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【秘】 浮遊想 テラ → 夜の一族 チャンドラソレは、とっても身勝手なので。 だから、あなたが起きるまで そこにいるなんてことはなかったし、 起きるのを見計らって またこの部屋に来るだなんてことも、 しませんでした。 (-70) 2021/10/20(Wed) 1:41:20 |
チャンドラは、今は余裕がありません。 (a11) 2021/10/20(Wed) 1:47:40 |
チャンドラは、後で、思い出すのでしょう。客人が、部屋に来るはずだったことを。 (a12) 2021/10/20(Wed) 1:48:35 |
【人】 夜の一族 チャンドラわたしの声は、パーティ会場の喧騒に掻き消える。 常時なら頼ることも出来たお友達──彼女が手配してくれた、携帯食料すら喉が通らない今は、その姿を探すのも気が引けた。 ふと、一際騒ぐ3人組に視線を向ける。 そうだ、彼にノートも返さないと。 もしかしたら彼なら、あたたかいものを作ってくれるかもしれないけど、団欒の邪魔はしたくない。 そうこうする間、寒さとともに目が回るような空腹が襲う。 わたしはクロノを探すのをやめて、近くの椅子に座り込んだ。 冷たい料理が目の前に並ぶ。 それでもやっぱり、食べる気が起きなかった。 (15) 2021/10/20(Wed) 2:09:48 |
【人】 夜の一族 チャンドラ>>20 ポルクス 「……ポルクス?」 声をかけられ、自分でも驚くくらいに情けない声が出た。 飢餓感と寒さ。そうだ、あなたとも約束をしていた。 「大丈夫……ただ、あたたかいものを食べたくて。 会場にはさすがに並んでいないから、使用人を探していたのだけど」 少し疲れちゃって、と笑うわたしは、自分の笑顔がとても力ないものになったことに気付かない。 (21) 2021/10/20(Wed) 8:11:51 |
【人】 夜の一族 チャンドラ>>24 ポルクス 「………」 無意識に、羽織った外套の合わせを強く握る。 元気がないと見抜かれてしまったのがなんだか申し訳なく思えた。 差し伸べられた手を見つめ、わたしはためらっていた。 でも、立っているのもやっとなくらい、寒くてお腹が空いていて。 (25) 2021/10/20(Wed) 12:45:53 |
チャンドラは、ポルクスの手を、ゆっくりととる。 (a18) 2021/10/20(Wed) 12:46:42 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクスその手は酷く冷えていた。 まるで氷水に手を入れて遊んだあとのようだった。 そしてそれだけ冷えたわたしの身体は、あなたのぬくもりが分からなかった。 悴むほどに凍えた手のひらの感覚は、とても鈍い。 (-131) 2021/10/20(Wed) 12:48:53 |
【人】 夜の一族 チャンドラ>>24 >>25 ポルクス 「……ありがとう、ポルクス」 その手を支えにわたしは立ち上がる。 目が回るような心地がまたしたけれど、導き手がいるならきっと大丈夫。 また力なく微笑みかけると、行きましょう、とわたしは言った。 (26) 2021/10/20(Wed) 12:51:44 |
【秘】 探偵 キエ → 夜の一族 チャンドラ「意地悪に聞こえてしまったか、すまないね。僕ァ死地に向かう者がいれば止めたいと思うのは普遍的な感情だと思っていたが違う様だ。 …ではチャンドラ君。君に1つ課題を出したくなった。此れは直ぐに答えを出してほしくないから後日回答を貰いに行くよ。又は回答を放棄してもいい」 キエは賢者を好ましく思わないが彼等が振り撒く災厄は好む。そうして消費される愚者が生まれる事を願っている。 しかしチャンドラには振り撒く側になってほしいと、キエはたった今思いついた。だから考えて欲しいと思った。 (-135) 2021/10/20(Wed) 13:27:53 |
【秘】 探偵 キエ → 夜の一族 チャンドラ「“君の大切な人が、 愛する何かの為戦争に向かうと言ったらどうする?”」 「………命は失えば二度と帰ってこない。生まれ変わりなんてあんなのは慰めにしか過ぎないさ。 此の課題に正解という物は存在しないから好きに答えを決めると良い。但し誰かの答えを自分のものにするのはよしてほしいなァ?」 (-136) 2021/10/20(Wed) 13:29:35 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエわたしはキエの言葉を聞いて、少し考え込む。 愛する人。今浮かぶのは家族くらいね。 「……いいわ。少し、考えてみる。 わたしの答え、見つけてみるわ」 家族だとすれば、その場ですぐに返すこともできた。 一族を背負って立つお父様には、そんなことが必要になる時もあるでしょうから。 それを直ぐに答えなかったのは、そうして欲しくないと言われたからと、そうして出た答えでキエは納得しないだろうと思ったからだ。 (-168) 2021/10/20(Wed) 17:45:25 |
【人】 夜の一族 チャンドラ>>27 >>28 ポルクス 抱き上げられたわたしは、小さく悲鳴をあげる。 抵抗する力なんて残っていなかったし、ふらつくわたしの足で歩くよりずっとマシだと思ったものだから、大人しくはしていたけれど。 冷え切った体に触れると隠していた震えがきっと手に取るようにわかる。 ポルクスの部屋に運ばれて、布団に寝かしつけられたわたしはきっと少し困ったような顔をしている。 シトゥラに合わす顔がないわ。本当に。 「ええ、大丈夫。……ごめんなさい。 あまり心配は、かけたくなかったのに」 せめて身体くらいは起こしておきたいものだけど、そろそろ限界が近いのか1度寝そべった身体はそう簡単に動いてくれなかった。 2人きりの部屋の中、小さな溜め息が零れる。 (34) 2021/10/20(Wed) 18:06:05 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクス/* 大丈夫よ!わたしはこのまま表でも構わないわ! 秘話がよかったらそれっぽくできるようにはしたから秘話に移行して頂戴。 助けに来てくれてありがとう kiss…… (-173) 2021/10/20(Wed) 18:07:52 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 死神 ゲイザー/* ハロー、マイフレンド! 見ての通りアタイは寒くなっていて、今はポルクスの部屋にいるわ! その後どうなるか分からないけど、シュレディンガーのチャンドラで良ければお出しできるけど、どうしましょう? チャンドラの姿は見当たらない、とすることも、シュレディンガーじゃなくなった頃にお返しすることも出来るわよ! (-181) 2021/10/20(Wed) 19:27:29 |
【秘】 死神 ゲイザー → 夜の一族 チャンドラ/*はっ! チャンドラさん! お疲れ様です、ご連絡ありがとうございますっ。 りょーかいです。では、現時点では見つからなかったとして、 シュレディンガーじゃなくなった頃にお会いしましょう! (-182) 2021/10/20(Wed) 19:36:49 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 死神 ゲイザー/* OK、描写をするわね! 申し訳ないわね。楽しみにしているのは本当よ。 また会いましょう kiss! (-183) 2021/10/20(Wed) 19:40:40 |
【人】 夜の一族 チャンドラ>>36 ゲイザー 広間を探しても、中庭を探しても、わたしの姿はどこにもない。 寒く凍えたわたしは今は、ポルクスの部屋に連れられていた。 きっと広間にいるなんて、あなたには嘘をついてしまったわね。 使用人の誰に聞いても、わたしの行き先を知る人はいない。 あんなに毎日広間でいろんな食事をしていたわたしがいなくなったことを、使用人のみんなも不思議がっていたかもしれなかった。 (41) 2021/10/20(Wed) 19:50:20 |
【人】 夜の一族 チャンドラ>>43 ポルクス 「……それが、分からないの。 ハロウィンパーティが終わって、部屋に帰って」 布団の中は、そうすぐにあたたかくなりはしなかった。 その中にいるわたしが冷たく冷えきってしまっていたからかもしれない。 そんな布団の中でわたしは体を震わせている。 あの時のことを思い出したからか、冷たい体がそうさせるのか、わたしにはやっぱり分からなかった。 「 部屋に、誰かがいたの。 姿が見えない誰かが。 そうしたら、体が動かなくなって。 ……ものすごく、寒くなって」 用意をしていた食事をとれなかったのが、さらに悪かった。 けれどあたたかいものを探しに外に出た結果、こうしてポルクスに拾われているのだから悪いことばかりでもなかったのかもしれない。 結果として約束をいくつか、反故にしてしまったことになるだろうけど。 「──そうよ、わたし。 待ち合わせをしていたの。部屋で。 彼、わたしを探しているかもしれないわ……!」 落ち着いたからか、漸くそのことを思い出す。 体を起こそうとすると、目眩がした。 こっちは寒さのせいじゃなく、空腹のせい。 (44) 2021/10/20(Wed) 20:45:33 |
【秘】 探偵 キエ → 夜の一族 チャンドラ「…嗚呼、良い子だね。僕は君が考える事を喜ばしく思う。 どんな内容であっても君が考え抜いた結論であれば、其れが君にとっての道理となる。 僕ァね、チャンドラ君。君には教わった道徳ではなく自分で考えた道徳を見つけて欲しいのさ」 ーーー願わくば、其れが貫く事で誰かを墜とすものであれば尚良い。 そんな囁きはそっと胸中にしまって微笑んだ。頭に被る山羊の頭蓋骨が僅かに揺れる。 「そろそろ祭も終いだ。まだもらっていない相手がいるなら今の内だよ?」 (-203) 2021/10/20(Wed) 21:13:33 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエ教わった道徳に考えた道徳。 今のわたしは、その2つに大差が出るような気はあまりしなかった。 だって教わった道徳の中で生きたわたしが考える道徳なんて、教わったものと近しいものになるものじゃない? 実際、わたしは『止める』と『許す』の2択しか思いついていない。 それ以上を思いつくことがあるのか、それすらまだ分からない。 少し過度な期待のような気もして、わたしは複雑な気持ちでキエの言葉に頷く。 「そうね。……お祭りが終わったら、やることもあるもの。 今のうちに、あと少し楽しんでおかないと」 (-207) 2021/10/20(Wed) 21:26:28 |
【秘】 探偵 キエ → 夜の一族 チャンドラ「とはいえ難しい事を聞いている自覚はある。機会が在ればヒントを示そうかとも思っているよ。 僕ァ誰かしらの夢を覗く事ができるのだけど、其処でならこんなものよりもっと大きな夜空さえ作る事ができる。 だからチャンドラ君、 僕と夢で会える様に願っていておくれ 。夢の中でなら具体的に見せる事だってもっとできるからねェ」キエは其の反応に満足したのか頷きを返した。 /* 本日の噛み予告です。 お手隙の際に夢を見ているロールをキエ宛秘話に投げて頂ければ襲撃ロールを開始します。夢の内容はチャンドラさんの方で確定ロールして大丈夫です。 尚、キエは殺人を嫌がるので殺害ロールには至りません。 (-210) 2021/10/20(Wed) 21:57:40 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエ「夢を? ……本当に、あなたは不思議ね。キエ」 キエはキエだと言ったけど、結局あなたという人が何なのかは分からない。 ただ、わたしと違う考え方を持った人。 わたしの知らない、色んな世界を知っている人。 そういうことだけ、わたしはよく知っていた。 「ええ、分かったわ。 宿題だもの。あなたの力を借りてでも、やり遂げないとね」 笑いかけると、きゅう、とお腹が鳴った。 ついさっき、ポルクスと一緒にクッキーを食べたばかりなのに。 夜が来ないというのは、わたしにとってとても厄介な問題だ。 「……それじゃあ、そろそろ行くわ。 お腹も空いてしまったようだから、広間にも寄って」 聞こえていないといいのだけど。 誤魔化し通すつもりでわたしは言って、頭を下げる。 「また会いましょう、キエ」 /* つい虹色で大笑いしちゃったわ! 噛み予告了解よ! 表のポルクスとの会話が一区切りついた頃、秘話を送らせてもらうわね。 夢は多分、どこかの鳥のifのように、宇宙を漂っている感じになると思うわ。ちょうど寒いもの。 よろしくお願いするわね! (-214) 2021/10/20(Wed) 22:21:41 |
【人】 夜の一族 チャンドラ>>46 ポルクス 目眩に頭を抱えたわたしは、制されると大人しくなる。 そうするしかない。体は限界に近いのだもの。 「……ええ。 ハロウィンパーティの後、部屋に来るって言っていたわ。 だからわたしは、急いで帰ったの」 目を伏せて頷いた。 あんなことを言ったのに、これじゃあ逃げてしまったみたい。 そうやって失望されでもしたら、わたしは彼になんと言えばいいのでしょう。 「……ええ。そうね」 ごめんなさい、と謝罪の言葉がこぼれ落ちた。 今目の前のあなたに心配をかけているのも分かっている。 あなたとの約束も反故にしてしまって、わたしはこんな有様だもの。 「いただきます」 いきなり粒のあるリゾットに口をつける気が起きなくて、まずはスープを戴いた。 ハロウィンパーティであなたとクッキーを食べてから数時間。 いくらなんでもここまで弱るのはおかしいとあなたに訝しがられてもおかしくない。 でもこれも仕方がないこと。 だってわたしたちは、夜にしか生きることはできないの。 (47) 2021/10/20(Wed) 22:53:28 |
【人】 夜の一族 チャンドラ>>51 ポルクス 「大事な用事。ええ。 わたしが勝負に勝ったから、そのご褒美を貰うはずだったの」 こびりついていた寒さが、スープを飲むと少し緩和する。 体の芯から冷えていた分、そして空腹で体力が減った分。 そのふたつを同時に、暖かいスープが満たしていく。 「持病、じゃないわ。……あなたには迷惑をかけたもの。 わたしは本当は、夜じゃない時間には活動が出来ないの。 夜に愛されているから、夜が嫉妬をするのね。 何かを食べないと、すぐにお腹がすいてしまう。 使用人には、伝えていたんだけど……あまり心配をかけたくなくて」 他にはほとんど伝えていなかった。 広間にいる間は、ずっと食事を行えていたからよかったのだけど。 スープで少し回復して、わたしはリゾットにも手を伸ばす。 (52) 2021/10/21(Thu) 0:58:58 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 逃亡者 ポルクス/* グッドイブニング!アタイよ! ネタバレなのだけど、今日の噛み対象に選ばれたわ。 寒さとは関係ないんだけどね?びっくりね? というわけで食事をしたら自室に移動させてもらいたいわ。 そこでなにかやりたいことがあれば、秘話で続きを。 最終的にひとりでベッドに休ませて貰えると嬉しいのだけど、いいかしら? (-232) 2021/10/21(Thu) 1:03:00 |
【秘】 逃亡者 ポルクス → 夜の一族 チャンドラ/* なんと。 嫌な予感的中というやつかしら。 ネタバレだけどアタイ、片思いよ。 ランダムの結果あなたに恋をしてしまったの。 あなたが噛まれると一緒に死んでしまうわ! だから自室に移動するなら一緒に向かって秘話で共に過ごさせてもらえると助かるのだけど、どうかしら! (-234) 2021/10/21(Thu) 1:57:03 |
【人】 夜の一族 チャンドラ>>53 ポルクス 「……彼について、教えてもらうはずだったの。 でも、そんなこと言って後悔するって言われたわ。 わたしが部屋にいなかったら、怖気付いて逃げたみたいじゃない」 食べ進めるうち、リゾットの味も分かるようになる。 染み渡るように、美味しかった。 「そうね、案外嫉妬深くて……。 ……ポルクス?」 頬はまだ冷たいけど、少なくともさっきまでほどじゃない。 わたしは少し考えたあと、さっきまでよりしっかりと笑った。 「ごめんなさい、本当に。心配をかけたわ」 (54) 2021/10/21(Thu) 9:10:12 |
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