。 正直嫌な仕事。でもさ、わかったかもしれねえ。アンタが守りたかったのは、結局人だよな。身内。それに、ついでに真っ当にやってる奴ら。そういう奴のために体張るならさー」 陶酔した笑みのまま、片手をあげた。 「わるくねえよお、こーんなクソみてえな仕事も!」 (G46) 2021/08/16(Mon) 1:26:30 |
【神】 巡査部長 鬼走>>G16 添木 【3日目 朝 旅館】 「高校当時のお前に聞かせたくなって来たな」 もし出来たら間違いなく物凄い反発の末に暴言を吐かれそうだが、それはそれで面白そうだなと少し考えてしまった。ただ、もしもの話はあまりしないが。その時に知れたなら少しだけ最初は変わったのかもしれない。結局辿り着く場所は同じだろうが。 「馬鹿か。買い出しの車も出さないで置いていくぞ。飲酒運転禁止だからお前だけ徒歩で回らせるからな」 田舎だから少しくらい、何てものもない。オンオフの切り替えもあるが本来なら別に助手席に乗せれば済んだレベルが飲酒運転になるなら容赦なく外に放り出す。その辺は昔と何も変わってない。肩の手を振り払いはしないで、漠然と大きくなったな。と、余りに当然すぎる事をしみじみと考えた。 「そうか。家族の単語で頑張って引き留めようとしなくても離れたりしない。お前が本心からそう言うなら叶えるが、変に試そうとしなくても俺はそのままやってやる。折角の”家族”なら駆け引きをしたいと言うなら別だが、在りのままで構わない」 (G47) 2021/08/16(Mon) 1:32:15 |
【神】 警部補 添木>>G36 花守 「ああ、ほんと?悪い。ありがと」 添木も手を合わせて、あなたに感謝を示す。そして、仏壇の方を見遣る。 「花守のこと、可愛い可愛い、あんたちゃんとしてるのか、って。花守と俺が喧嘩すると、花守の味方して、「久、謝りな!」って説教されてさ。堪えたわー……」 いらっしゃい。ご飯もうたべた。あがって、たべて。お茶ぐらい飲んで行ってね。 いつもニコニコと素朴な笑みを浮かべて、悪い脚を引きずってあなたを玄関まで迎えに来てくれたり。 久の祖母は、たぶん、あなたがとても好きだった。雪の正月も、あなたの分までお年玉を用意して待っていてくれて――、 祖母がなくなって、久は間もなく、引っ越した。 「ほんと?ふーん……嬉しい。複雑だけどね。あの金髪のガキも、俺ではあるから。」 そんな話をしていたら、時間は過ぎていく……。 「……はー、美味しかった。ご馳走様。……今日はどうするの?帰るなら、夜遅いし、誰かに頼んで、車出してもらうからさ」 (G48) 2021/08/16(Mon) 1:33:10 |
【神】 警部補 添木>>G47 鬼走 【3日目 朝 旅館】 「だって、本気で俺の言いがかりみたいなものに付き合ってくれると思わなかったんだもん」 けらけらと笑いながら、それを肯定する。 きっと、高校生の頃の自分は信じられない。 「徒歩で田舎なんて移動できないよぉ!やめて。飲酒運転はしてない。わざわざ代行ちゃーんと呼んでるから。無駄にお金使わせないでよね〜。大人しく運転手してよ。 わかってるよ?でも、これはさ。……子供が”これは僕の”、って、宝物をいつも持ち歩くの。あれと変わんないんだ。駆け引きするなら、もっと上手くやるよ。あんたにはそういうのはいらないから、無駄なことはしたりしないし……♪」 ……分かりづらいが、あなたを信用しているのだろう。 そして、調子に乗ったようで、あなたの尻を撫でようとした。 「んー、安産型」 (G49) 2021/08/16(Mon) 1:39:00 |
【神】 おかえり 御山洗>>G43 鬼走/三日目夜 河原 首を横に振る。これは、こればかりは。 思い出を壊しているのは自分で、それはみんなにも自分にも背くことだから。 もっと清和のような思い切りがあれば、或いは宵闇のような切り替えがあれば。 そう決断しきってしまうには、かつての少年も今の青年も、至らなさすぎた。 「雅也さんが? ……意外だな、と、なんて言ったらいいか、わからないけれど。 ……俺はね、ここに来なければこのまま忘れられてたんじゃないかと思うんです。 それなのに足を踏み入れてしまったのは、俺の責任で、俺がバカだからだ」 このまま有耶無耶にしてしまえば、きっともう10年もしたら何事もなく軌道に乗れた。 只々の普通の人生に、この場所の思い出を遠いものにしていられた。 なのに。御山洗は、帰ってきてしまった。懐かしくて、優しい場所に。 「……すみません。でも、少し楽に……なった気がします。ありがとうございました」 (G50) 2021/08/16(Mon) 1:45:04 |
【人】 学生 涼風>>+33 夕凪 目の前の夕凪姉ちゃんの姿をした人は、本当に夕凪姉ちゃんだろうか。 確証はない。 ただ、滲み出る他人事のような節が気になって、そして自分もまたおかしな出来事を経験した身であるからなんとなく「そんなおかしな事があってもおかしくない」と若葉にも似た頼りない予想が芽生えただけ。 人をよく描いている貴方のスケッチブックを見れば、話は違ってくるだろうけど。 姉は景色を、弟は人を描くのが得意であることは知っている筈だ。互いに互いの作品を見せていたのだから。 だから、相手が言わない限り少年は抱いた違和感を指摘しないだろう。 だから、少年は言葉を綴る。姉と弟、二人に宛てた言葉を。 「……仲直りは、しないの? 寂しいって思っているのなら会いに行こうよ。口実ならそこにある。『仲直りをしにきた』って」 ゆっくりと貴方に手を伸ばす。そっと優しく貴方の手を包み込むように。 二日目、夕凪がそうしてくれたように。 「待ってくれるのは嬉しいよ。大好きな二人にそうしてもらえるなんて、夢みたい。 でも、さ。私と一緒に駆けてみたいって……思わない?」 (56) 2021/08/16(Mon) 1:47:45 |
【神】 おかえり 御山洗>>G43 添木/三日目 添木邸 しばらくは自分の職場の話を。こういう使い方をするお客さんもいる。 こういうこだわりがあるらしい。こういう工夫を少し取り入れてもらえて、嬉しかった。 貴方が言うように、今の生活に何もかも満足ではなくても、報われるものがあり、誇らしいと。 村に居た少年の面影よりも、少しばかり大人びた低い声が言う。 「うん、もう少し手伝いしたら様子見に行こうかと思うよ。 また雅也さんとか夕ちゃんとかが早くに行ってるらしいし、心配はないと思うけど」 ごちそうさま、とちゃんと手を合わせて。流しまで食器を持っていってから。 元の部屋へと戻って片付けを再開しようとしたところで、壁に突き当たったみたいに足をとめる。 「……本当に、ここに帰ってきたらうまくやっていけると思う?」 (G51) 2021/08/16(Mon) 1:54:10 |
【神】 巡査部長 鬼走>>G49 添木 【3日目 朝 旅館】 「あれは弱音じゃないのか。本音だったのも確かだろ。そもそも俺は付き合うなんて受け身な意味で人も人生も背負わん。時期が違えど言う事は変わらない」 勘違いされがちだが、別に鬼走は博愛で公平でも何でもない。好き嫌いは普通にあるし、ただ人とはズレていた部類なんだろう。それに気づかれる事は結局なかった気もするが、別段後悔もない。 「結果的に損をするのは俺も同じだが?教育費だ。躾代と言い直してやろうか」 無論使わないに越したことはないがその辺りの融通は聞かないので容赦なく金は使うし使わせる。病気の母と二人きりで、即村を出て警察に就職しなければいけない程困窮していた時代とも違う。 「子供と言うならそちらの分は返して貰っても良いが。子供の方の“家族”ならまだ早いな?」 返せと急かす様に手を刺し出そうとして、肘鉄が代わりに入った。発言的に己の事だと思うと百物語よりも恐ろしかったので。 「今だけ公私混同を入れてもいいか?」 (G52) 2021/08/16(Mon) 1:57:36 |
【人】 学生 涼風>>54 髪置……優くん! 貴方と同じように、一度、二度、三度。 ぱちぱちと忙しなく瞬きを繰り返して、それでも信じられないといった様子で。 時間をかけてゆっくり貴方の言葉を飲み込んで、代わりにそっとはにかんだ。 「無理に変わらなくていいんだよ。だってそれが君の魅力で、私が惹かれた部分なんだから。 君が君である限り、皆が何と言っても私は君を肯定するよ」 そこまで話し、少年は笑みを深める。陶器製の人形めいた顔立ち、けれどそこに乗る目尻や頬の赤みは確かに生きている事の証であり、貴方に紛れもない好意と信頼の形でもあった。 「うん。これからも、大人になっても! ふふ、ありがとう髪置く……、……。 …………ううん。優くん!」 (57) 2021/08/16(Mon) 2:07:41 |
【独】 学生 涼風えーーー……?もしかして添木が許さんだったりする? 俺ギムナジウムの頃から母さん見失ってるんだけど 母さん前世カメレオンだった? (-112) 2021/08/16(Mon) 2:14:36 |
【墓】 夕凪「だめだなあ、わかっていたのに」 「いられるなら、ずっとここにいたいのに」 「――夕凪はきっと嫌がるんだ」 夕凪はここに来たかった。 ずっとずっとみんなが楽しそうなところをみたくて。 笑っていたかった。 だから、きっとこの夢のような時間は夕凪のためにあるんだ。 夕凪が楽しむために使おう。 間違った、ことじゃない。いつまで。 本当にいつまで―――続くのだろう。 「――いるわけない。 さみしがっているのに。 呼べないよ、」 体育座りで石段に座り込んで花火が上がる空を見上げた。 (+34) 2021/08/16(Mon) 2:21:37 |
【人】 巡査部長 鬼走>>@1 夜長【三日目/海の洞窟】 「最後はお前の父親の名前を呼んだ。ああ。だからみんなお前の事をそう思っている。……そこだけ聞こえないのも本当にキツネにつままれたようだが、まあ仕方ない」 わからない。到底信じられない事が起きているけれど、何故か不思議と腑に落ちた。一瞬何かに引かれている感覚を覚えたが、自分はすぐに振り払えたけれど。多分それができなかった人間がいる。だから彼らを気にしてた。晴臣は事情が違ったようだけれど、この不思議な現象に関わっていたからそう思ったのかもしれない。 「明日、祭りがあった気がするな」 そして一つ、思い出した事。 どうして1年前、雪子が一人で村に帰ったのかと言う事。理由を知ってはいるはずなのに、なぜか靄が掛かった様に思い出せない。けれど伝えられるこれだけは言うべきと思った。 「それと、雪子は無事だ。理由は上手く思い出せないが、それだけはハッキリと言える。もう探さないで楽しんでみるといい。全部終わった後、思っていた事を言ってやれ。……3人でな」 (58) 2021/08/16(Mon) 2:24:43 |
鬼走は、「気にするな」と言いながら晴臣の分の水着を買って海に顔も出しただろう。 (a21) 2021/08/16(Mon) 2:26:27 |
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