【人】 書生 茅[殺さない、と『山神さま』は言う>>341 けれど、嫁入りした者たちは帰らない 嫁は一緒に暮らすものだと それならば…つまり…… 今までのお嫁様は、皆、『山神さま』と共に在るのだろうか 共に、暮らしているのだろうか?] 愉しませ……? [たのしませる、とは…? 一発芸でもすればよいのだろうか? 正直、全く自信はないのだけれど…… ピンとくるものがない癖に、青年は曖昧に頷いた。 疑問ばかりが浮かぶのに、どれ一つとして答えを得られないまま、 けれど、『山神さま』がすぐにわかると言うのだから、分かるのだろうと、そう思っていたりなどして 青年にもう少しだけ余裕があったら、「もしや生きたまま喰われ、その悲鳴を愉しむなどするのではなかろうか」なんて思いついていたかもしれないが、幸か不幸かそこまで思い至ることはなかった。 く、と顎を引かれ、正面から出会う眼差しに、元々少し大きめの眼をさらにまぁるくさせて見返す。 驚いたが、とりあえずその瞳の奥になにやら楽しそうな色を見つけ、よくわからないが『これで良いらしい』とほっとする間も無く] (384) 2021/06/18(Fri) 23:47:28 |
【秘】 書生 茅 → 天狗 うぇ……ぁ? [適当に羽織ったのみの白打掛は、もともと袷と呼べるほど合わさってもおらず、襟元をひかれれば容易く胸元を晒す。 なまっちろいだけで年相応とはとても呼べない身体だ、そもそも年もよくわからないのだが まともに食べていないのだから当然ともいえる 吐息が喉元に触れ、反射的に身をすくませたが、直後、ちりりとした痛みが首筋に走り、びくりとひとつ肩を跳ねさせた。] ッぃ……ッ、? [何をされたのかは分からない、けれど何やら『所有』を宣言されたような気がする。 青年の頭はまた疑問符で埋まる。] え……今更? [おっと口に出てしまった。 だってそうだろう、洞穴に枷で繋がれた供物である自分、それを捉えたのが『山神さま』なら、多分自分はもうとっくに『山神さま』のものなのだ。 頭は悪いが順応は異常に速い青年であるが故に、その『事実』はあっさり飲み込まれていた。 嗚呼それにしても、『かわいがってやる』の意味が文字通りならどれほど良かったか! 掴まれた手首の痛みを思えば、到底望むべくもなかったけれど。] (-100) 2021/06/18(Fri) 23:48:14 |
【人】 書生 茅[首元に、朱の華を咲かせた青年は、怪訝な顔を見せる。 『山神さま』の行動の意味が、まるで分らなかった。 耳元に落とされた囁きに、反射的にごくりと唾をのむ。] えぇ……と…… [瞬時迷ってそれから青年は。 善処します…と小さく小さく呟いた。**] (385) 2021/06/18(Fri) 23:48:27 |
書生 茅は、メモを貼った。 (a31) 2021/06/18(Fri) 23:49:08 |
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