一匹狼 “楓”は、メモを貼った。 (a22) 2023/03/02(Thu) 6:53:25 |
【秘】 緑山 美海 → 緑山 宗太朗「······今更、許可なんて取らなくていいのに」 貴方の腕の中で女が囁く。 「もっと欲張れ、我が儘なくらいが丁度いいって言ったことなかったっけ?」 「それに宗太郎からならいくらでも欲しい」 生前の無欲が嘘のように、貴方のことが欲しくなる。 お望みのものが唇に貰えれば、目を細めて幸せそうに微笑んだ。 こういう時に背が同じくらいで良かったと思う、少し顔を上に向けるだけで君の顔に届く。 私からも親愛の ”印” をお返しして。「ふふっ、此方こそいつもありがとう」 今はじゃれあいのようなもので充分。 また今度よろしくね、志の高い素敵な旦那様。 (-129) 2023/03/02(Thu) 7:21:10 |
【人】 緑山 美海>>182 「火傷しないように気を付けてね?」 「私もやってみたかったし、危ないから交換しよ」 一度貴方の手の様子を確認して、そっと火種に近付けば小枝をくべていく。 小枝が、小さな薪に変わり、中くらいの薪に変わっていき。 大きくなった焚き火がゆらゆら、ゆらゆらと揺らめた。 「森の中ってやっぱり暗いんだね」 当たり前だけど、ここ街頭も家やビルの窓から零れる照明もない。 薄暗くなった景色の中、輝くのは焚き火の炎と星の光だけ。 「綺麗、ロマンチックでいいね」 「···そうだ。焼きマシュマロもいいけど、珈琲も飲む?」 鞄の中から、マシュマロと串、珈琲豆とヤカンの様なものを取り出した。 「さっき一緒に借りてきたの」 「『コーヒー粉をセットして直火にかけるだけ』とか何とか従業員の人が言ってた気がする」** (212) 2023/03/02(Thu) 7:28:22 |
【独】 黒崎柚樹/* 美海さん、柚樹より1歳年下なんだよね……。 かわいくて色っぽくて大人の女って感じで、ううううういいなあ……って、なってま、す……。わんこっぽい宗太朗さんともお似合い。かわいい。 甘いような、でもどこかヒリヒリした感じもする村建組も目が離せないし、関西弁の兄さん受けとかそれどんな御馳走ですかの大学生組もだし、幼馴染みも反則だろという萌え属性だし、おとぎ話から出てきたみたいな狐面のミステリアスな二人組も、皆さんすてき……。 皆さんこれでエロルなさるの……?と、想像が難くないお二人も、そうじゃない感じのお二人も、大変楽しみにしております……。 果たして武藤の記憶は戻るんでしょうかね……「戻ったら思う存分いちゃいちゃしようね」とは言ってるのですが。さて。(←なんとかなるなるくらいにしか固めてない人たち) (-130) 2023/03/02(Thu) 8:02:08 |
【独】 黒崎柚樹/* そして私は、表に出す一人称に「私」を使わないという縛りに専念している挙げ句、武藤が、とか、私が、とかの言葉を省略しがちで文章がわかりづらくなっていることをそろそろ自覚するべきです……。 (-131) 2023/03/02(Thu) 8:03:30 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿”[あの反応を見た彼女が何を思ったか、楓には窺えなかった。 強張る体に気付かれなかったか、あるいは意味を見出されなかったか。そのどちらか、と判断していた。 誰にも何も言われなければ、何事も起きていないものとして現状維持を続けるだけなのだ。 それこそが彼の望みだから。>>2 共通の友の話題は、この先出ることがあるかもしれない。 が、仮に彼女と友の邂逅を知ったとしても、その思い出は二人のもの。楓が細かく聞き漁ることはないだろう。 楓だって一度、友の元へ赴いている。そのときのことを楓から詳細に語ることはないのと同じように。 互いの時間のずれを確かめることなどできはしないだろう。仮に椿が友の解呪を語ったとして、楓は友の近況を事細かに知るわけではない──むしろほとんど何も知らない。ゆえに知らぬ間の出来事と思うにすぎないだろうから] (-132) 2023/03/02(Thu) 8:31:02 |
【人】 一匹狼 “楓”[彼女の内心など知りえないものの、螺旋階段を降りる姿が彼にはどことなく上の空のように思われた。>>188 だから心配していたのだが、特に何事も起こらず1階へと辿り着く。 階段を降りた後は、軽く辺りを見回し、リビングに彼女のマントがあるのを目に留めた>>141。少しばかりじっと見つめた後、彼は椿の後を追ってシステムキッチンへ向かった。 男の子と呼びかけられ、肩をすくめる] どちらでも、お好きなように。 [些細なからかいにまでいちいち腹を立てるほど子どもではない、と彼は自認していた。心に余裕がある時に限られる話だろうけれど] (213) 2023/03/02(Thu) 8:31:28 |
【秘】 一匹狼 “楓” → 片連理 “椿”[彼は内心で、気取られぬことを強く祈った。 彼女のマントにじっと視線を送ってしまったのが、それが彼女の亡骸を連想させてのことだったのも。 悪戯めかして微笑む彼女の唇に、どうしようもなく惹きつけられて必死に視線を逸らしたのも>>205] (-133) 2023/03/02(Thu) 8:31:53 |
【人】 一匹狼 “楓”[彼は頼まれた通りに人参の輪切りを作る。求められる厚みを確認した上で。>>206 彼女の容姿のアンバランスさ>>61と言動の不安定さは、楓に幾許かの不安感を呼び起こした。先刻から続くいくつかの印象と混ざり合って、彼の気分は言うなれば吊り橋の上。緊張感が抜けぬままだった。 肉の焼ける音が聞こえ始め、彼女の呟きが落ちると、彼は調理台よりも彼女の横顔に紙片を向けた] 自分が人間じゃないようなこと言うんだな。 [見当がつく『あの人』よりも>>101、彼が問うことを選んだのはそちらだった。 落ち着いているかのようでいて緊張を孕んだ低い声音は、彼女が最もよく聞いた“楓の声”に相違無いだろう──記憶に残っていれば、の話だが]** (214) 2023/03/02(Thu) 8:32:09 |
【秘】 緑山 宗太朗 → 緑山 美海「それは…… そうだけど 」ごにょと口を歪ませた。 「俺は、ほら……自制?しないとがっついちゃうのはよく知ってるっしょ?」 愛を伝えようとするとどうしても、愛が溢れてこぼれるまで注ぐ質。最近は、新婚当初と比べれば落ち着いているけど。 「これは旦那様の……なんて言うんだ、矜恃?」 と首を緩くかしげて「なの!」と少し意地っ張りになった。 お返し を貰えば、そんないじっぱりの顔もゆるゆると解けて「へへ」と笑顔を向けたけど。じゃれあいの範疇の今だって、口寂しくなって、より多くを求めてしまう。 離れていった唇をもう一度引き寄せたいのを抑えて、また今度に期待する。 志の高い素敵な旦那様はずっと貴女に夢中だ。これから歳を幾つとっても、きっと今のような、惚の字と愛の字しか書かれていない眼差しを向ける。 (-136) 2023/03/02(Thu) 9:28:38 |
【人】 緑山 宗太朗>>212 「しないっす!俺丈夫なんで!」 「よく聞くでしょ? バカは火傷しないって! 」風邪を引かないを都合よく変換した。何処と無く本気でそう思ってそうな声色が伺えるが……。 多分、それ程扱いに自信がある。というのの現れだろう。 素直に交換には応じた。やらせたかったのもあるし、自分の休憩も含め。 徐々に大きくなっていく火に心が踊った。やっぱりこうでなくちゃとキャンパーだった自分が言っている。 「火がねぇとだいぶ暗いっすねぇ。」 「明かりがない分、星が綺麗に見えるぜ」 「ロマンチックだろ〜?」と同意を示した。 木がさわさわと揺れる音と、火がぱちぱち爆ぜる音と、あとは2人の声しか聞こえない。 そこも風情があっていいな……と、持ってきたキャンプ椅子をごそごそ組み立てている。2人分。 「コーヒー飲む!」 いつの間に借りてたんだと感心を示しながら、即答。 火が怖くないなら、直火にかけるのも任せてしまうつもりらしい。自分は……マシュマロに串を刺す作業をしたいとか。* (215) 2023/03/02(Thu) 9:30:21 |
【人】 武藤景虎[やっぱゴツくなりたいのだろうか、と言い返されて>>207思ってしまったものの、目を伏せる様子からはそんな感じも受けなかったから、ここでも微妙に釈然としない気持ちになった。] はは、脱いだらすごいとか? [ゆったりめのパーカーの下はものすごい筋骨隆々だったりするのかも。 いや、そんなこともなかった気がする、とは、陸上の時のユニフォームでも見たことがあったんだっけ。 顔を出す運動系のサークルは陸上部が練習してるグラウンドとは離れているし、大学の広報誌に写真が載るようなことがあるにしても見た覚えはないんだけど。] アーモンドのやつ>>208ね、箱のならあるかな。 大袋みたいなのはさすがに持ち歩いてない。 [あっちのがコスパいいんだけど、と手持ちの鞄を漁って。 今出せとは言われてないが、溶けたらやだし冷蔵庫入れとこうかなって。 その方がくっきーも取りやすいだろうし、勝手に食っていいよ。] (216) 2023/03/02(Thu) 10:34:23 |
【人】 武藤景虎[飯が炊けるまではオムライスは作れないというごく当たり前のことを把握したところでコテージの外に出て。 湖もまた時間帯が違えば見えるものも違うだろうし、もっと近づいても良さそうだなと眺めながら思った。 急に駆け出したくっきーの後を追って、端まで来たら行き止まりなんだから掴むも必要なかったんだけど。 派手に転んだとこで湖に落ちるわけでもないのだし。 また驚かれたみたいだけど>>209、特に振り払われはしなかったから。 手を離すと、微妙に据わりの悪い感覚がしたのもなんなんだろう。 何かの手順をすっ飛ばして終えたような変な感じがする。] そー、意外と繊細なの。 なんて、風邪とか引いたことないけど。 [ベンチに座ると、少し開けた距離に腰掛けたくっきーの言葉>>210に笑って返す。] (217) 2023/03/02(Thu) 10:34:41 |
【人】 武藤景虎[なんかジリジリ遠ざかられてる気がするな、とは同じベンチの上、端の方にいるのに気づいて。 多少離れたとこで声が遠くなるほどでもないし、お互い地声の声量はそこそこあるから問題はないんだけど。] じゃあくっきーもかなり久しぶりなんだ、キャンプ。>>211 [口にしてから、“父さんが生きてた頃“というのがいつかもわからないのに、なんでそう思ったんだろう、とは。 母子家庭で料理作るようになったというならほんの数年前ってわけじゃないだろうって無意識に認識したのかも。] 陸上部ってやっぱ合宿もするんだな。 大部屋で皆で寝るのって寝付けなくない? [いや、くっきーはそういうの気にせずぐっすり寝てそう。 コテージで寝る時もオレよりは数倍早く寝付けそうで羨ましい。 先に寝られたら暇そうだな、とはいえ、別に誰かと喋ってないと死ぬわけでもなし、鞄に入れっぱなしのゲームでもやればいいんだけど。] (218) 2023/03/02(Thu) 10:35:18 |
【人】 武藤景虎[くっきーの視線の先を追うと、船着場が見えて。] くっきーはあれ、アヒル……じゃないや、スワンボート?足で漕ぐやつすげースピード出しそう。 [ああいうのって二人で漕ぐんだっけ、こっちは足置いてるだけになりそうだが、そうなったらハンドル任せて貰えばいいかなとか想像したら、湖を爆走できるなとちょっと笑えた。 白鳥のやつに二人で乗るのは微妙みたいな顔されるかもしれないけど、なんで?とは素で不思議そうにはしてしまうかな。 手で漕ぐやつもアウトドア感強くて楽しそうだけど。 その場合、どっちが漕ぐのか問題はあるにしても。 くっきーは漕ぎたがりそう、とはなんとなく思った。] (219) 2023/03/02(Thu) 10:36:00 |
【人】 武藤景虎温泉も行ってみるにしても明日かなー、場所離れてるみたいだし。 帰って飯食って酒飲んだら出る気なくなりそうだしな。 [オムライスで酒盛りというのも微妙かな、とは言いつつ、酒のアテなんかもなんかしらあるだろう。 チョコもあるし……、あ、と思い出してジャケットのポケットに手を突っ込んで。 人一人分?二人分かも、くらい離れた位置に座ってるくっきーの前に、はい、と拳を突き出した。 上に尖った銀色の小さな包みを見れば何かはすぐわかると思うけど。 何?って聞かれたら非常食?とは返すかな。 なんとなく硬い顔してる気がしたから、って気のせいだったらそのまま取っといてくれたらいいし。 チョコは食うと元気になるので。]* (220) 2023/03/02(Thu) 10:36:20 |
【独】 武藤景虎/* いろいろと思い出しかける速度はやいかなー。 どうだろ、いやまあ、最終的には一気に思い出すからこう、ちまちま出す分にはいいのかもだが。 柚樹が緊張したり落ち込んだりすると、こう、つい何かしらしたくなってしまうじゃないですか……(過保護) (-137) 2023/03/02(Thu) 11:01:18 |
【秘】 緑山 美海 → 緑山 宗太朗「あぁ、なるほどね」 人前で抱きついたりキスしたり、そういう時は『恥ずかしいから止めて』と怒ったりしたのかも。 怒ると言っても、子猫が威嚇するくらいの可愛らしいものだっただろうけど。 「2人きりの時は遠慮しなくていいよ、今回も旅もそうだから、ね?」 軽く小首も傾げ、楽しげに笑う。 だけど、今はお預けです、残念でした。 これから歳を重ねても、こういうやり取りが出来たらいいな。 その為には綺麗な奥さんでいなきゃな。···釣り合う為に頑張るって意味がちょっとだけ分かった気がした。 (-138) 2023/03/02(Thu) 11:05:20 |
【人】 緑山 美海>>215 「バカは風邪を引かない、でしょ?」 「はいはい、火傷するかもしれないお馬鹿さんは下がってください」 そう言って火の番を交代する。 自信があるのも慣れてるのもわかっているから、時々後ろを振り返って確認したりしたのだろう。 「···本当だ、星も綺麗に見えるね」 朱く揺らめく炎から目を離し空を見上げれば、白く輝く無数の星々が広がっていた。 「こういう空の写真とかってスマホじゃ上手に撮れないだよね」 「しっかり目に焼き付けて帰ろう」 暫く眺めれば、此方も珈琲の準備を。持参した珈琲豆を器具の中にいれてセット完了 あとは直火にかけるだけ、暫くすれば出来上がるだろう。 「珈琲は砂糖だけでいい?今日はミルクも入れる気分かな」* (221) 2023/03/02(Thu) 11:08:06 |
【人】 黒崎柚樹[武藤に掴まれたところの腕が、なんだか熱い気がして。 左腕を右手で押さえるようにしながら、夜の湖面を眺めながらぽつぽつと言葉を交わした。] いや……案外、平気。 男も女もごちゃ混ぜで男部屋でカード大会して、 眠くなってその場で爆睡して怒られたくらいには。 …………って、いや、男部屋じゃなく。 女部屋、で。 [気が緩んでたのかな。 いくらかの懐かしさを感じる湖の風景に、ウッドデッキに置かれたベンチ。 表情を隠す薄暗さもあって、うん、緩んでいたんだろうな。 大部屋云々の話を向けられて、つい、去年の合宿の事を語りかけ。 慌てて訂正しながら、そもそも夜そんな強くないから早く寝てしまうと思う、と早口めに言い添えた。] (223) 2023/03/02(Thu) 11:23:21 |
【人】 黒崎柚樹……どうだろ、あれも子供の頃にしか乗ったことないな……。 [スワンボートを視界に収めつつ、でもああいうのは恋人同士で乗るものじゃないの?と武藤へは胡乱な視線を向けてしまう。 漕げと言うなら漕ぐけど。全力で。 多分、すごい勢いで湖面を爆走するスワンという、あんまりない光景が見られるだろうなとは思うけど。] スワンも案外運動には良いかもだけど……、 でも、ボート漕ぐ方がしたいな。 [あれも良い運動なんだよ、マシンジムにボート漕ぎの動きを模したローイングマシンというのがあるくらいなんだから。] 広背筋と僧帽筋。効くよ? [そんな話をしていたら、照れたり焦ったりで不穏だった顔色もいくらか平常に戻りかけてきていたというのに。] (224) 2023/03/02(Thu) 11:24:57 |
【人】 黒崎柚樹────………………え……。 [絶句した。 突き出された拳に、反射的に受け止めるよう広げた手のひら。 三角形みたいな、円錐みたいな、個性的な形のチョコの包みが落とされて。 ────『なんか食べたら落ち着くかなって』 ────『それにチョコは特に落ち着くので』 耳奥に、あの時の武藤の言葉が蘇る。 あれは、今年のお正月。 二人の名を刻んだ指輪を、一緒に受け取りに行った。 指輪は武藤からのクリスマスプレゼントで、イブの日に指輪を選び、刻印する文字を決めて。 年明けの当日、緊張や照れでどうしようもなくなってしまった私が、"おまじないの言葉とかは無い?"と武藤に無茶振りした結果が、口の中に放り込まれたこのチョコだった。] (225) 2023/03/02(Thu) 11:25:38 |
【人】 黒崎柚樹[ああもう、悲しいくらいに武藤だなあ。 私への恋心とか、性別の認識とか。 そんなものが全部消えてしまっていても、優しいのは変わらないし、私はやっぱり武藤の事が大好きで。] ……………………っ。 [俯いたら、ベンチの板張りにぽつぽつと水滴が落ちた。 肩も震わせず、声も漏らさず。 ただ泣き出した私に、武藤が焦らないわけないのは解ってるのに。 涙を止めようとすればするほど喉奥から変な音が出てしまいそうで、せめてとチョコを持たない方のパーカーの袖を目のあたりに強く押し当てた。] ごめ……ちょ、と、思い出すこと、あって。 たいしたことじゃ、ない。 [大丈夫。武藤には、関係ないことだから。*] (226) 2023/03/02(Thu) 11:27:15 |
【独】 黒崎柚樹/* 「非常食は食べても食べなくてもいいから」 「あとで食べてもいいし……」 じゃないんだわこんなの貰ったら即泣きなんだわこっちの涙脆さわかってないでしょあんただって泣き虫のくせになんなんだてめえ武藤このいてこますぞ耳の穴から自然薯ぶっ込んで奥歯がたがたいわせるぞ覚悟しろ……っ。 ……って、心の中の柚樹さんが吠えてます。吠えてます。 (-140) 2023/03/02(Thu) 11:32:05 |
【人】 片連理 “椿” そうね……、そうかもしれません。 人間にしては、ちょっと変わっているでしょう? あ、バター取ってくださる? お砂糖は……こっちにあるわね。 [切ってもらった人参を小鍋に入れながら、まるで世間話のような口調で呟く。小さなキッチンは二人で立つには随分と狭い。聞き慣れた彼の声は耳に心地よく、椿は歌い出しそうな上機嫌で、手際よく料理を進めていく。 フライパンに蓋をして、火が通るのを待つ。その間にまな板と包丁を片付けて、皿を用意する。肉が焼けたら皿に移して、同じフライパンで簡単にソースをつくる。そんな日常の光景に、およそ日常とはかけ離れた会話が挟まって、奇妙な緊張感が漂う。] (227) 2023/03/02(Thu) 11:34:51 |
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