【人】 踊子 リリー──────わあ……! [ 単なるメモ用紙というわけではなかったらしい。 開いた瞬間に、小さな小鳥たちが囀るように歌う、 そんな癒しを与える──術画のひとつ。 先程の人物は画術師だったらしい。 女の同業者にも一人、著名な画術師のファンがいるが 実物を実際目にしてみれば そうなる気持ちも分かろうというもの。 ] ……きれい。 もしまた会えたら、お礼がしたいな…。 [ 歌う小鳥の声は、女の心を落ち着かせてくれる。 大切にメモ用紙を仕舞えば、 ようやくその場から一歩を踏み出した。 ] (216) 2022/11/22(Tue) 23:04:30 |
【人】 踊子 リリー[ それと同時に思い出す。 ────『綺麗』なお嬢さん、と呼ぶ声。 ] 「リリー。 貴女の髪と瞳は価値があるのよ。 その二つさえあれば、貴女は星になれるわ。」 [ 己の肩を掴む、母の姿が頭を過っては消えていく。 舞うのなら、 ステップを踏む時は、いかに髪を美しく魅せられるか。 瞬きひとつも、双眸の色を映えさせるように。 好きに踊るのではいけない。 ────この二つだけは、欠けてはいけない。 ] (217) 2022/11/22(Tue) 23:04:34 |
【人】 踊子 リリー[ あても無くふらふらと広場を歩いていれば、 やけに熱気を帯びた人々の姿が目に入った。>>203 本番前になにかしている人でもいるのかと 遠目から伺おうとして、──止まる。 ] ………………。 [ いつかの日に、バーで見かけた青年と。>>143 彼と共に靴を鳴らしてステップを踏む、もう一人。 連れ、だろうか? >>204躓いてよろめく姿はお世辞にも上手い訳ではなく 仮面を着けた青年と並べば、技術に差は見える。 ──ただ。 何にも縛られていないような 何もかもが楽しいと表現するような、その笑みが どうしてか、目を惹いて離れなかった。 ] (218) 2022/11/22(Tue) 23:04:40 |
踊子 リリーは、メモを貼った。 (a46) 2022/11/22(Tue) 23:06:08 |
【人】 「怪人」 ファントム――現在/中央広場 ユスターシュと―― 靴底で石床を叩いて、リズムをとる。 彼の歌をリードし、自分は彼のあとを半拍ほど遅らせて歌い上げる。 今の自分は、彼のフォロワー。 彼の歌を支えて、より歌に込められた想いを強調する。 例え、彼の語彙が拙いものであっても。 例え、歌う事を知らなくても。 きっと、歌う事の魅力は伝わる。 (220) 2022/11/22(Tue) 23:21:44 |
【人】 「怪人」 ファントム「その調子。 大丈夫、一人じゃない。」 伴奏も、歌詞も、楽譜もない。 けれど、ここには彼がいる。 そして、彼には声がある。 歌う事を楽しんでいる。 余計なものは必要ない。 私は、彼に寄り添うだけでいい。 何より、彼の歌に寄り添うのは私だけでもない。 直ぐに、彼も気付いてくれる。 (221) 2022/11/22(Tue) 23:22:36 |
【人】 大富豪 シメオン─ Bar passion ─ [男は拍手を止めると女へと近づく。 柔らかな笑みをつい浮かべた好々爺としていて、まるでさっきまでの斬り結ぶような視線は交わした相手とは思えないのでないだろうか。] 素晴らしい演奏だった。 対価を支払いたいが生憎と手持ちはあれだけでな。 [視線を向けた先にはテーブルに広げられた金貨。 麻袋いっぱいになりそうなそれは、女にとって何ヶ月かの稼ぎを軽く凌てきた。だが、男はこう言っているのだ、これでもあの演奏の対価にはまだ足りないと。] (222) 2022/11/22(Tue) 23:22:54 |
【人】 大富豪 シメオンもしも望むのなら。 [男の柔和な目が僅かに鋭く光を放つ。] 次をと望むのなら。 私がその機会を用意しよう。 望むのなら、機会も、舞台も、必要なものは全て。 [『美』に投資することに男は躊躇わない。 それも、この様な極上の『美』と更にその先を感じさせる可能性ならば尚のこと。] (223) 2022/11/22(Tue) 23:23:13 |
【人】 「怪人」 ファントムその証拠に、通り過ぎていく足音が、少しずつ減っている事に彼は気付いたろうか。 行き交う人々の目線が、自分たちに集まり始めている。 彼の歌に魅せられて、より多くの人が集まり始めている。 ――どこからか別の声が歌に混ざり始めた。 小さな、子供の声。 どこにいるかはわからないが、確かに彼の声に合わせて歌い上げている。 どこかで、誰かがリズムに合わせて指を鳴らし始めた。 彼の楽しげに歌う様子に、誰かが応じている。 「自分も、共にこの瞬間を楽しんでいる」と、言葉を使わず彼に伝えているのだ。 どこからか、リュートの音が歌に重ねられる。 靴で石床を叩く音が、男性の声が、女性の声が――。 彼の歌を中心に、多くの人の歌が一つに重なっていく。 それは、知らずその場に居た踊り子>>218>>219の耳に届いたろうか。 (224) 2022/11/22(Tue) 23:23:17 |
【人】 「怪人」 ファントム――セッションを終えて―― 彼の歌が止まり、人々がまた流れ始める。 まるで何事も無かったように。 けれど、確かに彼は自身の『美』を人々へと刻んだのだ。 「なに、君が楽しんで歌ってくれたおかげで、私も楽しかったよ。 それより、後ろを見たまえ。 早速、君のファンが出来たようだ。」 彼の背後には、手を振る小さな少女。 最初に声を乗せてくれた子だろうか。 彼に向けて、実に楽しそうな笑顔を向けている。 「――私はファントム。 歌いたければ、またいつでも呼ぶといい。」 最期に、それだけ言葉をかけた。 彼が再びこちらに目を向ける時には、きっと影に溶けた様に、私の姿を見つける事は出来ないだろう。* (225) 2022/11/22(Tue) 23:24:00 |
【秘】 大富豪 シメオン → 奏者 イルムヒルト[男の指が女の頬を撫でる。 演奏の最中に女の肌に触れていた感触とまるで同じもの。 その指先が頬に触れ、耳朶を擽り、髪を掬う。] 飢える のだろう?ならば…… 私の元へ来い 。[そして首筋を撫でながら男は囁く。 幻の中で果たされなかった交わりと同じ熱が肌を通して女へと伝わっていく。] (-129) 2022/11/22(Tue) 23:24:11 |
【人】 大富豪 シメオン君なら大歓迎だ。 いつでも訪ねて来なさい。 [男は懐から名刺を取り出すと、それをそっと女の髪とフードの間に刺し入れた。*] (226) 2022/11/22(Tue) 23:25:13 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 (a47) 2022/11/22(Tue) 23:29:01 |
【人】 影街の魔女 ブランシュ―回想/数日前―― 「ユスターシュ。そう、それがあなたの名前…いえ。」 あるいは主の名前、かな。と聞けば>>186思う。自分なら、会心の出来でなければ魔法生物に一つ一つ名はつけない。 それはともかく、彼(?)が瓶の中身を飲み干し、人間の姿を取る>>189>>190のを、物珍しそうに眺めていた。 魔女の長い人生でもこれは初めてのことだったから。 取った姿は、灰色の髪に自分より高い背丈、細身の若々しい体。あるいはこちらも主似なのかもしれないが。それを見て 「……驚いた。随分男前になったわね。」 驚きを隠さずに率直に告げた。 (227) 2022/11/22(Tue) 23:34:48 |
【人】 影街の魔女 ブランシュ本当に心底嬉しそうなのは悪い気もしない。 「ええ、祭りが終わったらいらっしゃい。そのときに寿命は回収させてもらうわ。ユスターシュ、あなたは人間の姿を取っていても、人間に付きものの、あの嘘とか裏切り、ごまかしなんて悪徳は身につけていないでしょうからね。 大いにその美しい姿で楽しみなさい。楽しむ方法が多いのは人間の良いところだわ。 魔法以外で困ったことがあれば、いつでも私のところに来ればいいし… 困ったことがなくても来ればいいわ。」 (228) 2022/11/22(Tue) 23:34:55 |
「怪人」 ファントムは、メモを貼った。 (a48) 2022/11/22(Tue) 23:35:48 |
【秘】 影街の魔女 ブランシュ → 人造生物 ユスターシュ「あるいは、その人間の姿の楽しみ方に深い興味があるなら、いつでもいらっしゃい。 その時は、あなたの知らないことを教えてあげましょう。」 (-131) 2022/11/22(Tue) 23:38:12 |
【人】 影街の魔女 ブランシュ「さあ、私の話はこれで終わり。 その姿で大いに楽しみ、人間の生活を体験し、 ここに戻っていらっしゃいな、ユスターシュ。」 と言って、魔女にしては珍しく気前よく、それなりの路銀と似合いそうな服を着せ、コスタの町中に送り出したのだった* (229) 2022/11/22(Tue) 23:41:35 |
【人】 奏者 イルムヒルト─ Bar passion ─ [熱狂冷めやらぬバーに佇む女は、 足音と声に、我にかえったようにして男を視界に捉え。 この積み上げられた金貨でも足りぬという貴方に、 私は一礼をしたあと、真っ直ぐに黄昏で見つめて] ……次を、望んで宜しいのですか。 なら、私は、もっと奏でたい。 私の音は。もっと高みに昇れる。 [その道の一片を、見せてくれたのはあなた。] (230) 2022/11/22(Tue) 23:51:31 |
【人】 影街の魔女 ブランシュー現在 リュディガーと>>2092>>210ー 「ありますよ。美しさをさらに究めるためなら、私は大概のことはするのです。 まあ、本業ならともかく、こんな事で寿命をもらうつもりはないから安心なさい。 それで、そう。」 とうやら、リュディガーは戯れに出した条件を飲むらしい。 あまり深く考えてなさそうなのが気にはなるが、それはそれとして、その施術される様を見られるというのはなかなか興味深かった。自分の後というのが特に。 「面白いかどうかは私が決めることですよ。 では決まりね。フェスが始まる頃に行くつもりだから、その頃にあなたもいらっしゃいな。 少しくらい遅れてもいいし。 (231) 2022/11/22(Tue) 23:51:43 |
【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン[頬を、髪を撫でる指は、幻ではない その事に、私の中の女が餓えを訴えてやみません。 ああ、それが。 あなたの指が、舌が、その熱が。 あの続きを求めてしまうのは、はしたなくあるでしょうか。 いいえ、それをはしたないではなく あなたなら。喰らいたい欲すらも 私の糧とするを喜んでくださるでしょう? だから] 私をもとめて下さるのなら。 貴方の元でもっと。私を高めさせて。 [囁きには諾を。欲に濡れた目とともに。 貴方も餓えを感じてくださるでしょうか。 私の美に、対して] (-132) 2022/11/22(Tue) 23:51:50 |
【人】 影街の魔女 ブランシュ私が先に、あなたが後に。楽しみね?」 くすくすと、いかにも楽しげに嗤いながら、互いにスカリオーネの施術を受ける約束を取り付けたのだった** (232) 2022/11/22(Tue) 23:51:55 |
【人】 「邪毒」 スカリオーネ――街路―― [雑踏に紛れ歩く男は周囲の熱気の中では浮いた存在であった。 熱狂や狂騒に憑りつかれているわけではなく、それでいてヒトを見て歩いていた。 視線は真剣そのものだが見ているのは肌である。 惜しい、もう少し、後僅かと勝手なる評しては『美』を披露する者たちを心の中で応援して回る。 男とてかつては中心近くまで行ったことがある身だ。 星が輝く様を見るのは好きなことである。 だが、同時に嫌悪ではなく感情を分析するならば羨望や嫉妬と言った類のものを覚えてしまうことがある。 星が最も輝く手前、その感情はとても強くなり客として着ていれば下衆な行為に及んでいる――と] おっと……危ないな。 [>>219小さな悲鳴と共に誰かがぶつかった衝撃が走る。 男の体躯であるから跳ね飛ばされることはなく、声の主が正しく声の通りであれば若い女であろうからと手を伸ばす。 雑踏の中で唐突に立ち止まるとより危ないと頭を下げる女性を路の端へと連れていく] (233) 2022/11/22(Tue) 23:53:48 |
【人】 「邪毒」 スカリオーネこちらこそすまないな。 俺も余所見をして歩いていたんだ。 [周囲で観光している者たちもまた同じように自分の周囲ではなく星を見て歩いているので止まると危ない理屈は明確であろう] 君は……。 [男は女性の衣装と髪、最後に瞳へと視線を移していく] 君も『美』の体現者だったか。 そちらこそ怪我はないか。 肌でも怪我していたら折角の綺麗な髪と瞳が勿体ないぞ。 [男に頭を下げてくれるのだから悪い娘ではないのだろうし、輝く手前の独特の雰囲気を纏っている気がする。 男が、とても、食べごろだと思う頃合いで――そのまま女の肌を見て] 惜しいな。 [不意に言葉に漏らしてしまったのはそんな言葉であった**] (234) 2022/11/22(Tue) 23:53:54 |
【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン……訊ねるのは、フェスの時間でも宜しいのですか? [貴方のまだ見ぬ美を探し求めるための時間でも。 私に、頂けますかと。強欲に。*] (-134) 2022/11/22(Tue) 23:56:03 |
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