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【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ俯いた目は色の抜け落ちたようなガラス玉。 綺麗な青が見られなくて、下がった髪暗い影に落とし込み。 そのまま吊り糸がきれたみたいに項垂れてあなたから身を引こうとします。 ソファについた手が大きめの欠片をくしゃ、と踏みつぶしました。 ばらばらの心も全部踏みつぶしてしまえればいいのに。 「変われなかったら……だって」 何処にもいけない。 何処にもいかなくていい。 (-421) 2022/02/28(Mon) 21:43:31 |
ハナサキは、もういきたくない。 (a64) 2022/02/28(Mon) 21:43:48 |
【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ「分かりません………………」 何がしたいか。 何が言いたいか。 子どものままなのはきっと私だけ。 「おかしい、ですよね」 結局、唯一の味方の言う通り。 望まれた事以外を望んでも痛みしか生まれない。 傷を隠す膨らんだ髪も長い袖も。 手形のついた首筋も苦しくて。 そんな事実しか無い事に愕然としました。 (-424) 2022/02/28(Mon) 21:55:07 |
【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ「ずっと最後には選ばれなきゃって、言われてたからそうしないとって思ってて……でも、ここに来て、最後くらい自分で考えてみようと頑張ったら、ひとりで何も考えないで死ぬのってすごく──怖いって分かっちゃったんです」 逃げようとする体が繋ぎ止められます。 払おうとして、やっぱり離したくなくて。 ぽたり、ぽたり。 涙とともに瞳が洗われるように色を取り戻していきます。 「私が選ばれないで帰っても良いんでしょうか? 選ばれない私は本当に価値はあるのでしょうか……」 (-436) 2022/02/28(Mon) 23:06:56 |
【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ「ナツメさんの中の私ってどうなってるんですか……ちょっと気になります。 ふ、ふふっ……案外私も普通、なんですかね」 ずっと、たくさんのものが見えていたのはあなたの方だったんですね。 拭われた頬に次の涙は伝いませんでした。 朝露の落ちた蕾が花開くように笑います。 泣いたばかりのへにゃっとした不格好な笑み。 「生きて、全部投げ出して、それで何の為に帰ろうか。 その為にってずっと育ってきたから……これからどうしましょうか?」 数分前と同じ問。 けれどそのニュアンスは違います。 もっと前を向いた明るい指針。 (-440) 2022/02/28(Mon) 23:58:10 |
【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ「はい!もちろん!」 なんて笑って応えた日。 あれから二日。 合議の雰囲気にもなんとなく慣れてきた頃。 『やっぱり聞きますよね……』 追及のメッセージに困り顔をしました。 ひとまずメッセージでお返事。 『ナツメさんに入れて欲しくないのは、私がナツメさんの味方……だったからです。 私を代わりにしたのは、入れても良いって意味じゃなくて。 何て言えば伝わるかな。公平性?他の方が選ばれる確率は上がらないままじゃないですか。 だから選ばれたい訳じゃないです』 フカワさんってそういう所気になる人ですもんね。 (-452) 2022/03/01(Tue) 1:30:21 |
【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ「?」 やっぱり言わななきゃ分からなくて、ハナサキは首を傾げます。 普通、普通かぁ〜と何度か噛みしめていたところ。 「あわっ…………」 不意に抱き寄せられれば重力のままにあなたへ倒れ込みます。 支える事もできずに全体重をあなたに乗せて、あなた越しのソファの跳ね返りを感じます。 同時に結構いい音も聞こえました。 「急に倒れたら危ないですよ!もう……」 心配そうにあなたの頭をさすります。 後頭部には届かないけど、頭頂部でもたぶん効果は同じはず。 不格好な笑みも呆れ顔を経由して自然なかたちに戻ってきました。 「あっ!好きな事なら土いじりがあります!これからまた──ではなくて!まずは投票の事ですよね。 明日も今日と同じように誰かに投票しなくてはいけませんし、ええと……」 あなたが頑張った分だけきっと華のある声。 心臓はあなたのすぐ隣。けれどあなたと違う個々の鼓動。 あなたが望んだ私の為のいのち。 これが相談なのだとしたら、やっぱり聞いておくべきかと思いました。 「今日も私に入れるのは……ダメですか?」 (-453) 2022/03/01(Tue) 1:47:03 |
【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ/* おやすみなさいです!健康だいじにしましょう! 私も明日は夜までほぼレスできないのでお互い様で。 投票間に合わなくてもそれはそれでいい感じにしましょう! (-454) 2022/03/01(Tue) 1:48:50 |
【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ『そもそも選ばれない保証なんてどこにも無いんです。 ナツメさんには最初に投票に迷ったら私に、と言っていました。 だから大丈夫だと思ったんです、けど』 ハナサキにはどうせ選ばれるのなら、という考えがありました。 選ばれる為に育てられて、選ばれる為に生きてきました。 でも今は少し変わりました。 寡黙な彼女は味方の有無に関わらず決められるようになったらしくて。 話し合いに参加する姿も見られるようになりました。 『死にたくないなら生きて帰って欲しいって言われちゃいました。 私もちょっと吃驚しちゃって……それで相談している所です』 それから書いては消してを繰り返した間を置いて、 『…………あの、フカワさんはどうしてそんな事まで気にするんですか? 理由は聞かれると思ってましたけど、選ばれたらなんて』 (-491) 2022/03/01(Tue) 12:49:32 |
【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ『遠まわしだけど、心配してるって事でしょうか…?』 少しだけ入れたくないというのはそういう事なのかな。 これが気遣いでも遠慮でも無い言葉なら、ずっとこっちの方が良いと思いました。 『どこにですか?』 提案には端的な返信。 ナツメさんに投票しない。 フカワさんに投票しない。 自分に投票しない。 あなたの提案はそれらを全て満たすもの。 やっぱりこうするしかないのかと少しだけ胸が痛みました。 メッセージのやり取りで良かったと思います。 きっと今その葛藤が顔に出ているでしょうから。 それでも、もう頑なに断る理由も無くなっていました。 『私自身の手で選ぶ為に時間が必要だから。 今日はその為に選びます。フカワさんに乗っかるようでちょっぴりズルですけどね』 初めて選ばれない事を望まれたから。 自分でも努力をしようと思い始めたのです。 『それにしても、フカワさんも選ばれないでやりたい事ができたみたいで嬉しいです! 前はなんだか余生を過ごすような感じだったから…… 今はなんでしょう、人間らしいというか──生き生きしてる?そんな感じです!』 (-533) 2022/03/01(Tue) 19:51:40 |
【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ『アクタさんですか……』 カイさんも、どちらも何が何でも死にたくないと言っていた二人。 その理由をハナサキなりに考えてみます。 ……無差別だからだろうか。 ランダムでもなく選んだ誰かに票を入れる人。 そうだとしたら、この提案はやはり客観的に生存を意識したものなのだろうと思いました。 ごめんなさい。 誰にも届かない呟きを零して返答。 『わかりました。今日は私もアクタさんに。 私にフカワさんの票まで預かる価値があるのかは疑問だけど、応援されるなら応えたいです。 もう少しで見つかりそうな気がするから、待っていてください。 心配、させないように自分の足で進む先を選べるように頑張ります!』 『ナツメさんがそんな事を。 やっぱり私よりもよほど強かですよ彼女。 改めてちゃんと話してみたらどっちが気に掛けられてるのかって思い知らされましたもん』 『私達どっちも、ナツメさんの普通に助けられましたね。 こんな所でもそのままで居られる人ってすごいと思います。 死んで欲しくないって思います』 『今日の選択だって同じですよ。 フカワさんがしたい事で私がしたい事です。 きっかけはフカワさんだけど……私も自分で選びます』 それがこの話し合いの義務なんだから。 『その結果何が起きても、もう受け入れるつもりです』 (-540) 2022/03/01(Tue) 20:42:03 |
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