【人】 半分の仮面 リアン「分からないところはもうないのか? 分からないまま放置すると、どんどん理解が遅れていく。 どんなことでも良い。遠慮せず聞け」 少し詰まっている子にも、進んでしまった課程の基礎が分からないという子にも対応して。 理解度が高いのか、噛み砕いて説明しながら勉強会を進めている。 進行度が重なっている、その学年のメインとなる箇所は、ラピスにも任せてしまっているだろうが。 (52) 2022/05/04(Wed) 20:33:21 |
バレンタインは、幸か不幸か眠気がないので、手間取ることなく宿題を終わらせられるだろう。 (a36) 2022/05/04(Wed) 20:41:38 |
バレンタインは、この式ってなんだっけ…… (a37) 2022/05/04(Wed) 20:41:47 |
【人】 高等部 ラピス「♪」 面倒見良く生徒の相手をしている同学年を見て、どこか機嫌が良さそうだ。 リアンの身体が空かない分は、ラピスが受け持っている。 中等部生に任せられるところはこちらも任せて。 わからない問題を解けた下級生と拍手で喜んだり。 言葉の代わりに公式や語句が多く並ぶ黒板を片手に、小さな授業を行っていた。 (53) 2022/05/04(Wed) 20:42:45 |
ラピスは、いつか学校の先生になりたい。 (a38) 2022/05/04(Wed) 20:43:37 |
エルナトは、リアンに手を振って、バレンタインを指さしてる。教えてあげて (a39) 2022/05/04(Wed) 20:43:43 |
リアンは、教える事は嫌いじゃない。 (a40) 2022/05/04(Wed) 20:46:17 |
【秘】 月鏡 アオツキ → 中等部 バラニ「ありがとうございます。 信じられている分一生懸命働きますよ〜」 立場も抱える者も違う生徒達が理想とするギムナジウムの形が 同じではないことは、もうわかっている。 だから、皆の声を聞けるようになるべきなのだ。 「――……私は君たちの成長を邪魔したいわけでもありません。 できる限り皆が我慢をしない生活が望ましいです。 様々なものをかかえているでしょうが、どうぞ時には利用すると思って。 頑張りすぎないで下さい」 指を唇に当てて一息。 表情は相変わらずだが、そのときだけはどこか和らげで。 「たった少しのきっかけで、いつも通りが変わることだってあるんです。 それじゃあ、気をつけて。 バラニくん。」 踵を返して、背を向け暫くすれば見えなくなるだろう。 一つ一つ、今のギムナジウムが変わっていく。 たった数年前と今がちがう。あと数年で、また変わる。 壊れていく。壊していく。その崩壊の音を楽しみに待った。 (-232) 2022/05/04(Wed) 20:47:56 |
【秘】 夢見る乙女 シャルロッテ → 高等部 ラピス「………………」 何もかもがわからなくなり始めていた。 当たり前が壊れてゆく。 見ないふりをした呪縛が、足首を掴んで離さない。 ただ、あなたがこちらを案じて、慎重に言葉を投げかけてくれていることだけが。 そのやさしさだけが、今、理解できていることだった。 「…………だめ」 だめだ、それは。 問いかけに咄嗟に首を振る。 「『シャルロッテ』は『お母さん』」 「『お父さん』と『お母さん』はひとりずつ」 「だから、……だめ」 『シャルロッテ』は『お母さん』にならなければならない。 『お母さん』は『お父さん』の『お嫁さん』だ。 だから、だめ。 (-233) 2022/05/04(Wed) 20:48:54 |
シャルロッテは、一人で宿題に取り組んでいる。いつも通りだ。 (a41) 2022/05/04(Wed) 20:49:28 |
フィウクスは、今日も本の頁は捲らなかった。 (a42) 2022/05/04(Wed) 20:50:07 |
【秘】 中等部 バラニ → 司書 エルナトまっすぐに、微笑みながらこちらを見つめる姿。 いつものような穏やかな調子のはずなのに、どこか怪しげなものを感じて、ぞくりと寒気のようなものが背筋を走った。 「っ、できることなら、君の助けになりたいとは……思う。 私にとって、エルナトくんは大切な友人なのだから……」 ▼ (-234) 2022/05/04(Wed) 20:52:13 |
【秘】 中等部 バラニ → 司書 エルナト「けれど……すまない。 そのお願いには……やっぱり、少し考える時間が欲しいよ」 普通の食事を摂って生活している人間にとってそれは。 すぐに受け入れるには、やはり抵抗があるものだった。 食べることもそうだけれど、食べさせることにも抵抗はある。 それでも、あなたの力になりたい気持ちも本当だ。 だからこそ、バラニは決断をする時間が欲しいとあなたに求めるのだった。 (-235) 2022/05/04(Wed) 20:52:43 |
【置】 中等部 バラニ──消灯時間もとっくに過ぎた頃。 ルームメイトのふれあいで寝るタイミングを失い続けながらも。 それが落ち着き、ようやく静かに寝床に着く時間がやってくる。 ……だというのに、バラニはずっと眠れずにいた。 色々な事があって疲れていたのだから、すぐに寝付くことができてもおかしくないのに。 思い出さないように、考えないようにしていた不安や恐怖が、静かな夜にはゆっくりと忍び寄ってくる。 それを感じていると、ぞわぞわと身体が疼いて仕方がなくて。 まるで抑え込むようにしながら、自らの腕を掴んで気分を落ち着かせようとしている。 けれどこのまま、じっ、としていてはどんどん膨らんで行きそうで、何より恐ろしい。 こんな時間に部屋の外を出歩くのはいけないことだともちろん理解はしている。 だから、少し気分転換をしたいと願ったこの気持ちは……ちっぽけな出来心だ。 すっかり寝ているはずルームメイトを起こさないようにそっ、と部屋を出て行って。 (L5) 2022/05/04(Wed) 20:53:37 公開: 2022/05/04(Wed) 20:55:00 |
バラニは、それから、部屋の外に出た後に誰かと出会った。 (a43) 2022/05/04(Wed) 20:55:34 |
【置】 充溢 バレンタイン───君はどうしてそんなことをしたの? 鉄錆びた匂いが、月光が照らした表情が、 頭でずっと反響している言葉が、 溢れ出て収まらない不安が、 孤独に対する恐怖が、 僕を充溢していく。 そんな夜だった。 薬を飲んだ。 (L6) 2022/05/04(Wed) 20:55:53 公開: 2022/05/04(Wed) 21:00:00 |
バラニは、とある貴族の跡取りだ。その病気を治療することを、強く求められている。 (a44) 2022/05/04(Wed) 20:55:54 |
エルナトは、いつものように微笑んで (a45) 2022/05/04(Wed) 20:56:08 |
バラニは、けれども、そんな方法で病気を治療したいと思ってはいなくて。 (a46) 2022/05/04(Wed) 20:56:11 |
エルナトは、冗談だよ、とルームメイトに言った。いつかの夜の事。 (a47) 2022/05/04(Wed) 20:56:28 |
バラニは、けれど、それを許されるような人間ではなかったのだ。 (a48) 2022/05/04(Wed) 20:56:49 |
【独】 半分の仮面 リアン/* バラニと真逆の人生で泣いちゃった 病気と性質によって跡取りから放り出されて、病気を治すことを求められなかった王族……… (-236) 2022/05/04(Wed) 20:57:24 |
バラニは、その夜……部屋に帰ることはなかった。 (a49) 2022/05/04(Wed) 20:57:57 |
エルナトは、この狭い部屋の中の、子供らしくあれる時間が好きだった。 (a50) 2022/05/04(Wed) 20:58:28 |
エルナトは、この時間が、明日も明後日も欲しかった。 (a51) 2022/05/04(Wed) 20:58:41 |
【墓】 雷鳴 バット青年はその日、太陽のあるうちは教員棟から出されることさえなく。 月のあるうちは部屋の中から出ることさえ叶わなかった。 獣は檻に入れられたまま、また、誰かのいない朝が来る。 (+2) 2022/05/04(Wed) 20:58:45 |
エルナトは、欲しかっただけなのに。 (a52) 2022/05/04(Wed) 20:59:28 |
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新