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【置】 二年生 小林 友「その子供が、かわいそうじゃないか。 だれか、どうかしてやったらいいに。」 といいました。 「私は、その子が、目をさまさないほどに、 揺り起こしました。 そして、それが夢であることを 知らしてやりました。 それから子供は、やすやすと 平和に眠っています。」 と、やさしい星は答えました。 ─────『ある夜の星たちの話』 小川 未明* (L3) 2020/10/04(Sun) 15:26:53 公開: 2020/10/04(Sun) 15:25:00 |
【赤】 アクスル[その唯一の見目が損なわれることは 死より辛いことだった。 けれど、いまの僕の容姿でも彼は 美しいと言ってくれるから すべてを許された気になってしまう。 アクスル・パームは一度死んだ。 新たに命を与えたのは貴方。 無責任に投げ出すことを許したくない。] (*33) 2020/10/04(Sun) 16:15:33 |
【赤】 アクスル[彼の方も僕をW連れて帰りたいWと――、 そう思ってくれていたと言う。 嗚呼、これこそ夢のような話。] …………はぁ [その手に愛でられる想像で 頭の奥から甘い痺れが拡がり 小さく吐息をこぼした。 もう、身体が覚えてしまった。 貴方に手掛けられるのは 大変に気持ちが良いことだと。] (*35) 2020/10/04(Sun) 16:16:15 |
【赤】 アクスル[……ただ、互いの想いが 真にひとつだと言うならば もっと自然に笑ってくれても、いいと思う。 どこか表情は硬く、違和感がある。 訊ねるべきだろうか。] (*36) 2020/10/04(Sun) 16:16:24 |
【赤】 アクスル[しかし、時差ボケと 負傷による体力の磨耗で 色々と限界だった。 彼のこと 僕を傷つけるだけの存在ではないと 認識したから、気が抜けたのもあり] ……、……うん、……ずっと、だよ…… [重たくなった目蓋を必死に持ち上げながら 釘を刺すことで、今は精一杯だった。 言質はとった。 やっぱりずっとはダメなんて、言わせない――…] (*37) 2020/10/04(Sun) 16:16:47 |
【赤】 アクスル[知っている。 貴方の家、綺麗な子、たっくさんいるんだ。 余所見は、出来たらしないで欲しいよ。 だから、貴方の家じゃなくて 僕の家に来て欲しい……こととか 貴方のこと 貴方がどんな風に生きてきたのか 知りたい……ってこととか 話したいこと、山程あるんだけれど] (*38) 2020/10/04(Sun) 16:17:03 |
【赤】 アクスル……、ごめん、……眠くて…… ちょっとだけ、……眠らせて…… [断りを入れてから目を閉じようとする。 許可が得られたなら間もなく、 ……得られなければ少し抗った末に、 金の睫毛に縁取られた目蓋が 蒼い瞳を隠してしまう。 無防備な姿を晒して、 小さな寝息を立て始めるだろう。] (*39) 2020/10/04(Sun) 16:17:12 |
【独】 二年生 早乙女 菜月/* >>+23 これの下2行やばいのと アンカー引けないけどその下の秘話2つもやばい 泣く……ベンベン すごい悲しいし切ないけど別世界美味しいですありがとうございます(ベンベン 違うよ。 ちがうよ。やばい 俺だって〜のあたりで死にそう やばい ウワアアアアアアあ(ベンベン (-129) 2020/10/04(Sun) 16:19:44 |
【独】 二年生 早乙女 菜月/* ねぇプロポーズじゃん 淡い思わせぶりな好意かと思いきや おもっくそプロポーズじゃん 死ぬ 泣く うううううう(ベンベン (-130) 2020/10/04(Sun) 16:20:47 |
【独】 二年生 早乙女 菜月/* NGに「死なれたら泣く」って書いたけど 死ななくてもベンベン泣いたね いやこれはNGじゃないですおいしいです でもちょっと泣かせてほしい(ベンベン (-133) 2020/10/04(Sun) 16:33:40 |
【独】 二年生 早乙女 菜月/* うええええええええて(時間差でベンベン 顔も声も知らねえええええええ(ベンベン しんどい、しんどい、 せ゛つ゛ね゛え゛え゛え゛え゛ (-135) 2020/10/04(Sun) 17:03:55 |
【人】 二年生 小林 友[気がついた時には暮れなずむ図書館に 一人っきりで机に突っ伏していた。 暖かな影は、もう何処にもなくて 冷たい秋の風がふんわり、頬を撫でていく。 幸せな夢から醒めたら、 色褪せた現実が横たわっている。 ……今ならマッチ売りの少女の気持ちが分かる。 何度も何度も、マッチを擦っては 同じ夢を見たがるの。 残された本と、ボロボロの便箋。 便箋には、菜月からのメッセージが しっかり残されていた。]* (27) 2020/10/04(Sun) 18:25:07 |
【秘】 二年生 小林 友 → 二年生 早乙女 菜月なんか、ハリウッド映画な世界なんだね。 「世界はウイルスにより滅んだ!」みたいな。 俺の世界で今生きている芸能人が そっちの世界じゃ亡くなってたり…… ホントに、信じられない。 菜月自身に降り掛かった災難もさ。 練習を積み重ねた成果が 出し切れずに終わったのは 俺なんか想像もつかないくらい悔しいと思う。 どうか、菜月も身体を大事にね。 (-137) 2020/10/04(Sun) 18:26:07 |
【墓】 二年生 小林 友[「大事にね。」の文字が掠れた。 黒や赤より使わないから、と選んだ青いインクが もうすぐ無くなりそうになっている。 別に違う色のインクを使っても 菜月は何も言わないだろうけれど ─────何となく。] (+27) 2020/10/04(Sun) 18:28:18 |
【人】 二年生 小林 友「……ともちゃん、変わったね」 [ある日、図書館に行こうとした俺に 青柳はそう言った。 振り向くと、青柳はその端正な顔をそっと あらぬ方向へ向けて、笑う。] 「なんか、彼女出来たのかなって。 ……それは喜ばしいことだけど ともちゃん、なんか消えそうで、怖い」 [それぞれが部活や委員会に向かおうとする 騒がしい教室内に、消え入りそうな声を出す。 俺は青柳のそんな顔、初めて見た。 もっと明るく何も考えない奴だと思ってた。 “陽キャ”ってそんな生き物だって。 俺はそんな青柳にそっと笑いかけて 肩を叩いて、言った。] (28) 2020/10/04(Sun) 18:36:15 |
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