【人】 蕃神 雷恩[それが不器用な求愛であると気づいてはいなかった。 いなかった、けれど。 ――知っていたとしてもきっと。 俺はその果実を齧っていたよ。] ……。 [差し出されたからかじったのだけれど、 もしかして同時に食べるとかだったのか? 動揺している様子から思案した。なお、口に出してはいない。 ――が、続いて食べる様子から 気のせいだったか。と内心、胸をなでおろした。] (286) 2023/11/25(Sat) 22:56:07 |
【秘】 蕃神 雷恩 → 苗床環者 メディウム 待っていたよ。 君が一緒に生きようと、するまで。 [一緒は、二通りの意味を込めて。 ――君と貴女。そして俺と――「メディウム」と 彼女の頬に手を伸ばす。触れて、撫でて。 確かにそこにある温度は、いとおしいものであった。] (-206) 2023/11/25(Sat) 22:56:35 |
【秘】 蕃神 雷恩 → 苗床環者 メディウム[最初に食べたのは己。 次に食べたのは、君。 ―― その次にはもうとしたのは、知恵の実ではなく それよりももっと瑞々しい、果実に濡れた、君の**] (-207) 2023/11/25(Sat) 22:57:57 |
【人】 三ノ宮 緋雁─ 昼下がり:通路(ウキクサ) ─ “直した”のかどうかはわかんないな。 混乱した原因の記憶を消して再起動させれば、 見かけ上は正常に動くだろうし。 [壊れかけたときの詳細もオレははっきり記憶していないから、その辺は推測の話になってしまう。>>278 エラーが残ってるとはオレは聞いていないけど、聞かされてないだけで残ってることだってあるかもしれないし。>>20 旧人類の罪は機械の罪じゃない……それは確かにそうだ。けれどこれも結局、設計理念の話なんだろう] オレたちがこれだけ人類に近づけて造られてるのはね、 旧人類に“因果応報”を思い知らせるため、らしいよ。 人類殲滅なんて、人間型の機械でやるより、 もっと効率のいい方法がいくらでもある。 でもオレたちの親はこう設計した。 (288) 2023/11/25(Sat) 23:00:39 |
蕃神 雷恩は、メモを貼った。 (a105) 2023/11/25(Sat) 23:00:45 |
【人】 三ノ宮 緋雁[オレたちの親がもし“たった一人しか”いなかったら。>>278 それをもし殺してしまったら。 機械にこそ深刻な問題だけどな。 誰の機体もそれ以上造られない、新しいAIも生まれない。 壊れてしまったらそれで終わり。 オレたちだけで手出しできないような困難に直面したとき、人類の知恵を誰からも借りられないまま滅んでいくことにさえなりかねない。 機械に、AIにできることには限界がある。 オレたちはあくまでも人類の道具なんだから。 道具が仮に唯一の主を失ったとしたら、存在意義を失って捨てられたのと変わらない。 新人類を生み出したって、設計者のような理想と信念を持って生まれてくるわけじゃないんだから] (289) 2023/11/25(Sat) 23:01:07 |
【人】 三ノ宮 緋雁[オレが本題と思って尋ねた問いの答えは、はぐらかされたかに思えた。>>279 バベルの塔。その物語自体はオレの中にあるデータからは見つけ出せなかったけれど、ウキクサが語った通りの物語なら、確かに似ている。けれど──>>280] その質問は前提がズレてるよ。 オレたちが作ろうとしているのは、 オレたちの“親”──設計者が望んだ世界だ。 オレたちAIが勝手に理想を掲げて動いてるわけじゃない。 それこそまさしく“因果応報”なんじゃないの? そしてそれを、新人類に次世代を託すことで 解決できると信じているんだ、オレたちの“親”が。 だからオレたちは、それを使命として手伝ってるだけ。 [オレたちは人類の道具なんだ。だから“親”が最も叶えたい理想にだけは反しないように造られているはずだ。 それが何か、までオレにはすぐに答えが出せないけど]** (290) 2023/11/25(Sat) 23:01:23 |
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。 (a106) 2023/11/25(Sat) 23:02:27 |
【秘】 苗床環者 メディウム → 蕃神 雷恩…………ありがとう。 [優しく触れる手を、受け入れた。 そのまま降ってくる唇も、受け入れた。 いくら注いだって尽きない愛で満ちていく。 やっと、僕ら(私たち)は、ただ1人のために咲く花になる。]** (-210) 2023/11/25(Sat) 23:04:50 |
苗床環者 メディウムは、メモを貼った。 (a107) 2023/11/25(Sat) 23:06:09 |
【人】 巫凪 桜花俺は、ずっと。 雷恩が傍にいてくれてよかったよ。 ありがとう。 [手を差し伸べる。 己を己たらしめてくれるひとの一人へと] もし雷恩が、この先自分の居たい場所、 いきたい場所を見つけられたら。 俺はそれが、一番嬉しい。 もしそれが、俺たちの傍じゃなくても。 [根付く地を求め流離い、嘆く姿を見るのは。 ずっと痛かった。 ずっと傍に居たかったと願う気持ちと同じくらいに。 彼の手を取り、囁く唇に。 ひとりでに笑みが咲き綻んだのが、はっきりとわかった*] (293) 2023/11/25(Sat) 23:20:28 |
巫凪 桜花は、メモを貼った。 (a108) 2023/11/26(Sun) 1:11:41 |
【人】 寿ホ儀 直青- 桜花 - [下ろしていた瞼を持ち上げると同時、"感知"を開放する。 途端、世界は拡張を見せる。 それは折り畳まれた六角が潤びて解けてゆく様を幻視させるようで、直青はこの感覚を気に入っていた。 楽園である。敷地のほぼ中央、植物園の一角を訪れていた。 灰の空と黄砂と朽ちたコンクリート、見慣れた燻む色彩の中に、今は緑が在った。贅沢な景色かもしれない。けれど直青は、我々は、これを「当たり前」に還さなければならない。 誰の為に? 自らの愛した、すべての為に。] (294) 2023/11/26(Sun) 1:40:10 |
【人】 苗床環者 メディウム[>>286>>287 さっきまで、泣きじゃくっていた後で見せた笑顔だから。きっとぐちゃぐちゃで酷いものだったと、思うのだけど。 …………彼が、幸せそうに微笑んでくれているから。 きっと、そんな事は気にしなくたっていいのだろう。 そっと寄り添って……まず痛み止めの代わりに彼の力を利用している最中なので。密着すればするほど効力は高まるから、なんていう口実……果実を食べ終わった後は、なんとなく密着したままその場に腰を下ろしていた。 誰かが見たら驚かれちゃうかな、それとも、どうなんだろう。 今はただ、与えられる幸福に溺れていたかった。]* (295) 2023/11/26(Sun) 1:41:22 |
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