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![]() | 【秘】 月鏡 アオツキ → 雷鳴 バット「人は、"病気"となんでもかんでも一つの言葉に納め過ぎですよ〜。 君の保護者の方も、金銭面や心情にゆとりがあれば、 もう少し優しい言葉をかけてくれたと思います。 ここに送ったのは、解決方法がわからなかっただけなのです」 君が夜眠れないのなら、その手を引いて一緒に歩きます。 一度学業は休んで、昼間は眠って貰って。 徐々に時間をずらせば、皆と同じように過ごせるのかも。 一日か二日ぐらい、私がなんとかしてみせます。 「起きられるようになっても、 朝日や日光を浴びて体調が悪くなる体質もあるようです。 そうなれば簡単に解消できる問題ではなく、 ……君の言う"病気のこども"、ということになるでしょうか。 だから、今はわかりません。 君の病を、正しく知りたい。 これから私に、向き合わせてくれませんか」 そっと右の手を君のどこか悲しそうな顔に伸ばす。 幼い子供に降りかかり続けた悪意。 正しい生活リズムという形で治り続けなかったものが、歪みを見せている。 もう少し気付くのが早ければ、しっかりとその手を掴んでいれば。 何かが急速に変わることもなく、緩やかに君を見続けられていたのだろうか (-127) 2022/05/01(Sun) 21:48:40 |
![]() | 【秘】 月鏡 アオツキ → 神経質 フィウクス「何がしたいかって、 先生になるための勉強と経験に決まってるじゃないですか〜」 模範的な回答なら、生徒の健やかな生活と不安をなくすこと。 「朝食の時間から日が落ちるまでは教育実習生です。 プライベートなことも話せないですし、 上から聞いたことも大してないで曖昧なことしか…… あらら、こんなことは聞きたくないですか。 建前は大事なんですよ〜。 仕方ないですね、今は……私が作った個人面談の時間。 私の善意がひねくれて伝わるのも、 君が諦め続けているのも放置したくありませんし、 その無駄と言われたことに口を出しましょう」 → (-138) 2022/05/02(Mon) 0:04:37 |
![]() | 【秘】 月鏡 アオツキ → 神経質 フィウクス扉を閉めて、一言。 一つ笑いでもすれば和らぐ空間は冷え切っていて。 「君の卒業の先を奪っているものは知りませんが〜 私はここに来たときから」 「この場所《ギムナジウム》を壊したいんです」 「だから戻ってきたんですよ〜。 私の愛した子を奪ったこの場所に。 君の心が和らぐことも、ここの暮らしが多く変わることも。 私が先生になって、ルールを作れるように。 みーんな、先の未来を見せるためにですよ」 (-139) 2022/05/02(Mon) 0:06:01 |
![]() | 【鳴】 月鏡 アオツキ「あらあら〜……そうですね〜。 私は どっちも 、です。先生には内緒ですよ」「ここでは、マニュアルに従わないと先生になれません。 でも従順に聞いているだけでも目指す先生にはなれません」 「大人になるとずるいことばっかりおもいつきますから〜。 つまり望まず規律正しく見せています」 全てマニュアル通りに。 そうしなければ、長くここには居られない。 ギムナジウムの中で"悪い子"と判断されてしまえば、 先生になれそうなこの人生に傷がついてしまうかも知れない。 (=9) 2022/05/02(Mon) 3:00:14 |
![]() | 【鳴】 月鏡 アオツキ「私は、"病を治せる先生"になるために来たんです。 それを私だけじゃなくて、生徒達みんなが喜ぶように。 バレンタインくんの重荷にならないのならよかった〜。 君は私の大切な、 実習生として受け持ったはじめの生徒です。 幸せになってくれませんと、泣いちゃいますよ」 たとえ、この抱える病が治らなくとも。 「報酬がなければ、私だって心が病んでしまいますからね。 もっと笑顔が溢れる学園にしていきましょう〜」 無表情で見つめ返し、自分の口元をわざと指であげる。 夢の中のような、絵空事のような。 そんな甘い言葉を吐いて励ますのが、アオツキだった。 (=10) 2022/05/02(Mon) 3:02:33 |
![]() | 【人】 月鏡 アオツキ>>42 イシュカ 「イシュカ? あらあら〜、一人でこんな時間に。 甘い香りに釣られてきちゃいましたよ〜。 何か作るなら教えてください、何作るんですか?」 ラピスとすれ違いざまにあらわれたのは無表情でストールを肩にかけ出歩くアオツキだ。 消灯時間に一人でである。 声は小声で騒ぎたてはしないが、 君の手元を見れば納得したように頷き。 適当な椅子に座って膝を組みながら頬杖をついた。 「丁度良かった、例の定例会。 この間出来なかったじゃないですか〜。 いつにします? 小等部の子達の話沢山ききたかったところなんです」 今日も静かで、何事もなければいいのだけれど。 そんな事を宙に呟きながら、同僚を見守っていた。 (43) 2022/05/02(Mon) 3:16:57 |
![]() | 【秘】 月鏡 アオツキ → 高等部 ラピス「あら〜指切りは、もしかして同室の…… あまり外の話は私はしていないんですよね。 そうですか……大丈夫……。 少し安心しました、そう言ってもらえて。 さあて、今日はこれで終わりにしましょう〜。 お時間ありがとうございました」 形だけの書類に書いたのは異常なしと、 治療の経過の報告申請あり。二つの文字列の最後にアオツキと一筆続けて。 「私たちは"生徒たち"の味方です。 卒業しても、ずっと」 「あ、でも声は病気で出せなくなったるんですか? それとも他の? 今度は悩み事じゃなくても、楽しいことがあったら知らせてくださいね」 (-172) 2022/05/02(Mon) 6:16:20 |
![]() | 【秘】 月鏡 アオツキ → 神経質 フィウクス「動機がわからないですか? 親が子を育て、先生が生徒の話を聞き最善を尽くす。 これが善意だなんて おかしいですよ〜。 野生の動物にすらある本能、、 その善意と呼ばれるものの正体は社会的責務です。 君は本当の善意というものから遠ざけられすぎました。 社会にすら出ておらず人生の殆どをここに費やし、 ……改善もされなければばそうもなる、 そう言いたいんでしょう? 14年間いた私がいっているんです。 おかしくない、自然のことですよ。 かけらも理解できない子には少々過激な言葉を使わないと 理解してもらえないと思ったので……おわかりになってもらえて良かったです」 お断り、と告げられてさて。 「君に関係ない。何年も先のことだ」 返したのは、表情に唯一合った冷たい言葉だ。 (-188) 2022/05/02(Mon) 15:19:19 |
![]() | 【秘】 月鏡 アオツキ → 神経質 フィウクス「"外では生きられないような"? "其れは一体どんな方"でしょうね」 例えば。ここが好きだと言う誰か。 例えば。ここでないと家が与えられない子供達。 例えば。ここの教師になるといって卒業後した、誰か。 例えば。外の世界に行かず生涯をここに捧げようとした、誰か。 「それが"生徒"である限り私はそんなことをしませんよ。 なにかあれば……動きやしませんか。 そんな無駄な善意、あるわけありませんから」 (-189) 2022/05/02(Mon) 15:21:10 |
![]() | 【人】 月鏡 アオツキ>>44 イシュカ 「一時間ぐらい誤差ですよ〜。 味見させてくれますか? それとも、余分に小さなケーキを作ってくれてもいいですよ、二つです」 期待をしないかる口を叩いて瞳を閉じた。 夜更かしをして明日の朝に響くのは自分だ。 規則正しく生徒の模範を求められている限り、体力は使わぬよう休息は取っている。アオツキは不良のイシュカとはちがう。 「なにいってるんですか、イシュカ」 「受け持つ可能性が一番たかいのは小等部の子、ですよ〜。 私たち、なんのために教育実習生をしているんですか」 先生 、になるためでしょう?静かな夜の後ろで小さな獣たちが戯れている。 「明日ですね〜、仕事が終わったらにしましょう。 もちろん私よりは生徒を優先するんですよ、 夜眠れない子はここにたくさん居るんですから」 夜更かしをしすぎて朝に影響が出なければ良いけれど。 変わったものも、変わらないものもある。嫌でもわかったことだ。 (48) 2022/05/02(Mon) 16:31:05 |
![]() | 【秘】 月鏡 アオツキ → 神経質 フィウクス「君は愛されているんですね〜、その病に」 「心地良いですか? そうですか〜」 「その言葉が真意かはともかく。 君の主張としては上に伝えておきましょうか。 個人面談ですからね〜、将来の道をどう進みたいか 本人の口から出たことは伝えるようにしているんです。 素直になれば良いのに気難しいですね。でも…… 停滞を選ばせるのは大人ですよ? 私が動いても動かなくても、君は望まない道を行くんです。 君に関係ないんです、此れから先の話なんて。 あははっ、建物を爆発させたら関係あるかもしれませんね〜」 ■■■■は、卒業の先の未来を語らなかった。 ■■■■は、共にいる事だけを誓ってこの手を取ったのだ。 (-203) 2022/05/02(Mon) 18:05:02 |
![]() | 【秘】 月鏡 アオツキ → 神経質 フィウクス「君が不満に思っていたことですが……。 病気を治したい子を治さない、病気を治したくない子を治す」 「この二つに違いがありますか? 生徒たちは選べもしません。 治療法が確立しない、優先順位がある、 外の世界で解決すること故に回しにする。理由は様々です。 止まらされているのと動かされていることは 実質、変わらないんですよ〜」 治した方が都合が良い治さない方が都合が良い。 故意ではなくとも、損をする人間はいくらでもいるだろう。 外の社会も、ここでの社会でも、人の意思関係なく行われていることだ。 「嫌な話を聞いて嫌な気持ちになってさぞ嫌な気分でしょう。 きっと私は君の"平穏"を壊しかねない厭な奴です」 また、顔に感情がでないことを喜んだ。 今アオツキの顔が表情豊かであれば、きっと。 「せっかくだから、最後に。 初めから君に居場所なんて、あったんですかね? その病が治ればなくなる居場所や価値にすがるより、 君も、真の不変を愛せたらいいですね」 背を向け、ドアノブを握り、廊下へ一歩踏み出した。 ああ、食事を運ばなければ。あの子はもう食べただろうか。彼は居眠りをしているかもしれないな。今日は彼女にも声をかけないと、本当、先生をするのは大変です。 いつだって、アオツキという人間は反面教師だった。 (-206) 2022/05/02(Mon) 18:09:39 |
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