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【人】 不運 フカワ>>144 >>145 カミクズ せーのぉ!!! ごろごろごろ……。 放り投げられた二人の身体――。 視界の端で建造物にぶつかって破壊されるオートバイ――。 身のこなしは玄人のそれではなく、ただの一般人の受け身 男の転がった先の緑の芝っぽいところは柔らかく、軽く頭をうちつけるだけで済んだようだ。 「いっ……頭打ったぐらいで済み、ましたか……? 大丈夫ですか、カミクズさん。元気そうですね……。 俺も、9連勤最終日の徹夜明けほど……で……生きてます。 なんか……目を閉じたら、……眠れそうなぐらい」 服をボロボロにさせながら、同じように口の端をあげている姿はこの空間で強烈な違和感を放っていた。 「帰る時は、電車……? 通勤を思い出して、あんまり……。 怪我……ってどうやって治すんでしたっけ……」 (146) 2022/02/22(Tue) 9:48:35 |
【人】 清掃員 カミクズ>>146 フカワ 「 丈夫さと笑顔だけが取り柄ですから…… 9連勤……徹夜明け……フカワさん、お仕事厳しいんです? あ、寝ちゃってもいいですけど…運びますから…」 自分、後片付けするって約束しましたし。 脱ぎ捨てたヘルメットをパーティクルに分解したのちに、 そう言いながらどっこいしょと立ち上がって、はて。 「……?怪我?そんなぱぱっと治るものでしたっけ? 基本的に数日しか使わない合議場で、 治療が必要になるような事って想定されてないはずですから。 だから治す仕組みはわざわざ用意されてないというか… なんか、そんなだった気がします。今は違うかもですけど」 半ばうわ言のようなあなたの疑問に、 清掃員は、あっけらかんとそんな答えを返した。 「あ、痛みは軽減できますよ。湿布貼っておきましょうね」 (147) 2022/02/22(Tue) 10:19:43 |
【人】 不運 フカワ>>147 カミクズ 「笑顔が取り柄、俺とは正反対ですね……。 仕事は普段は厳しくないんですが、一年に一度ぐらい……冬は休む人が多くて……大変、でした。意識が戻るたびにいつの間にか終わってる書類と、見たことのない書類が手元にあるんです」 「元気でもよく見ればお互いボロボロ……。 運ばせるのは悪いですしなんとか……あ、世界が回る……頭が。VRの世界でも気分が悪くなるんだ……。ちょっと、休んでから……帰りましょう」 貴方の怪我の方が重症かもしれないが、ふらつく身体をおこしてもたれかかる。 あまり景色が良いところにはたどり着けなかったが、段々と空は白んで朝を知らせにやってきた。 「俺、小中高皆勤賞……10年以上健康診断以外で病院に行った記憶がなく怪我や病気には機会が無いんです。 羽目を外すこともしたことがなかったので、治し方がわからなくて。 寝たり、つばをつけていれば治る……でしたっけ? ああ、でも腰と肩に湿布はいいって……聞いたこともあります。 この身体若いから、治りが早かったりとかします、かね?」 ぼやきながら目を閉じる、本当にひと休憩をしてからその姿で元のマップに戻るつもりだろう。 これから数日この痛みと付き合うのかと思うと少しだけ憂鬱そうな顔を見せつつ。まあ、いいかの一言で片付けてしまうのがこの男だった。 (149) 2022/02/22(Tue) 10:48:05 |
カミクズは、速度制限標識、立てておこうかな。ふとそんな気持ちになった。 (a68) 2022/02/22(Tue) 10:51:32 |
フカワは、速度制限標識を見た上で二つの車両は走っていたのだよな……。同じ事考える人が居たなんて世も末だ。 (a69) 2022/02/22(Tue) 10:58:42 |
【人】 普通 ナツメ〜いっぽうそのころ:翌朝編〜 朝と昼の中間地点くらいの時間。 寮、購買っぽいとこ前。 無地の紙袋を抱えて、きょろ…と瞳が動いた。 「どこで食べよう……」 部屋に籠るのもな。あんまりね。そんな感じ。 (151) 2022/02/22(Tue) 11:05:31 |
【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ「乾くから、いいよ」 隣へ行くのに躊躇うそぶりはなかった。 ……溺れる深さだったら、流石に無理だけど。 海水に浸って、皺を伸ばしたスカートが色を濃くする。 明け透けな言葉にきょとりとして、そうだね、アピールポイント。くり返して、頷いた。 その続きには、ありかな、と言うだけで、首はどの方向にも振られなかった。 「メイサイくんは、どんな人? 話したくなかったら……でも、ちょっとは、知りたいかも」 メイサイくんのこと。せっかくだし。 少女が小さく首を傾げると、肩口で揃えられた黒髪がちょっと揺れた。 「好きな色とか。そういうので、いいから」 (-326) 2022/02/22(Tue) 11:08:33 |
【秘】 剣道 ツルギ → 普通 ナツメああ、またやったな。 変わらない表情でそう思った。 部活でも、クラスでもそうだった。そんなつもりは無いのに、どうやら俺は相手を傷付けてしまう人間らしい。 「………いいよ。」 そう言わないと、いけない状況じゃないか。 そんな本音を吐いた場合の未来がわからない程鈍くない。 「でも俺の話、つまんなくないか。 テレビとか見ないし、女の子の好きそうな話題がないんだよ。 好きなものとか、趣味もないし。」 いわゆる話題というものに乏しいのは確かだった。 (-327) 2022/02/22(Tue) 11:31:11 |
【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ「?」 それはあなたにも負けず劣らず。 頭上に大きなクエスチョンマークが浮かんでもおかしくないくらいのとぼけ顔でした。 (-328) 2022/02/22(Tue) 11:35:55 |
【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ「私は何かおかしな事を言っていますか?」 当然口を突いて出るのは疑問の言葉。 小さな幼子が姉に純粋な問いを投げかけるように見えてもおかしくない倒錯。 砂時計が下から上に逆流するような奇妙さ。 「ナツメさんの味方だと言いましたよね。 票の事?知っているに決まっています!だって困っているときは力を合わせるものではないですか? ……もしかして私の事が信じられませんか?試されていますか?証明しなければならないでしょうか?何を言葉にすれば届きますか?何をすれば頷いてくれますか?」 矢継ぎ早の口。 揺れる瞳。 微動だにしない体。 無意識に力の入る指先。 壊れた発条仕掛けの造り物の如く。 「私ではあなたの2番に相応しくありませんか?」 不安を和らげる為の会話が再びあなたを強ばらせた事にまだ気付きません。 (-329) 2022/02/22(Tue) 11:38:06 |
【人】 清掃員 カミクズ>>149 フカワ 「えっと、自分は身体しんどいのは慣れっこですから… あ、はいわかりま…… え、頭大丈夫ですか!? あっいや、違くて!脳震盪!脳震盪の心配をしています!」 まずい。デリ欠がうつったかもしれない。こんなはずでは。 それはそれとして。 頭を打った相手に配慮して主張する声は控えめだし、 ふらつく様子を見れば支えもしただろう。よいしょっと。 「…あれ、繁忙期……じゃなくて、休む人が多い…ですか? うーん…職業柄かな、自分の所はあてにならないですね…」 そして一度素通りした疑問を遡り、少し考え、また放流する傍ら、ぽんといつもの帽子を出して被り直した。 ぼろぼろの服に無傷の帽子がなんともちぐはぐだ。 「あ、普通の怪我の治し方でしたか! そっちを知らないのもなんだか不思議な感じですけど… とにかく殺菌、消毒、患部を下手に動かさない! これさえ守れば少なくとも悪化はしませんよ、安心!」 言葉の通り、清掃員はさほど怪我が堪えてはいないらしい。 或いは単に、受け身が上手かったのかもしれないけど。 一緒に医務室行きましょうか、なんて呑気に笑ってるくらい。 それは空元気のようにも見えるかもしれないけど、 本当の所は誰にもわからない。ただ、 白む空から差し込む陽射しには、一瞬憂鬱そうな顔をして。 ああ、朝が来てしまったなあ、なんて内心思ったんだろう。 (152) 2022/02/22(Tue) 12:10:27 |
【人】 清掃員 カミクズ>>150 フカワ 「え…… け、軽トラ…? 正直自分、あの時あんまり周り見れてなかったんですが… 軽トラかぁ……」 その帰りがけ、ふとそんな話を振られて。 自分達はギリギリ…やや強引に緊急回避ができたけど。 軽トラは、できないのでは。 そんな事を思って、見知らぬ誰かの無事を切に祈った。 「……あ、そうだ…あの、ええと。 フカワさん、楽しかったですか?」 それから、ふと聞きそびれていた事を思い出して。 「正直、自分は結構楽しかったんです。 ああやって誰かと一緒に何かするのって、久し振りで。 結局最後は事故って終わり方になっちゃいましたけど…」 「でも、楽しかったなって思います。 だから、ええと…ありがとうございました。」 (153) 2022/02/22(Tue) 12:11:58 |
【秘】 奇形 メイサイ → 普通 ナツメ「アリですよ。もっと粘ってくださいよ。 死にたくない人が提供者に決まるの、見てるこっちも心痛みますし」 自分が心痛いなんて言うと洒落にならないな、と思って少し笑った。 変なタイミングで笑う奴だと思われたかな。 「ええ。どんな人ですか」 少し困惑したような顔をしたかもしれない。 いや、こっちが先に訊いたんだから僕も話すのが筋だけどさ。 「ただの病弱野郎ですよお。 心臓が……ちょっと変な形してて。生まれつき」 「それで昔から入退院しっぱなしで……だからあんまり話せるような事がね……。 あ、でも地味にしぶといんでなんやかんやここまで生き延びてるんですけど。あはは!」 何でも他人事っぽく冗談めかして話してしまうのは昔からの癖だった。自分の話をする時なんかは特に。 それで時々ふざけるなって怒られたりするんだけど、つい。 (-330) 2022/02/22(Tue) 12:18:15 |
メイサイは、自分は平気だというアピールがやめられない。 (t20) 2022/02/22(Tue) 12:18:40 |
メイサイは、他人の同情を誘った方がよっぽど生きやすいという事はよく分かっている。 (t21) 2022/02/22(Tue) 12:18:54 |
メイサイは、それでも「かわいそう」だなんて思われるのは癪だ。 (t22) 2022/02/22(Tue) 12:19:09 |
【秘】 奇形 メイサイ → 普通 ナツメ「で、そろそろ僕にも心臓移植の話が来始めて。 だから今回見学に来たんですよね。 いや、さすがにこの中から直接心臓貰える訳ではないとは思うんですけどー……」 「皆にありがたく生かして貰うんだから、ロッタリー制度の提供者がどんな風に決まるのか、ちゃんと知っておかないとって思って。」 「ちなみに好きな色は青です」 この海の色とかね。 (-331) 2022/02/22(Tue) 12:20:18 |
【秘】 アイドル ヒメノ → モノノ怪 ユメスケ「ひどーい><ヒメノアイドルなんだよ?もっとていねいにあつかってよね! そうかな〜?大変なこともあるけどヒメノは愛されてるのが実感できる方がいいな♪ 自分の価値を目に見えて認識できるじゃない?」 (-332) 2022/02/22(Tue) 12:25:22 |
【秘】 アイドル ヒメノ → 剣道 ツルギ「あはっ☆彡 キミってなーんにもかんがえてなさそうなのに 結構取引上手なんだぁ〜」 にんまりとわらう。 アイドルとしての笑顔をよりも憎たらしい笑みかもしれない。 「いいよ♡ヒメノはヒメノが生き残れるならそれでいいもん♪ キミが約束を守ってくれるなら、ヒメノの投票権をあげる♡」 (-333) 2022/02/22(Tue) 12:25:42 |
【秘】 アイドル ヒメノ → 不運 フカワ「ふふ♡その時はサインもしたげるね〜♪」 すっかりご機嫌だ。 「いいよ〜?大きな事ってたとえば、どんなことが?」 そっとあなたの耳元に唇を寄せて 「人殺しするとき☆彡とか?」 (-334) 2022/02/22(Tue) 12:26:07 |
【秘】 アイドル ヒメノ → 清掃員 カミクズ「そうだよ、ヒメノにはお似合いのお仕事……でしょ?♡」 双眸を狭めるように微笑んだ。 「ただの人手不足でそんな仕事についたんだ。 もっとやりたいこと、なかったの? 仕事以外のところで満たされてたのかな?☆彡」 ふわふわとした回答が引っかかったのか、貴方の胸当たりを指先でつつきながら問いかけた。 (-335) 2022/02/22(Tue) 12:44:26 |
【秘】 剣道 ツルギ → 清掃員 カミクズ『どうも。さっき外で寝転がってたの、フカワさんとカミクズさんでしたよね?』 君にテキストメッセージが届く。差出人はツルギとなっている。 『もしかしたら爪先とか轢いてないかと思ったので、連絡しました。大丈夫でしたか?』 (-336) 2022/02/22(Tue) 13:11:03 |
【秘】 剣道 ツルギ → 不運 フカワ『どうも。さっき外で寝転がってたの、フカワさんとカミクズさんでしたよね?』 君にテキストメッセージが届く。差出人はツルギとなっている。 『もしかしたら爪先とか轢いてないかと思ったので、連絡しました。大丈夫でしたか?』 (-337) 2022/02/22(Tue) 13:11:20 |
【秘】 清掃員 カミクズ → アイドル ヒメノ「……?ああ、よく似合っているとは思いますよ。でも、 どんな仕事に就いてもきっと素敵だったんじゃないでしょうか? もちろん自分自身が天職と感じるものってあると思いますし、 当然向き不向きだってあると思いますけど…」 こうしてなりたいものになって、それを謳歌できるあなたなら。 どんな夢を目指しても見劣りしなかったんじゃないだろうか。 そんな希望的観測は指先でつつかれて引っ込んだ。 「 ひぇ…… や、やりたいこと、残念ながら無かったんですよ… 昔はあったのかもしれませんけど…今は思い出せないです…」 (-338) 2022/02/22(Tue) 13:22:38 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → アイドル ヒメノ『ごめんね? アイドルとこうして言葉を交わす機会なんて 当然なかったものだから、誰もそんな、 アイドルには丁寧に〜だなんてこと教えてくれなかったや』 『は〜い、当社比丁寧でお送りしますって感じ』 対アイドルに限らず、彼は若干失礼くらいをプレイしているように見える。然程目立って改善されることもなさそうだ。 『俺はね? 別にしてもいいはずなのに しちゃいけないことがあるのが大変だなって思うんだ』 『嫌いな人に嫌いって好きに言っちゃいけないし、 好きな人に好きって好きに言っちゃいけないだろ?』 『他も沢山。そういう制限の大変よりも、 多数に肯定されるアイドルの緋苺お姉さん、 っていうのがほしいの?』 一区切りついたように思えたが、入力中とのシステムメッセージが出たり消えたりするのが何度かあって。それから、ぽん、追加された。 『アイドルじゃない自分以外に 価値がないみたいとは思わないんですか?』 (-339) 2022/02/22(Tue) 13:24:52 |
【秘】 剣道 ツルギ → アイドル ヒメノ「………ありがとう。交渉成立ってことで。」 今後どうなるかはわからない。けれど手段は多い方が良い。 就職という手段しか無い青年は、手数の強みを嫌という程知っている。 「じゃあ、その時になったら連絡する。 それまでは投票先も好きにしてくれ。」 そう言って、君に背中を向けた。 (-340) 2022/02/22(Tue) 13:26:51 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 剣道 ツルギ『見てたんですか…』 微妙な間の後に、物凄い哀愁漂う返信が届いた。 寝転がっていたというよりもはや半ばくたばっていたが。 『大丈夫ですよ』 『とりあえず五体満足です。二人とも。』 (-341) 2022/02/22(Tue) 13:28:05 |
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