【秘】 よいが来ない ミズガネ → 浮遊想 テラ「あ、あー……そう、か。広い意味で考えるとそうなるか。無視が何より辛いもんな。反応あるとそれだけで嬉しくなる……か……。 俺、まだまだ贅沢言ってたんだな。無視の代わりにたまに貰っていた侮蔑とか嘲笑とか、意味ありげな視線は怖くて怯えてたから」 うろうろに合わせてこちらも視線をうろうろ。 「でもそうか、思った通りの評価がもらえたのなら確かに嬉しいな」 それに越したことはない。思った通りの評価がいつだって貰えなかった男は繰り返し頷いた。 ▽ (-212) 2021/10/23(Sat) 6:03:49 |
【秘】 よいが来ない ミズガネ → 浮遊想 テラ「あ、あー……その。落胆させてすまなかった。 …………………………ただいま。……なんて、今言っても遅すぎるだろうけど。 分かっててやめなかったのは……俺も酷いことしたし、お互い様でいいんじゃないか……?」 ばつが悪そうに答える。 「……ひとまず、全部教えてくれたこと感謝する。 お前はさ、こういうことをずっとしてきたのか?……ああいや、もっと正確に言うなら。 お前は館に来た時から、透明な扱いをされていたのか?」 (-213) 2021/10/23(Sat) 6:04:18 |
探偵 キエ(匿名)は、メモを貼った。 2021/10/23(Sat) 6:29:26 |
キエは、背中に叫ばれた言葉を思い出す。 (a31) 2021/10/23(Sat) 6:29:47 |
探偵 キエ(匿名)は、メモを貼った。 2021/10/23(Sat) 6:30:24 |
キエは、キエは気が短くはないが長くもない。粗暴でもないが温和でもない。感情の起伏というものが乏しくもある。 (a32) 2021/10/23(Sat) 6:31:22 |
キエは、しかし自分の在り方を変えようとしてくるならば其の限りではない。 (a33) 2021/10/23(Sat) 6:31:34 |
【人】 巫女 ユピテル>>+14 ミズガネ 「ふふ、困ったわね〜。私、元は死ぬ事は怖くなかったの。 だから何でも言えたわ。だからこそ動いてくれた心だって、 今まで沢山あったのかもしれないわね」 でもそんな事言われたら、死ぬのが少し。 ……少しだけ、怖くなっちゃった。 貴方を苦しめさせたくない。……それでも、 「ね、ミズガネ。貴方は身勝手なんかじゃないわ。 貴方が思う事は当然で間違ってない。嬉しいとすら思う。 それでもW死神の彼Wを知りたいと思う私だからこそ、 きっと貴方は好きになってくれたって思ってる。 このまま、何も知らずあの子を殺したら。私、それこそ、 自分もあの子も。誰も赦せなくなる。きっと耐えられない」 知ってるわ、ミズガネ。これを聞かせれば聞かせる程、 万が一の時の貴方の後悔が膨れ上がるって。 だから、私を好きになってくれてありがとうは言わないわ。 本当はもっと考えてる事もあるけど、心に秘めておくわ。 貴方に選択肢を渡さなくて、渡せなくて、ごめんね。 「でも私、慈悲深くなくて我儘で欲張りだから。 貴方がそこまで言ってくれてるのに諦めない頑固な女なの。 その代わりね、もう安易にW死んでもいいWって言わない。 泣いてくれる人がいると知って、抱えた上で行くわ」 ▼ (35) 2021/10/23(Sat) 6:54:17 |
【人】 巫女 ユピテル>>+15 >>+16 ミズガネ 「無理はしない。私、絶対死なないわ」 「だから、貴方を、貴方の性格を知った上で、 こう言うね。 W私を信じてW って」これだけ言ってもし失敗したら、傍でいっぱい怒ってね? なんて、本当は思ってる事は絶対怒られるだろうから言わないけど。 でも、放っておけないの、ゲイザーを。あの子を。 逆の立場なら、貴方も考えてた可能性は0じゃないって思ってるよ。 本当は抱きしめたくても、視覚がない上では叶わなくて。 貴方の語りかけがないと触れられないから、寂しいけれど。 ふふ、……わがまま通そうとしてる罰かもしれないわね。 (36) 2021/10/23(Sat) 7:03:08 |
【置】 空想 ゾズマとあるお金持ちの家に、病弱の一人娘がいました。 甘やかされて育ちました。でもお家以外ではうまく人と話せない、よく言えばおとなしく、わるく言えば内弁慶でした。 娘には、幼い頃から他には見えない友達がいました。 ふわふわで、あたたかくて、ぬいぐるみのような姿をしていて そう まるでお話ができるテディベアのような! 兄弟もおらず、外でともだちと遊ぶことも あんまりできなかった娘の親友でした。 だけど時がたつにつれて、娘が成長するにつれて ある日それはみえなくなってしまうのでした。 唯一の友達でしたから、とてもとてもさみしかったのです。 ママは言いました。大きくなると見えなくなるものなのだと。 本当の友達ができたときのために助けてくれた存在なのだと その時娘は、納得して、うなずきました。 きっといつかすてきなともだちができますようにと! (L3) 2021/10/23(Sat) 7:09:59 公開: 2021/10/23(Sat) 7:10:00 |
ユピテルは、もうひとつ。あと一人、聞きたい事がある。 (a34) 2021/10/23(Sat) 7:10:04 |
【置】 空想 ゾズマだけど、娘に友達ができることはありませんでした。 病弱でみんなと同じことが多くはできなかったせい? 世間知らずだからでしょうか? 娘が引っ込み思案だったからでしょうか? 怒ると手がつけられなくなるからでしょうか? きっと、些細なことでした。 でも、娘に、子供とってはそうじゃなかったのでしょう。 せっかく、メアリー<テディベア>がたすけてくれたのに! やっぱり、みえなくなったのは、わたしがわるいの? ひとりぼっちに退屈してしまった娘は そのうち、空想を描き始めるようになりました。 自分とはかけ離れた生活をした男の子と出会う空想です。 ちょっと乱暴で、一匹狼で、だけど優しいところもある。 箱入りはちょっぴり悪い男の子に惹かれるものです。 彼はいつも窓の外をみてばかりの自分のところへ 窓から入って来てくれて。お話をしてくれて。 時々親にナイショで外に連れ出してくれます。 ……空想でした。 (L4) 2021/10/23(Sat) 7:11:24 公開: 2021/10/23(Sat) 7:15:00 |
【置】 空想 ゾズマいつしかその空想の話は膨張していきました。 それを家族や周りの人たちに本当のように話すようになります。 あまりにも楽しそうに話すからでしょうか? 娘に甘い家族はみんな笑顔できいてくれました。 だから、娘は現実よりも空想のことばかり話すようになったのです。 けれど、外のひとたちは違いました。 空想の友達を誰にも会わせることなんてできないですから 娘はやがて 嘘吐き と指を差されるようになりました。嘘なんかじゃないのに、本当に存在するのに! どうすればみんなに知ってもらえるでしょうか そうだ、自分がその男の子になればいいんだ! そうすれば、彼を認識してもらえますから! 思いこんでしまえば、矛盾なんてどうってことありません。 本当は男ではなくても。時々<自分>が出てしまうのも。 わざと、粗末な服を着て、剣の練習なんかもして! そのおかげで体だってつよくなったのですから! 娘はその男の子の名前を、ゾズマと名付けたのでした。 (L5) 2021/10/23(Sat) 7:12:09 公開: 2021/10/23(Sat) 7:15:00 |
【秘】 巫女 ユピテル → 浮遊想 テラ「いつもは気付かれないのに、この期間か、 今の面子には気付かれるのが嬉しい…… やっぱり、私もしかして知らない間に テラのことを喜ばせてあげられていた?」 「……ここの人達はあくまでユピテルとして見てくれる。巫女なのはオマケで、その力で誰かを幸せにしたとして、『ユピテルが巫女でよかった!』で終わり。 でも、故郷だと違うわ。私は『巫女のユピテル』。 巫女にどう思われたいか、その思惑がどうしても最初に来て、そこから私とお話する。……巫女でなければ、違う印象を持ち会えた人も沢山いたかもしれないのに」 「だから、違うって思うの。 ……?ふわふわして遊んでるの?」 なんとなく近づいて、離れる気配に笑顔で返します。目をとじてるから答え合わせができない。故に楽しい部分もあるのかもしれません。 「人間の形……私からすると、普通に人間の区分に入るわよ〜?神ではないし、かと言って植物でもないし。身体がなくても意思疎通できる魂は私は沢山見てるから……テラもそれに近く思えちゃうわ」 (-214) 2021/10/23(Sat) 7:28:08 |
【秘】 巫女 ユピテル → 不眠症 アマノ「そうとも言えるし違うとも言える。 さっき私が持っていた本を取り上げようとしたでしょ。 あれと、遺伝子工学が発展してる国なの」 何となく馬鹿に見えたが馬鹿でない。 そんな雰囲気を感じて拗ねたように口を尖らせました。 「そう。うちの遺伝工学と随分違う分野が成長してるね。 ……戦争が激しいの?」 「それに、そんなに早く帰りたがる理由があるって事だよね。 大切な誰かか何かが元の世界に居るの? 理由を聞ければ手助けもしやすいとは思うけど…… 勿論、帰りたいという気持ちはわかる。 誰だって誘拐された場所は離れたいものよ。 でも、レンジがそんなに必死になって帰ろうとする理由があんまり思いつかなくて」 「……元の世界のしがらみ?」 僅かに聞こえた言葉を拾い上げて復唱してきました。 (-216) 2021/10/23(Sat) 7:39:15 |
【人】 空想 ゾズマ毛布に包まり、ずるずると引きずりながら部屋から出てくるもの。 周囲の様子を伺いながらゆっくりと。まるで布お化けにでもなったかのような滑稽な姿だった。 パーティ会場には、これ以上ないほど目立っていた。 「わたしですか?わたしはお化け……ウソです」 「それより、寒、くて。死ぬほど寒くて……! お酒……飲めばあったかくなるかな……」 使用人の運んでいた酒をもらい、盛大にむせる。 「けほ。うえ、まっず……!みんなこんなまずいの飲んでんの……」 「……今日もだれかいなくなったのかな……」 だからといって、どうしていいのか、わからない。 どこからが本当で、どこからが嘘だったっけ。 こんな時でもお腹は空くから、食べ物を口にするしかできない。 ゾズマ今なんだか、貝殻にこもる生き物みたいだった。 (39) 2021/10/23(Sat) 7:40:11 |
キエは、語る。 (a35) 2021/10/23(Sat) 8:18:05 |
【置】 探偵 キエ何処かの刻、中庭で寝転がるキエは猫を見ていた。此の猫が生きているか死んでいるかわからないがそんな事はどうでもいい。猫が近付きキエの指を嗅いだ。 キエは普段人格ごと夢を喰らわない。更に今のキエは其処までの力を 本来ならば 使えない。しかし一挙両得となれば考える。オマケがあるなら受け取る物だってある。 キエは脚本を好まないし用意しない。 しかし 伐採がその山の利益に繋がるなら話は別だ 。キエは契約の内容を後から変える事などしないし其れは詐欺だと考える。 しかし キエはリーパーと契約など交わしていない。 「あれは契約では無いし中身を変えたって何ら問題は無いんだよねェ。 あんなものは只の搾取だよ…まァ自ら差し出したのは彼だし搾取じゃないけどさ。君もそう思うだろ?」 猫の顎を撫でると其れは喉を鳴らす。しかし餌が貰えないと判断したのか中庭を立ち去って行った。結局猫は手触りと温もりを提示したがキエは何も提示していない。 契約とは双方が利益を提供して初めて成り立つ概念だ。 片方しか利益を提供していないのだからあれは始めから契約などではない。 (L6) 2021/10/23(Sat) 8:19:03 公開: 2021/10/23(Sat) 8:20:00 |
キエは、騙る。 (a36) 2021/10/23(Sat) 8:19:19 |
【独】 探偵 キエこれ書いてる時お姉ちゃんからレス来て超ビビったよ… しかしPLとPCに対して企みそうな事が伝わってて良かった やらかすには『やりそう』感がなきゃいけないからね…… (-217) 2021/10/23(Sat) 8:22:09 |
探偵 キエは、メモを貼った。 (a37) 2021/10/23(Sat) 8:39:31 |
【見】 くるみ割り人形 トラヴィス>>33 ユピテル 貴方の視線に問われれば 口元へ人差し指を当てて「秘密」と告げた。 そうして竪琴を受け取って 少しだけ躊躇ったのちに、 貴方の頭へ手を伸ばし、撫でました。 「有難う。 さっきの舞台の公演料なんだ。 彼の竪琴の音色がね。 42弦、余す所なく錆びているから こうする他ないだろう?」 貴方にとっても大切であろう竪琴。 まるでそれの様子を以前から知っていたような口振り。 しかと手中に収めれば、びょんとそれを鳴らしてみた。 男には、竪琴から綺麗な音を奏でる事は出来ない。調律の知識が少しあるだけだった。 音を整えようと、席を立つ。 それ以上は何も言わない。 男は、この宴の終わりが近い事を、何度も見聞きして知っているから。 恐らく最後くらいは、此方から。 「……またね」 (@18) 2021/10/23(Sat) 8:40:18 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 探偵 キエ「俺の思うままに進んでくれるの? じゃあ…………あっちかな」 兄の残り香を辿ってほしいんだ。 塔に閉じ込められた兄からたった一つ落とされた紙飛行機は。 兄が俺をずっと見ている証拠だと、嬉しくて、ずっと大事にした宝物。 俺も兄へと沢山紙飛行機を飛ばしたけれど、下から上に届くはずがなくて、全てが地に落ちて途切れた。 愛された王子がたった一つ手を伸ばしたのは、決して手が届かない半身だったという話だ。 それでもポルクスは残り香を辿っていくだろう。 決して兄自身へは届かないとわかっていても、見たい景色があるからだ。 船はまっすぐに進んでいく――― (-220) 2021/10/23(Sat) 8:41:41 |
トラヴィスは、キエを一瞥して………、 (t11) 2021/10/23(Sat) 8:44:49 |
トラヴィスは、何も言わなかった。 (t12) 2021/10/23(Sat) 8:44:56 |
【墓】 逃亡者 ポルクス――人はポルクスを称賛した。 心優しい王子様だと。 ――人はポルクスを称賛した。 見目麗しく天才だと。 ――人はポルクスを称賛した。 神の血を受け継いだ特別な子供だと。 そんなものは嘘だ。 俺は優しくはないし、努力をしただけで天才などではない。 ましてや神の子だなんてありえるわけがない。 俺はただの王の子であり、人間である。 全て特別な力を持って生まれた兄が受けるべき称賛だったはず。 兄が受けるべき寵愛だったはず。 死者に干渉する力というだけで忌み嫌った者たちが自分にはわからない。 我が半身は、力を持った特別な人間だったというのに。 (+17) 2021/10/23(Sat) 8:47:37 |
【墓】 夜の一族 チャンドラわたしは彼を探している。 ふたりがひとりだったなら、きっとわたしたちは出会うことはなかった。 頬に触れた手と、この ぬくもり は似ているように思う。だからかしら、胸騒ぎがして。 だってあなたはどこにもいない。 ──わたしはあなたになにかしてあげることができた? あなたはわたしに優しくしてくれた。 わたしはあなたに何も返せていない。 あなたの望みは叶えられない。 わたしでは、叶えてあげることはできない。 でも。わたしがあなたにできることは、本当にそれしかないのかしら? わたしは探す。 わたしは彼を探している。 そしてわたしは、わたしにできることを、探している。 (+19) 2021/10/23(Sat) 9:08:14 |
【秘】 探偵 キエ → 逃亡者 ポルクス宙の海を縫う様に進んでいく。速度は上がり続けついには光の速さを超えた。 されど其れはカストルが過ごした刻よりも短かい。 しかし甲板には頬を撫でる心地よい風が吹いている。 速さに耐え切れず破れた帆は新たに張り替えられ、軋み割れた船底は直様新たな樫で埋められた。 「僕ァ目的地が判らないから君が案内してくれよ? 何処を到達点とするかは君が決めなさい。 此れが航海かどうかも君が決めなさい。 決定ができない程君は愚かではない筈だ………さァ、どうだい?」 そう話す船首は祭の際キエが被っていた山羊の頭蓋骨によく似ている。キエの姿は船の何処にもいないのに、其処には確かにキエが居た。 「素直に自分の思った事を言葉にしよう。自分の思っている事など案外人は気付かぬものだから」 (-221) 2021/10/23(Sat) 9:35:26 |
【秘】 不眠症 アマノ → 巫女 ユピテル「へぇ……お前のトコもか。 案外同じ世界だったりしてな」 冗談を言いながら机から降りて、近くのソファーへと移動した。 貴方と話しているのにも関わらず、ごろりと座面へ寝転がる。 「そうだな。世界規模でドンパチやってるから、そのうち人類滅亡すんじゃねーかってとこ」 帰りたくなる理由を聞かれて、暫く黙っていた。 言うか言わまいか、逡巡した後ようやく口をひらいて。 「……………妹が」 視線を逸らし、ぽつぽつと 「……年の離れた、妹がいる」 (-224) 2021/10/23(Sat) 11:08:39 |
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