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人狼物語 三日月国


94 【身内】青き果実の毒房【R18G】

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貴戸 高志は、闇谷 暁に力強く頷き返した。
(a49) 2021/09/19(Sun) 20:15:05

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

「っは、ぁっ。あかつき……暁っ、俺は……俺は、もう…………っ!」

酸素を求めて唇を離したその一瞬で名前を呼ぶ。

中継され、見せ物にされている事実などとうの昔に少年の頭では溶けて崩れて見る影もない。

今少年の頭にあるのは、今少年の世界にあるのは。
闇谷 暁ただ一人だけ。

「……っ、ぅ……!」

頭を抱きしめる貴方と同じように体をかき抱いて。それ以上身を寄せることが出来ないと分かっているのに肌を重ね合って。

狭められた内側に昂りが締め上げられる。一際大きな快楽に押し上げられて、少年は絶頂に至った。
(-181) 2021/09/19(Sun) 21:32:14

【秘】 4432 貴戸 高志 → 9949 普川 尚久

ふてぶてしさがログアウトした貴方の様子に一瞬目を丸くさせたものの。すぐに元の生真面目な顔に戻った。
戻った……のだが。どうにも目が落ち着かない様子で泳いでいるようだ。どうにもこの手の内容は未だ慣れないらしい。

「ええと。普川先輩に負担はかけたくない、です。だから先輩が一番楽なものを選ばせてください。
俺は体が丈夫ですし、いざとなったら痛覚を異能で遮断できますから……口もいらないです」
(-185) 2021/09/19(Sun) 22:12:40

【神】 4432 貴戸 高志

厨房が何やら騒がしい。榊だろうか?
それなら言いたいことがあったのでちょうどいい、行くか……とひょっこりやって来る。

「おい、厨房で何騒ぎを……」

並べられた食材。火花散らす(そうでもない)対戦相手たち。
そして燦然と輝く(そうでもない)コンドーム。

「…………」

本来であれば、「<☆big>食材と避妊具で遊ぶな!!!</big☆>」と一喝して止めに入ろうとするのだが。
男にはヤらねばならぬ時がある。多分。

──二人とも、健闘を祈る。

決闘を邪魔してはならないと判断して、観客はそっと無言でフェードアウトしていったのでした……。
(G5) 2021/09/19(Sun) 22:38:02

【独】 4432 貴戸 高志

闇谷と結婚してえな……
(-187) 2021/09/19(Sun) 22:46:07

【独】 4432 貴戸 高志

受けが下腹部を撫でるの、死ぬほど好きなんですよ

ありがとう闇谷 結婚してくれ
(-188) 2021/09/19(Sun) 22:53:00

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

酸素を求めて呼吸を繰り返す。肩が上下するたびに汗が音もなく滑り落ちて行く。悩ましげに眉根を寄せて、繰り返すこと数回。

「……暁、大丈夫か?」

快楽の頂から下りてきて、真っ先にしたのは貴方の身を案じることだった。
顔を覗き込んでみたり、下腹部を撫でる手を視線で追いかけてみたり。あちこちに忙しなく瞳を泳がせてから、もう一度紫色を見つめ直す。

「…………俺は、その。

まだ……熱が、抜けなくて、だな……
もし、お前も同じなら……その……


もう少し、繋がりたい」


一度欲を出したからだろうか、少しはしっかりとした話し方に戻っている。
それでも熱が抜けないのは嘘偽りではないらしく、貴方の内側に包まれている陽芯はまだ固さを保ったままだ。柳眉はやや困ったように八の字を描いている。

理性が戻ってきた小豆色の視線が、紫色を求めている。
(-189) 2021/09/19(Sun) 22:58:14

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

貴方のその軽口が、貴方のその態度が、貴方のその気持ちが。
たまらなく心地よくて、けれどもその感情を表す言葉が見つからなくて。

もどかしさを表したかのように、瞳の動きだけは素直に揺れて動いていた。

「…………俺は、いいルームメイトに巡り会えたな。俺にとって、何よりも贅沢な幸福だと思う」

そう感想を口にした。それでも、自分で話しておきながら言葉に納得がいっていなかったが。それはいったい何故だろうか?

「……暁。お前に甘えて、好きなだけ触れさせてもらう。

……。
…………。

寝坊してしまったらすまない」


許しを得た少年は再び貴方へ覆い被さる。
熱を分け合い、快楽を貪り、満たされるまで繋がって。
朝が来るまでの秘めやかな二人の時間の時だけは、少しばかり柔らかな表情を見せていた事だろう。

"夜更かし"をした1日目のことだった。

(-199) 2021/09/20(Mon) 0:24:42

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

ところでこれは、その後の話。

「…………困ったな…………」

具体的に言うなら、遅すぎる朝食を終えた後。
部屋に戻り、一人で歯を磨いていた時のことである。

"「俺が頼んだんだから謝るな。
   傷まだ残ってたら言えよ。」 "


そんな言葉と共に突きつけられた、貴方の舌。
あの舌が自分の首を、肩を、傷口を、這ってそれから……。

あの時の光景どころか、痛み、そして同じように拾ってしまった快感さえも思い出してしまう。くらりと目眩も起きそうで、たまらずぎゅっと目を瞑った。

「食事をする暁が……暁の口が……まともに見られない……」


悩みを返してくれる者はいない。少年はぽつり、こぼしながら日常へと戻っていくのだった。
(-200) 2021/09/20(Mon) 0:27:05

【神】 4432 貴戸 高志

「食事する場で大声を出すな迷彩!」


クソデカボイス注意が飛んできた。
ついでに本体もやって来た。

「お前たち、完成したのか。完成してしまったのか」

表情こそ普段通りだが、本当にやったんだ……みたいな声色だった。
(G18) 2021/09/20(Mon) 0:42:14

【神】 4432 貴戸 高志

>>料理バトル >>G19

「……決闘を公平にジャッジするなら審査員は必要か。それもそうだな。
分かった。俺がお前たちの熱い勝負を見届けよう」

力強く頷いた責任感の強い少年であった。
一応どんなものかを確認する為にレシピ本を受け取り、軽く流し見る。

「…………。

……………………ゃ」


やだ、と言う前にギリギリ踏みとどまった。勝負にケチをつけてはならないのだ。
先日の迷彩が引き当ててしまったやべー映像を見た時のようなフリーズをなんとか回避して、本を返却し代わりに箸を取る。

「……いただきます」

丁寧に手を合わせ、いざ実食。

(G20) 2021/09/20(Mon) 1:04:09

【神】 4432 貴戸 高志

>>料理バトル 闇谷の審査

「……ふむ」

ぱちぱちと目が瞬いた。

「形こそ迷彩のほうが一歩上だと思ったが、これはなかなか……いけると……思う。酢飯が妙に酸っぱいのが気になるが。
具材と酢飯の量のバランス、そして握り加減、どれもがちょうどいい。酢飯が妙に酸っぱいのが気になるが。

暁、料理得意だったんだな。感心する」

つらつらと感想を述べた。更にもう一口いただいた。美味しかったので。
(G21) 2021/09/20(Mon) 1:04:44

【神】 4432 貴戸 高志

>>料理バトル >>G22

迷彩シェフ作の寿司を受け取る。僅差ではあるが、こちらのほうが見た目は整っているように感じた。

「そうだな。調理過程と調理道具は知りたくなかったが、暁の作った寿司は中々だった。お前にも期待するとしよう、迷彩。調理過程と調理道具は知りたくなかったが」

大事なことなので以下略。
ということで、再び手を合わせていざ実食。

ところでどうして−28点を作った本人は回避できているんでしょうね。

(G23) 2021/09/20(Mon) 1:23:30

【神】 4432 貴戸 高志

>>料理バトル 迷彩の審査・そして総評

「・・・・・・〒々%#€→*ッ!?!?」


バン!と箸を置き、パシ!と片手で口元を押さえる!
ああ悲しいかな、顔はみるみるうちに真っ青に!

「………………」

美しさの下に潜んでいたニチャニチャの酢飯、無理やり詰め込まれた具材、そもそもなんか体に悪そうな粘っこい何かが口にまとわりついてくる!これ何!?!?
迷彩少年の無邪気さと元気さが成せる食材残虐ショーの完成品にクソデカボイス貴戸も思わず絶句!

「……、……。
…………迷彩、頑張って作ったな……美術の才能は……ある………………」

彼の生い立ちがあまり恵まれていないらしいことは鑑賞会でなんとなく理解している。その為だろうか、あまり強く言えなかった。
闇谷のものを更に一口食べたので、公平に迷彩の分も更に一口食べました。

そんなこんなで死にそうな様子できちんと飲み込んだ後。

闇谷のいる方に手を挙げた。勝者──闇谷暁!
(G24) 2021/09/20(Mon) 1:24:51

【秘】 4432 貴戸 高志 → 9949 普川 尚久


「分かりました。それなら俺が抱きます。
ゴムは付けますよ、汚したくないですし」

こちらも上着を脱ぎ、ズボンのファスナーを下ろして自身の物を外気に晒す。あまりにも平然としているものだからこちらも一周回って冷静になってきた。
機械的に自分の性器の亀頭を擦ったり、裏筋を強く扱いてみたり、淡々と行っていく。刺激に反応して素直に固くなっていくことに少しだけ安堵した。

「……体、丸めた方が準備しやすいですか?」

ふとそちらを見やり、なんとなく気になったことを口にした。それでも手は動かしているから、きっと貴方が準備を終える頃には使えるようになっている筈だ。
(-204) 2021/09/20(Mon) 1:53:55
貴戸 高志は、闇谷から水を受け取って大人しく飲んでいる……すん……。
(a56) 2021/09/20(Mon) 2:02:05

【独】 4432 貴戸 高志

「包帯の無駄遣いをするな暁!」


抵抗 24
(-206) 2021/09/20(Mon) 2:09:22

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

部屋に戻ってきた貴方を「おかえり」と出迎える。

「そうだな、迷彩との料理バトルで分かったが暁は確かに料理が上手いと思う。
……ケーキ?味見?まさかそれも作ったのか?器用だな。
ちょうど珈琲を淹れたところだ。一緒に楽しむとしよう」

ルームメイトの言う通り、部屋は珈琲の香りで満たされていることに気付くだろう。
ただそれよりも先にケーキが気になったのか、貴方からフォークを受け取ってそのまま食べた。

実は榊のポップコーンと迷彩の押し寿司の事もあり、誰かの手作りを若干警戒し始めるようになっていたのだが、貴方のケーキは何一つ躊躇うことなく口へ運んだ。

むぐむぐと咀嚼し、こくりと小さく喉が上下に揺れる。

「………………美味い。
ああ、やはり暁は料理の才能があるようだ。切り分けたようだが、クリームも綺麗な色をしている。完成品は実に華やかだったのだろうな」

正直なコメントを述べた。
表情筋の固さは相変わらず。けれど、声色はとても柔らかなものだった。
(-211) 2021/09/20(Mon) 2:52:11

【秘】 4432 貴戸 高志 → 9949 普川 尚久

「いや、そんな趣味は……。
…………無いですけど、その、自分も慣らす機会があるかもしれないから……聞いてみたくなって……」

言葉尻が萎む。普段のはきはきと喋る様子とは大違いだ。

倉庫に暫く水音が響いた後、避妊具を着けてから少年が貴方へとにじり寄る。

「……普川先輩、すみません。すぐ済むようにしますから」

雰囲気に流されて淡々と準備していたものの。慣れていないのか、いざ挿入となった段階で少年の声色は僅かに固さを見せていた。
横向きのまま倒れる貴方の貴方の片足を持ち上げ、肩に乗せて支える形にする。足を両手でしっかり掴むと、固くなった昂りをそのままゆっくりと貴方の後孔に押し込み始めた。
(-212) 2021/09/20(Mon) 3:09:18

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

「……ここを出たら、また探偵業に戻るつもりなの、か……。
………………」

珈琲を飲む貴方から視線をそらす。自分の持っていたカップに視線を落とした。
黒一色の水面に映る自分の顔を見るのが嫌で、わざとカップを少しだけ揺らした。ぐらりぐらりと波立って、たちまち自分の顔が消えていく。

迷彩のブツは無事だ。

まあその、なんだ。同じ作り方をしたのにあそこまで味に差が出たのは驚いたが。

傷の方も、……、…………」

確認するように首元に手をやる。
未だに鮮明に思い出せる。
痛みも、快楽も、貴方の舌の感触も、皮膚を濡らした唾液の質感も。

「…………」

何もかもが、蘇ってくる。

「ああ、問題ない」

端的に答えた。

(-214) 2021/09/20(Mon) 3:27:48

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

表情も声も普段通りだ。
貴方がよく見てきたものと何ら変わりない。

…………藤色の髪から僅かに覗く耳の先が、ほんの少しだけ赤く色づいていること以外は。
(-215) 2021/09/20(Mon) 3:28:45

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

「俺は出ない」

視線は逸らしていたけれど、それだけは間髪入れずに答えた。

「俺は……俺は、ここでずっと罪を償うが。
暁はそのまま外で幸せになってくれ。
だってお前は濡れ衣を着せられただけなんだろう?探偵に返り咲くことが叶わなくても、お前は幸せになるべきなんだ」

かぶりを振れば、藤色が力無くぱさりと揺れた。
これでいい筈だ。最初からそのつもりだ。
それなのにどうして、胸の奥がこんなにも痛む?


(-218) 2021/09/20(Mon) 4:16:22

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

そうこうしているうちにも貴方はぱくぱくケーキを食べ進めていく。いい食べっぷりだ。
時折、恐る恐ると言う風に貴方へ一瞬視線を向ける。

元気に動く唇。ちらりと覗く舌。たまに見える白い歯。
ぞわりとかすかに肌が粟立った。
あの刻まれる感覚が、どうにも忘れられない。


「…………」

小さく息を飲んでは、慌てて視線をカップへ戻す。

「何か。何か…………」

口籠る。言うべきか言わないべきか。迷い、迷って…………。

「噛まれた事と、朝の事を思い出してしまう、から……
…………食事をするお前を、見れなくなってしまって……だな……。

……すぐに忘れるようにする、元に戻れるようにするから……


…………あまり、俺を見ないでくれ…………」


白状した。耐えられなかった。
(-219) 2021/09/20(Mon) 4:18:55

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

「…………ああ。俺は、ここで……」

ここを出るかについて、濁した形で返答した。
後ろ髪を引かれる思いは、見て見ぬ振りをした。


(-236) 2021/09/20(Mon) 12:26:34

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

「謝る必要はない。その、別に、気にしてはいない、し……。
悪くなかった……から……」


俯き言い淀む。だんだん居た堪れなくなってきた。

「…………。
…………こういう、ことは、したことなかった、から。慣れていない」

こういうこと=噛んだり舐めたり。
本当は隠し通す筈だった。白状するつもりはなかった。実際、隠し通すと決めたものは平然とした顔のまま今も頑なに潜めている。
けれど、今抱えている予期せぬ問題は耐えきれず話してしまった。何故だろうと内心貴戸は独り言ちる。それもまた貴方に気を許している証だと気付くのは、いったいいつになるのやら。

「戻せないと俺が困る。
これからもお前とこうしてお茶を共にしたり食事を向かい合ってしたりしたいのだから、お前の口元を見るたびに羞恥心が芽生えるのはたまらなくもどかしい」

そこまで言い切って珈琲で唇を湿らせた。変わりない柳眉、きりりと釣り上がる瞳。あまり動かない表情筋。
いつもと変わらない要素の中で一つだけ、髪からちらりと見える赤く染まった耳だけが二人だけの非日常の欠片を忘れずに抱えていた。
(-237) 2021/09/20(Mon) 12:27:16

【秘】 4432 貴戸 高志 → 9949 普川 尚久

成る程、と準備するときのアドバイス(?)を心のメモ帳に書き留めた。この手の知識、あんまり覚えたくなかったな……と苦々しい気持ちは飲み込んで胃の腑に仕舞い込んだ。

「……別に困りませんが、うっかり謝罪を口にする可能性はあります。善処はします」

足を抱えて本格的に抽送を開始する。顔を背けていることに気付けば、視線こそ時折貴方の顔に向けたものの無理にこちらに合わせようとすることはしないだろう。

「……っ、はぁ……は……ッ」

自身の熱が包まれる感覚に吐息が思わずこぼれ落ちる。
早く終わらせようとしているのか、腰の動きは少しずつ早まっていく。途中から、足を支える両手に向かって身を寄せた。そのまま、シャツの上から時折手でがりがりと己の首元を引っ掻くようにしながら貴方を深く穿ち揺さぶり続けるだろう。

首を引っ掻き始めてからそう暫く経たないうちに、限界が訪れ始める。
(-241) 2021/09/20(Mon) 12:46:54

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

「…………」

視線はカップの中に注がれている。濁った水面の中には荒れた唇を噛む自分がいた。

「ああ。俺が俺として生きるには、きっとこうするしかないから」

(-243) 2021/09/20(Mon) 12:57:24

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁


「……いや、待て。待て暁。
どうしてお前はすぐ土下座をしようとするんだ。」


流石に無視できなかったのでカップを置いて貴方の土下座を妨害しようと試みる。

「見慣れる。見慣れる……?
見慣れるって……その……。…………。


……………………何を……………………」

頭がうまく回らない。
考えようとするたびに貴方との行為が、貴方の口元が、脳裏によぎって思考を散らす。
(-244) 2021/09/20(Mon) 12:57:38

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

"忘れないでくれ。"


羞恥で回らない頭が、控えめに届けられた言葉によって冷静さを取り戻した。
砂に染み込む水のように、音もなく心に滑り込んでくる。思考を妨げる余計なものが静かに洗い流されていく。

「……。暁」

貴方と同じように一息に珈琲を呷って、カップを近くに置いた。静かに置こうと努めた筈だったのに、そうやって躾けられてきた筈なのに、存外煩く響いてしまった気がする。

先程までのたじろぎさえも珈琲と共に喉奥へと流し込み、毅然とした様子で一歩、貴方と距離を詰める。

「俺がお前を忘れるはずなどない。
頼まれても忘れてなどやるものか。

世界で最も心を許せる相手をどうして忘れろというのだろう?

安心しろ。或いは、重いと蔑むといい。

闇谷暁と言う存在は、もう俺の中で消えない痕になっている」


真っ直ぐ過ぎるほどの眼差しが、貴方だけを映している。
(-263) 2021/09/20(Mon) 16:31:25

【秘】 4432 貴戸 高志 → 9949 普川 尚久

「っ、先輩……もう、出ます……っ」

時折締められるものだから、その度に悩ましげに眉根が寄った。

自分は無事絶頂に至ることができそうだと判断すると、首筋を引っ掻いていた手は貴方の下腹部へと伸びるかもしれない。
拒まれないのなら長い指は貴方の陽芯に絡みつく。明確に嫌だと言われたらまた最初のように足を支えることに注力するだろう。

やがて、声を押し殺すような息遣いと共に少年の体が大きく震えた。薄いゴムの中に若い種が捨てられる。腹を中心に熱いほどの温もりが広がっているのに、頭と心は妙に冷えて落ち着いていた。

軽く息を整えながら、相手を見やる。貴方の様子はどうだろうか。
貴方の性器に触れることが許されているのならそのまま今度は男性器を弄り続けることに重きを置くし、手を伸ばした時点で拒まれていたのなら大人しく貴方の内部から自身の熱を引き抜いて呼吸を整えていることだろう。
(-265) 2021/09/20(Mon) 16:48:35

【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁

「俺が見れなくなるのは、お前が飲食をしている時くらいでお前自身見れないわけではないのだが……そうだな、今なら平気だと言えるかもしれない。忘れる方が嫌だからな」

馬鹿正直に答えた。この少年は変なところで察することができないらしい。
本人は平気かもしれないとは答えるが、実際のところは分からない。
けれど貴方が見れない羞恥心と貴方を忘れる事実、どちらが嫌か。そんなものとうの昔に答えは決まっていた。忘れるなど、想像もしたくない。
貴方とは打って変わり、平然とした様子で答えた。

それから空間を満たす沈黙。流石にぎごちなさを感じたのか、そうでないのか。

「……ケーキ、美味しかった。まだ食堂にあるんだろう?取ってくる」

そう言って部屋を後にしようとするだろう。
(-278) 2021/09/20(Mon) 18:56:10

【秘】 4432 貴戸 高志 → 9949 普川 尚久

大人しく最初の位置に戻り、吐精する。
快楽と熱が引いて落ち着きを取り戻すと、貴方が虚無になっているのをいいことにいそいそと貴方の世話を焼き始めるだろう。

失礼します、と声をかけてから様々な液体で濡れた下半身をタオルで拭いたり、腹を冷やしてはならないとどこからか毛布を持ってきてはかけてやったり。

好き勝手動いて満足してから、貴方が転がるマットのすぐそばに長い足を折りたたんでちょこんと三角座りをした。

「普川先輩、その、すみ……。……ありがとうございました。
体は辛くありませんか?」

恐る恐る話しかける。
(-279) 2021/09/20(Mon) 19:01:40
 




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si俺達は昔から

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