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【墓】 木峰 夏生そーだな。 [ 豪華なバスルームを使うのはもう少しあと。 するりと隣に座った海斗が体を擦り寄せて、 甘えた口付けをくれる。 重い腕を伸ばして、引き寄せて、瞳を覗き込む。 お前が考えてることは、完全には読めないから 言葉を探そう。 ] ……なんか、夢見てるみたい こんな幸せなの。 ここから出て、日常に戻っても、 俺のとこに居てよ。 (+62) 2021/07/15(Thu) 7:16:53 |
【墓】 木峰 夏生それにしてもこれ…… 明日服着れないかもしれん。 乳首擦れて痛いし、やばいんだけど、 ……どーしよ。 [ 口元に浮かぶ笑みを悪戯なものにかえて、 耳朶に唇をよせて、くすくすと告げた。 ]* (+63) 2021/07/15(Thu) 7:18:06 |
【墓】 木峰 海斗[ 心地良い疲労感 やっと満たされた心の奥が、身体が 嬉しいと悲鳴を上げているのが分かった 頬に触れる温もりに、微睡むように瞳を細めて 甘える癖に、何か言われると やはり素直な気持ちは言えなかった もう、仕方ねーだろ。そーいう性分なんだよ 兄貴はもう分かってるだろうし、許してくれるから だから、もっと甘えてしまうんだ] (+64) 2021/07/15(Thu) 8:32:05 |
【墓】 木峰 海斗ハッ、まー俺の方が、若いしー? ………… 大丈夫、かよ [ 動けないと、呻く様子に けらけらと、愉しげに笑って、そーいえば めっちゃ噛んだ覚えがある、と思い出して、 多少なりとも、心配はする。小さな声で。 甘えるように口付けをして、 傷ついている唇をそっと撫でた これは、俺が付けたんだっけ? 自分でだったか でも、俺が付けた歯型だとか、 赤く散った痕だとか、それがしっかり残ってる 一つ一つを確かめるように、 悪戯に指で撫でたりして、夢じゃなければいいと そう、思った――] (+65) 2021/07/15(Thu) 8:32:07 |
【墓】 木峰 海斗それは………… [ 今のこの空間は、非日常で、 夜が明けて、ホテルを去れば、日常が戻ってくる 男同士で、兄弟で、 俺たちが、認められるはずがない―― 日常が だから、忘れようと思っていた だから、捨てようと思っていた それでも―――― ] (+66) 2021/07/15(Thu) 8:32:09 |
【墓】 木峰 海斗兄貴が、どーしてもって言うんなら いて、やるよ―― ずっと、 [ 本当に、素直じゃない だから、兄貴が言ってくれる言葉に また、仕方がないなって顔を作って、 声だけは嬉しそうな色を滲ませて答えた] (+67) 2021/07/15(Thu) 8:32:11 |
【墓】 木峰 海斗ッ、――悪かったよ、 [ それは、さすがに謝った でも、どーしよって聞かれて、 俺が、答えられるとでも? 童貞も、処女も、 ついさっきお前に奪われたばかりのこの俺が 内心で、誇れることでもないことを思いつつ] じゃ、今日は……もう、何もしない 休んで、風呂入って、寝る [ 意地悪そうに笑う声は、きっと揶揄ってる だから、俺も仕返し……になるか分からないが 耳元の楽しそうに歪む唇に触れる直前まで近づけば、 じゃー今日はもう終わりと、笑った 窓の外はいつの間にか、闇に包まれていて、 もうじき、きっと白み始めるんだろう キングサイズのベッドを揺らして、 ばたりと、隣に寝転んで] (+68) 2021/07/15(Thu) 8:32:14 |
【人】 神原 ヨウ今更ではあるんだけど もの凄い朝帰りしましたって感じだね。 [>>21朝になって息子が帰って来たら 隣には女性が居て、更には結婚を前提に付き合うもしくは 結婚します、なんて言うのだから大したサプライズだろう。 賛同されるか反対されるかは分からないけれど、反対されても説得するフェーズに入るだけだ。 オレはあくまでオレの両親だからまだなんとか大丈夫だけど 奈々からしてみたらもっと緊張するだろうな、と 落ち着かない感じが少しある彼女を見てそう思う。] 態度で示して、言葉で示して。 そしたら後はプレゼントになるかなって。 [10年前は伝え方で失敗してしまったから。 今度は抜かりなく、彼女を捕まえて隣に居てもらうために。 その試みはどうやら成功してくれたようだ。] (30) 2021/07/15(Thu) 13:40:30 |
【秘】 神原 ヨウ → OL 奈々[幸せそうな彼女を これからも幸せのままにしてあげたいし ずっと笑っていてもらいたい。 まだスタートしたばかりで これからの道のりの方が長いけれど 彼女と2人でならその長い道のりもあっという間だろう。 初恋は叶わないというけれど、例外はつきものだ。 失って気付いた大切なものを2度と無くさないように 握ったこの手を離すことはないだろう。' (-163) 2021/07/15(Thu) 13:42:07 |
【念】 麻酔医 セナハラい、ってらっしゃい… [お風呂かあ…べたついてるから助かるけれど 足腰に力が入ってる気がしないから肩を貸してもらうの必須だ… なんて思いながら彼の後ろ姿を目で追う、 素っ裸でよく歩けるなぁ… そう思っていれば彼がすぐに帰ってきて「おかえり」 と言えば彼が布団をまくって、そこから入ってくる風が少し寒くて身震いする 熱かったけど、やっぱり空調が効いてると寒いね と話そうとすれば抱き締めなおされて少しぽかんとする 甘えてるのかな、なんて見れば 元々そういう約束だもんね、と背中を撫で返す] (!13) 2021/07/15(Thu) 13:55:42 |
【念】 麻酔医 セナハラ………言いましたー… [これからは甘やかしてあげようと思ったけれど 彼の言葉にすねるが続行しそうになる この、このやろ と思いながら見ていれば頬にキスをされる 待てが出来ないわんこめ なんて心の中で彼に文句を言う じとりとした視線を彼に向けるけれどキスをされてぐっと詰まる 恋人にするみたいにキスでほだそうとしてくる というか恋人でもキスでほだすのはどうかと思う! それともそれもイチャイチャに入るのかな…?と思いながら とりあえず仕返しにと頬や彼の脇腹を指先でつついた]* (!14) 2021/07/15(Thu) 13:56:01 |
【墓】 木峰 夏生だいじょーぶ ぜんぶ嬉しいし、 もう、お前以外にからだ見せないし [ 珍しく心配してくれる小さな声に表情が崩れる。 身体中に散った滾る想いの証をひとつひとつ 撫でていく指が愛しい。 唇に触れる指に口付けて、 頭を掴むようにして抱いて引き寄せた。 肩にかかる頭の重みが心地良い。 汗の匂いも、愛しかった。 ] (+70) 2021/07/15(Thu) 14:24:20 |
【墓】 木峰 夏生[ それから、しょうがねぇな、とでも言いたげな口調で 告げられた、「 居てやる 」には、 「ずっと」 という言葉が付け加えられていて。 ] そっか。 ……よかった、ありがと。 [ と返す声は思いがけずちょっと揺れた。 父さん母さんには申し訳ないけどな、と戯けて笑って、 緩みそうになる目元を誤魔化した。 ] (+71) 2021/07/15(Thu) 14:25:41 |
【墓】 木峰 夏生ええー?まじでぇ? [ もう何もしない、と笑う、触れそうな唇に こちらもオーバーに驚いて、いやだ、と縋る。 ] せっかくなのにもったいなくない? てゆーか海斗、若いのにやっぱ 三回出せばもう無理なのかー残念だなー。 俺は大丈夫だけど。 [ なんて、くつくつと喉の奥で笑って、 隣に寝転がった海斗の額を撫でて。 ] じゃー、風呂いこーぜ。 これ以上お預けされんのは困る。 [ 最後はけらけら笑って、体を動かす。 そういえばお兄ちゃんまだ二十代だったわと 言いながらも時折、い゛っ、……と声を漏らして 壁に体を凭せかけてれば、海斗が助けてくれるだろ? ] (+72) 2021/07/15(Thu) 14:27:37 |
【墓】 木峰 夏生[ 広い部屋にしたことをこの時は後悔しながら、 バスルームへ辿り着けば、湯を張って、 ようやくシャワーを浴びようか。 ] 夢だったんだよなこれも。 熱い湯が滲みて、大袈裟に顔を顰めて苦笑いしながらも、 ブランドもののアメニティ、いい匂いのボディソープを あわ立てて、かわいい弟を洗ってやりたくて。 どこを?おのぞみのところ、どこでも。 ]* (+73) 2021/07/15(Thu) 14:28:32 |
【秘】 リカちゃんパパ 敷島 虎牙 → ぶろーくんはーと 真白 千由里[万が一にも、千由里の中に生命が芽吹いても 俺はきっとその子が泣けば 耳を塞いでそっぽを向いていたと思う。 そういうのは面倒だし、嫌い。 汚いのも、うるさいのも嫌。 そういう性根は何も変わらないから。 だから、「良い子」が願った言葉には 微笑むだけで、何も返さなかった。 このままがいい。 ずっとこの夜が続けばいい。 そう願っても、夜は明けてしまうから。] (-166) 2021/07/15(Thu) 14:58:28 |
【人】 リカちゃんパパ 敷島 虎牙[そうして夢から帰って待ち受けていたのは 終わりの見えない悪夢のような現実で。 罪悪感と無力感とに押し潰されそうになって 日々を生きて……そうして漸く暇を見つけて 夜の公園まで逃げてきてしまった。 根元からぶつりと切り離されて 荒い波間を漂う海藻にでも なってしまったかのような心許無さに 小さく震えていると……] …………ちゆ、り、さん…… [顔を上げれば、あの時と同じまんまの 千由里が、夜の灯りを背に立っていたか。 ずっとそばにいたなんて、知らない。 きっとあのまま俺を忘れて もっと熱を埋めてくれる誰かを 見つけてしまったのかなって思ってた。 ……いや、そうじゃないなら、 あの日よりも痩せて疲れ果てた顔の俺に 幻滅して、きっと離れていくのだろう、と。] (32) 2021/07/15(Thu) 14:58:52 |
【人】 リカちゃんパパ 敷島 虎牙[「本当に、久しぶりだね」。 そう言おうと開いた唇からは 奇妙なうめき声だけが出た。 もう顔も見られたくなくて、 それでも耐えきれなかった俺は 此方へ歩を進める身体をきつく抱いて まるで子どもみたいに泣いてしまう。 逢いたかった。 会いたくなかった。 助けて欲しい。 助けを乞う資格がない。 どうしよう。 どうしようもない。 でも、 だいすき。 いろんな気持ちがとめどなく溢れて、 千由里の肩口を濡らしていく。] (33) 2021/07/15(Thu) 14:59:45 |
【人】 リカちゃんパパ 敷島 虎牙[冷静さを取り戻すまでしばし肩を借りたら やがて洟を啜って離れていこうとするだろう。] ごめ……俺、あの後からずっと もうどうしていいか分かんなくて…… [ベンチに腰を下ろすまでに 千由里がそばに居てくれるのなら あれから何が起きたかを話そうか。 帰ったら妻が亡くなっていて、 今は娘とふたりで暮らしていること。 医者からは死因は致死性不整脈と言われ 特に責められたわけじゃないけれど 気付くまで遅くなったのを自分で悔いてること。 娘の梨花の育児からずっと逃げていたせいで 家事も育児も手探りで、 それでも「ママがいい」と毎日のように泣くこと。 全部、千由里には正直に打ち明けようか。] (34) 2021/07/15(Thu) 15:00:10 |
【人】 リカちゃんパパ 敷島 虎牙[言ってどうなるわけじゃない。 あの日見た夢には、もう、戻れないだろうし。 でも、そばに居てくれるのならそれだけで 俺はひとりぼっちじゃないって事実が 何より俺を落ち着けてくれるだろう。 すんすんと鼻を鳴らしながら それでも大人の顔を作ってみせようと 目を擦り、微笑みを作ってみせる。] …………ダメだね、俺。 何もかもから逃げて、都合悪いところは 人に頼ってばっかりだ。 [そうやって千由里から子どもを奪って 逃げ仰せた男がいるのを、俺は知らない。 前の俺ならきっと、同じことをした。 でも今は、無理だ。そんな酷いこと。] (35) 2021/07/15(Thu) 15:01:27 |
【人】 リカちゃんパパ 敷島 虎牙[嫌われる勇気も、でも独りになる勇気もない俺は 頬にこびり付いた涙の跡を手の甲で拭いつつ この場に適当な話題をひり出そうとする。] あー……千由里は、あれからどうしていたの? ─────あと、もし知ってたら、 三つ編みのやり方、教えてくれないかな。 [聞いてまた、後悔する。 もうちょい余裕を取り戻せたらって思うのに 全然思ってたのと違うのが出ちゃって。 突っかけてきただけのスニーカーの爪先へ 視線を落としながら、それでもそばにいる存在を この場につなぎとめようと。]* (36) 2021/07/15(Thu) 15:07:47 |
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