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【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → うたかたの ダニエラ努力の結果がどうなるかは不明だが、 お願いしたエリーが言ってるんだから大丈夫だろう、 そんな根拠のない自信と共によしとした。そして。 「……」 「黙っちゃったな〜。あはは……」 沈黙は、耐え難い。怖い。 誰もがその時間と共に向けてきた視線を思い出す。 それより貴女の沈黙は、もっと。 受話器の向こうでしようとしている素直な顔を思うと。 それに、その後に続いた言葉を聞くと。 この世のあらゆる拷問よりも、ずっと辛いと思う。 「エリー……」 俺だって、と。続けるのがきっと、正しいのだ。 実際、同じ気持ちなのだから。 ひと時だって、離れたくない。 傍に居ても、無力でありたくない。 この子を悲しませるなんて、我慢させるなんて、 本当はあってはならない。 それでも、それだからこそ、 (-405) 2023/09/19(Tue) 17:01:20 |
【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 黒眼鏡「お前のためじゃない。俺が安心したいからだ。 こんな機会に乗じて頭から落としていくような豪気な奴を残してなんかいられるか。 終わった先でまた狙われでもしたら厄介だし、面子に関わる問題だろ」 微かな苛立ちで声の調子が跳ねた。廊下に響く前に、そうっと抑えられはしたが。 自分のことでもないのに、小暗い感情が瞼の内側をちらつく。 別にそんなもの貴方が気にしてやらなければいけないものでもないが。 どうせ、離れゆく他人だ。二度と交わりはしない。 「どうせこれで最期の捕物になる。お前と俺は立場も、後ろ盾の在り処も違う。 それとも、お前のせいで何の罪もない奴が同じ目に遭わされる方がいいか? 警官連中でないならお前の下の人間がお前を売ったのかもしれないものな」 (-406) 2023/09/19(Tue) 17:04:30 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 暗雲の陰に ニーノ/* 取り急ぎ返信だけ失礼します! ニコニコ 了解しました! では最初は優しくしますね…… そして黒眼鏡さんのことも了解です! 後ほどまた秘話投げさせていただきます! (-407) 2023/09/19(Tue) 17:11:15 |
【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → うたかたの ダニエラ「――ありがとう」 口をついて出た、初めがそれだった。 褒めるのではない、それはきっと子供に向けてする事だから。 だから、きっとこれは、本当は同じ位置に立っているのに、 頑張って背伸びをして見せて、自分を一緒に引き上げてくれた 貴女に向けた、告白の口火だった。 あとはもう、滑らかに、心が紡ぐまま。 「ああ、そうだな。俺はずっと傍に居る。絶対離れない。 頼まれても離れてやらない。覚悟しとけよ〜、 嫌だって言っても一生くっついてまわるかんな。 牢獄にぶち込まれたって、拷問されたとしても、 ぜーんぜんへっちゃら。だってエリーがいるし。 っていうかもうどこでも天国みたいなもんだぜ。 でもそんな状態だからな、エリーが誰かと結婚する、 なんて言いだしたら大変だぞ。俺は絶対式場乗り込んで エリー攫って二度と返さないね。新郎殴り飛ばしてやる。 俺と約束したからには、そういうのがずーっとずーっと、 死ぬまで……ううん、死んだって続くんだ、だから、」 「あー、だから……」 「……俺も、がまんする。うん。 それで、いつか無事に出て来られたら、 …………その、……」 「……俺の残りの人生も全部、エリーが貰ってくれない?」 (-408) 2023/09/19(Tue) 17:12:51 |
【秘】 うたかたの ダニエラ → 黒眼鏡/* お疲れ様です。 周囲が立て込んでおりますが、(PLが)お話したいので捻り出そうとしているところです。 今晩までには開始を送るつもりです…ので、そのつもりでいてくだされば! よろしくお願いします! (-409) 2023/09/19(Tue) 17:15:30 |
カンターミネは、言っちゃった。 (a14) 2023/09/19(Tue) 17:16:43 |
【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ「………俺には、難しい感情だ」 弟はいるが、彼へ何かを感じたことはなく。 今までにも誰かへ感じたことはない。 仲が良ければ違ったのかもしれないが、生憎そうはならなかった。 彼が偽物の存在に思うことがあると気付いたのは、 こちらを見る視線が酷く冷たいものだったことからだ。 昔を思い返して零れかけた笑みを飲み込む。 今は撫でてくるその心地だけを感じていたい気分だった。 「…そうかい、それじゃあその時は俺が成そう。 君と……アリソン女史のために、ね」 どこまで成せるかは分からない……それでも。 (-412) 2023/09/19(Tue) 17:29:57 |
テオドロは、くしゃみをした。噂でもされてますかね。 (a15) 2023/09/19(Tue) 17:43:30 |
【秘】 オネエ ヴィットーレ → 幕の中で イレネオ手錠のついた指先は血の付いた布で縛られて。 頭も同じように乱雑に布が当てられている。 治療というよりは、『血で施設を汚されたら困る』という 様子で雑に為されているそれらの応急手当は、 その男が"雑に扱っていい存在"であることを示していた。 「……はぁい、ここって結構過激なサービスが多いのね。 アタシのお店にも取り入れちゃおうかしら。ふふ……」 さて、そんな男が、係の者二人に脇を固められながら 君の部屋にやってきて。 少し憔悴したような顔は、それでも軽い口調と共に 口角をあげて笑みを作り上げる。 資料にはこう書かれているだろう。 ──────────────────────── 名前:ヴィットーレ 年齢:33歳 性別:男 表の仕事:飲食店経営者 嫌疑: ノッテ・ファミリー所属のマフィアである疑い。 及び、児童人身売買の疑い。 聞き取り内容: マフィアであるという自白。 及び児童人身売買の自白。 児童の仕入れ先など(仕入れ先ごとマフィアと繋がってる可能性大) ──────────────────────── (-413) 2023/09/19(Tue) 17:57:51 |
【秘】 うたかたの ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネあなたが牢獄にいるのなんかやだ。拷問されるのなんてもっとやだ。 だけどどこかに逃げようだとかは言わなかった。 あなたの大切なものが自分だけだなんて自惚れはしないから。 自分だって大切なものがもうひとつある。――いや、更にもうひとつ。 「……ぁは」 静かに目尻を指先で拭った。 言葉通り結婚式に乱入して新郎に殴り込むライムグリーンの髪が浮か――びはしなかった。 だって女の中では最初から、そこにいるのはあなただったから。 (-415) 2023/09/19(Tue) 18:04:45 |
【秘】 うたかたの ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ「…うん、……うん、……いいよお。」 「それじゃあ、ミネがドレス着てえ」 「あたしはあ、タキシード着てえ」 少しひねくれた夢をなぞる。 あなたがどんな言葉を返すか、聞きたいから。 表じゃ素直なダニエラ巡査は、本当は少しひねくれ者だ。 「それでね、ミネの人生は」 「ぜえんぶ、あたしのものになるんだあ。」 ……幸せだねえ、って。小さな声。 サングラスの上司がコーヒーなんかいれてくれたら、もっと、もっと嬉しいけど。 「………ミネが、もらってって言ったんだから」 「やっぱなし、は、なしだかんねえ。」 くすくすと女は控えめに笑う。 いやなことはたくさんあって、こわいこともたくさんあって。 今だって本当は最悪の気分だけど。 描いた夢を想いながら左手小指に口付ける。 マリーゴールドの花が、まだ、綺麗に咲いていた。 (-416) 2023/09/19(Tue) 18:05:17 |
【秘】 黒眼鏡 → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ「やっぱ旦那も、そう考えるよな」 苛立ちも目の奥の熱も。 背中合わせに燃える炎を、 その輻射だけで感じて、笑う。 「大丈夫さ、旦那」 ごろん、と再び転がって、上体が僅かにそちらを向いた。 黒い瞳は、燻る堅炭。 その爆ぜる火の粉を黒い眼鏡の奥に隠して、 くろぐろととぐろを巻き燃え盛る。 「もう残っちゃいないからよ」 ──確信したような口ぶりは、いかなる故か。 再びごろん、と頭が落ちて、その瞳も口元も良くは見えなくなってしまう。 「旦那はまぁ、どうにかするだろけどさ。 俺もせいで警官サンとか、若ぇのがブチ込まれたら、まあそれは申し訳ないなー。 それは嫌だな、うん」 売られたかどうかについては言及ナシだったので、あんまり気にしてないのかもしれない。 (-417) 2023/09/19(Tue) 18:24:43 |
【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ「ああ。」 足音に顔を上げる。貴方を見るなり、ふっと頬を緩めた。似たようなかっこうが面白かったのだ。 お揃いですね、と口に出す。貴方はどんな顔をしただろう。 その間にも指は口元を撫でていて、問いかけられればええ、と答えるのだ。 「考え事を。」 「していて。」 視線が振れる。右、左。貴方に留まってまた、右、左。 この男はシンプルなものが好きだ。込み入ったものは好まない。 当然考え込むことは少なく、思考よりまず足を動かすのが男の常だった。 だからこの姿はおそらく、少し妙なものに映るはず。 つまりそれほど、この状況が特異だということ。彼にとっても。 ▽ (-419) 2023/09/19(Tue) 18:31:37 |
【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ思考の合間に貴方の顔色を伺う。 見下ろす目線はいつもと逆で、それが妙な心地になった。 がり、と歯が鳴る。無意識のこと。 ああ、なんだか心配そうだ。 それに、やっぱり隈も濃い。 据え膳食わぬはなんとやら。 しかし貴方がそうなるつもりかは微妙なところ。 うん。と男は頷いて、一度ベッドを降りるだろう。 「じゃあ。」 「俺は、見ていますね。」 さて。 この選択は正解だろうか。つまり男はこう受け取った。 貴方が眠るまで、その眠りを妨げずに護る番犬になる。 そのために呼んだんでしょう、と言いたげに首を傾げ。 自分は待ての出来る犬で、故に選択の権は貴方にある。 つまり男は待っているだけだ。いつかは貴方を捕まえるつもりでいる。 それでも今日くらいは、単に安らかな寝顔を見るだけなのも悪くないかなと思っただけのこと。 それだから貴方の許可ひとつ出れば、簡単にスタンスを変えることだってするんだろう。 " 待て"を解かれた犬がどうするか、知らない貴方ではないはずだ。 (-420) 2023/09/19(Tue) 18:32:16 |
【神】 コピーキャット ペネロペ「ヴィットーレちゃん管轄の仕事は一部こっちでも引き受ける! さっさと片付けなきゃならんものは持って来い!」 「例の件の隠蔽は終わったか?そりゃ結構! 終わったんなら休んで次に備えとけ!」 「ああその件に関しては幹部様がたから今連絡が来た! 『今は置いておけ』だそうだ!連絡・周知しとけ!」 「ビビって身内売りかねない輩は舌ァ引っこ抜いとけ! 見付けたらでいい、探そうとはするな!始末もだ! 後片付けが面倒だ!」 「俺ぁ夜は居ねえぞ!要件があるなら今言いな!」 暫しの休憩を終えれば激務が待っている。 次から次へと舞い込む報告を仕事用の端末片手にいなしつつ、 上との連携を忘れずに。この男はきっと夜までそうしていた。 #アジト (G22) 2023/09/19(Tue) 18:46:26 |
【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → うたかたの ダニエラ「え?俺がドレス着るの?いやエリーも着てよじゃあ。 ダブルドレスで行こうぜ、いやでも俺ドレス恥ずかしい…… でも絶対キレイだしなエリーのドレス姿とか……ん?」 反射的にいつものように言葉を返し、その光景を想像する。 と、そこに至ってやっと「いいよお」に理解が追い付き。 「……今俺OKされました?」 敬語になってしまった。 「え、いや、その、勿論俺は全然よくって、あの、 っていうかずっと俺、エリーに全部あげたくて、 でもほらエリーって可愛いしさ、ルチアーノも美女って 褒めてるくらいだし、そういう、男人気もあって、 絶対エリー自身も好きな人とかいてさ、俺はあくまで何、 こう、あれよ、親友枠っていうか、わかるだろ? そういう感じだと思って、だから言ったけど いやそこは迷惑だからやめてねみたいな感じで 来ることも全然覚悟してたっていうか、 一緒に居るけどそれはそれみたいなアレへの 対ショック姿勢取ってましたみたいな奴があるんだけど、 ん?んん?あの、えっと、 ……いい、の? 」早口続きの後に、吐息に掻き消えそうな声で。 表向きでは傍若無人なカンターミネは、 本当は怖がりで寂しがりだ。遅れて夢をなぞる指を出して、 やっと追いついてから、震える。 (-423) 2023/09/19(Tue) 18:46:34 |
【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → うたかたの ダニエラ「あの、えっと、だな、そのう…… ふ、ふつつかものですが?よ、よろしく……」 「……えへ、へ。やった……」 お喋り屋が黙る時。口を閉じる時。 それは、きっと何かを噛み締めている時だけだ。 例えば……幸せ、とか。 (-424) 2023/09/19(Tue) 18:48:55 |
【秘】 うたかたの ダニエラ → 黒眼鏡かつ、かつ。 革靴の底が床を鳴らす。 軟らかなくせ髪を揺らしながら、まっすぐに女は通路を進んだ。 そうしてとある鉄格子の手前で女は止まる。 ノッテファミリーの幹部。そして今は、反社会組織取締法の下投獄された罪人。 …静かな声で、その名を呼んだ。 「…アレッサンドロ・ルカーニア。」 眼鏡は外していたから乱視で視界はボケていた。 そんな、ミントブルーの瞳が、檻の中を映す。 (-425) 2023/09/19(Tue) 18:50:44 |
【神】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ「おーやってるやってる」 随分長い散歩から帰ってきて、激務に追われる同僚を見る。 チームに補佐の指示を出しつつも、自身は昨夜から ずっと置きっぱなしになっていたテディベアの腹を揉んだ。 《今日もいい腕してるねえ》 「おーそうだろそうだろ」 周囲全員から引っ叩かれるかもしれない。 #アジト (G23) 2023/09/19(Tue) 18:53:29 |
【秘】 黒眼鏡 → うたかたの ダニエラ「がー……」 …いびきだ。そいつは、ベッドの上で腕を枕にねころんでいた。 見れば顔のあちこちは腫れあがっており、瞼が片方閉じ切っていない。 ここ10年程のアレッサンドロには、似つかわしくはない… けれどなにより、彼らしいよそおい。 とりあえずは、生きているようだ。 今の様相は、動物園でひっくりかえるパンダのようだけど。 (-426) 2023/09/19(Tue) 18:58:32 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 徒花 テオドロ「 ……俺が情けないのか、お前が強いのかわからんな 」想像しうる様々な可能性を遥かに超えた回答が返ってきて、一瞬口元を引きつらせてしまった。これは両方かもしれない。 都合なんて悪いことばかり、酒癖は悪いから口を滑らしても良いように個室の店をわざわざ選んで、話の内容と裏の顔の格差はどんどんと開いていて。 関わるだけ損で、いつかは貴方のために縁を切らねばとも考えたこともあったか。 「不器用なのは同じなんでね。 ……なんだ……避けもしないのに写真うつりが悪いのか。 教えてやろうかあ? 色男に見える角度ってのがある。 今のうちに撮っておくのも悪かないな」 実際はここに損得なぞ存在しておらず、無くなるものがあるとすればそれこそ話す機会だけ。 法案の件がなくとも、諦めるつもりはこの瞬間になくなっていた。 「たまには懐いてくれてもいいんだぞ、猫の扱いには慣れてるが」 「俺はいつでも世話焼きの愚痴を聞くのを楽しみにしているからな」 男にとっての裏切りは、貴方の前から姿を消すこと。 裏の顔を考えれば当たり前で、誰かにとっては些細なことになるのかもしれないが。 たとえ裏切ることになっても変わらず貴方らしく生きてほしいと願うのは酷く傲慢なのだろう。 だから甘えは之っきりにしようと決めたのだ。 「さ、逃げも隠れも出来ない場所だ。 観念して正体明かすんだな」 お互いに、なんて。そんな明け透けに語らうまで仲良くないが、やはりこのぐらいで丁度いい。 (-427) 2023/09/19(Tue) 19:00:48 |
【秘】 うたかたの ダニエラ → マスター エリカ夜を超えるのが怖かった。 大切なものをまたひとつ取り上げられてしまうかもしれなかった。 それでも、彼らの大切なものを。 ――家族を。 あたしの立場で守る方法なんて、これくらいしかなかったから。 どうして大切なものばかり、あたしの手を離れていくんだろう。 アレッサンドロさん。 ミネ。 ……お母さん。 だけど、同じように心の隅で思うんだ。 あたしには、それを嘆く資格なんて、もうないんだって。 /* こんばんは。 波魔は今回の襲撃先を ニコロさん どうかよろしくお願いします…… (-428) 2023/09/19(Tue) 19:01:44 |
【神】 コピーキャット ペネロペ「Imbecile!」 補佐はしているため引っ叩かれはしなかった。 引っ叩かれる代わりに口汚いスラングが出た。 表の顔しか知らない者からすれば卒倒ものだろう。きっと。 「暇ならそのクマ公の台詞でも増やしておくんだな!」 #アジト (G24) 2023/09/19(Tue) 19:02:00 |
【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡さあ、それだけ近づけばその声も聞こえるだろうか。 きっと相変わらず、腫れや出血で聞き辛い声。あまつさえ男の舌に押し潰された唇はさぞ動かしづらかったことだろう。 それでも貴方は話すのを辞めなかった。 そうして耳に届いた音を、男はきちんと言葉として受け取ったらしい。 それすら聞こえないほど人性は失っていなかった。けれどやはりもう、その言葉を受けて返す表情も、言葉も変わってしまっているのだ。 「ふふ」 笑って。 「そうだな」 「覚えるとしようか」 「そうすれば随分追いやすくなる」 「犬が匂いを追跡するみたいにな」 「お前は濃い、教材に良さそうだ」 「俺はお前たちを狩る犬になるよ」 三日月に歪む口から牙が覗く。 口元は赤く、赤く汚れている。 その姿は、まさしく獣だった。 ▽ (-429) 2023/09/19(Tue) 19:03:56 |
【神】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ「そんなマジに怒んなくてもいいじゃん…… 仕込みしてんだよ一応……」 むにゅむにゅとテディベアの腹を揉みながら盾にする。 どう見ても腹を揉んでいるだけでしかないし、 《口からどんどん情報が出て来るねえ》などと宣うテディだ。 #アジト (G25) 2023/09/19(Tue) 19:05:27 |
【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡しかし────ふと。 耳がその単語を拾う。 男の表情がまた、変わった。 「プラン?」 さて。 笑みはすうと消えただろう。これは真面目な刑事の顔。 汚れた口元は貴方のシャツを引っ張って拭った。それでも残った分は舐め取って。 「お前」 「まだ何か企んでいるのか」 馬乗りの状態からは引かないまま、胸ぐらを掴む手だけ緩めてやる。 話しやすいようにという配慮らしかった。既に随分な暴行を加えられた貴方に対して、気遣いも何もあったものではない。 とはいえ────高揚の残滓がまだ男の中に燻っているのは明白で。 貴方がちょちょいと煽りでもすれば、また男のスイッチはそちらに振れるはず。 (-430) 2023/09/19(Tue) 19:06:49 |
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