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【人】 その辺に居る ルヘナ>>128 キファ 「わっ」 人々の歓喜の声を掻き分けて、 君が一人で居るのを見つければ いきなり背後から声を掛けた。 「キファ。 君とはまた是非茶会を、と思っていたのだが あの後は互いに忙しなかったのでな、 今………どうだ?」 WルヘナとキファW───否、W友人Wとして過ごせる時間は 確かに有限なのだから。 男の手には、この場に相応しく 二つ、紅茶のカップが有る。 (138) 2021/05/01(Sat) 1:04:39 |
【人】 特殊NPC シトゥラ>>136 【system】 NIA[NPC]<β> そのアカウントはサルガスに発見された。 現実の■■を忘れて、けれど。――変わることは許されなかった。 意地っ張りで、■■れてて、可■■くない性格。 冷めた顔立ち。ひょろり■■い手足。印象より■■身長。 NIA[NPC]<β>★ 少女は他のプレイヤー同様、『■■』を与えられた。 ロール名、「餓狼」。 強すぎる■■欲求。倫理観の著しい■■。餓えた獣。■■しの役割。 少女は殺人■■と成り果てた。 NIA[NPC]<β>★村人 最後に、表向きの肩書き「村人」をぺたりと貼り付けて。 これで「村人 ニア」の完成。 情報に入るノイズを一つ一つ、取り除く。 改竄されていた記憶は、元の姿を思い出す。 止まっていた時計が、針を動かす。 そこにある情報は、彼が愛した少女の記憶。 彼の求めた彼女が“彼女”になるまでの経緯。 ほんのすこし、電子の世界を泳ぐのが巧い少女が、 誰かに見つけてもらうまでの、足跡。 (140) 2021/05/01(Sat) 1:07:27 |
【人】 特殊NPC シトゥラ>>140 青年は、少女の瞳を思い出した。 記憶が改竄されていた時の、あの煌めいた瞳は。 本来の彼女では、無かった。 それを、僅かに、寂しいと思った。 時間にしたら、ほんのわずかな時間。 けれど、青年に流れ込んだ情報は、 恐ろしく膨大だった。 少女の中の、何かが音を立てて弾ける。 衝動、渇望、彼女を蝕むすべてが。 → (144) 2021/05/01(Sat) 1:20:38 |
【人】 侵されし者 ヌンキ「さて、ブラキを探さないと……」 キファにブラキウムを探せ。 完全無欠のハッピーエンドに辿り着く事を僅かにでも思うのなら、と。 ブラキウムが何が出来るのかはわからないけれど、キファの言葉は信じられる。 何が俺の中から消えたとしても……消えない努力をしてみようと思った。 だからヌンキは、探しびとを探して歩く。 体は少しずつ、薄く透明になりながら―――――― /*全体向け白置きです。 ブラキちゃんとはいいタイミングで最後にお会いする形がいいかなとおもったり、おもったり! (145) 2021/05/01(Sat) 1:26:50 |
【人】 その辺に居る ルヘナ>>142 カウス 子供扱いを指摘されれば 無意識だったな、と認識を改めた。が、 「…………ほらな。 案ずるな、誰であろうと熱湯には勝てんさ。 ミルクを足せば温度も下がるだろうが……。」 前までの君なら、 ミルクと聞けば嫌そうな表情を浮かべた筈だ。 それでも入れるならば、と容器を差し出す。 とは言え、 歳相応らしい君の反応には、密かに心を和まされたが W子供扱いWを指摘されるか、と、言葉には出さなかった。 「僕も君に話があるんだ。 飲みながらで構わない故、良いだろうか?」 (146) 2021/05/01(Sat) 1:32:20 |
【人】 特殊NPC シトゥラ>>144 その、瞳の煌めきを思い出す。 少女の爪が、肌を裂く感覚を思い出す。 その、熱は、衝動は、渇望はもうここには無い。 それはきっと、ロールの放棄によって失われる。 「死に損なって、苦しい思いをするのなんてご免だわ。 ねえ、シトゥラ。あんたはわたしを上手に殺せるのかしら」 青年は、手を離した。 「――そうしたいと言ったら、連れていってくれるの」 繋いだ手が、解ける。 ここに残るのは、あの時の少女ではなく。 赤い目の狼なんかじゃなくて、きっと。 そうなった少女の中に、残った感情を。 残るだろう感情を、青年は推測できない。 どこまでが“餓狼”のバグなのか。 彼女が青年に、手を伸ばした理由もそこにあるのなら。 それがこの修正によって、失われても。 しかたないと、諦めることは、きっと。 (147) 2021/05/01(Sat) 1:33:40 |
【人】 黒い羊 ハマル キファ [ハマルの『設定』のせいか] [旅の許可がすんなり降りた事も、過去の話] [今重要なのは目の前に広がる 青 !]「うむ!まさかスリがいるとはな。 揺さぶったら色々(窃盗品)落ちてきてハマルはびっくりした」 [ちょっとしたハプニングもこの光景の前では些細な事] [目の前に広がる 青 は][記憶の中の 黒い水 とは違う顔を見せている][貴方の手を握って、眩しげに目を細める] 「怖くないと言えば、嘘になるとハマルは思う。 けれど、それよりも。 ハマルはとてもわくわくしている。 ……もっと近くに行ってきても、いいか?」 [ハマルはそわそわと波が寄せては返す海を見ている] (149) 2021/05/01(Sat) 1:35:59 |
【独】 特殊NPC シトゥラ ロール その餓狼が望んでいないものだったとして。 その影響で、彼女がこちらに手を伸ばして。 それがなくなった今、 一緒に居てくれと願うのは、 青年にはひどく身勝手に思えた。 渇望を除けば、衝動を抜きにすれば。 自分の手を掴む理由が見えない。 彼女が餓えていたから。 彼女が欲しがっていたから。 そこに付け込んで、手を引いた。 ──それを失った今、何が残る? たとえ、それでも構わないと。 過ごした日々の思い出だけでも満たされていた。 ──NPCとしての都合上。 誰かとかかわりを持つことも無く。 そんな青年が初めて、手を伸ばしたいと願った少女。 「 」。 (-126) 2021/05/01(Sat) 1:56:13 |
【人】 セキュリティAI ブラキウム>>94 カウス *ギュッ* 「それは確かにそうかもだが! 自分が死んじゃうのは良くない!」 少し息苦しさを感じるかもしれない抱擁の後、ようやくあなたを解放しました。 「……うん。ブラキはもう良い子に戻ったのだ。 あと、あの…………。」 ヌンキからあなたの真意を聞き、ずっと考えていた言葉があるのです。 ブラキウムは、あなたが自分を嫌っているから邪魔をしに来たと思っていました。 まさかブラキウム自身のためだなんて、予想もしなかったのです。 「あのとき、……怒っちゃってごめん。」 (153) 2021/05/01(Sat) 2:00:39 |
【人】 子供 カウス>>153 ブラキウム 「 い゛っ…… 」苦しいと、言葉にするのは野暮だろう。 空気を読んだというよりは、無抵抗を貫いただけで あったが──その抱擁から、 あなたの気持ちが伝わるように思う。 「……え、」 そうして解放された後、 あなたの謝罪に目を丸くする。 謝ることこそあっても、謝られることなんて ないと思っていたから。 「いいのに……。ブラキウムのせいじゃないだろ。 寧ろ、嫌なもん見たろ。 アンタはみんなを守りたかったのに」 結果、あなたは少年もゲイザーも 守ることができなかった。 あなたの『守る』を守りたかった少年であったが 残したものはきっと無念だけだ。 そう、理解している。 (155) 2021/05/01(Sat) 2:18:02 |
【人】 侵されし者 ヌンキ>>148 メレフ 「! メレフ」 肩を叩かれ、振り向く。 自分よりも高いところにある貴方の顔を見上げた。 「あぁ……これか。 皆を驚かせてしまうね……」 困ったように笑う。 靴などである程度隠れているからわかりづらいが、もう手足は殆ど見えないレベルだ。 「これをどうにかしたいならブラキを探せってキファに言われたんだ。俺にはよくわからないけど、ブラキには呪いを解く力があるのかな」 ブラキがウィルス駆除ができるAIだということをヌンキはわかっていない。 自分がウィルスに侵されているということすら、わかっていない。 ただ漠然と呪いか何かにかかっていて、自分は消えてしまうのだと理解しているようだ。 「なんとかしろと言われても、俺にはどうすることも…… ―――あれ?」 なんか、透明になる速度が遅くなっているどころか……止まった、気がする。 こんな芸当ができるのは、目の前の貴方だけだろう。 一体何を、という目を貴方に向けた。 (156) 2021/05/01(Sat) 2:18:54 |
【人】 見物人 サダル>>152 ハマル 「ハマル……っ、うう。 ハマルー……よかっ、ごめんね死んでしまって。 こうやって会える日を待ってた。 たくさん頑張ってくれてありがとう…」 サダルはハマルにむぎゅー。 助けたい子供。推し。 少し気持ちはちぐはぐだが可愛いので、仕方ない。 何度その羊に救われただろうか…… 「声は、もう落ち込まない限り出ると思う。 みんなが幸せだったら大丈夫……その。 ハマルは体調とか無事? 記憶とか、……その"設定"とか」 突然のことで混乱していないだろうか、 いくらかの人と出会っているかもしれないが この世界から時期に離れるつもりの身としては聞いておきたかった (157) 2021/05/01(Sat) 2:21:30 |
【独】 夢見人 サダル肩書変えたと思って変えてなかったから夢を見る人になりました。 星集めに戻るつもりだったんですよ。 でもちょっと。今まだ夢見てるんで……… (-127) 2021/05/01(Sat) 3:03:26 |
【人】 特殊NPC シトゥラ>>6:+208 サダル 「!」 青年は、目を見開いた。 「──なあ、アンタ。 声が出るようになったらさ、僕の名前を呼んでくれよ」 いつかの約束。 まだ、出会ったばかりの彼を、青年が出会って。 声の出ない彼と交わした、他愛ない約束。 「サダル」 青年は、笑って。 相変わらずの泣き虫な彼に手を伸ばす。 「アンタは本当に、泣き虫ですねえ。 きちんと寝ないとまた体壊しますよォ」 彼の涙を指で弾いて、拭う。 いつかの、別れを告げたあの日と同じような状況。 けれど、今度ばかりはさよならを告げる必要はない。 「きっと、アンタにも寂しい思いをさせましたね。 よしよし──いくらでも泣きな、今度は何処にも行かない」 青年はまた、彼を抱きしめる。 その背をゆるく叩いた。 (159) 2021/05/01(Sat) 3:09:32 |
【人】 兎系 ニア>>136 >>140 >>144 >>147 シトゥラ ここまでの道のりを紐解かれて、丁寧に並べ直されて。 そうして少女は思い出す。 開発中のヴァーチャルライフシュミレーター"proxy"。 そこに潜り込んだ。自身にNPCのロールを付与した。 ぐらりと傾いだ体が青年へ一度、もたれかかる。 忘れていた“現実”を突然思い出した動揺と混乱で、 薄紫の瞳がひどく揺れている。 そのアカウントはサルガスに発見された。 現実の自分を忘れて、けれど。 ――動揺の理由はきっと、それだけではない。 少女は目の前の青年と恋をしていた。 ……そのことが、どこか遠かった。 (→) (160) 2021/05/01(Sat) 3:44:20 |
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