タマオは、屋上への扉の前に工具箱を置いた。 (t24) 2021/07/04(Sun) 15:19:17 |
タマオは、ひとり呟いた。「痛そうだな……」 (t25) 2021/07/04(Sun) 15:21:10 |
タマオは、雨に濡れていない。 (t26) 2021/07/04(Sun) 15:24:02 |
【人】 商人 ミロク>>79 アユミ 「……? はい」 技師の女性に対して妙な感覚を覚える。 男がこういった気分になるのは、はじめてではない。 ついでに言えば、霊感的なものに批難をされたことがないため、 すべからく人間はこのような体験をすると思っているが、 この事実は語られることは無いだろう。 「わかりました、……探しますので少しお待ちください。 その間に、と、お聞きしたいことがあります。 ここに私とやってきた青年が言っていました。 『大人は子どもを守るもの』だと。 私はすべてに同意をできたわけではありませんが、 その思想に似たものを持っていました。 子供は、好きですから。特に学徒が。 でも一つ疑問が残っていまして。 技師のあなたは大人とは何を指すと思っていますか?」 (81) 2021/07/04(Sun) 15:33:08 |
【秘】 遊惰 ロク → 商人 ミロク「そうかい」 名前についての受け答えはそれだけ。 どうせ呼ぶことも少ない。 「はいよ。食わずで何日もつかねェ。 おれァいよいよもってダメんなる前には首括ろうかなァ」 話し乍ら何やら耳元を弄っている。 軽い調子でそんな予定を立てた。 「――そいつはどうも。 ハハ、おれァ楽しかねェがなァ」 言葉と裏腹、口元は三日月を模る。 正直なのは恐らく話す言葉の方。 浮かべ慣れた笑い顔の儘で問い掛ける。 「正直だなァ、兄サン。 ンで、気乗りしねェってのはどこのことだろ?」 (-231) 2021/07/04(Sun) 15:39:49 |
【秘】 商人 ミロク → 被虐 メイジ「危ない薬とは私は思いませんよ。 医療的に試験的に使われている薬で、 ちまたに流通していないのは確かでしょう。 ですが、病院のような施設や薬師がという職業がある中。 このようにほぼ無償で配ることは経済の破綻を起こします。 だから大声で商売ができない薬となっていますね」 この言葉に偽りは無い。 すべて、そう聞かされてこの取引をしているから。 男は善悪をそこに求めていないだけ。 今更――人の娯楽というものに倫理を求めてはいないのだ。 「富裕層の方々に特に好まれています。 海外から取り寄せた薬品になりますので、 取引をすることで相応の金銭を得られます。 たくさんではないですが、この種類に関しては、よく。 私の主人が扱っていますから、商品として売らせてもらってます」 肯定、悪びれもなく告げる。 目の前の少年に"必要"な薬であることを疑っていない。 (-233) 2021/07/04(Sun) 16:17:08 |
【秘】 商人 ミロク → 被虐 メイジ「大丈夫にはなるでしょうが――、 運がよければでもあると言えるでしょう」 本当に"治る"ケースを知っています。 本当に"やめられる"ケースを知っています。 本当に"死んでしまうほど苦しむ"ケースを知っています。 語るべきかは悩みました。 「大量摂取で、意識の混濁、 呼吸困難があるのはどの薬も一緒です。 用法用量を守って正しく扱うことが必要ですね。 取引、しますか?」 (-234) 2021/07/04(Sun) 16:18:52 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 被虐 メイジ「あは……いいね」 元気よく返事をしたいところだが、体のだるさから、ゆるく笑う事しかできなかった。 「秋に、なったらさぁ……新幹線にのって……五輪……みにいきたいなぁ……」 急激に落ちてくる瞼に、抵抗するように目をこすって 「まずは、あいすくりん……でしょ…? アキラは何食べたい……? やっぱりぱふぇ…かな…。 セナハラさんと先生にも、たべさせてあげたいなぁ……お土産って、できるかな……」 うとうとと、舟をこぐ。 それでもあなたの顔を見ようと顔を上げて。 「友達と旅行、……楽しいだろうなぁ……。できれば、……みんな……一緒に――………………………」 ついに瞼が落ちてしまう。 (-235) 2021/07/04(Sun) 16:27:30 |
【秘】 商人 ミロク → 遊惰 ロク「何度も告げているとおり、あなたが死ぬことですよ。 私は殺意を向けられる対象であると自負しておりますが。 あなたが死を選ばなければいけない理由がわかりません。 健常者であり、一番活力に溢れ、将来有望なのに、何故終わろうとするのだろうと思っただけです」 男はそう言うが直球で何度も告げたかはわからない。 伝わっているかもわからない。 先程にも聞いたとおり、死にたいわけでは無いのに、 その選択肢をとる必要がわからないのだ。 (-236) 2021/07/04(Sun) 16:44:06 |
【人】 商人 ミロク>>82 アユミ 「なるほど……? わかりやすいですね。ですが。 "いつまで"、与えられることを望んでいいのでしょうか。 それは生きてきた年数で決まりますか? 病を患い、一生床に伏せることになった壮年の方は、 食い扶持を減らす為に死んだ方が良いと思いますか? どちらにしろ、そうですね。 大人であり続けるのならば。 体が動かなくなっても与え続けられるような存在になりたいと思いました。 聞かせていただきありがとうございます」 技師に投げ方問いを答えられる前に礼を告げる。 少し、得心がいった。 同時に――私が見てきた多くの人間に当てはまるような大人の定義とは"違うのだろう"と。 男は考えを改めていた。 (85) 2021/07/04(Sun) 17:16:49 |
【秘】 焦爛 フジノ → 流転 タマオ少なくとも、目に見える場所に。 警官の大部分も他の欠片も見つかりはしなかった。 ―――誰がこんな事を? わざわざ外された?なにか強い衝撃を受けた? ……まだ、こんなにも鮮やかなら。 近くに、そうした誰かがいるのではないか? 短く息を吐き、守るように身を抱きしめる。 決して栄養失調の症状などではない、膨らみを宿した腹を。 そのまま踵を返そうとして、 「…………」 床に転がる翡翠色を見下ろした。 貴方が補強した窓は雨風にぶつかり不吉な音を立てているが、しっかりと仕事をしている。 まだ通っているぼんやりとした光が無ければ、ここは夜のように真っ暗で何も見えなかっただろう。 それこそ、自分がうっかり足に当てたように。誰かに踏まれてしまうかもしれない。 ポケットから小さなタオルを取り出してそっと、翡翠を包んだ。 そして踏まれない場所に移す。 「……ごめんなさい」 小さな声で謝って。逃げるようにその場から去っていくだろう。 (-237) 2021/07/04(Sun) 17:25:44 |
【秘】 被虐 メイジ → 発熱 ニエカワ「……うん、」 「…………うん。そうだね」 「きっと、できるよ。約束だ」 あなたの口から語られる『夢』にメイジはただただ頷く。 晴れた日の空に、豊かな都会に、想いを馳せる。 きっと"友達"とはそういうものだ。 それが叶う筈のない未来の話だろうとも。 思えば、メイジは友達に嘘ばかりついていた。 本当はなりたかった駄菓子屋でもなんでもなくて この怪我のことだって言えなかった、そして今だって。 このわずかな時の中、いい友達でいれただろうか。 → (-238) 2021/07/04(Sun) 17:52:19 |
【見】 流転 タマオ「あ」 タマオは逃げるように去る背中を見送った。謝罪されるようなことなぞ何もないのに。締まりのない空気を纏ったまま、端に寄せられた布の塊を見やる。なかなか思い通りにいかないものだ。 (@7) 2021/07/04(Sun) 17:56:29 |
タマオは、タオルを拾った。 (t27) 2021/07/04(Sun) 17:56:42 |
【秘】 加虐 メイジ → 発熱 ニエカワ──んなワケあるか。 今から、その友達を殺して、きっと、喰うというのに。 ──あなたが姉のように慕う先生のように。 「───……して」 「どうして、オレが……」 まん丸に見開かれた目が、瞼を閉じたあなたを見つめる。 「こんなことしなくちゃ、いけないんだろう」 迷子の子供のようにぽつりと、つぶやいた。 その声には感情の色はない。 ゆらりとあなたの首へと手を伸ばす。 はやく、楽にしてあげよう。 冷たい手が、掴んで、──わずかに、力が込められる。 あなたの熱が、鼓動が伝わる。まだ、生きている。 きっとこの先、もっと自分は人を殺める。 そうしなければ生きられないからだ。 その姿を友達に見られたくはなかったし。 これ以上、長く、苦しめたくもなかった。 ただの自分勝手な都合だった。 → (-239) 2021/07/04(Sun) 17:59:13 |
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新