金烏 キンウは、メモを貼った。 (a15) 2021/10/28(Thu) 17:00:39 |
金烏 キンウは、メモを貼った。 (a16) 2021/10/28(Thu) 17:00:51 |
キンウは、日の光に瞳を煌めかせ、笑った。 (a17) 2021/10/28(Thu) 17:01:09 |
【独】 浮遊想 テラそうなんよな、メモの修正できない(プレビューがない)部分は敵(通常発言では問題ないのにメモに貼ると妙な改行があって「ああああ」をn度した顔 (-177) 2021/10/28(Thu) 17:04:35 |
酔いが醒め、宵が来て ミズガネは、メモを貼った。 (a18) 2021/10/28(Thu) 17:07:35 |
【人】 酔いが醒め、宵が来て ミズガネ>>121 >>122 >>123 ユピテル 柔らかな感触が唇に齎される。心を締め上げていた寂しさや歯痒さが溶けだして、息苦しさがなくなった拍子には、と一つ小さな吐息がこぼれた。 弱々しげな視線を投げたまま貴方の言葉を拾い上げて、思案する。 これがもし逆の立場だったならどうだろう?嫌なことを我慢させてまで好きにさせたいと言われて嬉しいだろうか? …………そんな筈はない! 「…………ユピテル」 愛しい人の名前を呼ぶ。少しだけ声が震えたような気もするけれど、自分のことなど気にかけていられなかった。 ▽ (129) 2021/10/28(Thu) 17:08:38 |
【人】 酔いが醒め、宵が来て ミズガネ>>121 >>122 >>123 ユピテル 瞼をそっと下ろして頭を撫でてくれる貴方の手の感触をしっかり享受しながら、ぽつりぽつりとこぼしていく。 「………………好きな人が、愛するお前が、誰かと恋人のように戯れるなんて嫌だ。息が詰まりそうになる。胸が痛くなる。 きっとこれは嫉妬なのかもしれない。醜いかもしれないが、誤魔化しが利かないんだ」 かもしれない、とはっきりしないのは今まで特別な人を作ったことがないからだ。 今まで逃げる為に女の温もりを求めていただけの男は、ようやく嫉妬という感情を手にした。 ようやく男は瞼を持ち上げる。 手を伸ばして、貴方の左手を取る。 そのまま、唇を薬指へ。 宝物に触れるようにそっと口付けを落として、声を、想いを紡ぐ。 ▽ (130) 2021/10/28(Thu) 17:11:01 |
【人】 夜明けの ゾズマ>>106 ポルクス 「そう、なりたかった……?」 ふたりの間には、あなたの片手が制した距離だけ隙間がある。 少女は、空想の中のゾズマの存在を認めてもらいたくて ひとりの中のふたりになったから、思わず聞き返した。 そして、あの時あなたに言われたことを、思いだしていた。 「なんだか、謝られても、複雑……」 あの時は怖くて、冷静に考えられなかったけれど 「その……、あんなことするくらいまでだったのに、もう、誰かに……"殺しに来てくれなくなった愛しい兄みたいに、殺意を向けてずっと追いかけてきて欲しい"って思うのはやめたの?」 少女ひとり、未遂をしたくらいで諦めるほどの 気持ちだとは思わなかったから。 ゾズマは元の世界には帰らない。だからきっとあなたとはもうすぐお別れだ。 (132) 2021/10/28(Thu) 17:52:39 |
【赤】 悪食 キエキエは人を夢で判断する。どんな夢が実るか、実りそうな場所か。その尺度しか持っていない。 ……矢張りキエも、リーパーの事を何ら特別視していない。尤も其れは貴方に限った事ではなく、人間全てに対してだが。 「君達の刻も動き出した様で何よりさ。其れを僕のお陰だと気付けたのも有難いねェ。 此れで君達を食えていれば、文句無しのハッピーエンドだったんだけどなァ?」 乾いた笑みがありありと思い浮かぶ様な声色が届く。 キエの言葉が真意である事は、刹那といえど共犯者と成った貴方なら判る筈だ。 (*7) 2021/10/28(Thu) 17:53:28 |
【赤】 悪食 キエ「しかし、だが────次回は敵にも味方にもなってやらないさ。僕ァ舞台をスポットライトの上から見下ろすのが好きなんでね。 もし君が再び舞台に立つ事があれば、僕は何処まででも照らし続けてあげよう」 さよならなんて人間じみた言葉は、考えもしていない。 死が夢を別つまで、キエは人の中に在り続ける。 人が夢に向かって歩き続ける限り、“キエ”で在り続ける事ができる。 (*8) 2021/10/28(Thu) 17:54:25 |
【人】 逃亡者 ポルクス>>132 ゾズマ 「……。同じ魂を分けた双子はね、どちらかが強い力を持って生まれることが多いんだ。 俺の場合は、兄のほうがそうだった。 それなのに、兄の力を忌み嫌った両親は兄を認めず、俺を嫡男とした。 兄は塔に閉じ込められて……称賛も、親の愛も、教養も、全部俺が独り占め。 本当は全て兄の物であったのにね」 その後はあなたも軽く知ってる通りだ。 深い愛憎の末、追い追われる者となった兄弟の末路は、他人が聞くにはあまりにも滑稽だ。 兄は本当にほしかった愛を手に入れ、俺は必要がなくなった。 身体に空いた大きな心の穴は、きっと生涯癒えることはないだろう。 「今はもう求めないことにした。 でも……多分そういう事になったら、拗れきった俺は酷く喜ぶと思うよ。 そう簡単に人間は変われるような生き物でもないでしょ」 「だから俺には近寄らないで」 もう交わるべきではないと思うから。 (133) 2021/10/28(Thu) 18:23:58 |
【神】 悪食 キエキエは、キエの夢を見ない。 「……作るなら矢張り夜がいいね。起きて見る夢など碌なものじゃない」 時計塔の周囲を漂いながらキエは思案する。眼下には少し慌ただしい待宵館が夜明けを待っていた。 「此処は横に広いし、僕ァ縦に広くしてみるかね。そうなると塔……いや、城の方が棲み易そうだ」 時計塔の屋根に降り中庭を見下ろした。 水浴びができる池。迷路の様な庭。終わらない宴。 其れはきっと人からすれば遠い未来の話で、キエからすれば近い過去の話である。 「嗚呼そうだ、城の名前も考えないとなァ……」 ひとり、またひとりと立ち去っていく小さな箱庭。 キエは、キエの夢を描く。 (G28) 2021/10/28(Thu) 18:53:46 |
【人】 夜明けの ゾズマ>>133 ポルクス 「やっぱり……わたしは、あなたとは違う。本当はいなかったものを作り出しただけだから」 むしろ、あなたが羨ましく思えるのはきっと、変なんだと思う。 最初からひとつであれば、不幸な事にはならなかっただろうけど。けれどふたつでなければ、ほんとうに出会うことができない、存在を認められることができない。 もし、もっと早くあなたをよく知っていれば あなたの気持ちに応えることはできたのかな。 「……わたしは、お祭りに誘われた時はうれしかったし だから、きみのことをもう少し知って……」 いや、きっと知れば知るほど可能性は低かったと思う。 「ほんの少しだけ、仲良くなれたらいいなって思っていたけど」 ろくに友達もいなかった──否、いらなかった──少女には、当然はじめてだった。 でも境遇、想い、何が悪かったのか、それがかみ合うことはなかった。 → (134) 2021/10/28(Thu) 19:23:04 |
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