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【妖】 黒崎柚樹ふ……ふふ、ねらい、どおり……っ。 [えろいかなと思ってしたことだし、"止められない"も期待通り。 止めたらむしろ嫌だよと、噛みつくようなキスにはこちらも同じ風にお返しして。 あれほど恥ずかしかった重い水音も、今はもう、全部が快楽に繋がっている風な有様だった。 深くを貫かれると、どうしてものけぞるように背筋が伸びて、顔が上向きがちになってしまうのはどうしようもなくて。 深いキスの合間、息継ぎの時には自然と顎が上がってしまっていた。] ……っん……、……か、ぉ…………? [唇を外した直後の武藤に乞われ、かお?と鸚鵡返しして。 欲に濡れた、ぎらぎらした武藤の瞳が見えて、そこに映る自分の顔も同じくらいにあさましいことになっていた。 それを嫌だと思うこともなく、奥をこれでもかと抉るように屹立を突き立てられて、快楽に顔をゆがめる。] ($101) 2023/03/10(Fri) 18:48:09 |
【妖】 黒崎柚樹ぁっ……もち、いい……きもち、い、よ……とら。 [武藤の右手指が探るように薬指に触れてきたことに気付いて、目を細め、お返しとばかり、武藤の左手を持ち上げる。 一度は消えていた武藤に似合いの金の輪に口付けた後、愛おしげに頬を擦り寄せた。] 私を……っ、 好きになっ、てくれて、ありがと……、……っ。 [揺さぶられ喘ぎながらでは、ちゃんとした声にならなかったかもしれないけれど。 以前は"私を"という言葉が、"私なんかを"になっていた。 私でいいの?私なんかで良いの?とずっと思ってた。。 でももう、思わないよ。 この強引で繊細で優しい雄は、私だけのものなのだから。*] ($102) 2023/03/10(Fri) 18:48:52 |
【赤】 片連理 “椿”[とうの昔に、答えは出ていたのだ。 誰に望まれなくてもいい。 せめて自分だけでもいい、 ここにいていいのだと思いたかった。 けれど、一人ではそれすら叶えることができなくて。 誰かにそばにいてもらわなければ 自分の足で立っていることさえできなくて。 たとえ残りわずかな時間であったとしても、 こんな自分に手を差し伸べてくれたひとのために 生きられるだろうか、生きていたい。 他には何も望まない。ただ、それだけを。] (*31) 2023/03/10(Fri) 19:42:13 |
【雲】 月島 雅空 おう…任せた。 [ミツキらしい勝気な笑みを浮かべてコインを受け取るミツキ。 胸の上にコインをもった拳を向けるのに対して、自分もまた拳を作り、そっと拳同士をぶつけ合い、これ以上の言葉は不要と通じ合うように笑みを交し合た。 ―――のだが一つばかし通じ合っていないところがあったようだ。 重要なこと?と首を傾げ] お、ぉお。 [ミツキに初めて気圧されたように困ったように眉を寄せる。] 独り暮らしも旅中も気にするようなことはなかったからなぁ。 [ペルラが特にとやかくはいわなかったが、すっきりしてるときのほうが嬉しそうにしていた気はする。 儀式が行われるのが今日かどうかはわからないが、用意をしようと、無精ひげを綺麗に反ったり] そういえば、ミツキがたまにもってた長方形のやつって、なんなんだ? [小屋ですっきりとさせて合格点をもらえば、改めて待つ間にスマホについて聞いてみたりとしながら夜が訪れるのをまった] (D37) 2023/03/10(Fri) 19:47:47 |
【雲】 月島 雅空 いくぞ、ミツキ。 [刻が満ちる。外を闇が覆い、空にのぼる三日月の月光が湖を照らす時間帯。 必要な荷物を持ったならば、ミツキをつれてもう一度飛行機へと乗った。] いつもこの辺でペルラは儀式をやっていたからな。 [どこまで可能性があるかはわからないがやることは全てやっておきたい。 飛行機を動かして水面を滑るように湖の中央部へと向かった*] (D38) 2023/03/10(Fri) 19:48:01 |
【赤】 片連理 “椿”[触れた手も、頬も、唇も、 受けた傷すらもが熱を帯びた。 何度もくちづけを求めて、かえして、 抱き合ううちに、あたたかな夜を迎える。 夜明けとともに夢は終わり、 新しい朝の始まりを迎える。 たとえその先に何もなかったとしても、 今この時のぬくもりはきっと、消えることはない。]** (*32) 2023/03/10(Fri) 19:56:06 |
【人】 月島 雅空[儀式を行う夜がやってくる。 陽は沈み、人工の灯りが点在するキャンプ場の湖畔。 空には三日月が美しく在った。] ああ、もっていってくれ。 たまにはこっちを思い出せるものがあるほうが嬉しいしな。 [ワンピースをもらっていくといったペルラさんはその上に最初に来た時の巫女装束を着けている。記念という意味ではあちらでも作れそうなお菓子の作りかたやお菓子そのものも用意されている。 海洋生物の図鑑でもあればいいな。と思ったが流石にそれまでは用意できなかった。 そうして準備を整えたペルラさん>>49とともに、湖畔の桟橋へと向かう。 広い湖のおかげか人気はなく、だからここでの出来事が見られることもないだろう。 風のない夜、湖面は静かであり、明るいか暗いかというだけで、昨日潜った湖とは違うもののように感じれてしまう。] (62) 2023/03/10(Fri) 20:33:52 |
【人】 月島 雅空 もちろんだ。俺たちみんなのために、絶対に成功させよう。 [ポケットからハンカチを取り出し、包まれていた銀の台座に青い石のシンプルなピアスを掌におさめて、目を合わせる。 決意を新たにするように同じ言葉を口にして、視線を合わせて緊張ではなく信頼をこめて笑みを向けた] [桟橋に膝をつき、湖面へと手を差し伸べるペルラさん>>51を後ろで右手に耳飾りを持ったまま見守るように祈る。 彼女に、珠月に帰ってきてほしい。と。 両手を組み、願いの詩を口にするペルラさんは世界は違えども力ある巫女なのだ理解できる。幾度もこうやって故郷を救っていたのだろう。そんなことを少し考えていたところで湖から音が響いた。 なんのことはない水飛沫なのに、異変を感じたときのような>>1:18音を思い出させる。 湖に広がる波紋。煌めく光があちこちに散って、街灯とも違う灯りは意志があるように暖かい光であった。] (63) 2023/03/10(Fri) 20:34:51 |
【人】 月島 雅空[その灯りに照らされるようにか夜の湖から徐々に一つの光景を映し出してくれる。 大きな湖。簡素な小屋。 見覚えのある風景。 水上に停められた飛行機に――ふたりの姿。] 珠月! [遠見の時よりもよりはっきりと見える映像の向こうにいる幼馴染の姿に声をあげた。] 珠月…こっちに…俺のとこに帰ってこい…! [耳飾りを握り示す。ペルラさんが辛そうにしているが、今は祈ろう。 ペルラさんが帰り、珠月が戻ってくるために。 その祈りに呼応するように月光のような雫が湖――映像の奥に落ちていく。 それはペルラさんからもらった>>24彼女の力を宿した真珠に似たものが願いが、呼び声となるべく力となってくれたのだろうか*] (64) 2023/03/10(Fri) 20:35:13 |
【妖】 武藤景虎……ばか、 [“したくてさせてる“とか。>>$99 柚樹が煽ってきたせいで理性がどっかにいって止められなくなるようなことも一度や二度ではない。 知らないからなと言おうと、それを望んでいると言われてしまったら抑止力になるものなど何もなくて。 事あるごとに“私なんか“と卑屈な反応をされることに当初はやきもきしていたのだけど。 今はそんな様子も感じられないことが嬉しいのも確かで。 柚樹を抱きたいと伝えたのはあの美術館から現実に戻ってきてすぐのことだ。 その時は病室だったことや状況的にも最後まではしなかったものの、ただ抱き合っていくらか触れただけなのにオレの身体が反応することは示したというよりは伝わってしまったのだけど。] ($104) 2023/03/10(Fri) 20:44:07 |
【妖】 武藤景虎[今は随分オレの扱いに慣れた……というか、わかりやすく反応してしまう此方に問題がある気はしつつも、求められることは嬉しいし興奮もする、ので。 それでも多少は理性的にとか、優しく抱きたいとも思ってはいるのだけど。 手のひらの中で熱が育てられるの間もなんとか堪えていたものが、追い討ちをかけられては最後の糸が切れてしまうのもいつものことだった。 性急に貫いてしまった先、大丈夫?と声をかける余裕もなく、いや、その必要がないのは“ねらいどおり“なのだと笑う顔からもわかってしまえば、体が動いてしまうことも自明の理で。] っ……、ん……、ゆずき……、 かお、やらし……、かわいい、よ……、ッ…… [快楽に蕩けた顔をもっと見たいと、熱を孕んだ瞳を見つめて身体ごと揺さぶるように突き上げて。 気持ちいいと告げられれば、此処?とか、もっと?と、聞かずともわかっていることを、声が聞きたい、求めてほしいという欲求に駆られるままに言葉がついて出る。] ($105) 2023/03/10(Fri) 20:44:35 |
【妖】 武藤景虎……っ……ぅ、もっときもちよくなって……、 ゆずきのえろいとこ、ぜんぶみせて、 [絡め取られた左手が持ち上がって、薬指の金色に唇が触れるのに、心臓が高鳴った。 頬を寄せる仕草に小さく笑って、「すきだよ」と呟こうとしたら“好きになってくれてありがとう“と告げられたことに、一瞬眉を下げたけれど。 でも、それがいつか告げられた意味とは違って、その前に“私なんかを“とも隠れていなければ純粋にそのままの意味だとわかったから] ……ん……だいすき、だよ……、誰より……、 ゆずきがオレを、すきになってくれて、よかった……、 [一度は拒もうとした手を取ってくれてよかったと繋いだ手を強く握り締めて、頬に添えられた左手で肌を軽く撫でる。]<del></del> ($106) 2023/03/10(Fri) 20:44:57 |
【妖】 武藤景虎ぜんぶ、おぼえてる、から……、っ、 [柚樹のことは全部。 言ってくれたこと、してくれたこと。 些細な会話も、向けられた笑顔も。 この半年の間に数えきれないほど体を重ねたけれど、一回一回の行為も全部。 つ、と指を下へと辿らせていけば、そっと結合部に触れると赤く腫れた肉芽を指腹で押した。 此処も最初は刺激が強すぎるのか嫌がってたなって。 腰をずらして固くなった其処に恥骨が当たるようにすれば、陰核を押し潰しながら腰を揺すって。 好きなところを全部確認するように、首筋から胸元に唇を落とす。] ($107) 2023/03/10(Fri) 20:45:51 |
【妖】 武藤景虎ちゃんと、ここに、いるよ…… ずっと……、いっしょにいる、 [繋いだ両手を引いて前後に揺すっていた腰を浮かせると、引いた腰を上方に貫くように打ち付けて。 跳ね上げた腰が落ちる度に下から突き上げると、迫り上がってくる吐精感に息を詰めた。] ($108) 2023/03/10(Fri) 20:46:16 |
【秘】 武藤景虎 → 黒崎柚樹────愛してる。 [頂きが近づくのを感じて体を寄せれば耳を噛んで、注いだ言葉は殆ど息だけの声だったけるど、きっと聞こえたと思う。]* (-104) 2023/03/10(Fri) 20:46:52 |
【雲】 天原 珠月[アスルにスマホのあれこれも教えてあげた。 どうにか充電が残っていたから、雅空の写真も見せたり、湖の写真を撮ってみたり、アスルが良ければ彼の写真も。 まあ世界を越えてもデータが残るかは分からないけれど。 そうして、飛行機で湖の中心部へ向かう。 深い青のワンピースに手の中にコインを握りしめて。 三日月に満天の星が踊るように瞬いている。 自分が現れたのが空中だから、きっと呼ばれるなら空だ。 そんな予感がしてずっと上を見上げていた。] (D39) 2023/03/10(Fri) 20:58:08 |
【赤】 一匹狼 “楓”[目覚めたのは使い慣れたベッドの中。 腕の中にあったのはカナリアの抱き枕だった] 椿……! [思わず飛び起き、名を呼んで辺りを見回す。 簡単に目が行き届く自室の中には、当然ながら彼女の姿は無い。 目覚める前とは違い、飢えは感じなかった。 月齢は上弦の次の日ぐらいだろうか。 それだけで簡単に思い浮かぶ。目的を果たして旅から帰った翌日なのだと] (*34) 2023/03/10(Fri) 20:58:40 |
【赤】 一匹狼 “楓”[トースターに食パンを放り込んでベーコンと卵を焼き、合間に豆を挽き、卵を裏返し、コーヒーを淹れる。 サニーサイドアップは好物だけれど、食べられるのは休日だけなのだ。トーストに挟んで手早く食べてしまおうと思ったら、ターンオーバーのほうが食べやすいから。 だからこれは“いつも通りの朝食”。 なのに、味気なく感じられて仕方がなかった。 こうしていつも通りの日常に戻ったかのようだったけれど、これはもう“変わらない日々の繰り返し”ではない。この日々を終わらせて、旅に出るのだから] (*36) 2023/03/10(Fri) 20:59:11 |
【赤】 一匹狼 “楓”[この暮らしにしがみつくのをやめる。 そう思って職場に向かってみれば、妙な気楽さがあった。 もう、不安に駆られる必要は無いだろう。自分が重ねてきた罪が暴かれ、仲間や友達に誹られて殺される不安に。 ずっとそれが怖かったのだ。 それなのにこの暮らしに囚われていた。 彼らの記憶の中ではきっと、ずっと人間のままでいられる。そう思えば解放感すらあった。 辞意を伝え、途中になっていた仕事を片づけていく合間、目的地を定めるのに調べ物を繰り返した。全ての仕事を終えて最後の給金を受け取るのと、彼女が近くと言った村を地図上に見つけたのとは同じ頃だった] (*37) 2023/03/10(Fri) 20:59:26 |
【赤】 一匹狼 “楓”[その村へたどり着くまでには、夢から覚めた後それなりの月日が経ってしまったけれど。 果たして彼は彼女の時間に追いついただろうか、 それとも追い越してしまっただろうか] (*38) 2023/03/10(Fri) 20:59:48 |
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