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【赤】 奏者 イルムヒルト……言わずとも、 わかっていらっしゃるでしょうに。 [全身で、心さえもすべて。 貴方を待ち望んでいた。 女は幸せそうに微笑めば、背に回した腕で男を引き寄せるようにして、 欲しかったの。 と、囁くと同時に唇を重ねる。] (*71) 2022/11/30(Wed) 12:59:48 |
【赤】 奏者 イルムヒルト[興奮を貴方への希求にかえて 情欲を絡めるようにして、中で脈動する雄を締め付ける。 可愛い、ひと。 いとしいひと。 だからこそ総て喰らいたい。 喰らって、満ちて。そしてまた求めてしまう。 私がそうなのだから、きっと 貴方もそうでしょう?と無言の問いかけ。 見つめる瞳には貴方しか映らず。 その姿も、この胸を疼かせてやまない。 焦らされた私は、もう陥落寸前で。 溺れそうなのをじっと、たえて。] (*72) 2022/11/30(Wed) 13:00:24 |
【赤】 奏者 イルムヒルト ……ひ、ぁ。 シメオン様、っ [体が跳ねて。快楽に啼く声はただ甘い。 ゆっくりと引き抜かれ、押し込まれ。最奥に向かうときに 一際強く突かれたなら、 褥の上で女は、艶やかに乱れた姿を晒すだろう。 経験も、手管も男が上回り。 それを甘受する己は、貴方の手の中で鮮やかに咲き誇る 貴方を刻まれるたびに、私は貴方に溺れて ……自分だけでは嫌よ、と。 男に絡む艶肉は、甘やかに中を締め付けた 幾重にも重なる卑猥な音 陽光が寝台を照らすなかで、二人混じりあう フェスが終わり、日常を取り戻した街の喧騒は いまは遥か、遠くに*] (*73) 2022/11/30(Wed) 13:00:58 |
【人】 「怪人」 ファントムーーその魂は、いつも星のよく見える海岸に立ちつくしている。 その髪の色と同じ、青く星の瞬く夜空を見上げ続ける。 「しばらくだね。」 彼女と初めて会った時、彼女には記憶が無かった。 生前の自分に酷く嫌悪感を持つ魂は、そうなりやすい。 思い出したくもない、というものだ。 けれど、彼女はこうも言っていた。 『自分のことは覚えていないけれど、一つだけ心残りがある。 その為に、主の御許に昇らないのだ。』と。 「そんなまさか、と。 頭の片隅にも置いていなかったんだが、あとになって考えると、あまりにも君の話と重なる事が多くてね。 色々と調べたんだよ。」 (45) 2022/11/30(Wed) 14:15:40 |
【人】 「怪人」 ファントム「君が自分の命より大切にしていたリリーは無事だ。 今は母の呪縛から解き放たれて、自由に舞い踊っている。 だから、君はもう神の御許で待っていてあげてほしい。 ーーーさぁ、行こうか。 ステラ。」 (46) 2022/11/30(Wed) 14:16:07 |
【独】 「怪人」 ファントム/* やっとちゃんとお姉さんの事を拾えた かなり確定気味に書いてしまったので、解釈違いなところあったらすいません (-203) 2022/11/30(Wed) 14:17:51 |
【赤】 大富豪 シメオン[男は溺れていた。 艶やかに乱れるその美しい姿に。 剛直に絡みつききつく締め付ける艶肉に。 快楽に啼く声も甘く、男を誘い煽る。 やがて動きは強く深いものに変わる。 それは男も既に限界寸前ということ。 快感の海に溺れながらただ只管に女を貪り喰らう。] (*74) 2022/11/30(Wed) 15:39:49 |
【赤】 大富豪 シメオン[叩きつける様に突き入れられる剛直。 手管などもはや用を為さず、あるのは女の奥に、もっと奥に、少しでも奥へ届けたいという本能だけ。 もっと味わいたいという欲と、早く女の中に吐き出したいという欲。 背反する二つの欲はしかし官能の強さによって後者が勝る。 我慢などできるはずもない、抗うなど一瞬だけのこと。] 出すぞ…っ [女の腰を掴んでより一層深く。 意識が飛びそうなほど快楽の強い波に攫われながら、男の精は女の最奥で一気に吐き出された。ビュルビュルと勢い強く胎の中を濃厚な子種がどっぷりと溜まっていった。*] (*75) 2022/11/30(Wed) 15:40:38 |
【赤】 踊子 リリーンぁ、あ、 ひ、ぅ……っ [ 堪えようとして、抑えられない甘い声が零れ落ちる。 激しく動こうとはしない穏やかな律動は、 嫌でも中に収められた熱を感じ取ってしまうもので。 抜けてしまいそうなほどに熱が引かれ、 いかないで、というように胎はきゅうと収縮を繰り返す。 気持ちいいところを擦られて、最奥を突かれる度に ぞくぞくと腰が震えた。 初めては痛いものだと同業者が言っていたけれど ならどうして自分は、こんなに── ] (*76) 2022/11/30(Wed) 16:31:04 |
【赤】 踊子 リリー────── ふぁ、あ、あ っ!? [ 抱き留められ、彼と肌が重なり合えば それは女の体が否応なしに動かされたということ。 弾みで体内の熱が最奥をより強く押し上げて、 視界がぱちぱちと光を散らした。 重ねられた唇を受け入れ、 舌が絡まり合うのをどうにか必死に追いながら 薄桃の髪を乱れさせ、快楽に鳴いて。 ] ……〜〜〜〜っっ! [ 何度目かの最奥への刺激と、吐き出された熱の感覚に 目をぎゅうと閉じて、女も媚肉を一際強く震わせた。 ] (*77) 2022/11/30(Wed) 16:31:07 |
【赤】 踊子 リリー……ッは、 なか、…あつ、ぃ…… [ 額に落とされた口付けを、 終わりの合図──だと受け取っては、息を吐く。 中に出すのを許してしまったけれども 一回だけなら大丈夫か、…と目を閉じようとして。 再び熱が、明らかな意思を持って動き始める。 ] ぇ、や、……まって、 すこしやすませて…………ッ [ 今は無理だと首を振っても、どうにか腕を動かしても 些細な抵抗にさえなりはしない。 何の躊躇いもなく再び中へ注がれる彼の種を受け止め、 快楽にはらはらと涙を流して。 ] (*78) 2022/11/30(Wed) 16:31:11 |
【赤】 踊子 リリー[ やがて啼くことも出来ない程に疲れ果て、 胎に白濁がすっかり満ちてしまった頃。 体を震わせながら、女はようやく意識を飛ばし シーツへその身を沈ませた。 ** ] (*79) 2022/11/30(Wed) 16:31:14 |
【独】 踊子 リリー/* お姉ちゃん絡み拾っていただいてるのも見てます〜 今日ちょっと忙しめでして、拾える時に拾えるものを…どうにか…の気持ちでいつつ 〆られるようにお返しをば!** (-205) 2022/11/30(Wed) 16:32:04 |
【人】 大富豪 シメオン─ とある男の話 ─ [剣王シメオンの最も優れた能力とは何か。 男と共に『北の勇者』と呼ばれた者たちは口を揃えてこう言う。 「瞬時に本質を見抜く力」 と。 敵の弱点を即座に見抜き、敵の意図を瞬時に判断する。 その力こそが剣王の持つ最たる能力、彼らはそれを『心眼』と呼んだ。 ラ・コスタへ移住してより、その力は『美』に対して向けられた。 才能豊かな、しかし伸び切れない眠れる『美』を見出しては、彼らの飛躍に必要なものを与え、世に送り出した。 端役で燻るダンサーはそれによってプリマバレリーナとなった。 場末で小銭を稼いでいた歌い手は大劇団のプリマドンナとなった。 路上で似顔絵を描いていた者は流行りの画家となり、土産物の工芸品を作っていた者は街を代表する工芸家として名を馳せた。 シメオンによって見出され『美』の担い手として有名になった者は数多い。] (48) 2022/11/30(Wed) 17:07:08 |
【人】 大富豪 シメオン[だが、男は余りにも『美』に偏っていた。 ただ一瞬の輝きのために破滅に追いやられた者もやはりら数多くいた。 『美』の頂点に立ち、名を残したからといって本人が幸せだったとは限らない。 その一人が女優のドナータだった。 賢者の求愛を受けた女は幸せの絶頂にあった。 だが、それは賢者の親友に乗っては『美』が失われようとしていると受け止められた。だから、男は手を回した。 「幸せな結婚生活を続けるには必要なものがある」 男はそう言って女に流行りの歌を聞かせた。 女はそれを大層気に入って愛しい男にそれらを強請った。 男はそれを理解っていた。 賢者が男に何かを借りに来るとを。この街で賢者にはそれを頼める者が男しかいないのだから。] (49) 2022/11/30(Wed) 17:07:56 |
【人】 大富豪 シメオン[男は女の幸せを願っていた。 親友の幸せを願っていた。 ただ、それよりも男には譲れないものがあった。 そらだけのことで、それが全てだった。 ドナータは才能豊かな女優だった。 見目の美しさはもちろん、その演技は見るものを魅了した。 しかし、足りなかったのだ、男には女がもっと輝けることを、もっと美しくなることがわかっていた。 彼女に必要なもの。 男が見抜いたそれは『絶望感』だった。 ドナータの師は彼女を磨いた。 それが間違っていたわけではないが、彼女の『美』の本質は生まれの苦しさからくるものだった。あの頃には戻りたくないと、自分を磨くその想いこそが彼女の『美』の本質。 だが、幸せな日々を過ごす中でそれが曇っていくのを男は見過ごさなかった。見過ごせるわけがなかった。 そしてそれは見事に花開く。 悲劇的な別れ、体を汚され、愛する者を失ったその絶望がドナータをさらに美しく磨き上げた。] (50) 2022/11/30(Wed) 17:08:51 |
【人】 大富豪 シメオン[彼女は自分の幸せと引き換えに『美』の頂点に立った。 しかし、彼女の成功を知るとかつて彼女を弄び汚した男たちが再び女に近づいてきた。 男たちは当時のことをペラペラと女に聞かせた。 どれだけ楽しんだかということ、女もまた男たちに抱かれ快楽に悦んでいたということ、そして、女のもとへ向かわせた者の存在も。 その翌日、男たちの首は街の大通りに晒されていた。 人々は噂する。 彼らはドナータに手を出そうとして、彼女のパトロンが彼らを粛清したのだと。そのパトロンこそが賢者が去ってより彼女を庇護していた男、シメオン・ジョスイであった。 この街で知らない者はいない。 ジョスイの『美』に手を出してタダで済む訳がないことを。 故に、殺された男たちの親たちの辿った道は二つに一つだった。 黙して諦めるか、報復を画して返り討ちにあったか。] (51) 2022/11/30(Wed) 17:09:56 |
【人】 大富豪 シメオン[男はかつての親友に向けて呟いた。 「甘いんだよお前は。 敵は徹底して滅ぼさなければならない。 俺たちは、北で身をもって知ったはずだ。」 結局、その出来事でシメオン・ジョスイが罪に問われることはなく、そのことがこの男にとっての伝説の一端となった。 そんな街の出来事を他所に、ドナータはただただ堕ちていき、男はそんな女を見て、その醜さに苦虫を噛み潰したような顔をしていたという。*] (52) 2022/11/30(Wed) 17:12:22 |
【独】 大富豪 シメオン/* どうして親友の女をそんな目に合わせたのかとか、なぜイルムヒルトにいきなりエロエロなことをしたのかとか、妙に鋭い爺さんとリュディガーに言われてる辺りは、男の『心眼』というスキルだったという話。 (-207) 2022/11/30(Wed) 17:19:16 |
【独】 「怪人」 ファントム/* お返事確認しております。 リリーちゃんかわいいですよね…延々と頭撫でてあげたくなりますよね… こちらもそろそろ退社なので、今しばらくお待ちを (-208) 2022/11/30(Wed) 17:35:59 |
【独】 人造生物 ユスターシュ/* (アンサーいただけると思ってなかったので完全にはわわしてる)(ものすごくうれしい) ありがとうございます! シメオンさん本当にすごいなぁ……。 (-209) 2022/11/30(Wed) 19:22:48 |
【人】 「怪人」 ファントム―全てが終わって― すっかり脱力してしまった彼女の身体を、抱き留めていた腕から離して、ゆっくりとベッドへ横たえる。 ――もし、今の彼女を見てこのまま行為を続ける事を考える者もいるのかもしれないが、生憎自分はそこまで貪欲になれるタイプではない。 そっと腰を抜いて、一通り彼女の衣服を整える。 「――彼女を頼んでもいいかな? 貴方になら、任せられる。」 屋敷で仕えている魂の1人へと、彼女を託した。 リリーは彼女を知らないが、彼女はリリーを知っている。 何せリリーはイルムヒルトの友人だ、彼女が邪険にするはずはない。 ――リリーは、もしかしたら彼女にイルムヒルトの事を聞かれるかもしれないが。 「おやすみ、私の舞姫。」 再び、その額に口づけを落とす。 自由を得た彼女が、より美しい舞を魅せてくれる事を願いながら。* (53) 2022/11/30(Wed) 19:23:06 |
【独】 「怪人」 ファントム/* よし、これにて締め! プロから実に長い間、ありがとうございました。 お返事が毎度かわいいので、ノリノリでお返事させていただいておりました。 リリーちゃんが無事に自由を見いだせたようで安心しております。 重ねて、お付き合いありがとうございました。 (-210) 2022/11/30(Wed) 19:25:25 |
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