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レイは、番犬の頭を撫でるでしょう。そうしたいと思いました。よしよしよしよし。 (a44) 2021/12/17(Fri) 23:48:38 |
【秘】 百識眼 の シュゼット → 錆鉄御納戸 ミズチ貴方の声が聴こえる。 彼のような者は刃の下に心を隠すという、声は聴こえども姿が視えず、いつも通りの声色の裏に、気取られたく無い何かがあるのだろう。 女は先日の様に驚いてみせることもなく、路地裏の石壁に背を預けて四角く切り取られた空を見上げた。 「そいつぁ突飛もねぇハナシでさぁな。 が、そうさなぁ・・・ そのもし、の通りで、大旦那がしくじるかハメるかであっしにお縄が向かずによ、掛からず仕舞いってぇ沙汰になるんなら、そりゃああっしにかまけてる場合じゃあねぇって時だろうよ。 しっかしよぉ?そいつぁ難しいってもんだろう? 革命派があったまって街中巻き込む蜂起でもしやがって、御上が火消しにてんてこ舞いでもならねぇとなぁ。 そいつぁそいつで商売あがったりで御免蒙りてぇってなもんでさぁ」 あの豪商は表の店を欲しがっている、貴方の仮定の通りに大旦那が両派に通じているとしたら、女はいずれ潰されるであろう。この制度が生きている限り。 (-228) 2021/12/17(Fri) 23:56:54 |
【秘】 残氷 の エアハート → 残影の フランドル「わかりませんね。否定されてもあの程度言いくるめるなり身体で懐柔なりすればいい。そんなに大切ならね? そもあれやってる最中に「嫌っ」って言ったら本気に取って心配されたノリですよ。だから下手くそって言ったんです」 この思考だ。だからのちに貴方が出した結論には大層満足そうな、少し腹立たしい笑顔を見せる事だろう。 「確かに半年間、この身体で生きていたのは"私"です。勿論、完全に別ではない同じエアハートですから、貴方の言う通りなのでしょう。 それでも、私に取っては役目の終わりは死と変わりません。私の生きた半年も、気付けばみんな"貴方と20数年生きたエアハートだった"に塗り代わる──そう言う感覚になるのでしょう。ああ、覚えているとかいいですから。気休めは結構です。最初からこうなる定めと理解してあり続けていました。 だから、先ほど貴方に消されると恨み言は吐きましたが、本当はそれでいいんですよ。それが、カエルの王子様がキスをされて人に戻るように、当たり前の本来のあるがままの結末です」 言い終えて、頬をすり寄せてくる貴方の頭を穏やかに撫でる。革命軍のために作られた、ベースは本来のまま「静」を付与し倫理観を一部破壊された人格。 けれど、感情がないわけではないのだから、こうして撫でる姿が何処か憧憬と、何かに焦がれる微笑みが生まれるのだって、おかしくはないのだ。 ▽ (-229) 2021/12/17(Fri) 23:57:32 |
【秘】 残影の フランドル → 羽無し妖精 アイシャ「──白羽の矢が立つ、か。 いいや、違うな。 それは君達を指すものだ。 不特定多数の中から選ばれた罪なき犠牲者を指すものだ。 つまり、この"蝙蝠"が裁かれる事を指すには不適切だ。」 ゆっくりと、椅子へと着いた貴方と向き合って。 役者騙りは、淀みなくただ事実を告げる。 この街の裏で動く者達を、たとえ貴方が知らずとも。 貴方達と違い、尋問を受けるに足る理由がある事は明らかだ。 「何れはこの騒ぎも沈静化するだろう。けれどそれも一時の事。 きっとまた、同じ事が繰り返される事になる。 政府にとって都合の悪いものが全て根絶されるか、 或いは、革命が成るまで。」 「君が、君達が傷付いて欲しくないと願うものを巻き込んで。 この街«ヨルムガルド»が黄昏に潰えるまで、幾度でも。 …そうだとしたら、君はどうする?」 なんて、これもきっと意地悪な問い掛けだ。 この街は、この世界は、一朝一夕に変わりはしない。 誰にだって、全てを劇的に変えてしまえはしない。 一人の人が変える事ができるのは、せいぜい手の届く範囲だけ。 役者騙りの内通者、よそ者の"卑怯な蝙蝠"は知っている。 きっとこの街の誰しもが、 自分の手の届く限りを変えようと藻掻いているという事を。 (-230) 2021/12/18(Sat) 0:00:44 |
【秘】 残氷 の エアハート → 残影の フランドル「っふぁ、…は、は。 そう、捕食者になっちゃ、んっ、 開き直っ、てっ、ぅあ」 撒き餌のように傷つけた肌に噛み付かれるだけで背筋に甘い痺れが走る。痛いはずなのに気持ちいい、きもちいいのは、役目も使命も少しだけ忘れられて、好きだった。だからこの男はするのも、されるのも、積極的であり続けた。 「ぁ、あ、あ、でもこれ、勝 て、に反応、ぅあ」 指を入れられた時にお返しに耳朶に甘噛みを返して、舌をざりざり耳の中を犯したりしていたが、元々触れ合っていた相手となるとこんなになのか、或いはこれがフランドルに向ける感情によるものか、わからない。 わからなくても、執拗な責め立てに、生理的な涙と同じ様にあらゆる場所は容易に喜びのように滴を溢れさせる。まだ指しか入れてないと言うのに、時折耐えられないとばかりに身じろぎをして、貴方の首筋に無理やりぐりぐりと快楽を少しでも分散させる様に顔を押し付けた。慣らす必要もない程ぐずぐずに溶けるのも、あっという間だった。 (-231) 2021/12/18(Sat) 0:01:54 |
【秘】 灯屋 レイ → 羽無し妖精 アイシャきっと、ラベンダーの淡い紫が残っている間に。灯屋は貴女に教えてもらった通りに押し花を作る。 そしてそれを見る度に、一滴の苦さと柔らかな気持ちと感じるようになるのでしょう。 「ヘリオトロープ」 これは花に詳しい方ではない。 けれど、酒場の中で花を売る貴女を見て、声を聞いて。 名を覚えたものはいくつかある。 ―――確か、ラベンダーのような。 この少女の瞳と同じ、紫の花だったはずだ。 「こちらも、いい香りですね」 ……花言葉は、なんと言っていただろう? (-232) 2021/12/18(Sat) 0:15:57 |
【秘】 羽無し妖精 アイシャ → 灯屋 レイ暫くはラベンダーも閉じられた本の中に。7日ほど経った朝には、綺麗な押し花ができていることでしょう。 それは栞、もしくは小物のアクセントになるのでしょうか。 使い道を聞くのもまた楽しみで。 「はい。ヘリオトロープは、太陽の方を向いて花を咲かせることからその名がつけられたのですけれど、 水の精クリティが、思い人であるアポロンの好きな人を生き埋めにしてしまうのですが…それを後悔し、アポロンを想いながら姿が花に変わってしまったのです。 それが、「献身的な愛」の意味を持つ ヘリオトロープのお花なのですよ」 何となく、話しながら目線がテーブルに向かい 瓶を見つめるような形になりました。 その花が 恋の花 と呼ばれていることは、ついぞ口にできないまま。 (-233) 2021/12/18(Sat) 0:47:59 |
【墓】 羽無し妖精 アイシャそういえば、羽のない今なら 気兼ねなくお風呂に入れるのでは? でも傷が痛むかもしれないのです。 アイシャはちょっと悩んでいます。 (+30) 2021/12/18(Sat) 1:01:23 |
【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 錆鉄御納戸 ミズチ「……むしろ、ちょうどよかったわ。 私の中にある、この街に対する未練や郷愁を清算するには……」 ふ、と吐き捨てるように冷たく言い放った。 かつては仄かな暖かさもあったのかもしれないが、今は。 「よかったわね、銀貨7枚に相応する時間だったのなら」 ふらりと体勢を崩しながら立ち上がる姿を見やり。 少し目を細めた、興味深そうに、どこか憐れむように。 何か手を貸すことができれば、その言葉を聞けば。 (-235) 2021/12/18(Sat) 1:07:05 |
【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 錆鉄御納戸 ミズチ「……そう、ね。 ならひとつ、頼み事を引き受けてくれないかしら」 「これからしばらく政府の衛兵たちを撹乱して欲しい。 あなたなら簡単に捕まることもないでしょうし。 銀貨5枚、そのまま返すわ」 (-236) 2021/12/18(Sat) 1:09:53 |
【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 迷彩掃除屋 ノアベルト「……ええ、もちろん。 知っているわ、私がやったことだもの、それって」 「対処法も知っているわ、私がやったことだもの」 (-237) 2021/12/18(Sat) 1:30:53 |
【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 迷彩掃除屋 ノアベルト「……で、どうしてあなたは、そうしたいと思うのかしら? 彼が背負わなければならないと思っているのなら、 私から見れば、何も解く必要は感じられないわ……」 「それがあなたの望みだと言うのなら」 (-238) 2021/12/18(Sat) 1:32:26 |
【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 迷彩掃除屋 ノアベルト「……あなたは何を払えるの? どこまで払えるの? 示してくれないかしら。 あなたがどれだけの価値を、意思を、狂気を。 自分の望みのため……彼のために差し出せるのか。 私は、それが依頼ならば、どう思っていようが遂行するわ」 (-239) 2021/12/18(Sat) 1:38:03 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 灯屋 レイ「妖精の……羽? ……へえ。なるほど、いいですよ。 少々探りを入れなければいけませんが ……まとめて始末すればいいでしょう。 ああ、ついでに」 ぽん、と渡すのは 例の首輪。 発信機がついているらしいが、何故か外せている。 そして持ってきた 人の頭ほど大きな箱 。「後で取りに来ますから、持っておいてください。 レイが快く引き受けてくれてよかったです」 (-240) 2021/12/18(Sat) 1:38:24 |
ノアベルトは、その日ミズチの首を取った。 (c58) 2021/12/18(Sat) 1:40:58 |
ノアベルトは、その日、頭が入るぐらいの箱をレイに渡した。 (c59) 2021/12/18(Sat) 1:41:53 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 大道芸人 チェルシー「先にお前が述べた願いは真であり、内密にする理由は用いている手段とこの街の現状を見ての可能性との関係からだと」 「そうか」 「それは、良かった」 「…申し訳ない、ひどく穿った物言いをした。小生は、聞いたことしか知れない。斯様に詳らかにこちらの思想推測疑問等々を述べねば、小生の求む返答はないと感じたのだ」 「仮に小生とお前との立場がかわったとして、差し迫った理由があると思わなければ小生は内に秘めることを明らかにさせぬ故」 ふ、と息を吐く音がした。 「小生は、お前に言葉が通じることを期待して参上した。その通りであって、うれしく思う。ありがとうチェルシー」 「チェルシーの技術も志も、それは素晴らしいものだ。お前が、お前の望みを為せるよう在れることを、小生も望んでいる」 ミズチの目的は達された。あなた側から何もなければ、ミズチはこのまま退去するだろう。 (-241) 2021/12/18(Sat) 1:48:05 |
【独】 番犬 エドゥアルトそこ何しとんの? こわいよ〜〜〜♪♪♪ こわいよ〜♪♪ っていうかおれみじゅちに お礼を言いに行きたいんだけど行っていいか迷うよ〜♪ (-242) 2021/12/18(Sat) 1:50:08 |
【念】 番犬 エドゥアルト「…………………………。 貴方がそうしたいのなら、構わないが……」 その言葉に嘘はないが、 与えただけ返ってくることが、まだ慣れなかった。 貴方の今までの生活の話を静かに聞く。 ……本来なら、余計なことを聞くべきではないという考えを持っているが、なにか気の迷いでも、起こしたのだろう。 「……そうか。貴方がおれにやさしいのは ……大事にされていたから、なのだろうか」 (!15) 2021/12/18(Sat) 2:01:31 |
【念】 番犬 エドゥアルト「…………」 「……おれが今までどう生きてきたか、貴方は知りたいか?」 察しの悪い番犬にも、なんとなく貴方の考えがわかった。 貴方の思う通り、己がどう感じていても話すことができる。 ……きっと、喜劇にも悲劇にもならない この街ではさほど珍しくないであろう、つまらない話だ。 (!16) 2021/12/18(Sat) 2:03:52 |
エドゥアルトは、何故か最近よく撫でられるな……、と思っている。 (a45) 2021/12/18(Sat) 2:06:04 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 錆鉄御納戸 ミズチ「……不安な事があればといったのに。 気になるのはあたくしのことですか?」 「わかってんですよ、そんなこと。 はあぁあ、全く……! あの花をもらわなくて本当に良かったです!」 「ここ数日であなたのことはともかく、 旦那のことですら信用できていないことが浮き彫りになっただけでしたし」 「本当に、……無駄な杞憂に終わりそうです」 ため息をついて。帽子を整える。 「さあ、色々準備できたら、その首の、それ。 外しちゃいましょうね、一度諸々の片付けをしたら再び集合です」 一度まともに見てみたかったんですよ、と首を取る提案をする。 はじめから案に入れていたことだ、あなたは受け入れてくれるだろう。もっとも首輪があっては邪魔なのだ。 自分はもとから外されていたが。 (-243) 2021/12/18(Sat) 2:13:46 |
【人】 番犬 エドゥアルト「…………ミズチは最近みかけていないか? すこし、用があるのだが──大した用じゃない 一言、礼を……そうか…………」 しばし煙の魔女と話しながら、エドゥアルトは 誰かさんの助言なんかを思い出して、悩みに悩んで、注文されたチーズパンと──最近肉ばかり食べているのでついでに頼んだ──サラダを平らげた。 (39) 2021/12/18(Sat) 2:18:42 |
エドゥアルトは、カウンター席に置かれた花を、ほんの少しのあいだ見つめていた。 (a46) 2021/12/18(Sat) 2:19:24 |
【秘】 埃運び オーウェン → 灯屋 レイ「冒険者ってのは…… こんなゴミを混ぜ返して仕事をしゃぶるような職じゃない。 怪物の蟹や小鬼をシバき倒したりするそれはまだそれらしく≠ったが。 そもそも荒くれやゴロツキをどつくのって、なあ。それこそ政府の役目じゃないのか?」 反面、ヨルムガンドから外をずっと飛び回り、 様々な街の様相を見てきた配達屋は、 理想を。黄金に囚われない夢を知っている。 知ってしまって、この都市に重ね合わせてしまった。 「いいんだ。正当に依頼として任されてんなら、そりゃ冒険者の飯種だ。奪われるようなもんでもない。 たださ……この都市は。上は黄金ばかり弄んで、腐敗した暗部をほったらかし俺らを顎でコキ使って。かといって下は俺らを羨んで、生活に苦しみ何か厄介事を起こしてそのしわ寄せを冒険者らに寄越す。 そのくせ大体が感謝の言葉一つも言っちゃあくれない」 嘆息をして、その、 それなりに隠してきた理由を言い放つ。 「一番惨めで、蔑ろにされてんのは、酒場で屯してる冒険者じゃねえか」 (-246) 2021/12/18(Sat) 2:26:16 |
【独】 番犬 エドゥアルト全く予想できてないPL予想置いとくか。 スカリオーネ:ロール対面したことない人かも♪ オーウェン:あどさんなの?♪ エドゥアルト:童貞♪ ノアベルト:とーみんさんか?♪ チェルシー:だれやねん♪ エアハート:だれやねん♪ レイ:しゃみさん♪ シュゼット:だれやねん♪ アンゼリカ:だれやねん♪ ミズチ:睦月さんなのだ♪ フランドル:だれやねん♪ ペトルーシャ:たぶんボブさん♪ アイシャ:音水さん♪ 見学のお二方はアオヤギさんとじっぷさんなのかな…? (-247) 2021/12/18(Sat) 2:31:19 |
【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート耳朶に掛かる吐息に、這わされる舌の、その濡れた感触に。 ぞくりと背筋を震わせ、それでも指が動きを止める事は無い。 貴方が甘えるように首筋に顔を埋めれば、 きっと"役者騙り"らしく上品な香水の匂いがしただろう。 そうして貴方を暫く苛んだ後、指はずるりと引き抜かれて。 ベルトだの何だの金具の立てる僅かな音、 取り払われたものがベッド脇へと追い遣られた気配の後。 「カエルのままの王子を愛するのも自由だろう」 低く囁いて、勃ち上がった自身を貴方の後孔に宛てがって。 そのままずぶずぶと熱く蕩けた胎内に押し入った。 「んん、……俺としては、一つでも 愛せる"エアハート"が減るのは…いや、そもそも役目とか 俺が必要としてるからじゃだめなのか?だめか…?」 ある程度分け入れば熱い息を漏らし、一度動きを止めて。 切れ切れに零すのはムードもへったくれもない思考のだだ流し。 「だめか?」 ちょっと揺すった。 つまるところ。 貴方も"エアハート"の一部であるならば捨てる気は無いし。 仮に役目の終わりが凡そ死と同義であるのなら、 自分がある意味貴方にそうしているように、貴方も自分に存在意義を依存すればいい。 強欲で傲慢で暴論もいい所、そんな思考だ。 (-248) 2021/12/18(Sat) 3:36:24 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 番犬 エドゥアルト「? はて。 あなたも情が薄いですね、ミズチとはまた違う方向で。 こういう方が役に立つといわれてしまうのですが、なんとも複雑です」 レイの名前でこの反応とは、筋金入りの傭兵なのだろう。 彼の身分についても聞きたいところだが……今度になってしまいそうだ。 「騒動というのは、言ってしまえば政府と反乱軍の人間をある程度殺しに行きます。 この政策に関わっている方々を始末するので、相応に騒ぎになるかもしれませんが……彼らも不始末はもみ消すでしょう。 バレるつもりはありません、すべては念の為です。 ……手伝ってもらえたらとも思いますがあまり負担はかけたくありませんし。正直、私情だらけで動いていますのでこれ以上巻き込めないかなと」 (-250) 2021/12/18(Sat) 3:43:01 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 百識眼 の シュゼット「成程」 「組織の上層部の一角を担うものを失くした際に起こる、それ以外の者への影響の懸念よりも、そちらが先に挙がるのだな」 「……そうすると、だ」 「大旦那の革命派との関与が明らかにされ、 シュシュさんの関与は証明されず、 政府がその正否如何を追究する暇のない程度に多忙になる。 革命派には沙汰が下り、制度は取り下げられ、 そして、街自体に大きな被害は出ていない状態である」 「──理想形はこういったところか。何某かなく起こり得ず、 何某かがあったとしても、起こすことは容易ではない」 「ないが、起こる可能性が欠片もない事象でもない」 「そうした話であるな。 答えてくれてありがとうシュシュさん」 ふ、と息を吐く音がした。 (-251) 2021/12/18(Sat) 3:53:58 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 百識眼 の シュゼット「小生が最も近くに シュシュさんから受けていた依頼は潮晶石の採取であり、 煙の魔女から受けた珠響玉の採取依頼で 藍海洞の深くへ赴く前の準備に店に立ち寄った際に、 そちらへ向かうのならついでにと頼まれたのだったな」 潮晶石は宝石の一種だ。 あなたがそうしたついでの依頼をし、品物を納められていた事実はある。 「小生が此度シュシュさんのもとへ参上したのも、ついでの用事と言えばそうだ。最優先ではない為、期待はしないでほしい。ただ、何もしなかった時以上の不利益を被らせることはない」 「そういうことになる」 有無を言わせぬ形の発言は、質問を受ける気を感じさせなかった。 が、すぐには気配はなくならない。訂正する箇所があれば受けるのだろう。 何もないようなら、ミズチはこのまま退去する。 (-252) 2021/12/18(Sat) 3:59:39 |
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