【人】 魔術師 ラヴァンドラ今まで拾った中で一番珍しいものは、と言えば 脚のついた人魚と答えるに違いない。>>239 倒れ伏す男の姿を見捉えた時、女は流石に双眸を見開いて ついに人身売買でも横行し始めたかと疑ったものだが。 「 ひゃ、 冷た …… おにーさん、生きてる? 大丈夫? 」 ひとまずは人命救助が先かと彼の頬へ触れてみれば 寒さにやられてか、ひやりと氷のように冷たく。 衰弱具合も、魔力不足も見て取れるとあっては くるりと指先で宙を混ぜた。 (267) 2021/12/09(Thu) 14:35:41 |
【人】 魔術師 ラヴァンドラ「 おにーさん、ちょっとだけ我慢ね 」 幸い自分の住処はすぐ近くだ。 魔術を編み上げ、風の力で彼をふわりと浮き上がらせる。 ローブを脱ぎ、仄かな熱を纏わせて 応急処置のように彼へ被せながら、家へと連れ帰って。 そのまま家の中も魔術で暖めれば、 流石に彼も、動ける程度には回復しただろうか。 魔力が枯渇したままではそれ以上を望めないから、 欲しい分だけ 魔力を分け与えることもして。 (268) 2021/12/09(Thu) 14:35:52 |
【人】 魔術師 ラヴァンドラ人魚であるという話は聞けただろうけれど 何故陸へ上がったのか、……なんてことまでは 話してくれたかどうか ―――― エオスという街がどういった存在なのか、だとか 人魚以外の種族や、人魚がどれ程稀有なものなのか ひとまず生きていくうえで必要であろう知識は 彼が求めるままに差し出しただろう。 ―――― 何せ人魚は、欲の象徴だ。>>214 魔術や霊薬の材料にも 富や権力の誇示にも成り得る。 ということを、彼が理解しているかも怪しかったため 何から何まで懇々と説明はしたに違いない。 (269) 2021/12/09(Thu) 14:36:27 |
【人】 魔術師 ラヴァンドラ暫くの間は、家で面倒を見ていたように思うけれど 案外短い間だったかもしれない。 方針が定まるまでここにいても良いと提案したものの、 彼は今現在、裏街で店を構えて生活しているのだから。 ( よりによって裏街だもんなぁ …… ………… 大丈夫かな ) 裏街へ行く頻度が以前よりも増えたのは、 生存と安否確認も兼ねている ―― なんてこと 流石に言うつもりはないのだけれど。 そこまで過保護にしなくても、という気持ちが半分と 出会った時の印象が色濃い気持ちが半分だ。 (270) 2021/12/09(Thu) 14:36:37 |
【人】 魔術師 ラヴァンドラそうして散策がてら裏街へ足を踏み入れれば、 傘を持ち、白猫を首元へ纏わせる人魚の青年の姿。>>240 何故首に猫が …… という疑問はさて置いて 魔術師はにこやかに微笑み、手を振った。 「 テレベルム、今からお出掛け? かわいい子連れてるね 」 ころころと笑い声を転がし、揶揄うように眦を緩めれば 彼からはどんな反応が返ってきただろう。* (271) 2021/12/09(Thu) 14:39:14 |
魔術師 ラヴァンドラは、メモを貼った。 (a58) 2021/12/09(Thu) 14:40:56 |
【人】 薬屋 テレベルム[職人が代価に掲げたうちのひとつ。 ――『黎明の方位針』に関心は奪われた。] ……そうだな、ならばこれを。 [金銭であればこのくらい、という相場を聞きうけ、 見合う限りの『赤い真珠薬』を持たせる事にした。 複数の小瓶に詰めた商品を手渡しながら、見送りにもう一言。] 人を……いや、人魚をひとり探している。 俺がまた旅に出るようならこの魔具を試してみるが――… ……もしあんたが何処かの地で 俺と同じ『種』に出会うことがあるのなら、 テレベレムがこの街で探している事を伝えて貰えまいか。 [商品として買い取られた『赤』に加え、 『白』をひとつ土産に付け足した意図は口にした通り。 それから、色彩豊かな髪を抱く背を見送っただろう。*] (274) 2021/12/09(Thu) 14:47:08 |
【人】 『人形屋』 サダル―裏街 「人形屋」― 店主は常に店にいる。 離れる時は本当に稀で。 まるでそれは枷のようで。 けれど店主は気にしない。 店の品を管理して。 店の中を掃除して。 口遊む歌はDonna Donna 気に入りの茶葉でレモンティーを作り。 今日も歩き回るのは別個体ばかり。 今更それに不満もない。 そもそも不満を持ち合わせるほどの人間性があるかどうか。 (275) 2021/12/09(Thu) 14:56:27 |
【人】 『人形屋』 サダル「"Stop complaining!" 」said the farmer "Who told you a calf to be? Why don't you have wings to fly with Like the swallow so proud and free?"」 レモンティーにぽちゃり。角砂糖ひとつ落ちた。* (276) 2021/12/09(Thu) 14:58:40 |
【秘】 箱庭の雛 フェレス → 向日葵 店主 イクリール名前も知らない誰かの話…… [ 困ったような、 悲しいような、 複雑な思いを込めた思い。 隠した口元は無意識で。 ] (-81) 2021/12/09(Thu) 15:00:15 |
【人】 箱庭の雛 フェレス―― 向日葵 ―― 確かに……大通りは人一杯でしたもんね…… [ 思い出した大通りの人通りに、 うぅ、なんて若干の苦手意識を思い出して。 ちょっと外れたところを歩こうと、心に決めた。 最も、この街の道など知らなすぎるから、 結局大通りを歩くことになるだろうけど。 ] (279) 2021/12/09(Thu) 15:01:05 |
【人】 箱庭の雛 フェレス[ もし願うならば、叶えよう。 精霊の問いかける声。 僕は…… 籠の中の鳥は、何を願うのだろうか? 籠の中から見た外に憧れた鳥ならば、 籠の外を知っていた鳥ならば、 自由を願ったのかもしれない。 けれど、籠の外を何一つ知らない雛ならば、 願う自由すら、何かを知らないのだ。 だから、結局は。――― これは、物語の中のもしもの話。 なんてことない妄想。 ] (280) 2021/12/09(Thu) 15:01:23 |
【秘】 箱庭の雛 フェレス → 行商人見習い ポルクスそう、なんでしょうね [ わずかに聞こえた、呟き。 その言葉に返す言葉なんて持っていなかったはずなのに、 認めるような、言葉をぽつり。 ] (-83) 2021/12/09(Thu) 15:01:44 |
【人】 箱庭の雛 フェレス[ ちなみに、『彼』が『彼』と言っていいのか、 微妙な立場であったことには一切気が付いていなかった。 その勘違いが直されるのはいつのことか、 もしかしたら永遠にそのままだったのかもしれない。* ] (282) 2021/12/09(Thu) 15:02:11 |
箱庭の雛 フェレスは、メモを貼った。 (a59) 2021/12/09(Thu) 15:08:27 |
箱庭の雛 フェレスは、メモを貼った。 (a60) 2021/12/09(Thu) 15:10:24 |
【独】 箱庭の雛 フェレス/* 今のメモって相談になるのかな?おっけーのラインがわからない…… そしてなんか秘話めっちゃくるううううう あと三人グループって初めてだからどうするのが正解なの?????ってなってる とにかくなんか変なことしてたらごめんなさい!!!! (-84) 2021/12/09(Thu) 15:13:48 |
【人】 薬屋 テレベルム― 往来 ― ラヴァ、いいところに来てくれた。 実は少々困っている。 [いつぞの寒波>>267を思わせる底冷えする寒さの中 思考に窮した男を拾うのは、ひとりの黒ずきん。>>271 白衣に身を包む己と立ち会えば彼女はまるで対であった。 温暖の魔法は使えないが、今の己には猫という体温がある。 いつぞやの邂逅と異なるのは二人と一匹である所為か。 間の抜けた構図は笑い話にしかならないから、 花でも咲いたかのような笑顔を受けるのも無理は無いが 嘆息をひとつ落として、彼女を傘の中に入れるように歩み寄る] この猫がうちの店に迷い込んでいた。 何処かの家の猫だと思うが…探すのを手伝ってくれないか? [顔だけを白いローブから突き出した猫は ぬくぬくとしながらも、襟ぐりから短く鳴いた。] (283) 2021/12/09(Thu) 15:15:28 |
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