情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
【秘】 公安警察 清和 → 花守「……俺は、絶対に見捨てたりなんかしないよ。 助けが必要なら飛んでいくし、お金が必要なら工面することもできる。 止まってしまって。何もできない縁ちゃんになってしまってもな」 公務員だからな、金持ちなんだ。と気を紛らわせるように言う。 「だけど、寂しくならないようにずっと傍にいることはできない。 いつ死んでもおかしくない。本当は、誰にも明かせない仕事だから。 歳だけ食って"オトナ"になりきれずに大きくなっちまったやつ、 縁ちゃんだけじゃなくって、いっぱいいるよ。残念だけどな。 すっぱり諦めて別の道に進むか、意地でもその道を進み続けるか。 どっちにしても、今までやってきたことを後悔にしてしまうのか、 あんなこともあったけど、って笑えるようにするのは縁ちゃんだ。 その寂しさと生きづらさは……縁ちゃん自身で乗り越えないと」 静かに諭すように言って聞かせる。 はたして、こんなことを言っても救いになるのか、わからない。 ひどく挫折した人間に対しては、ただの耳障りな音かもしれない。 「意地っ張りで、見栄っ張りで、嘘吐きの花守縁…… あの時の言葉を本当にしてやれるのは、お前だけだ…… あの時の約束は無駄じゃなかったって言えるのもそうだ。 だからまた、頑張れ。酷なことを言うようで、悪いけどな……」 だが、そう言わずにはいられないのだ。 清和が望むのは、この平和な世の中で、みんなが幸せに生きること。 (-133) 2021/08/16(Mon) 14:41:38 |
【神】 巡査部長 鬼走>>G56 >>G57 宵闇【3日目 夜時空】 「想像以上に大事だな。ならさっきの言い方は悪かった。取り消してくれ」 勿論作曲のために恋人を肯定という訳ではないが、単純に悩みの上での冗談なら言いすぎたと感じたが故の発言だ。 「そもそも翔は金と飯の為って割り切ってるように然程見えん。人を利用とかそう言う意味じゃなく、なんて言うんだろうな。何か夢でも見ている、と言う雰囲気を感じる。足りないなにか、がそれなのか」 煙草に関して文句はつけないが、少しその様子を観察してから不意に言葉を放つ。スランプと言う経験がない。ただ、要因の一つに何かを望みすぎるが故にうまれてしまうと何処かで聞いた気がする。 「そのはしゃいで楽しかったと言う気持ちを本当は曲にしたいのにそれだと売れないとなるのか?」 (G67) 2021/08/16(Mon) 14:56:25 |
【独】 天狼の子 夜長/* 二日目初めの独り言で、「雪子さんが晴くんに心配をかけたくなくて和臣にそう言うように頼みました」って言ってたけど、それ違うくて設定メモ見直したら和臣の善意の嘘でした( ˘ω˘) 去年の晴臣の入院で雪子さんがめちゃくちゃ参っていて、 晴臣が入院はひとを不安にさせるものと思っていて。 (晴'-')だから、みんな入院しない方がいい (和'-')お前も?(誰かが入院したら不安になる?の文脈 (晴'-')(頷く) (和'-')(頷く) ってことがあったんだと思う。慈姑ばあちゃん亡くなったとこだしな…やっけ善意の嘘発生したんだな…。和臣、後で雪子さんにも怒られるんでしたそうでした(今年は一緒に帰るって晴くんと約束してたのにそんな嘘つかないでよもう〜〜〜〜〜〜〜 (-134) 2021/08/16(Mon) 15:39:04 |
【神】 巡査部長 鬼走>>G60 御山洗【3日目 夜河原】 「仕事でならそう言う事はある。背中を蹴飛ばして無理矢理にでも決めさせないと、優柔不断の奴には「いけ」と言うな」 だがここは職場じゃない。それに誰もが応えられるわけでもない。職場での発言も上の意図があっての物だが、伝わらない事も、伝わった上で非難される事も幾らでもあった。 「だがそれは結果、自分か他人を殺すかもしれないような選択だからだ。俺は好きな奴らに無闇に傷付いて欲しいとは思わない。お前の話を聞いて、お前が言う気が無いのに背を押すのは逆に苦しめる……と思うくらいには考えてはいるぞ」 袋にゴミを入れながら、帰る様子自体には肯定の様子を見せる。ただ貴方が話した内容にすべて納得したわけではないようで、少し見上げながら視線を向ける。 「ともかくじゃない。自分が悩んでる時に人の事まで考えなくていい。子供もそう言う所は変に聡いし、お前も子供の立場でそんな大人がいたら、無理しないで欲しいって思うだろ。純粋に好きだからこそだ。──それだけは覚えていてくれ」 そう告げて夜の河原を立ち去るだろう。 (G69) 2021/08/16(Mon) 15:52:55 |
【見】 天狼の子 夜長【祭り、どこかのベンチ】 夜長は祭りの中、藍鼠の甚平姿。食べ終わった飴の棒を、行儀が悪いなと思いながらかじっている。つまようじみたいな味と、しみ込んだ飴の味。嫌いじゃなかった。 雅也さんに、もう母さんを探さないでいいと言われた。母さん、ここに来ていないんだな、と思った。雅也さんも言い切れない何かはあるみたいで、ちゃんとは言われていないが……そうだと思えば、本当なんだろうなと。 母さんが約束をなかったことにするなら、ちゃんとした理由があると思うから。 探して探して、俺でない他の人も、本当に誰も見ていなかったから。 いくらかくれんぼが上手でも、日が暮れたらみんな出てくるものだから。 父さんに怒る理由が増えたかもしれない。母さんがここに来ていないのなら、父さんの方が嘘をついていたことになる。雪子さんはこの村に来ていない。ああ、晴くんの方が先に来てしまった。モモチと同じで、母さんは気にしないだろうが。 (@2) 2021/08/16(Mon) 16:04:24 |
【見】 天狼の子 夜長【祭り、どこかのベンチ】 自分ひとりで考えて、自分ひとりで決めて、ここに来た。大人になったら、全部じゃなくても、そうやって自分で決めることが増えると思って。大人になったら、出来ないことがたくさん出来るようになるとも思っていた。 でも、けっこう出来ないことは出来なかったな。怒っているからあまり考えなかったが、父さんだったら上手く出来たのだろうということはいくつもある。 あの人も晴くんみたいに、誰かに迷惑をかけてごめんなさいをして、助けてもらってありがとうをしていたことはあるんだろうか? 今度話してみようと思う。怒るのが先だが。 (@3) 2021/08/16(Mon) 16:04:45 |
夜長は、人を見ているのが好きだ。話を聞くのが好きだ。思い出に触れるのが好きだ。だから、 (t9) 2021/08/16(Mon) 16:04:55 |
夜長は、ひとりでもけっこう、この祭りをたのしんでいる。でも、 (t10) 2021/08/16(Mon) 16:05:04 |
夜長は、誰かと一緒の方がもっとたのしいだろうなと思った。 (t11) 2021/08/16(Mon) 16:05:11 |
【見】 天狼の子 夜長【祭り、どこかのベンチ】 「みんなでいて、たのしくないこともないと思う」 だからみんなのいる所に来ていたつもりだが、みんなはそうでもないのだろうか? 今日見ていない人は、俺が見ていないだけならいいと思う。 かくれんぼじゃないが、隠れている人はいるかもしれない。なんとなくそんな気がした。動かないでじっとしているだけじゃなくて、ひとりで歩いて鬼 -誰か- から隠れている人も、たぶん。隠れている人も、隠れていない人も見つけに行こう。鬼は得意でないが、そうしたいので。それが今の俺の、祭りをたのしんでみるだと思う。 (@4) 2021/08/16(Mon) 16:05:56 |
夜長は、ベンチを離れて歩き出した。見つけられるだろうか。 (t12) 2021/08/16(Mon) 16:06:08 |
夜長は、慈姑に手を振った。 (t13) 2021/08/16(Mon) 16:09:09 |
夜長は、ばあちゃんは祭りをたのしんでいるのだと思った。振り返ってどこかに行く後ろ姿が、ご機嫌そうだったから。 (t14) 2021/08/16(Mon) 16:09:26 |
【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥>>67 鬼走 【四日目/夏祭り】 「……あー、うん」 頬を掻いて一度、返答のなりそこないのような声を発した。 とはいえ何か言葉に詰まるような事があるでもなく、ただ そんなふうに見えているのか、という思いがあるだけで。 「うん、つまんないよ。 …てよりは、寂しいかなあ。 一人でご飯食べるのって味気ないじゃない? 多分、そういうことなんだと思う」 それが本来どんなに楽しい時間でも、一人では味気ない。 それがあなたにとって共感に足る心情かはわからないけど 一般論としては理解の及ぶものではあるはずだ。 そんな例題を一つ挙げて、だから大丈夫と笑って見せた。 だってもうすぐ、一人ではなくなるから。 (71) 2021/08/16(Mon) 16:10:43 |
【独】 天狼の子 夜長/* PL都合で隠れている人そんなに見つけられないけど、探すのはしていたかったみたいです。結果がどうであれしたいことしていくね晴臣。うまくいくのを増やせるようにはしたい。 時計の話で考えたこと今まとめきれないから、そっちはエピローグでかな〜〜〜〜〜 (-135) 2021/08/16(Mon) 16:12:29 |
【秘】 花守 → 公安警察 清和たくさん泣いて。 たくさん吐き出して。 静かに諭されて。 暫く黙って。 胸を押して離れて。 背を向けて空を仰ぐ。 月明かりに照らされる中、雲一つない満点の星空が、それでも滲んでみえる。 「……頑張れ、か…… 頑張れ……かあ。 センパイも酷いなあ……」 夏の湿度をはらんだ空気をめいっぱい吸い込んで、ゆっくり吐き出して。 「じゃあ勇気をください。 きっともうすぐ醒めてしまうこの夢の中で、もう少しだけ付き合って、帰らなきゃいけなくなった時に、私が大丈夫って言える様に、もう少しだけ」 (-136) 2021/08/16(Mon) 16:37:57 |
【墓】 青嵐『青嵐って悩みなさそうだよな』 これは恐らく俺が最もよく言われる言葉。 初めて言われたのはいつだったか もう覚えてはいないけど。 確かに特に深く悩んだこともないし 何かに悩まされたこともない。 だから去年部活で県大会で負けて全国行けなかったときに、 3年にとっては最後の試合だったからどうにか先輩を励ましてやりたくて冗談言って笑わそうとしたら 「悩みないやつはお気楽でいいよな」 って言われたことも全然悩んでないし、 俺に求められてたのは表面の賑やかしだけだったってこともすぐ悟ったし、それから人の悩みとかにも深く突っ込まないようにした。 俺って立場弁えてるからね。 「……今が楽しければ、なんでもいいよ、俺は。」 皆だって、それを求めてるんだから。 (+45) 2021/08/16(Mon) 16:40:34 |
【人】 影法師 宵闇>>68 >>L14 >>69 >>70 御山洗 ──瞬き。 嗚呼、軽率だったな、と男は悔いた。 目の前の友人は、海で手を引いてくれた時と同じ目をしていた。 宵闇 翔にとっての御山洗 彰良は、幼い頃からの友人だ。 清和とぶつかり合っている中に無理やり引っ張り込んで 自慢していつも困らせているような。 けれどそれでも付き合ってくれて、影で頑張ってくれるような。 ──今でも、そうだ。 御山洗の言う好き、とは違っても。 ただ、大事な友人であることは確かだった。 何年経っても、再会できて過ごせたことは この夏のひと時は、安らぎだった。 今の宵闇 翔は今にも夢に縫い付けられそうな "かえりたくない" "このままでいたい" そういう思いでいっぱいの、だめな大人だった。 その夢が崩れていく音がして、ほんの一瞬、迷子のような妙な顔をしてしまった。 いつもの余裕で取り繕うことが、できなかった。 耳に届いた掠れた音が、苦痛を堪えるように目を伏せる姿が いつまでも焼きついていて、 気付いた時には、距離が離されていた。 男は、ただ無表情でその場に立ち尽くしている。 → (72) 2021/08/16(Mon) 17:54:17 |
【人】 影法師 宵闇>>68 >>L14 >>69 >>70 御山洗 「なあ、アキラ」 「……俺が、好きだって言ったな」 確かめるように、呟く声は夜の海みたいに、静かだった。 大きな体で小動物のように震える男を前にして まるで怯えさえないように、静かに言葉を紡いでいる。 「そりゃあ、さすがに驚いたよ。 けど、"今までありがとう"?別れの言葉に聞こえるなー…… だから俺と付き合いたいとかじゃないのかい」 わざとらしい、いつものような調子を作る。 「俺は、切り替えのできる大人ではあるが。 "はいそうですかさよなら"って今のやりとりで 友人捨てられるほど、薄情でもなかったらしい……」 「来なければよかった? なぜだ? 俺が好きなのに?」 「……どうして、逃げる? 俺が好きなのにかい?」 「なんで、そんなに怖がってるんだ」 「教えてくれないのかい、俺は聞きたい」 「話がしたい」 無責任なことを言っている自覚はあった。 → (73) 2021/08/16(Mon) 17:57:24 |
【神】 巡査部長 鬼走>>G62 添木 【3日目 朝 旅館】 「薄弱なら尚更、言って終えばそう言い終えるが、その当時は想像以上に勇気が要ったんじゃないのか。人間弱みは基本見せたがらない。昔の久は特にそうだと思ってた」 自分が身内扱いすると不思議で意味がわからなさそうに言われた。俺にとってはみんなが特別で、身内みたいなものだ。家族が、母が亡くなって益々その思いは増した気がするし、幸か不幸か一切顔に出ない男だった。その上で偶然とは言え出会って、求めるののが同じだったのなら。 「お前はもしかすると誰でもよかったのかもしれないが、俺はそれでもお前が俺がいいと求めてくれたから決められた」 いい大人がしょうもないじゃれあいをして、結局奪い取ろうとしていた物は奪い取れなかった。公私混同をいつものしてるの言葉に肘鉄第二発が飛びそうになったが、今から自分もしようとしてるのでやめた。 「祭りの日なんて、普段は仕事の上に警備だで滅多に見れないだろう。見に行くか」 自然に見られる花火の特等席が観れるのではと、随分幼い提案。それだけをして、朝食と買い出し、行くか。と呟いて先を歩こうと背を向ける。 (G70) 2021/08/16(Mon) 17:57:52 |
【人】 影法師 宵闇>>68 >>L14 >>69 >>70 御山洗 「──本音を言うとお前とこのまま別れたくないだけさ。 ……さよならするなら、納得がいってからがいい」 男は、まるで昔の諦めの悪い少年のような目をしていた。 「俺、この田舎にずっといれたらいいなって思ってるんだ。 ここにいたら忘れてしまった大事なことを取り戻せそうで。 ……帰りたくない、お前は、そうは思わないか?」 ──そんなことは無理とは、どこかでわかっているのに。 今の宵闇 翔は今にも夢に縫い付けられそうな "かえりたくない" "このままでいたい" そういう思いでいっぱいの、だめな大人だった。 男はあなたが本音を言ったのと同じように、本音を返してやった。 「……祭りには一人で行くよ、それは言う通りにする。 けど、──急に、いなくならないでくれよ。 俺がまた海に落っこちたら、そのまま沈んじまうかも」 笑顔を作る。 「"またな"」 男は一方的にそう言い放って、背中越しに手を振った。 (74) 2021/08/16(Mon) 17:59:29 |
【秘】 君ぞ来まさぬ 百千鳥 → 学生 涼風「薫兄」 ころりと下駄を鳴らして振り返る。 その表情は、一瞬だけ少しだけ淋しげなものが滲んで それもすぐにいつも通りの明朗さに消えてしまった。 「ううん、大丈夫! そんなに待ってないし、先に買い食いしちゃったから……」 奢らなくても、と言おうとして それよりも欲しいものがあった事を思い出した。 「…ね、薫兄。 奢らなくていいからさ、一つだけ我儘聞いてくれる?」 手招きをして、歩み寄られればその手を取る。 そうして、二人で少しだけ抜け出しちゃおうよと囁いた。 (-138) 2021/08/16(Mon) 18:34:21 |
【置】 学生 涼風拝啓 夕涼みにほっと一息つく、晩夏のきょうこの頃、いかがお過ごしでしょうか。 (中略) 今の私は沢山の欠片を持っています。 例えば、こうして便箋を手に取ってペンを持った時。 例えば、どこかの街で賑わう夏の祭りを目にした時。 やはり私は昔を思い出すのです。皆と会ったあの頃を。 いなくなってしまった人を思う度、美しい思い出たちはガラスの破片となり、振り返ろうとする私の足に噛みついて鋭い痛みを与えてこようとする。 痛みに泣いて、蹲って、砕けてしまった思い出をかき集めて抱きその場から動けなくなってしまったら、きっとどれほど楽だったことでしょう。 でも、優しい夢に囚われ続けるのであれば。 完璧な形でないといけない、そう思いませんか? いてほしい人がいない甘い夢では、いない人の事ばかり考えてしまうもの。弾き出されたその人が寂しい思いをしてしまわないかと、私は気になってしまうのです。 だから私はここにいる。こうして貴方に手紙を出す。寂しさが少しでも埋まるように、お裾分けできるような思い出の欠片を沢山拾いながら。 生者のエゴだと思いますか?ええ、きっとそうでしょう。葬儀とは、弔いとは、死者のために行うものは、生者が己の心の整理をする為にあると言われるほどですから。 じゃあこの手紙も送るのをやめましょうか?なんてね。 エゴかどうかは、生ききって私も死んだ先、貴方と合流してから答え合わせをしましょうね。 それまでに土産話を沢山用意しておきますから。 (中略) 敬具 20××年 8月××日 涼風薫 (L16) 2021/08/16(Mon) 18:42:39 公開: 2021/08/16(Mon) 19:00:00 |
【秘】 学生 涼風 → 君ぞ来まさぬ 百千鳥 刹那に浮かべた表情を、少年は見たかどうか。 眉を下げて微笑んで、貴方がいつも浮かべていた笑顔をしっかり見つめた。 「うん、いいよ。モモの言う事聞いてあげる」 囁きを聞いて、それは楽しそうだと目を細め。 己の手を取る貴方の手を、そっと優しく握り返した。 (-139) 2021/08/16(Mon) 18:46:12 |
涼風は、相手の手を優しく握り返す。 (a25) 2021/08/16(Mon) 18:46:32 |
涼風は、ふらりゆらりと歩き出す。からん、ころん。下駄が鳴る。からん、ころん。それは遠くへ。 (a26) 2021/08/16(Mon) 18:47:36 |
百千鳥は、その手を握って、喧騒に背を向けた。 (a27) 2021/08/16(Mon) 18:56:02 |
百千鳥は、ずっと前から、全ては夢だと知っていた。 (a28) 2021/08/16(Mon) 18:56:16 |
【神】 警部補 添木>>G68 花守 「そう?あーらら。お医者さんなんだから、これから増えるぞ〜、悪い虫が。ろくでもない男に引っ掛かるなよな。付き合う前に、一旦俺に会わせたら?分かるよクズ。昔い〜っぱい見たからな」 自信満々で妙なことを言いながらも、「あ、わかった。悪いね」と一言添えて風呂場へ行く。 昔聞いていた洋楽を鼻歌で歌いながら、シャワーを浴びる分は問題ない程度に掃除を一通り済ませて戻る。 「あ、食器もやってくれた?サンキュ。ビール、運んどきました」 そういいながら、あなたの持って来てくれたつまみとビールが並べられたテーブルを指し示す。座布団に座りながら、体育座りで缶ビールを取る。 「こちらこそ。この家、御山洗サンにも手伝ってもらっちゃった。掃除。 ……んじゃ、」 改めて、というように、少し気恥ずかしそうに缶ビールを前に突き出す。 「約束を守った者同士。頑張ったな。カンパイ」 (G71) 2021/08/16(Mon) 18:57:26 |
百千鳥は、見ないふりをしていただけ。 (a29) 2021/08/16(Mon) 18:57:31 |
涼風は、ただ寄り添う。寄り添って、二人でそっと抜け出して。 (a30) 2021/08/16(Mon) 19:00:10 |
涼風は、ようやくここが夢だと気づいた。それでも、何も言わずに貴方と並んで歩く。 (a31) 2021/08/16(Mon) 19:01:08 |
【墓】 枠のなか 卯波「いつかの未来。 やがて今≠ノなる日。 そこになって、楽しくなくなって、 そこでやっと後悔したら遅いんですよ」 本当にそうだろうか? 編笠晶も、竹村茜も、一ノ瀬卯波も、 そうあることを望んでいるのだろうか。 聞こえてきた言葉に、 面と面を向かって言うでもなく、 遠くを見ながら、声を発している。 「俺は一度諦めた。でも後悔は絶対にしない。 夢が叶わなくても、 それは夢を持っちゃいけない理由になりませんから」 風を受けて色をつけた写真を覗き、 四人が枠に収まってることにうんと頷く。 何度も皆を撮りに行く。 そして、何度でもみんなと遊びたい。 「うかうかしてると、 今度は俺が皆を置いていっちゃいますよ」 そう言って、花火のあがる方へ一歩踏み出し、 嬉しそうに振り返って、笑い続けるのだ。 (+46) 2021/08/16(Mon) 19:02:18 |
【神】 警部補 添木>>G70 鬼走【3日目 朝 旅館】 「それはそうだけど。あんたしつこかったからなあ。普通、ガキが”もういい”つったら、”もういいんだな”って放っとくもんなんだよ。……ま、そういう余計なお節介焼きに、俺が根負けしたって話。」 「ダーメ。これは返せません。……誰でも良かったんだよ。始まりは。でも、ずっと続いてる。俺に付き合ってくれたのはアンタだったって話。 一人でも生きていけそうだと思ってたのになあ……。責任取ってよ。一人じゃ生きてけなそう。わかる?」 続く言葉に、眼を瞬かせた。 「珍しいー!確かに。じゃ、行こうよ。楽しみだね?」 鼻歌を再び歌い出した。……子供のように機嫌が良くなる。幼い提案が、丁度良いのかもしれない。 そうして、添木は祭りの夜、あなたと出かける事になるだろう。 (G72) 2021/08/16(Mon) 19:02:57 |
【墓】 枠のなか 卯波時は先へ。 飴の食べ切った棒を捨て、 金魚とヨーヨーは暫く預かってもらい、 写真の詰まったカーディガンと、 祭りの淡い光で良く映える紺色の浴衣、 どこか怪し気な狐面を斜めに被って。 待ちに待った盆踊りへ、向かう。 十年前と何も変わらない懐かしい民謡が、 あまりにも懐かしすぎて笑ってしまったりして。 そういえば、失敗しないように、 こっそり練習したりもしたっけと思い出して。 首から揺れるカメラを片手で持ち、 その上から軽く手を叩いて、空へ向ける。 踊るのは久しぶりなのに、 身体が覚えているのもなんだかうれしかった。 (+47) 2021/08/16(Mon) 19:13:35 |
【神】 公安警察 清和>>G63 >>G64 >>G65 添木【2日目 警察組二次会時空】 「あ〜、も〜、うっとおしい〜…… 叩くな〜!太鼓じゃねえぞ〜!」 ふにゃふにゃ笑って自らの頬をペチペチ叩く添木を、叱ってやった。 今のあなたにとっては、太鼓よりも面白い楽器かもしれない。 その手が頬をなぞるものに変われば、少しは怒りもおさまるけれど。 「……さあてなあ、そんなの俺にだってわかることじゃねえよ。 まあ、俺にそうあって欲しいってんなら、そうしちまうよ。きっとな」 そうでなくとも、この男はきっとそうしたのだろう。 けれど、その為に意地や見栄を張らせてくれたのは、いつだって── ▼ (G73) 2021/08/16(Mon) 19:14:54 |
【神】 公安警察 清和>>G63 >>G64 >>G65 >>G73 添木【2日目 警察組二次会時空】 「……当たり前だろ。それが"オトナ"になるってことなんだから」 清和だってわかっている。だからこそ、それを一番に示したつもりだ。 だけどやっぱり、心のどこかには"コドモ"の部分があるものなのだ。 それがお酒の力を借りて、寂しいと言葉を紡がせた、それだけだった。 次第に小さくなっていく声を、酔ったままでは聞き取り切れずに。 あんなに騒がしかった笑い声もなくなって、ひとり残された気分。 「おい、ヒサシ……ヒサシ? 寝ちまったのかよ……まったく……」 深くため息を吐き、興が削がれたように身を離した。 ごろりと身を放り出して、まるで子供のように寝そべる。 「お前もなっちまうんだもんなあ……俺のいないとこで……」 子離れを経験する親とは、こんな気持ちなのだろうかと思った。 だとすれば、世の中の母親はみんな強くたくましい生き物だろう。 気が抜ければ一気に浮遊感を襲ってくるように感じた、 だけど今は身を委ねてしまおうと、静かに目を閉じてしまう。 しばらくすれば、騒いでたのが嘘のように、 安らかで落ち着いた寝息が聞こえてくるだろう。 (G74) 2021/08/16(Mon) 19:16:58 |
【墓】 夢との決別 竹村茜「…置いてかれるのはやだなあ」 わかっている。 夢の中にいつまでもいられないこと。 これが現実逃避だということ。 竹村茜は知っていた。 「みんなで結婚出来たらいいね、ほんと。 そうじゃなくっても、また違うところのお祭りとか…ううん、何もなくたって集まりたい」 (+48) 2021/08/16(Mon) 19:17:48 |
【墓】 夕凪>>65 約束をした僕たち 「格好いいって言われたくて頑張ってきたのに。 慰められちゃった、あーあ……」 ありがとう、小さな言葉で呟いて。 涼しげなあなたの髪にすり寄った。 まるで恋人のような仕草は青い夏の中では絆を確かめ合う行為だ。 「約束、しよう。涼風。 夢も将来も、これから一緒に。 ――あの頃みたいにいっぱい話そうね」 やっと会えたのだ、奇跡のようなこの時間。 夢を、やりたいことを後悔をしないように。 誰かが与えたチャンスだったんだ。 今だけは不思議な時間に浸りたい。 そんな気持ちで感じた温もりは、涙が出そうになるほどあったかくて。 独り立ちなんて、暫く出来そうにないって、答えを先に知ってしまった気分だった。 涼風。涼風くん。夕凪達とも遊んでよ。 射撃でもいいよ、それとも何か食べたいものでもある? 今度は三人で、ううん、もっと多いかも。 僕ら双子はみんなを連れ回しちゃうからね。 大勢誘って。また。 もっと笑える思い出を語り合おう。これからもずっと。 (+49) 2021/08/16(Mon) 19:18:12 |
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新