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メイサイは、一瞬起きたけどまた二度寝した。 (t18) 2022/02/22(Tue) 2:02:28 |
【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ 透けた水とあなたの体を、驚いたように見て。 隣でしゃがんで、同じように波へ翳す。少女の手はひたりと海水に沈んで、ぬかるんだ砂へ触れた。 それから一度、二度。唇が薄く開閉して。 「……うん。死ぬのは、こわい、かな」 手を水に浸して、そこばかりを見つめたまま呟くように答えを口にした。 死にたくない、と。 当たり前のことを言うのすら、もう、少女には憚られる。 「でも。たぶん、私、提供者になるんだと思う」 口にしたばかりの簡単な二文字を、わざわざ置き換えて。 ちょっとだけ迂遠な言い回しで、ぼんやりと終わりを悟ったふうにして。 一際大きく寄せた波で、セーラー服の袖口が湿って重くなった。 (-297) 2022/02/22(Tue) 2:03:25 |
【秘】 奇形 メイサイ → 普通 ナツメ 悟ったように言う横顔を眺める。 まるで未来が決まりきったような物言いをするんだね。 「どうしてですか」 怖いのに? 「もっと、絶対生き残ってやるとか思わないですか。 まだ若いのに。これからやりたい事も、将来の夢も沢山あるんじゃないですか」 どうせ水に濡れないなら、と水の中に腰を下ろして言う。 寄せては返す波が足に纏わりついているが、そう見えるだけだ。実際は冷たくも何ともないし変な感じ。 (-305) 2022/02/22(Tue) 2:37:52 |
【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ うーん、と声をあげながら、水面から手を浮かす。 皮膚を伝って指先から落ちる雫。 ちろりと赤い舌先が触れて、しょっぱい、と呟いた。 「どう、言ったらいいのかな。 ……いやな感じになっちゃうけど、ゆるしてね」 (-314) 2022/02/22(Tue) 3:49:23 |
【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ 私、かわいそうな子じゃないから。 躊躇いののち、穏やかなアルトがあなたの鼓膜を揺らす。 「みんなに話すほどのことがね、ないの。 小さい頃に出ていったらしいから、お母さんはいないけど、ほとんど覚えてないし。 事故とか、事件とかにもべつに、遭ったこと、ないし。 将来の夢とかもね、そんなに、何がなんでも叶えるぞ!ってことも、ないし」 話しながら脱いだローファーと靴下を砂浜に残して、ちゃぷんと海水に素足を晒してしゃがみこむ。 腿の裏に添えた手がスカートのプリーツを伸ばして、折りたたんだ膝に乗せられる。 「選びやすいから、2番を選んだだけ。 3は怖いし、1もなんか、丸つけにくくて」 少女は隣のあなたを見上げて、困ったように笑う。 「そんなだからたぶん、明日も何も言えないし。 投票していいですかって聞かれたら、断れないと思う」 どうしてかな。怖いのにね。 (-315) 2022/02/22(Tue) 3:50:22 |
【秘】 奇形 メイサイ → 普通 ナツメ「はあ。なるほど。アピールポイントがないと」 彼女の身の上話を聞いた上で、相槌を打つ。 今まで特に何か悲惨な出来事があるでもなく、どうしても叶えたい事がある訳でもなく、ただ普通に生きてきたという事か。 こういう時不利だね。 でもなあ。 「僕がもしレシピエントだとしたら、あなたの臓器貰うのもちょっと嫌っすね……。何かこう。びみょーに」 普通って結構幸せじゃない? 「死ぬのが怖いだって、十分な理由だと思いますけど」 「今の自分がかわいそうじゃないって。 結構生きたい理由としてアリだと思うんですけど」 「……濡れちゃいますよお」 靴を脱いでまでこちらと同じ場所へ来る様子を眺める。 良いのかな。まあどうせVRだしね。 (-316) 2022/02/22(Tue) 4:30:18 |
メイサイは、カミクズ&フカワとツルギ&アクタが夜の峠を攻める夢を見て目を覚ました。清々しい朝です。 (t19) 2022/02/22(Tue) 8:37:17 |
【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ「乾くから、いいよ」 隣へ行くのに躊躇うそぶりはなかった。 ……溺れる深さだったら、流石に無理だけど。 海水に浸って、皺を伸ばしたスカートが色を濃くする。 明け透けな言葉にきょとりとして、そうだね、アピールポイント。くり返して、頷いた。 その続きには、ありかな、と言うだけで、首はどの方向にも振られなかった。 「メイサイくんは、どんな人? 話したくなかったら……でも、ちょっとは、知りたいかも」 メイサイくんのこと。せっかくだし。 少女が小さく首を傾げると、肩口で揃えられた黒髪がちょっと揺れた。 「好きな色とか。そういうので、いいから」 (-326) 2022/02/22(Tue) 11:08:33 |
【秘】 奇形 メイサイ → 普通 ナツメ「アリですよ。もっと粘ってくださいよ。 死にたくない人が提供者に決まるの、見てるこっちも心痛みますし」 自分が心痛いなんて言うと洒落にならないな、と思って少し笑った。 変なタイミングで笑う奴だと思われたかな。 「ええ。どんな人ですか」 少し困惑したような顔をしたかもしれない。 いや、こっちが先に訊いたんだから僕も話すのが筋だけどさ。 「ただの病弱野郎ですよお。 心臓が……ちょっと変な形してて。生まれつき」 「それで昔から入退院しっぱなしで……だからあんまり話せるような事がね……。 あ、でも地味にしぶといんでなんやかんやここまで生き延びてるんですけど。あはは!」 何でも他人事っぽく冗談めかして話してしまうのは昔からの癖だった。自分の話をする時なんかは特に。 それで時々ふざけるなって怒られたりするんだけど、つい。 (-330) 2022/02/22(Tue) 12:18:15 |
メイサイは、自分は平気だというアピールがやめられない。 (t20) 2022/02/22(Tue) 12:18:40 |
メイサイは、他人の同情を誘った方がよっぽど生きやすいという事はよく分かっている。 (t21) 2022/02/22(Tue) 12:18:54 |
メイサイは、それでも「かわいそう」だなんて思われるのは癪だ。 (t22) 2022/02/22(Tue) 12:19:09 |
【秘】 奇形 メイサイ → 普通 ナツメ「で、そろそろ僕にも心臓移植の話が来始めて。 だから今回見学に来たんですよね。 いや、さすがにこの中から直接心臓貰える訳ではないとは思うんですけどー……」 「皆にありがたく生かして貰うんだから、ロッタリー制度の提供者がどんな風に決まるのか、ちゃんと知っておかないとって思って。」 「ちなみに好きな色は青です」 この海の色とかね。 (-331) 2022/02/22(Tue) 12:20:18 |
【見】 奇形 メイサイ「…………」 分かっちゃいたけど見学者は食べ物にも触れられないわけだよ。そりゃね。凍ったサンマで刺殺! みたいなのがあったら大変だもんね。 いや、VR空間だから食べる必要もないんだけど。でもみんながお茶とか飲んでたりするとこう、あるよね。何か。 そんなちょっとだけやるせない思いに包まれながら、僕は広場の辺りを散歩しています。 (@14) 2022/02/22(Tue) 21:17:01 |
【秘】 奇形 メイサイ → モノノ怪 ユメスケ「あ! ずっと気になってたんですけど」 ぼんやりうろついていたら、ユメスケさんを見かけたので呼び止めるよ。 クソ実況ごっこはさすがにもう仕掛けないけど。変な人だと思われたら悲しいからな。 「本人?」 「ほらテレビでよく見かけるあの。最近話題になってる」 (-395) 2022/02/22(Tue) 21:54:04 |
【見】 奇形 メイサイ「何かめっちゃ穴あるじゃん」 「こわ」 広場を歩いていたら、一角に穴が幾つも開いていた。ボコボコだ。 一体誰がこんな事を? 何のために? 恥ずかしい時に入る用? ここがお前の墓穴だって意味か? 何も分からない。 謎は深まるばかりだった。 (@16) 2022/02/22(Tue) 22:15:04 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 奇形 メイサイ「ん?」 かなしいことに第一印象が変な人だったという事実は覆らない。かなしいね。 「んー、俺は愉召怪のコタくんなんだ」 他の人にはそう言って終わるところなのだけど。彼はあのやりとりで、君のことを好きと言える程度には好きになっていたものですから。 「遊召家さんちの小太郎くんは 自分のことを俺だなんて言わないし、 実況?ごっこであんな色眼鏡かけた発言なんてしないだろ?」 「愉召怪のコタくんはここ限定ですよ〜って感じ」 YesかNoかの一言で終わらせられないのは、そういう性格だからです。 (-407) 2022/02/22(Tue) 22:51:08 |
【秘】 奇形 メイサイ → モノノ怪 ユメスケ「……」 短い返事。僕はその一瞬の挙動で、既に変な人だと思われている可能性に気付いてかなしくなってしまった。 まあそれはともかく。 「愉召怪のコタくんですね」 そうですね。 どっちつかずな回答がお出しされた。 確かに雰囲気は全然違う。ただのそっくりさんって言われても信じるくらいには。 仮に本人だとしても、プライバシーの保護的な観点でそうですとは言えないかもしれない。もしくは普通にはぐらかすのが好きなだけなのかもしれないけど。 なので。 「ここ限定ですかあ。何だかお得な感じですね」 当たり障りのない反応をしておいた。 (-415) 2022/02/22(Tue) 23:52:34 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 奇形 メイサイ「だろ? 俺もお得だと思うわ、ふふ」 くつくつ、何がおかしいのか、あはは、屈託なくわらって。 「は〜〜、ふふ。…それはそれとして全然違う話をするんだが」 すんっ、温度感の変化が急。 「鳴西お兄さんは、どうして今回ここの見学に来たの? 高校だと、あんまり学校行事で来るのはなさそ〜、う〜…?」 言いながら君の年齢と学年を思い出して、「あれ?」と疑問符を浮かべたりなんてして。 (-420) 2022/02/23(Wed) 1:00:23 |
【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ 海水に浸かって、何かが琴線に触れた横顔を見ていた。 変なタイミングで笑うひと。と、思ったのかもしれないけれど、定かではない。少女はそれに触れなかったから。 「……えらいね。 知らなくても、移植は受けられるんでしょ?」 うん、と頷いて、笑い声には少し困ったような、曖昧な笑顔を返してからそう言った。 「青かぁ。私もけっこう、好き」 (-425) 2022/02/23(Wed) 2:13:02 |
【秘】 奇形 メイサイ → モノノ怪 ユメスケ「見学? 学校行事ではないかも。単独。後学のため……とでも言えばいいですかね。 病弱だから制度の対象外なんですよね。だから空気だけ吸いに来たみたいな」 怪訝な顔をされた。あれか。学年の事か。 「お気付きかとは思いますが、めちゃくちゃ留年した」 そうだよ留年生だよ。 「そっちは?」 (-444) 2022/02/23(Wed) 7:36:57 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 奇形 メイサイ「そっか」 「おんなじ学校に行ったら先輩になるんだ」 本来ならならないくらいの歳の差なのにね。 「中学は通ったのが数えるくらいでも 卒業できてしまうからなぁ…」 なんなら数える数がなくっても。 (-445) 2022/02/23(Wed) 9:12:57 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 奇形 メイサイ「俺はね、先生に言われたから。 ……なんの先生だと思う?、ああいや。 あんまり意味ないかこれ」 話の流れ的に学校の先生が思い浮かびそうなものだが、彼を見て遊召家 小太郎の名が思い当たる君なら医師の方が先に来るだろう。 精神科医の加藤 晃久。優しさと厳しさを兼ね備えた人格者の彼は小太郎の恩師で、小太郎ほどではないが最近メディアで見ることが増えた人物だ。 「俺も後学のためにで来たかったな」 (-446) 2022/02/23(Wed) 9:14:56 |
【秘】 奇形 メイサイ → モノノ怪 ユメスケ「そう、どうしても出席日数がね……。 おっ。うちの高校来ますか? アットホームな男子校です」 果たして彼が入学する頃、僕はまだいるのか? もしかしたらいるかも。 「先生。先生……ってあの、セットでよく見かける?」 加藤晃久。やはり有名人である。 テレビはよく見るので、小太郎くんの先生と言えばあの人だな、と思う。 「……? 後学?」 彼の表情が少し翳ったような気がして、首を傾げた。 (-453) 2022/02/23(Wed) 11:05:31 |
【秘】 奇形 メイサイ → 普通 ナツメ「……えっ? えらいですか」 少し意表突かれた顔で、海水に浸かる先輩を見る。 ともすれば、何冷やかしに来てるのって怒られるんじゃないかとも思った。 「そうっすねえ、見学は義務じゃなくて権利なんで」 「良いですよね、青。 もっと向こうまで行ってみます?」 凡そ98uの青い海。 向こうの方の深さはどれくらいなのか分からないけど。 「……あ、先輩って泳げます?」 (-457) 2022/02/23(Wed) 12:12:09 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 奇形 メイサイ「鳴西お兄さんって、高校自分で選んだ?」 「俺は首都大附属高校受からないといけないんだ〜。 全然学力足りないから、猛勉強しないと」 、、 「俺の為ってあの先生様は人がいる所で言うんだよ。 鳴西お兄さんの高校がどんな所でも、 俺を気遣ってって言って、受けない方がいい理由を並べるね」 確信めいた物言い。積み上げられた印象の表われだ。 彼に自由はない。 (-467) 2022/02/23(Wed) 12:42:32 |
【見】 奇形 メイサイ「……」 これって見学者の当たり判定どうなるんだろう(※広場の穴の話です)。 そっと穴に足を突っ込んでみる。 今は迷彩じゃないリョウなので、広場には今まさに謎の穴に入ろうとしている人の姿が見えるだろう。 (@18) 2022/02/23(Wed) 12:45:48 |
メイサイは、穴に入れず宙に浮いている。 (t27) 2022/02/23(Wed) 12:48:15 |
【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ「うん」 意表を突かれた顔をしている、あなたを見て。 えらいよ、その意味で少女は頷く。 「うーん……」 それから、凡そ98uの青い海。 浅瀬に浸って、向こうの方を見つめる。深いのかな。 ただ同じ色が広がって、少女には判別のしようがなかった。 「…………」 泳げないから、ここまでにしとく。 そう言って立ち上がると、波に逆らって水揺れが起こる。 制服の裾から滴り落ちる雫が、小さな波紋をつくって、流されていく。 引いていく波の向こうから潮のにおいのする風が吹いて、 くしゅっ。 「……。……冷えた、かも」 (-471) 2022/02/23(Wed) 13:35:52 |
【秘】 奇形 メイサイ → モノノ怪 ユメスケ「へえ。首都大付属の……かなり良いとこじゃ? 地方出身なんですけど、その学校名は分かりますよ」 「自分で選んだかって言われると微妙ですね。家に近くてそこそこの偏差値のとこって具合だし」 「まあでも」 「あなたみたいに、半強制されてるみたいな感じじゃあないです」 おっと。 今を時めく有名人の闇が見えたような気がするね。 「はは。大変ですね」 (-472) 2022/02/23(Wed) 13:39:24 |
【秘】 奇形 メイサイ → 普通 ナツメ「そうですね〜」 彼女が溺れそうになったとしても、僕は助けを呼ぶ事しかできないからね。 僕も立ち上がり、ついて行った。 びしょ濡れのナツメ先輩は足で水を掻き分けて歩いて行くけれど、僕の周りの水はちっとも動かない。何だか幽霊になったみたいだ。 ただ、潮の匂いだけが鼻腔を擽っていた。 「大丈夫ですか? あったかいところ行きましょ」 (-474) 2022/02/23(Wed) 14:00:15 |
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