情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
【赤】 鬼の子 千[やがて声すら潰えてゆく。 陸に上げられた魚のように振り下ろされる大鉈の動きに重なり身体を跳ねるばかりの、獲物。 獲ってきた獣を見て喜んでくれた記憶が過ぎったのは、走馬灯なのだろうか。 紅鉄坊との日々は、やはり鬼の子なぞには過ぎた幸せだったのだろうか。 こんなことになるなら、やはり喰らわれたら良かったのだろうか。 男の憎悪の叫びも与えられる痛みも、今は遠い。] (*11) 2021/07/01(Thu) 2:00:05 |
【秘】 鬼の子 千 → 鬼 紅鉄坊俺の命は婆さんのように長くは保たないだろう あんたはいずれまた違う人間を迎えるのだろう その意思に関わらず、古の約束に基づいて 分かっている、分かっているから聞かなかった 優しいあんたを困らせないように いつか来る時に寂しさを誰かが忘れさせてくれるように それでも…… (-128) 2021/07/01(Thu) 2:00:36 |
【赤】 鬼の子 千[がらりと色彩を変えた空間、動く者は何処にもあらず 誰もいなくなった部屋で虚しく音を立てる火鉢の熱は、開かれたままの戸から吹き込む風で意味を成していない。 横たわり、その寒さに晒されている男の上下する胸の動きは眠りの最中よりずっと微かなもの。 老人のような白髪は身体や部屋と同じく斑に紅で汚れ、乾き始めている。 命がかき消えるまで、残る時間はもう僅かだろう。*] (*13) 2021/07/01(Thu) 2:01:36 |
【人】 鬼 紅鉄坊[ 人の善意を信じる鬼は、何の情報もなく未だ彷徨い続けようとしていた 何処からか怒号のように響き渡る、 育ての父たる男の声がその歩みを漸く止める。 直ぐに同胞が狼狽え囁き合うような気配を、あちこちから感じた。 ] まさか…… [ 鬼は漸く気づく。 山に棲まう妖らにとっても想定外の、非常事態が起きている。 迷子など、何処にもいない。 ] (59) 2021/07/01(Thu) 2:02:28 |
【人】 鬼 紅鉄坊[ 輿入れの季から時は過ぎ、 鬼の知る彼らしい振る舞いをしていた薬屋の店主。 その傷は決して癒えないものだとしても、 裏で何を考えていたのか、思いもしなかった。 体躯に似合わぬ速さの走りが、鬼の焦りをありありと表す。 己を傷付けることなど無い枝や草など押し退け、 道無き道を駆け、最悪の想像を払う為に寺を目指す。 ] (60) 2021/07/01(Thu) 2:02:43 |
【赤】 鬼 紅鉄坊なんだ、この匂いは…… [ 酷く食欲を唆る。濃すぎる血の芳香だ。 門に到達する前から、強く鬼の鼻腔へと届いた。 ほんの一時、指から流れる一筋を舐めただけの 千の血を思い出すことは、流石に無い。 だがこの状況で嗅ぐそれは、不穏を煽るに充分なもの。 ] (*14) 2021/07/01(Thu) 2:03:02 |
【赤】 鬼 紅鉄坊千……ああ、千! 何故、どうしてお前が…… [ 衝撃でぐらついた視界、なんとかよろめきを堪えて戸を潜った。 込み上げる本能への嫌悪で、胃酸がせり上がる。 抱き上げよく見れば、片目から顔に掛けて傷つけられている。 外套の前を開けば、白い着物が無残に色を変えている。 まるで自分と対照にされたような傷の他にも、 酷く虐げられた跡が身体中に存在していた。 刃物を使ったのだろう。同胞の所業ではない。 これはやはり──薬屋の店主からの、村人からの報復だ。 ] (*16) 2021/07/01(Thu) 2:04:56 |
【赤】 鬼 紅鉄坊お前は何も悪くないのに 全て、これからの筈だったのに…… [ かつて同じであった人の子を喰らい続ける同胞と、 彼らを見捨てられず約束を取り付けた自分に罪はあろう。 それでも千は無関係だ。 村で千が何をしていても、鬼子と呼ばれるに相応しい悪人でも 花嫁たちは彼のせいで死んだわけではない。 報いを受けるべきは自分だ。 村人を飼い殺すような契を押し付け、長きに渡り花嫁を送り 今更全て捨てて千と外の世界へ向かおうとしていた鬼だ。 ] (*17) 2021/07/01(Thu) 2:05:20 |
【赤】 鬼 紅鉄坊千、死ぬな…… 私を置いて行かないでくれ…… [ 微かに息があることに気づいても、鬼の声は絶望に震えている。 血が足りない。傷が多すぎる。 収穫した実は全て薬屋に渡した。 対価は後日、寺まで届けられる筈であった。 約束の傷薬も、“これからの為”求めた止血の生薬 ──梔子の薬も此処にはない。 血に塗れた愛しい唯一に、何も出来ない。 命が、消えてゆく。このままでは、千は死ぬ。 ]** (*18) 2021/07/01(Thu) 2:06:01 |
【独】 鬼の子 千/* 褒められた直後にこんなものを落としてしまった ずっと書いていたから、後から気づいた…… うん、うちはうちで天狗組とは方向性が違うけど殺伐する予定だったんだ (-130) 2021/07/01(Thu) 2:08:59 |
【人】 水分神[妾はずぅっと嫌だったのじゃ。 人の子を気に入ってしもうた その先に 必ずきたる別れのことが。 最初から近づかなければ良い。 そう自らに思い聞かせてきたと言うに。] (61) 2021/07/01(Thu) 2:32:25 |
【人】 水分神[どうしようもなかった。 その男は、料理がンマかった。 掃除が完璧じゃった。 我儘な妾に懲りず呆れず 笑顔でついてきおった。 優しかった。 単なるご機嫌取りじゃと思うて 抑えようとしても抑えられぬほど まいにちが嬉しさで満たされてしまったのだから。] (62) 2021/07/01(Thu) 2:32:29 |
【人】 水分神[頼み事を投げ出し 村に逃げ帰ってくれていたらと 考えていた一方で いいや逃げ出してしまう様な お主ではないと確信する妾もいた。 故にこそ 行かせてはならんかったのじゃ。] (63) 2021/07/01(Thu) 2:32:49 |
【人】 水分神[心の中でぎゃあぎゃあ騒いでおる間に 彼は自身の腕に何かを見つけた。 妾もその視線を追い────] (ひっ) [なななんでそれが、と 止まっていた涙が目元へ集まった。] (67) 2021/07/01(Thu) 2:34:22 |
【秘】 水分神 → 龍之介[しっかり釘を刺したならば。] ……そうか、龍之介と申すか …………ふふ。りゅ、う、の、すけ [噛み締めるように音にする。 お主は名前すらも妾を喜ばせるためにあるのか。 そんな気がしてしまい、溢れるは笑み。**] (-131) 2021/07/01(Thu) 2:40:15 |
【独】 水分神/* うわーーーーっしんじゃだめだーーーーっ ってベソかく自分と、 げっへっへ、死に瀕した際の人間(人間じゃなくても可)ドラマは最高だーーってゲス顔してる自分が同棲しています ふへへ (-132) 2021/07/01(Thu) 2:44:10 |
【独】 鬼の子 千/* お疲れでしょうに、こんな時間まで書いていらっしゃったのですね。どうぞゆっくり休んで下さい。 水分組が可愛いのは多分両方心が清らかだからだと今思い至りました。秘話の差分の使い方が最高過ぎる。 幸せになってほしい……** (-133) 2021/07/01(Thu) 2:48:19 |
【独】 水分神/* わーーーーっおきてらした! ありがとございますっっ おつかれさま、おやすみなさいっ 心……ミクマリあほで意地悪ですが……>< 龍之介くんはぴゅわっぴゅわの天使 らぶ! 外で回すのも楽しいけど村は顔芸が楽しい 龍之介くんと幸せになります もうなってる?! (-134) 2021/07/01(Thu) 2:55:50 |
【独】 龍之介/* みくまりさま かわゆす;; むぎゅってして、もふってして、こねこねぷにぷにしまくりたい はーーーーーーーーー かわいいよぉ、、、 (-136) 2021/07/01(Thu) 9:15:51 |
【独】 龍之介/* お仕事忙しいのに こん なー に遅くまで ありがと;;;; ここ>>63の、確信してくれてたっていうのが すごくうれしいっ >>64 泣き方もめっちゃかわいいし >>65 そんな力が?って驚いてるのもきゅーとだし >>67 ぎゅーを なんちゅうこと、って すごい敷居の高いことみたいに位置づけてるのが 新鮮でたまらないし >>68 照れてるお姿と くぎを刺していらっしゃる ギャップに もえもえてろてろだし るに、ってしてくれるのも すきーーーー!!!! そして極めつけの>>-131っっっ _(:D」┌)_ あゝ…、あゝ… _..____ ひとのかたちを保てない (-137) 2021/07/01(Thu) 9:35:50 |
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新