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【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 朝日元親扉を開けば、放送室には女の姿はなかった。 あるものは、密閉された奥のブースの中に鞄がひとつ。 それは女のものである。 鼻のいいあなたならわかるだろうか。 薄らとではあるが、女の匂いが残っていることに。 それを辿っていけば、鞄の横に小瓶とペットボトルが。 ……あなたなら、見覚えはあるはずだ。 風紀委員に渡されたものと瓜二つなのだから。 (-59) 2021/11/03(Wed) 1:27:28 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 朝日元親/* と、ここで白に移ろうかと思うのですが……いかがでしょうか? 先にやりたいアクションがあるというのなら、お好きに扱ってくれて構いませんわよ! (-60) 2021/11/03(Wed) 1:30:16 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 朝日元親ブースの中に何かの影。 その影は、文字通り揺れて立っていたが、 あなたがひとたび認識すれば、人の形を作り上げた。 ……その形はあなたの望むものではなかったが。 人の形は、鏡沼創であった。 /* ごめんなさい!追加の情報ですわ! (-63) 2021/11/03(Wed) 1:37:08 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 鏡沼 創/* 実は順番的には鏡沼くん(異能体)→朝日くん(秘話)→楢崎くんかなぁと。 本人が来るまで、異能体もいらっしゃるということでいいですよね? はい!お待ちしております! (-64) 2021/11/03(Wed) 1:41:49 |
【墓】 朧げな遮光 守屋陽菜>>11 放送室 しんと静まり返ったその場に、人が集まっていく。 楢崎大地が訪れた頃には、 鏡沼創、朝日元親の両名の姿があった。 そう、その二名しかいない。 ブースの奥、女物らしい鞄。 脇には空の小瓶とペットボトル。 それだけだった。 (+7) 2021/11/03(Wed) 1:49:58 |
【秘】 何処にでも居る 鏡沼 創 → 朧げな遮光 守屋陽菜/* お疲れ様です。 勿論です、本人が来るまで滞在してます。 引き続きよろしくお願いします。 (-67) 2021/11/03(Wed) 1:55:00 |
【独】 朧げな遮光 守屋陽菜/* 今気づいたが、集めたもののほとんど何もできないな? ははは、みんなが心配してくれてる〜! 仲良くしてくれるといいなぁ。 (-68) 2021/11/03(Wed) 2:10:11 |
【墓】 朧げな遮光 守屋陽菜>>放送室 その言葉の通りに、ペットボトルは揺れることもなければ、 持ち上がることもない。 中の水面が凪いでいるだけだ。 (+9) 2021/11/03(Wed) 2:12:41 |
【秘】 風紀委員 普川 尚久 → 朧げな遮光 守屋陽菜「お前の異能が強化されりゃ禄なことならんだろうに。 だから誰かといる時に飲めつったろ」 恐らくそこまで言ってない気がする。 が、朝日の会話を尾行できてたなら、姿が消えるか、一時的な空間にいるか、その辺りしか普川には浮かばない。 意味はないかなと思いつつも、端末に連絡を返した。 『さっさと帰ってこいよ。放送が無音だと薄気味悪いんだよ』 ほんの僅かに返事を期待したけど。 きっと帰ってはこないのだろう。暫くは。 気を抜いてメッセだからと素の口調で書いたことに気づいたのは、その後結構たったあとの話。 (-69) 2021/11/03(Wed) 2:33:09 |
【秘】 朝日元親 → 朧げな遮光 守屋陽菜/* この後少し頑張って異能を使います。 それで見つけることが出来るか、そちらの判断にお任せしますけれど……確率はありますでしょうか? 文面の方に少し変化があるものですから。 (-73) 2021/11/03(Wed) 2:52:43 |
【秘】 朝日元親 → 朧げな遮光 守屋陽菜/* もうひとつ質問ですわ。 小瓶の中にある薬でしたけど、液体だったかと存じます。 ペットボトルの水に混ぜて飲んだのでしょうか? ペットボトルにまだ水面があるということは、その中に薬液が少しでも残っている可能性はあるでしょうか。 揚げ足取りのような質問ですので、なければないで構いませんわ。 (-74) 2021/11/03(Wed) 2:57:35 |
【独】 朧げな遮光 守屋陽菜薬が回り始めてきたのがわかる。 頭の中はノイズだらけ。チカチカする視界に、感覚は狂う。 胸の苦しみが、押しあがってきては息を詰まらせる。 「────…… くぁっは ……」ついには吐き出した。 白の世界に、滲んだ土色が塗られる。 吐瀉物が、唯一の色彩になった。 「────………… ぁ、あぁ ……」束の間の安心。 やがてそれは、絶望へと変わる。 自らを離れたそれは白に塗れて、世界から消えてしまう。 …………また、独りになった。 (-76) 2021/11/03(Wed) 3:06:04 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 朝日元親/* まずはペットボトルの方から。 よく気がつきましたわね!その通りでございます……! 可能性なら、十分にあると思われますわ。 そして、その結果ですけれども。 確率はもちろんございます。 今は残り香程度ですが、無から急に現れるように匂いは漂うこともありそうです。 これだけ場所が限定されているので、その変化には気づけるかと。 と、その前に描写だけ白に落とすのでお待ちいただけるでしょうか……? (-77) 2021/11/03(Wed) 3:06:52 |
【秘】 朝日元親 → 朧げな遮光 守屋陽菜/* よかったですわ! では、少し朝日くんにはまた体を張っていただきましょう。 描写、お待ち致しますわ。 時間も時間ですから、無理なさらずにごゆるりとどうぞ。 (-78) 2021/11/03(Wed) 3:09:53 |
【独】 朧げな遮光 守屋陽菜「──── ぁ、あぁあっ、ぁあああ…………!!! 」声を絞って、絞って、絞って……踞る。 額がごんと音を立てて、白い床に擦りつけられる。 内側からの鈍く重い痛みとは別に、 額から鋭く熱いものが流れる。 ……それは、白を紅く彩り、広がっていく。 やがて白に染まるそれを横目に、涙が、嗚咽が、溢れる。 わかっていた! わかっていたとも! あの薬が。ただの出力の向上ならば、こうなるということも。 反省はない。後悔もない。 過負荷にしかならない異能でも、誰かの手助けになるならと。 ちっぽけな勇気を振り絞った結果だ! ……だけど、ここでなら。誰も見ることがないから。 少しくらい情けなく、泣いたって、弱音を吐いたって。 ────いいだろう? 「──── っふ、……ひ、ぐっ…………うぅ…… 」不確かな女は。ただの強がりの女は。 独り、静かに悲哀を受け入れて、咽ぶ。 (-79) 2021/11/03(Wed) 3:18:16 |
【墓】 朧げな遮光 守屋陽菜────ぴちゃり。 水音がする。 机の上のペットボトルからではない。壁際の床。 見ればそこには滲んだ土色。 酸い臭いのする、水溜り。 なんだと見れば。 ────ごん。 鈍い音。 そこから紅が染まっていく。広がっていく。 (+12) 2021/11/03(Wed) 3:23:02 |
守屋陽菜は、まだ見えない。 (c2) 2021/11/03(Wed) 3:29:12 |
【秘】 朝日元親 → 朧げな遮光 守屋陽菜僕が昨日ほどの眩暈に襲われたかどうか。 薬液がどれほど残っていたかによるだろう。 たくさん残っていたとしても、昨日のようになってやるつもりはなかったけど。 怒ってんだよ。 分かってる?先輩。 少しは僕のことも信用して、大人しく待っていてくれたっていいじゃないか。 /* 差し支えなければ、表でペットボトルの中身について描写頂けると助かりますわ! (-80) 2021/11/03(Wed) 3:49:30 |
【墓】 朧げな遮光 守屋陽菜ペットボトルの中身はただの水のように見えた。 透明な液体。ラベル。緑のキャップ。 市販の水のようにしか見えない。 だが、口にしたあなたならわかるだろう。 この味には、感覚には覚えがあると。 傍らに置かれたままになっている小瓶も、 同じ人物から受け取ったものであるのだから。 (+15) 2021/11/03(Wed) 4:04:03 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 朝日元親あなたがペットボトルを、薬をまた飲んだ姿もわからない。 あなたからこちらが見えないように、 こちらも見えていないのだから。 だから、今のあなたの態度も、表情も、 全ては謎のまま。 ……誰かが見つけてくれるといいな、なんて。 そんなことを考えるのは我儘だろうか。 独りの世界で、真っ白の世界で、 不確かな女は。強がりな女は。咽びながら想う。 /* これで、大丈夫でしょうか……? 明確に薬だと表現した方がよかったかしら……? (-81) 2021/11/03(Wed) 4:11:55 |
【秘】 鏡沼 創 → 朧げな遮光 守屋陽菜あなたの中の“鏡沼創”という認識を抉じ開ける。 先程の比較ではない程、強い力で。 他の全ての処理を切って、異能抑制アクセまで外して これで届かなければ、もう打つ手は無い。 「……流石に此処までやれば、僕が誰かはわかりますよね?」 もし返事が無かったら? そんな恐怖は、押し隠す。 (-83) 2021/11/03(Wed) 4:25:52 |
【秘】 朝日元親 → 朧げな遮光 守屋陽菜こんな異能にも、助けられることはあるんだよ。 今ものすごく胸糞悪いし、頭だって痛いけど。 でも見つけるよ。 見つけてみせる。 僕は先輩みたいに見守ることは出来ないけど。 それなら精々このクソな異能で、出来ることをやるだけだ。 /* ありがとうございます……!お手数お掛けしました! 大変助かりましたわ……! (-84) 2021/11/03(Wed) 4:28:56 |
守屋陽菜は、白い世界で、手を伸ばす。そこに誰かがいるかもしれない。誰かが握ってくれるかもしれないと。 (c4) 2021/11/03(Wed) 4:34:23 |
【秘】 朝日元親 → 朧げな遮光 守屋陽菜/* ここに来て頭がぽわぽわですわ。 手を掴んでしまってよろしくて? 鏡沼くんが掴んでもこちらは構いませんわよ! (-85) 2021/11/03(Wed) 4:42:47 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 鏡沼 創真っ白な世界。 もはや、現実とのちらつきもなくなってきて。 ただただ白い世界に独り。 ────割り込むノイズ。 世界に墨が入ったように、黒く塗りつぶされていく。 ……それは人型を形作り、白い世界に黒く顕現する。 背格好も、表情も、何もわからないが。 誰かが、そこに居る。 ────あなたは、独りの世界に入り込んできた。 今なら、何かを伝えられるかもしれない。──── (-87) 2021/11/03(Wed) 4:52:04 |
【秘】 鏡沼 創 → 朧げな遮光 守屋陽菜鏡沼創は、手を伸ばす。 ────否。 『“鏡沼創”があなたの手を掴んだ』と認識させる。 誰にも認識されない世界。 あなたを誰も認識出来ない世界が在るのだというのなら。 自分の方を認識させてやるしかない。 (-88) 2021/11/03(Wed) 4:52:05 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 朝日元親色に溢れる世界。 彼女は影も形もなくて、まるで居なかったようで。 ぽっかりと無の痕跡だけが残る。 ────鋭敏になる感覚。 世界から空間が抉られたように。 何もないはずの方向から、漂う匂い。 先ほどの痕跡も考えれば、見つけることはたやすく。 彼女は、そこに在る。 ────あなたは、現実の世界から見つけられた。 今なら、彼女に触れられるかもしれない。──── (-89) 2021/11/03(Wed) 4:52:11 |
【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 朝日元親/* 時間が時間ですから、無理はなさらないでくださいね……! なんというか、みんな駆けつけてくれて嬉しい限りですわ……。 どうぞ、どうぞ……片手ずつでも、両手でも何でも持っていって下され……! (-90) 2021/11/03(Wed) 4:54:01 |
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