【人】 薬屋 テレベルム[優しい彼女の事だから甘えれば甘えるだけ 住まいを貸してくれそうなものではあったけれど 居心地の良さに目的を忘れかねないと揺らぐ己が居たゆえに。 とはいえ、時今にして、こうして治安の悪い場所にまで 足を運ばせてしまっているので 逆に居候であったほうが良かったかもしれず。] ……それにしても。 ひとりでこの辺り、歩かないほうがいいんじゃないのか? [色のついた傘で彼女の顔が周囲に隠れるようにしながら しんしんと降る雪越しに落とす視線は若干不安が混じる。 治安の悪さが牙を剥く先は――女性のほうが余程*] (288) 2021/12/09(Thu) 15:25:33 |
薬屋 テレベルムは、メモを貼った。 (a62) 2021/12/09(Thu) 15:30:58 |
【人】 半淫魔 メレフ ーいつかの日 真珠堂 テレベルムとー 商売相手の事はバラさない。 商売の流儀はわかってる。 [言いふらせば、彼がどうなるかはわかっている。 せっかくの上客になってくれそうな相手なのだ、みすみす無くすような真似は惜しい。] 黎明の方位針ね、任せてくれ。 ーー…探し人、見つかると良いな。 [細かい事は追求しない。 けれど、彼の願いぐらいは聴いてもいい。 この短い時間でも、その程度には彼のことを信用している。 そうして、後日。 彼の元には、一つの小さな包みと手紙が届けられた。] (289) 2021/12/09(Thu) 15:53:18 |
【置】 半淫魔 メレフ「注文の品だ、うまく使ってくれ。」 [手紙には、それっきり。 彼が包みをひらけば、美しい装飾がこれでもかと施された、黄金色に輝く方位針が顔を出す。 彼の手のサイズに合わせて、もっとも握り込みやすい大きさに調整してあり、装飾は魔除けの魔法陣を組み込まれていて、彼の旅が良きものであることを願うもの。 彼の願いを汲み取る媒体として、千年ものの魔力結晶を使用している。 全てにおいて、妥協のない渾身の逸品。 彼が気に入ってくれれば良いが。] (L2) 2021/12/09(Thu) 15:53:30 公開: 2021/12/09(Thu) 15:55:00 |
半淫魔 メレフは、メモを貼った。 (a63) 2021/12/09(Thu) 15:53:48 |
【秘】 魔剣持ち ヘイズ → 行商人見習い ポルクス「い、一夜ですか!?そう、ですか…あはは…」 ぼこり、と欲が変換された魔力が一瞬だけ膨れた。 (-86) 2021/12/09(Thu) 16:10:46 |
【人】 魔剣持ち ヘイズ「でも、その話だとお金以外の品物でないと難しそうですね。 マジックアイテムを買うためのマジックアイテムがいるみたいな。 それから…裏町に魔物の加工品の店、珍しい薬の店? あ、そういうお店なら色々ありそうですね。 バラニ…さん?…は、そちらの人ですか?」 詩人っぽく見えたけれど商店の店員か、いや、店主の息子あたりか…などと考えた。 「うん、ありがとう。 おかげで大分参考になりました。 それじゃあ…」 (291) 2021/12/09(Thu) 16:11:15 |
【人】 魔剣持ち ヘイズ親切に紹介してくれた彼(?)の方を向いてにこりと。 「えっと、貴方も多分行商人の人ですよね。 だったら、最後にあなたの品物、見せてくれませんか? マジックアイテム以外にも旅に入り用なものとかありますし、 それに…商人の人にタダで教えてもらうのはなんか悪いですし。」 にこやかに、そう告げた。** (292) 2021/12/09(Thu) 16:12:23 |
魔剣持ち ヘイズは、メモを貼った。 (a64) 2021/12/09(Thu) 16:13:38 |
【人】 魔術師 ラヴァンドラ―――― いつかの噺 ―――― 連れ帰った男は、世にも珍しい人魚だった。>>285 人間に恋をした妹を探す ―― その為だけに 尾鰭を捨て人間の両足を得、エオスまで来たという。 まるで御伽噺の再演めいた噺だけれど、 現実はそんなにも甘くはない。 「 見つけられたとして …… どうするの? ナイフで人間の男の胸でも刺す? 」 確か、珍しく悲劇で終わったあの御伽噺では それが唯一海に戻る方法だったはずだ。 凪いだ海のような瞳は、果たして波打ったかどうか―― (293) 2021/12/09(Thu) 16:23:12 |
【人】 魔術師 ラヴァンドラ「 エオスは欲の街だよ、お兄さん ……でも、人魚の肉や涙を手に入れたとか、 そんな話はまだ聞いたことはないけどね 」 不安を煽りたい訳では無かったから、 慰みになるかは分からずとも、ぽつりと付け加えて。 血の気が戻っていた筈の顔が不安の色に染まるなら 頬へ指先を伸ばし、僅かに魔力を分け与えよう。 ―― 魔力の循環は、心の調子を保つのにも必要だ。 そうして、ひとつ。 ヴェールも何も纏わぬ問いかけが投げられたのなら。 (294) 2021/12/09(Thu) 16:23:19 |
【人】 魔術師 ラヴァンドラ「 ―――― …… あるよ 」 する、……と頬から手を離して小さく呟く。 部屋の中に積まれた魔術書や実験道具、調合の材料 ―― それらを見渡して。 「 でも、人魚に手を出そうとは思わないな。 不老不死も富も権力も、どうでもいいの。 ―――――――― …… 」 (295) 2021/12/09(Thu) 16:23:27 |
【秘】 魔術師 ラヴァンドラ → 薬屋 テレベルム「 私は、全く別の自分を …… 」 …… 言葉はきっと、最後までは彼の耳に届かず 不明瞭な魔術師の目的だけが あたたかな部屋の空気を揺らしただけ。 (-87) 2021/12/09(Thu) 16:23:37 |
【人】 魔術師 ラヴァンドラにこ、と微笑んで 「 だから安心していいよ 」と言葉を重ねれば 其れは欲望の街に住む女を信用してくれる材料になったか。 いずれにせよ、彼が住む場所を変える時が来るまでは 何かと世話を焼いたものだ。 ―――― 女は、捨て犬なんかを放っておけない性分故。 (296) 2021/12/09(Thu) 16:23:43 |
【人】 魔術師 ラヴァンドラ―――― 現在 ―――― 「 あれ、その猫迷子なんだ? 飼い始めたのかと思っちゃった。 丁度退屈してたし、手伝うよ 」 寒さに耐えかねて動物で暖を ―― なんて噺では無く 単なる迷い子であるらしい。 まあ、猫って魚好きだもんねえ …… などと呟いて 自分と対の色、白いローブから顔を出した猫へ微笑み 此方も彼の方へ歩み寄る。 可愛いとは思えども、手を伸ばそうとは思わない。 猫と兎は、追う者と追われる者の関係性だ。 ―― 引っ掻かれては痛い目に遭うのだし。 (297) 2021/12/09(Thu) 16:23:52 |
【人】 魔術師 ラヴァンドラ「 …… どうして? 魔術があるから、普通の人よりは抵抗出来るし 私を襲おうとする人なんて、 今までいなかったから平気だよ 」 確かに力技という意味でなら、自分は貧弱だろうが 見知らぬ誰かが襲ってきたとしても、 先程のような事故が無い限りは魔術が使える。 傘で周囲から隠そうとしてくれる優しさだとか>>288 すこしばかり不安そうな視線の気遣いが、 嬉しくない訳では勿論ないのだけれど ―― 妙に気恥ずかしい、というのが、本当のところ。 (298) 2021/12/09(Thu) 16:24:16 |
【人】 魔術師 ラヴァンドラ「 でも、心配してくれてありがとう。 …… 普通の人よりは強いから、大丈夫。 」 ね、と首を傾げて微笑んだ。 それから彼の首でぬくぬくと過ごす猫へ視線を落とし 裏街住まいらしからぬ毛並みへ、うーん、と悩み。 「 綺麗な子だから、飼われてる子……だよねぇ。 あ、首輪ついてる。 じゃあ ―― えいっ 」 くるん、と指先で宙を混ぜるような動きと共に 薄灯のような淡い光が、表の大通りへ伸びていく。 (299) 2021/12/09(Thu) 16:31:17 |
【人】 魔術師 ラヴァンドラ「 …… あっち、かな? 」 大掛かりな捜索なんかは不得意だけれど、 首輪に僅かだけ残っていた飼い主らしき魔力を辿り 道標を生み出す簡易魔術。 せいぜい落とし物をした時程度しか使い道は無いけれど、 案外役にも立つものだ。 少しだけ得意げにくちびるを上げた魔術師は、 傍らに立つ男のローブを引っ張り、光の先を指差した。* (300) 2021/12/09(Thu) 16:34:00 |
魔術師 ラヴァンドラは、メモを貼った。 (a65) 2021/12/09(Thu) 16:35:30 |
【人】 薬屋 テレベルム ……それならいいんだが。 [身を守る手段の無いただの女では無い、 それは彼女の宣言通りであろう。>>298 賊も狙うならか弱い女の方が良いのは確かであるし。 無抵抗とはいかない、という自負を受け表面上納得はするが、 彼女の身を案じる心が砕けるにはやや浅い信頼だ。 彼女ほどに甲斐甲斐しい飼い主根性は無いにせよ>>296 己の『妙薬』のような手段を取られたらと気にかける。] わかった。だが今度、俺から会いに行こう。 あばら家のせいか冷え込むとあんたの家が恋しい。 [頼もしく微笑う魔術師は手練であるが、>>299 過ごしなれた彼女の住処を訪れる口実にもなろう。 せめて寒さが厳しい間―――基、宵が深い間は、と。 彼女の自尊心を傷つけない言い回しを選んだ心算で。] (302) 2021/12/09(Thu) 17:14:50 |
【人】 薬屋 テレベルム ……、へぇ。 [魔力を指に集約し、光の軌跡が伸びていく光景は、 淡くとも聖夜の輝きにも似て、視力のある瞳を細めた。 便利な魔法は高等な術式で無くとも、 容易に紡がれる手腕>>300は才覚と努力によるものだろう。 拾われた日も、居候として滞在していた間も、 幾度と日常的に目にしていた 多くの書物や器具>>295は 努力とライフワークの証左のようでもあった。 己の身体が稀有なものであっても、 そういった類の才覚や熱意は持ち合わせていない。 他者に分け与えられるほどの蓄積量>>294も然ることながら… 普段は普通の人間の女のように過ごしている彼女の 裏を知るひとりとして一種の尊敬に値する感情は、 寒色の瞳に驚嘆として顕れる。] (303) 2021/12/09(Thu) 17:15:19 |
【秘】 薬屋 テレベルム → 魔術師 ラヴァンドララヴァが別の何かになってしまうのは、 ………哀しいと思うよ。 [彼女の『願い』は漠然としていたし、掴みどころが無かった。 消え入る雪のように儚く、ひどく、脆いものに思えた。 願望に歯止めをかける事など、神であっても許されまい。 だから、哀しむのは世界では無く、ただの男だ。] (-88) 2021/12/09(Thu) 17:19:19 |
【人】 行商人見習い ポルクス― 噴水広場にて ― なんでだよ。美人なのは重要だろう? ゲイザーのパン屋の看板娘みたいにさ。 商売に大切なのは、容姿・商品・そして信用 容姿は優れていれば優れている程、 儲かりやすく……おっとぉ。 [バラニとは違い、俺の場合はトークがあまり上手でないのは 自覚しているので、商人トークはここいらで区切るのであった。] (306) 2021/12/09(Thu) 17:24:41 |
【秘】 行商人見習い ポルクス → 魔剣持ち ヘイズ なんだい? ……興味あるなら、後で店までの道程 書いた地図でも渡すから 一度立ち寄ってみなよ。後悔はしないから。 [反応見ての、提案さ。 強くは勧めはしないが。欲しがるのなら渡そうとする そんな行商人、の弟子である。] (-89) 2021/12/09(Thu) 17:25:10 |
【人】 行商人見習い ポルクス いんや? マジックアイテムとマジックアイテムってわけじゃない。 渡すものの等価かどうかは、その主人が決めるしね。 裏街は危険もあるから、用心棒か街に詳しい奴と一緒に 行くといいと思うよ。身ぐるみはがされたくなければの噺さ。 バラニはここの街一の大店の息子だよ。 [結構ここいらじゃ有名で、子供やらによく好かれる奴さと。 説明していたところ――……おっとぉ] ああ、まぁ。見習いだけどね。 まいったなぁ。商売忘れていたよ。 [これじゃあバラニを揶揄れもしない。] (307) 2021/12/09(Thu) 17:25:42 |
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