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【秘】 内緒の恋 アイシャ → 灯屋 レイその光景を見るまでは、この街にいられたら良いなと思うのです。きっとすごく幻想的なはずですから。 「彼女の嫉妬も、正しく想いの形だったはずなのです。 行き過ぎなければ、報われなくとも……」 少しだけ寂しくて、それでも彼女の抱いた想いが甘い香りとなったのでしょう。 「さて、あまり長居するのも良くないのです。 また明日、酒場にお花を持っていくのです。暫くは造花の提供になるとは思うのですけれど」 椅子から降りて、一度頭を下げてから扉の方へ向かうでしょう。 しかし部屋を出る直前、貴方を振り返り。 「……レイ様、 アイシャは、クリティになると思いますか?それとも、アポロンに想いを注がれる王女になれるでしょうか 」 (-295) 2021/12/18(Sat) 18:02:50 |
【秘】 灯屋 レイ → 羽無し妖精 アイシャ「きっと一度でも振り向いてもらいたかったのでしょう。 ……そのままでは、いられなかったのでしょうね」 貴女の言葉にこくりと頷いて、扉を開けようと席を立つ。 そして、再び視線を向けた貴女を見下ろした。 「――― 貴女は、貴女です 」はっきりと、言い切る。 「クリティでも太陽に見つめられた乙女でもない。 アイシャ。 ヘリオトロープにまつわる話に出てくる女性はどちらも悲劇的です。 貴女はどちらにもならなくていい」 自分がこの小さい手を取るなら。 簡単にめでたしめでたしを得られただろうか。 「……私は貴女の幸福を祈ります。 そして、良き隣人でいられる事を祈ります」 (-314) 2021/12/18(Sat) 20:04:52 |
【秘】 羽無し妖精 アイシャ → 百識眼 の シュゼット痛み止めがまだ少し効果を残していたのか、注射の痛みはほとんど感じません。 傷口の痛みに紛れてしまっているのかもしれないですけれど。 「それはちょっと、分かるような気がするのです。 どうしても、下に見てくるような人は……いるもの、なのですよ」 女だから、子供だから、異種族だから。 何かと理由をつけて、邪魔をする人は出るもので。 「……私が、シュゼット様のお力に? この街に来たばかりの時は、必死で……そんな風に思われていたなんて、知らなかったのです。 少ししたころには、シュゼット様は…もう、しっかりしておられましたから」 麻酔でぼんやりするけれど、掛けられる言葉に 少しだけ緩んだ空気を纏います。 (-315) 2021/12/18(Sat) 20:07:00 |
【秘】 私の太陽 アイシャ → 灯屋 レイ「はい、きっと」 そうして、少女は貴方の答えを静かに聞いていました。 その顔はかすかな笑みを浮かべて。 「……私はきっと、どちらにもそぐわない。 幸せな人生を歩んできたわけでも、信じてきたわけでもなくて。 太陽に惹かれた ただの女なのです。 ですから―――太陽がどこかに行ってしまうまでは、想うことを許してほしいのです」 手を取ってもらえることは、初めから期待してなどいないのです。 アイシャは、拒絶されないのなら。 それはちょっとだけ苦しいことかもしれないけれど。 ほんの少し眉を下げるだけで済むのです。 少女はぺこりともう一度頭を下げて、今度こそお部屋を後にすることでしょう。 (-318) 2021/12/18(Sat) 20:20:23 |
アイシャは、それでも、貴方は私のひかりです。そう信じています。 (c74) 2021/12/18(Sat) 20:21:25 |
【秘】 灯屋 レイ → 羽無し妖精 アイシャ「……貴女が信じなくても、私が信じます。 そしてそれは、わざわざ許す事でもありません」 突き放したのはこちらだ。 いつものように。いつものように。 灯りの消えたカンテラを背に、 これは貴女を見下ろしている。 「……」 唇を開きかけて、何も言えないまま閉じて。 貴女の背を見送ったでしょう。 (-326) 2021/12/18(Sat) 20:46:58 |
アイシャは、きっと大道芸をいつもの席から見ていました。 (c75) 2021/12/18(Sat) 20:52:53 |
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