【妖】 古城の吸血鬼 ニクス[ 日が暮れる前の時間ならば、 男は寝室の中で眠りについている。 陽の光を許さない暗い部屋の中で瞼を閉じている。 死んでいるかのようにしかし細く長い息を続けている。 もし日が落ちて夜が始まれば男は散策をしている。 庭園にいる少年にも聞こえるような ピアノの旋律が彼にあてがった部屋から 流れているのが耳に届くかもしれない ]* ($52) 2019/04/14(Sun) 0:41:19 |
【妖】 古城の吸血鬼 ニクス ―日記― [ これからあの城で奉仕しなさいだって。 シスターはその為に私に様々な事を教えたわ。 炊事に、洗濯に、読み書きに、歌に、 それからどうしてか、ナイフの扱いも。 私が一番優秀だから選ばれたんだって。 だけど私知ってるわ。 あのお城には人の血を吸う悪い吸血鬼がいるんだって。 私が選ばれたのも私が一番かけっこが早いから。 きっとそうに違いないと思うの。 だから私があのお城に行って悪い吸血鬼を倒して みんなが安心して暮らせるように頑張るわ。 金貨一枚。 シスターが私にくれた大きすぎるお小遣い。 どうしてかは判らないけどお守りとして 隠すなら誰にも見つからない部屋にしないと。 ($53) 2019/04/14(Sun) 0:46:26 |
【人】 裁判官 リーベルト体型維持も健康管理も、どちらも大事です。 加えて道行く人々を観察したり、 役作りの為に読書や発声練習をしたり、 体力作りをしたりもするのかなと。 [主役ともなれば、舞台上に居る時間も長いだろう。 体調の悪そうな役者には、鑑賞より心配が勝ってしまう。 楽しむことに集中出来る気がしない。] そうですね。 折角お金を出すんですから、 客としては万全の状態のショーが観たい。 ……ありがとうございます。 留意しておきますね。 [失言を重ねがちな己にもヴィクは優しい。 >>30赦すように撫でられたなら、素直に甘えた。 見なし労働時間制の為、うちでは残業代は出ない。 人によって裁量が違う為で、旅行までに済ませられなかったのは自分の落ち度なのである。 そぞろ神の物につきて心をくるはせとはよく言ったものだ。] (116) 2019/04/14(Sun) 0:46:27 |
【独】 舞台役者 ヴィクトル/* しかし俺の家を出たルンバも、元飼い主に似たのか波乱万丈のルンバ生を送ることになる… 元気でいろよ… [どこかで再会する感動のストーリーはない] なんだってサイコロステーキ500gがかかってたなら俺はちゃんと掃除したぞ() (-57) 2019/04/14(Sun) 0:46:36 |
【人】 裁判官 リーベルト[第三者から見ればきっと、どちらも等しく激務。 不毛な争いを起こしてしまうこと自体、疲れている印だ。 飯の用意は、別に毎日でなくていい。 余裕のある時に出来る範囲の手料理が頂けたなら嬉しい。 家に帰れば君が待っている。 それだけで、僕は幸せなのだから。 旅行だって、 本当は行き先など何処だって構わない。 誰と一緒に行くか、だ。] (117) 2019/04/14(Sun) 0:48:58 |
【妖】 古城の吸血鬼 ニクス ―日記 2頁目― [ 今日、びっくりしたことがあるの。 吸血鬼と呼ばれた人にはじめてあったんだけど あの人、赤ん坊のリリーよりも何も知らなかったわ。 私の姿を見ても追い出そうとして 全然手を出してこなかったから全部話したの。 そうしたら困った顔をしていたから とりあえずお腹が空いた事を伝えたの。 その後どうなったと思う? 薔薇の花を私に送ってきたの。 人は薔薇なんて食べないわって伝えたら すっごくすっごくビックリしたみたい。 仕方がないから薔薇の花で作った紅茶を淹れて 二人と一匹に用意したら驚いていたわ。 でも狼って紅茶を飲めないのね。 その点だけは、反省。 ($54) 2019/04/14(Sun) 0:50:42 |
【人】 裁判官 リーベルト利用時間決まってるんですよ。 24時間いつでも使えるって訳じゃないんです。 深夜のプールって背徳感はありますけどね。 不法侵入は良くないです。 [飛び込む余裕のあるプールは、十中八九お子様向けではない。 遊具など持ち込もうものなら白い目で見られてしまう。 だからこそ、宿泊先の自由度の高そうなプールが楽しみなのだ。 「僕とプールとどっちが大事なんですか」なんて、あまりにも子どもっぽいから口にはしない。 けれど、この会話>>31をした時、僕は心に決めた。 長い旅の終わりに君が訪れるのは、 温水プールではなく我が家のバスルームだ。 両足を思い切り伸ばせる広々とした浴槽を御提供しよう。] (118) 2019/04/14(Sun) 0:51:09 |
【人】 裁判官 リーベルトなら、良かったです。 まぁお肉料理も多少はあるでしょう。 朝からステーキという方もいらっしゃるそうで…… 野菜もちゃんと食べるんですよ。 [栄養の偏りに不安が過ぎった。 大食漢にも関わらず食に飢えていた頃を知っているだけに、旅行中はたんとお食べ……なんて思わず慈愛のまなざしを向けてしまった。 母親を通り越しておばあちゃんかもしれない。 ] (119) 2019/04/14(Sun) 0:51:48 |
【人】 裁判官 リーベルト─ そして現在・車中 ─ ……ん。 どうかされました? [不意に覗き込まれて>>37首を傾げた。 熱は無い。あったとしても旅行は押し通す。 触れられた箇所がまた熱くなってしまうのを感じながら、「大丈夫ですよ」と手を握ってみせた。 愛車の必要最低限の操作マニュアルを伝えておこうと思ったのだけれど、いまいち伝わっていないのを感じた。 その時々で改めて伝えた方が良いかなと悟った。 車は好きだ。 言わば、移動の出来る秘密基地。 乗り心地が良いに越したことはない。 アクセルを軽く踏んだだけで気持ちよく進んで欲しいし、外装とインテリアの隙のない美しさには痺れる。 セーフティ機能は勿論、パーキングアシストも付いている。 ドライバーの注意力が落ちれば警告音とディスプレイで休憩を促してくれる機能まで搭載されているのだ。 新車の購入を検討していると知ったなら、喜んであれこれ推薦しただろう。] (120) 2019/04/14(Sun) 0:53:50 |
【妖】 古城の吸血鬼 ニクス ―日記 3頁目― [ 結局泊まっちゃった。 大きくて広い部屋は私が今まで見たことのないくらい 立派でお姫様が眠る部屋みたいだった。 落ち着かなくなってそれからあの人を尋ねたのだけど 揺すっても頬を叩いても全然起きないの。 吸血鬼が夜にしか起きられないのは本当みたい。 仕方がないから夜まで待っていたら眠っていたみたい。 起きたら彼がそばにいたわ。 帰れって言われたからもう一度私の目的を話したの。 世話役は間に合っていると聞いたけれど 私は私で代表として訪れているから 何も出来ずに帰るのは困るって伝えたの。 ($55) 2019/04/14(Sun) 0:56:54 |
【妖】 古城の吸血鬼 ニクス[ そうしたら彼は鋭い歯を見せてきたの。 狼よりも細くて固そうな牙だったわ。 とても恐ろしいものには思えたけれど この人自身は相変わらず怖くなかったから 逃げ出さない私を見て不思議に首をかしげてたわ。 卿が覚めたなんて失礼な事を言うから なんとなく腹が立って長い足を蹴ったけど そういえば彼の名前を知らなかったから聞いたの。 名前なんてないって言うから、考えたわ。 そうしたらぴったりの名前があったから 今度から私は彼をそう呼ぶことにした。 ニクスって。セレス、私の名前とぴったりだもの。 夜と月って素敵よね ]** ($56) 2019/04/14(Sun) 0:57:42 |
【人】 裁判官 リーベルト……あ、良いですね。 次は遊園地に行ってみましょうか。 [家族の話を振った時、 不自然な沈黙が流れたのには気付いた。 今までの僕であれば信じてしまいそうな、ごく自然な演技。 此方から無闇に踏み入ることはしない。 いずれ挨拶をすることになるのなら、事前にリサーチしておきたいと思った迄。 職業柄、「普通の家庭」が如何に恵まれたものであるかは知っている。うちだって世間一般から見ればきっと、相当変わった家庭なのだから。] (121) 2019/04/14(Sun) 0:58:05 |
【人】 裁判官 リーベルト[そうして、どれくらい眠っていただろうか。 ほんの少しの間だったかもしれないし、小一時間経過してしまっていたかもしれない。] 身を賭して、は……大袈裟…… ふ……、はは…………、 精々頑張ってくれたまえ!! …………んむ。 [ドライバーに休憩を促すアラート音で目が醒めた。 一番近いサービスエリアで、少し休まないかと提案してみる。 悪態>>36はまったく聴こえていなかった。 寝顔をじっと眺められていたことにも、勿論気付かない。 自覚はなかったが、疲れは溜まっていたらしい。 これでも泣く子も黙る鬼判事補様だ。 だから先の年末年始も、所長直々に特命を下されてしまった。] (122) 2019/04/14(Sun) 1:00:45 |
【人】 裁判官 リーベルト……ふぁ……すみません。 つい、心地良くて。 ……夢を、見てました。 懐かしい、 君と出会った頃の夢です。 [彼の印象がまだ、 " クソ生意気な目立ちたがり屋 " だった頃の。おそらくは、向こうも己に対して良い印象は持っていなかっただろう。今でこそ刎頸の交わりだけれど。 ( あの頃は、 旅行どころか食事さえ、 共に出来る気がしなかったな。 ) 小さく笑みが零れた。 車を降りて外の空気を吸えたなら鼻歌交じりに手を引いて、ご当地ソフトクリームでも買い求めにゆこうか。]** (123) 2019/04/14(Sun) 1:13:23 |
【妖】 生贄 セレン[ 森の影が伸びる頃合いまで、 思考に沈む間の手は余計な薔薇の芽を摘み、 荒れを緩やかに押し留めようと従事していた。 陽は白い肌を赤く焼く。 それに気付かない程に幾度も繰り返す思考は、 子供部屋に残された痕跡のいくつかを中心としている。 忍ばされたナイフを片付けなかった理由。>>$50 見逃されたのか、残されたのか、 描かれた絵の笑顔の意味とその心情も。 涙の滲む羊皮紙には息を詰まらせた。 これを見たのだろうか、彼は。 見たうえで彼は子供たちに望み続けたのだろうか ] ($57) 2019/04/14(Sun) 1:15:07 |
裁判官 リーベルトは、メモを貼った。 (a25) 2019/04/14(Sun) 1:19:24 |
【妖】 生贄 セレン[ 考えても答えを持つのは夜の名を持つ彼だけで、>>$56 その名を名乗った彼を思い出し、唇をきつく噛み締める。 そこまで繋がれば己の鈍い頭でも理解はできた。 明らかに同じ村の出だろう奉仕を仕込まれた女の子。 似た名前と、彼女だけが持たされた金貨のお守り。 愛されるべき子供の行方はここで、 ここはその女の子と、夜の怪物の居場所だったのだろう ] ($59) 2019/04/14(Sun) 1:24:52 |
【人】 青星 ロキ[これ以上は、―――そのしぐさを出せば どうやら相手は悟ったらしく>>86 それ以上こちらに手を出すことはなかった。 魔王を斃す前にも見受けられたそれ。 変なところで妙な具合に察しがいいというか、なんというか。 それに助けられてしまっているのも、確かにある] けちじゃありませーん 人のもんかっぱらうなってーの [まあ、それを言うならそもそもとして 人の財布をすっている時点で注意をするべきなんだろうが。 自分に関してのことならば言うかもしれないが、 一応、"悪魔"であるからして。 この悪魔にそんな倫理観を 求めてしまうほうが―――、意味のないことである] (124) 2019/04/14(Sun) 1:34:06 |
【人】 青星 ロキ[自分がゆっくりスープをすすっている最中、 相手はどうも食べ終わったらしいことに気づいた>>88。 無言で手を合わせる様子を目にとどめ、 …けれども、焦って食べ終わることもせず。 相も変わらずゆっくりとしたスピードで食べ進める] [自分が食べる間、彼女はどうしていただろうか。 またもや行儀悪く足をばたつかせていたかどうか、 …それとも、まったく別のことをしていたか。 くだらない話をしながら、 彼女の様子を目にいれて、―――スープを食べていく] ………、 [最後の一口まで掬い取って、紙ナプキンで口を拭う。 くしゃりとまるめたそれを皿の近くに置いて、 小さな言葉で「ごちそうさま」、それだけをつぶやいた] (126) 2019/04/14(Sun) 1:34:59 |
【人】 青星 ロキ実のところ、俺もお前もあまり違いはないのかもしれない。 ああ、そうだ。 確かに俺はおまえに対して"似ている"と思ったし 似ているからこそ、 きっと、俺の元になったあいつは同情をした それはきっと、"悪魔"にとっては異端な感情だった 、 (127) 2019/04/14(Sun) 1:36:26 |
【妖】 生贄 セレン[ 食堂で手を洗って、 空腹を今更思い出し林檎を一つ手に取った。 森を探して食料を得る時間は思考に奪われ、 麺麭を焼くにはもう陽は落ちて、 焼きあがるまではお腹が持ちそうにもない。 それに、音色が途絶える前に。 裸足と違って乾いた音を響かせて、 ピアノに誘われ部屋へと戻り扉を叩く。 与えられた部屋なのに客人のように。 誰かのための部屋だったここに慣れてはいけないと、 檻を課した無意識を発露しているのには気付かずに ] ($62) 2019/04/14(Sun) 1:37:27 |
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