【秘】 童心 クロノ → 高等部 ラピス「ぅ、」 「ゔえええ…………」 あなたの肩に顔をもたれて、 同じぐらい小さいあなたの身体に、 しがみつくようにしながら泣きじゃくる。 服の下に感じる硬い感触。 つらいのはわたしだけじゃない、 わたしだけじゃないんだから、 しっかりしないと、いけないのに。 そんな風に思ったとて、 あなたの優しさを突っぱねる事なんて出来る訳もない。 優しい手つきも、包み込むようなあなたの香りも、 ゆるしてくれる言葉も。今、本当に沁み込んでいくように心地好いから。 そうして、そのまま、あなたにしがみついて泣いている。 (-182) 2022/05/06(Fri) 8:45:12 |
【秘】 童心 クロノ → 司書 エルナト「え、……エルナトくん、」 では、それは何処ぞの廊下だろう。 声を掛けられれば驚いたような反応を一度。 「う、うん……わたしは、大丈夫だった、よ」 緊張の面持ちであなたを見上げて頷き言って。 「……なにも、なくて……逆にちょっと、こわいかも……」 (-183) 2022/05/06(Fri) 8:52:49 |
【秘】 充溢 バレンタイン → 高等部 ラピス「……ラピスさんは、 皆が、……そうやって『良い方向』に進めると。 心の底から信じられると……思いますか? 僕は、……僕はそう思えなくて、不安だから…… 不安が溢れて止まらない、病気が……治らないんだ。 良いことなんて……悪いことの前には……無力で」 ふつふつと煮え立つ、充溢したソレは、 茶の香りと微かなチョークの音で、 押さえつけるまでもなく霧消していく。 良いことは考えられないけど、 自分でも信じられないくらいに心中は穏やかで。 「でも万が一、みんな治療を…… 受けさせられてるのだとしたら。 それは、……悪いことを考えてしまう僕、とかには。 残酷で、……優しいこと、なのかもしれないな」 暗中に背中を押している、ということなのでしょう?と、 終ぞ隠し味の正体、出どころには気づかなかったが、 最後に上げた顔の口元は僅かに微笑んでいる。 「……そう、だね。休もうかな。 やろうと思ってたことは、あるけど…… ちょっと眠った、あとでも……遅くはないだろう、し」 (-184) 2022/05/06(Fri) 10:38:20 |
(a23) 2022/05/06(Fri) 10:39:50 |
リアンは、何かしらの揚げ物を作った。体に悪いかも。 (a24) 2022/05/06(Fri) 10:40:48 |
【神】 司書 エルナト>>G6 フィウクス 「夢がないなぁ。疲れちゃいそう。」 なんて文句を言いつつも、別にそれを気にすることもなく。 自分と他人はどうしようもなく違う存在だから、 理解も共有も出来なくて当たり前だと考えている。 大人が常に人と距離を保つのと同じような感覚。 とは少し違う。 「せっかく気兼ねなく怒れる機会なのに。」 「残念。発散させてあげたかったなぁ。」 と、くすくす笑いながら。 そんな答えが返ってくるだろうと、案の定予想していた。 言われて素直に怒れる人なら、そんなに苦しんでないだろうし。 そんなに苛つかないでよ、泣いちゃうよ、なんて窘めつつ。 「……あはは!」 その後の君の物言いには、少しきょとんとしてから。 声をあげて笑って。 「心配してくれてるの?優しいね。」 「でも、君との無駄話の時間、好きだからなぁ。」 随分未来を案じてくれているような言葉にくすくす、笑みを漏らして。 それから、うーんと考えて。 「どこにも居場所が無かったら、世界中を旅したりするよ。」 「本の中でしか見たことがない世界を、見に行くんだ。」 「きっと楽しい。」 なんてやっぱり楽観的な言葉を宣うのだった。 (G7) 2022/05/06(Fri) 11:02:51 |
【秘】 司書 エルナト → 童心 クロノ「やぁ。」 名前を呼ばれればひらり、手をあげて。 てく、てく、ゆったりとした足取りで近づく。 目の前まで立てば、身長差分視線が下がる。 「うん、何もないなら良かった。」 「約束は守れたようで何よりだね。」 君を守れてよかったよ、と少し安堵の息。 嘘つきにはならずに済んだようだ。 その後の言葉には、うーん、と思案して。 「…まぁ、子供達もたくさんいるからね。」 「単に違う子を標的にしてるだけじゃないかな。」 「きっと大丈夫、そんなに不安そうな顔しないで?」 騒ぎがあったんだもの、連れてこれなかったことで、 君が怒られたりなんてしないさ、と。 叶うなら頬に掌で触れて、安心できそうな言葉を告げて。 実際にどうかなんて知らない、耳障りがいいだけの言葉。 (-185) 2022/05/06(Fri) 11:13:11 |
【秘】 花信風 トット → 高等部 ラピス「ん」 「んう うん うん……」 息を整えて、整えて。 無理はしなくて大丈夫という言葉がありがたくて。 ──頭から手を離す。ぶらりと降ろした腕の包帯は、朝食の後にまた新しくなっていた。 「……いっしょにのんでくれるの?」 「おれ ラピスといっしょにおちゃのみたい……」 歩み寄って、あなたの袖を引く。 (-186) 2022/05/06(Fri) 11:42:09 |
【秘】 童心 クロノ → 司書 エルナト「……そう、だといい……けど」 不安げに言いながらも、 けれども触れられたら、少し頬を赤らめて 昨日の出来事にどういう感情を持てばいいのか 自分でもまだ分からなくて、どきまぎと視線を逸らす。 「……あの、」 「エルナトくん、の、昨日の……って」 「その………」 ああして、執拗に舐めて来たのは そういう病気なのだろうか。 そういうのが、好きに思ってしまう病気なのだろうか、と 問おうとして、病気と呼ぶのもヘンな感じがして、 中途半端に言って言い淀んだ。 (-187) 2022/05/06(Fri) 12:39:14 |
【秘】 月鏡 アオツキ → 半分の仮面 リアン「王って、格好良いですね。私はその響きも肩書きも好きです」 「刺激しないように会話しても変わりませんし、 いっそのことショック療法も良さそうですね〜。 これは半分冗談です。私医療に関してはからっきしなので。 恋人ならいたことはあるんですけどねー」 気むずかしい相手との会話、年齢も違えば抱えるものもちがう。 実習生も前途多難だった。階段から突き飛ばされるかと思ったほどに。 これは冗談ではない、口には出さないが。 「おやおや〜。考えは私と似ていましたか。 やれることはすぐではありませんし、 確実性にかけるものばかり。 それでもたった一縷の望みにかけるのもひとつの人生です。 先生に知られたら怒られますから、しー。ですよ〜」 表情豊かな言葉のなかで目を細める。 「……少しここに居たがる生徒が多いですね。 私はどんな病だとしても、外の世界に希望がないとは言いたくないのですが。 お話を終える前に、君が自覚している病気を聞いてみても良いですか?」 (-188) 2022/05/06(Fri) 12:44:53 |
【秘】 司書 エルナト → 童心 クロノ「きっと大丈夫さ。」 蜂蜜みたいな言葉を吐いて。 赤らんだ頬を、親指で軽く撫でる。 動物に触れた時、その温もりが心地よいと思うのと同じように、 君の体温は心地が良かった。 言い淀む言葉、でも、聞きたいことは分かる。 まぁ、気にするなと言われる方が難しいだろう。 ひとつ、思案して。 「食事なんだ。」 ぽつり、零した。 それはどうしようもなく単純な事実であった。 ▼ (-189) 2022/05/06(Fri) 12:54:17 |
【秘】 司書 エルナト → 童心 クロノ「人のご飯が食べられなくてね。僕が食べられるのは。」 「汗とか、涙とか。」 「……唾液とか、それ以外とか。」 頬を撫でていた親指を、君の唇に触れさせる。 くい、と指を曲げて。 その隙間に侵入しようとして。 「人の体液だけが食べられる。」 「美味しいと思うし、実際に栄養にもなる。」 「………そういう、病気。」 だからそう、昨日のあれは。 まさに"食事"に他ならなかった。 「…気持ち悪いでしょう。僕も、あんまり食べちゃいけないと思うんだけど。」 「……最近はずっとお腹も減ってるし、それに……」 「…食べる事にも、抵抗が無くなってきちゃって。」 成長期の体は栄養を欲しがるし。 慣れた行為はその異常性を麻痺させるし。 君の体を舐って、唾液の交換をする事も。 何の抵抗もなく、あったのは多幸感と満腹感だけ。 「……嫌だった?ごめんね。」 眉を下げて謝る。 誰かを傷つけたいわけじゃない。 でも、本能には抗えない。 指を隙間に入れる事が出来たなら。 君のぬるりとした舌を、指の腹で丹念に撫でる。 (-190) 2022/05/06(Fri) 13:01:55 |
司書 エルナト(匿名)は、メモを貼った。 2022/05/06(Fri) 13:04:18 |
【秘】 夢見る乙女 シャルロッテ → 中等部 バラニ視線が下る。 握り合った手を、滲んだ視界に映す。 あなたがあなたの意思によって考えを変えたのなら。 立派な跡継ぎになるために、まずは病を治し、それから学ぶことに集中するのだと、そう決めたのなら。 それは、仕方のないことだと思う。 けれど。 少■はかぶりを振った。 結局のところ。 あなたを案じるふりをして、期限付きの蜜月の終わりを先延ばしにしたいだけかもしれない。 それでも。 ▼ (-192) 2022/05/06(Fri) 13:18:02 |
【秘】 夢見る乙女 シャルロッテ → 中等部 バラニ「――ううん」 あなたを見つめて、少■は微笑む。 腫れた瞼で。涙に濡れた頬で。乾いた唇で。潰れた声で。 「だいすきだよ、バラニ」 少■は、あなたを愛している。 ▼ (-193) 2022/05/06(Fri) 13:18:37 |
【秘】 夢見る乙女 シャルロッテ → 中等部 バラニ「でも、昨日までのバラニの方がかっこよかった」 「今のバラニに、大切な話はできない」 あなたが先生たちと話をしてこうなったのなら。 先生と『話』をしよう。『お願い』しよう。 あなたの手を引き寄せて、甲に口付けをひとつ。 それは覚悟の宣誓。 (-194) 2022/05/06(Fri) 13:19:18 |
半分の仮面 リアン(匿名)は、メモを貼った。 2022/05/06(Fri) 13:25:17 |
【秘】 童心 クロノ → 司書 エルナト「……しょくじ、」 小さく言葉を反芻して、あなたを見上げる。 食事なら、しなくちゃお腹が空くだろう。 「………」 嫌だとか、気持ち悪い、とか。 思わなかったかと言えば、たぶん嘘になる。 でもそれを言われたら、傷付くものだ、と。 言われて来て知っているから、言えなかった。 驚いたし、怖かったし、けれど、 あなたの言葉が優しくて心地よかったのも、 あなたが“大人”から助けてくれたのも事実で、 だから、だから。 マイナスの言葉を肯定する事が、上手く出来ない。 なんて考えているうちに、あなたの指が口内に。 刺激された舌が唾液を分泌させて、 唾液と指とに、言葉が塞がれて。 これもきっと、“食事”のための行為なんだろう。 意図してなのか、食事を求めての無意識でなのかは、分からないけれど ▼ (-195) 2022/05/06(Fri) 13:28:58 |
【秘】 童心 クロノ → 司書 エルナト「………ん、」 唾液の溜まった口で、喉だけで声を出して 小さく開けた口で少しだけ顔を上に傾ける。 “食べて”いいよと、言うように。 (-196) 2022/05/06(Fri) 13:29:30 |
【秘】 ライアー イシュカ → 雷鳴 バット「…… あるように……いや、……ああ。 "治療"されて、元気なままのやつなんかいるのか? って言うか、お前もいなかったらしいじゃん。 そんな高待遇で済んだのかね」 やや遠巻きに恐れが滲んで聞こえた声に、 一度だけ振り返ってまた見つめていた兎に視線を戻す。 皮肉めいてるが高待遇を信じている声ではない。 そう言う話も稀に聞いたことがある。 自分がその手のに当たらなかった為全くもって腹立たしいが。 「……お前さあ。……んん、……何て言うかな…… ……病気が変化した感じ、具体的に何かあるか?」 (-197) 2022/05/06(Fri) 13:31:54 |
【神】 苛々 フィウクス>>G7 エルナト 「疲れてるんだよ。誰かのせいで」 誰のせいとも言わないけど。 夢を見るのも億劫なくらい。 控えめな笑みも宥める声も気に障る。 気に障るから、敢えて噛み付くような事を言う。 あなたの保つ距離には届かないと知っているから。 それは幾ら憤れど大人には決して届かない事とよく似ていて、 やっぱり何かが、少し違う。 「俺は好きじゃない」 「 好きじゃないし、嫌いだ 」好きじゃない、だけなら嫌いじゃない、なんて。 なんとも都合の良い受け取り方をされる前にそう付け足した。 嫌いだ。唯一素直に口に出す事のできるこの感情を、 それさえ曲解されてはかなわない。 「心配なんかする義理もない。 馬鹿な事をしてる奴が居れば苦言の一つも出るだろ。 ……お前の能天気さは…羨ましいくらいだよ」 「その言葉通り、お前が二度とここに戻って来ない事くらいは 俺から願っておいてやってもいいかもな」 (G8) 2022/05/06(Fri) 13:37:10 |
【秘】 高等部 ラピス → 童心 クロノ泣きじゃくる身体をぎゅっと抱きしめて、 あやすように背中を叩いた。 心の中に溜まったものが全部吐き出されるように。 涙の沁み込んでいく服が、悪い感情も全部奪い取ってくれたら良い。 ──しっかりしなくていいよ。 甘えたいときに、弱音を吐きたいときに、我慢なんかしなくていい。 小さな身体でも、誰かを支えるくらいの力はあるのだと伝えたかった。 私は大丈夫だから、あなたがつらいときに頼ってほしい。 落ち着くまでは、ずっとそうして待っている。 (-198) 2022/05/06(Fri) 13:56:28 |
【秘】 高等部 ラピス → 充溢 バレンタイン『絶対などは無いのだろうと思っています』 善意というものは時に悪手となる。 だから、これはきっとただの傲慢なんだ。 不安を押し退けて、治療を押しつける。 許されない時が来るんだろう。 『バレンタインくんが、良いことが悪いことに勝てると信じられる時が、来てくれると嬉しいです』 『不安を見ないようにするのではなく、 不安を正面から見据えられる時が来てほしい』 それは全部、願望なんだけれど。 僅かに持ち上がる口角を見て、反対に此方は眉を下げた。 こうして罪悪感を覚えることすら、白々しい行いをしている。 背中を押すよりは、突き落とすと形容されるべきなのだろうか。 『片付けは私がやっておきます』 『もう寝てしまっても、大丈夫ですよ』 おやすみなさい。 心の中でそう呟いて、その意識が眠りという名の海に沈むのを少女はただ見つめている。 (-199) 2022/05/06(Fri) 13:57:27 |
【秘】 高等部 ラピス → 花信風 トット真新しい包帯が目に止まった。 袖を引くあなたを安心させるように微笑んで、そのまま手を引いて歩き出す。 生徒を"連れて行く"ときには、 ある程度行動に自由が与えられる。 とことこ、小さな足音が向かった先は 誰もいない調理実習用の教室。 鍵で施錠を解いて、その中へ。 「………」 広い教室の中、調理台の一角にトットを座らせると 鍋にミルクを注いで火にかける。 沸くのを待つ間に、花弁を紙製のティーバックに詰めた。 紅茶でミルクティーを作るのと同じ手順。 ▼ (-200) 2022/05/06(Fri) 14:05:24 |
バレンタインは、今日は授業を欠席した。 (a25) 2022/05/06(Fri) 14:06:04 |
【秘】 高等部 ラピス → 花信風 トット「………」 後はカップに注ぐだけというところで少し考える。 ポケットから小瓶を取り出して、 あなたに見えるように持ち上げた。 入っているのは真っ白な粉末。 一見しただけだと塩や砂糖にしか見えないそれは、 何度も"仕事"で助けられている睡眠薬。 ──使う? 麻酔と同じだ。 眠っている間に運ばれてしまう方が楽なら、そうする。 自分で向かうのなら、やめておく。 その確認を取るために、掠れた息だけであなたに尋ねた。 入れてしまえば、飲み終わる頃には睡魔が意識を奪っていくだろう。 (-201) 2022/05/06(Fri) 14:06:37 |
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