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ニアは、[データの読み込みが完了しました。] (c85) 2021/04/27(Tue) 23:35:06 |
ニアは、これ以降、罪から目を逸らすことを許されません。 (c86) 2021/04/27(Tue) 23:35:33 |
【秘】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア → 贄の羊 アンタレス「そう。――よかったわね。 あんたにとって、良い人生だったのなら」 今、ここにいる少女はまだ思い出していない。 この世界のこと。―― ここではない世界 のこと。だから他人事のように、けれど心からあなたの人生を祝う。 (→) (-234) 2021/04/28(Wed) 1:21:27 |
【秘】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア → 贄の羊 アンタレス「知らないわ。 ――でも、悪い人生じゃなかったはずよ」 そうして、問いにはつまらなさそうな顔と、 やわらかさが隠しきれていない声で呟く。 こうなってもたったひとり、覚えているひとを想って。 「会いたいひとがいるの。 ……どこにいるんだか、知らないけれど」 そんなひとが出来たくらいには、 悪くない人生だった。きっと、そのはずだから。 (-235) 2021/04/28(Wed) 1:23:04 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → 村人 ニア青年は少女の抵抗に微笑んだ。 少女の腕を掴んで、強く引いた。 体勢を崩した少女の肩を押して組み敷く。 「そんな細やかな抵抗で、僕をどうにかできると? バカにしてるんですか──ああ、違ったか。 それがアンタなりの懇願ですか?」 声が、嘲るようなものに変わる。 その白い喉を撫でて、爪で辿った。 「本当にアンタは、僕を煽るのが巧い。 今ここで僕がその気になれば、死ぬんですよ。 武器もないアンタの抵抗なんて何の意味もない。 アンタがどんなに餓えた獣でも、 体は非力なただの少女なんですから」 (-243) 2021/04/28(Wed) 1:42:58 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+97 シトゥラ 「……うるさい」 一度きつく睨みつけてから、 視線を逸らす。 裏腹に、指をきゅ、と摘まむ。 「お上手だったようで何よりね」 そっけない調子でそう言って、 すり、と指のはらを擦り合わせて。 つけ加える声は小さなもの。 「…………後で逝くっていうのも、ちゃんと守ってくれたみたいだし」 (+100) 2021/04/28(Wed) 2:12:44 |
【秘】 贄の羊 アンタレス → 村人 ニア「それはよかった……本当に」 記憶をなくしても悪い人生じゃなかったと口にする彼女に、 目を伏せたまま、僅かに口元が緩んだ。 「なら、こんな所でモブと話している場合じゃないだろ? 早くいっておいで……時間は有限なのだから」 (-251) 2021/04/28(Wed) 2:53:58 |
【秘】 村人 ニア → ■■■■ シトゥラ 華奢な体は容易く組み敷かれる。 逃れようと仰反る喉。 細く白い急所が晒される。だというのに、 「懇願なんてするわけないって、分からない? 随分とお粗末な感受性なのね。傲慢で、身勝手」 鋭い視線で、減らない口で。 食らうのはこちら側だと主張する。 そうして、枕の下に忍ばせた爪を突き立てる隙を伺っている。 「……ああ、だからかしら。 “非力な少女”を組み敷いて、酷いことばかりを言うのは」 ほころぶような笑みをかたちづくる唇から漏らすのは、 わざとらしく、甘やかな囁き。 「――――乱暴者」 (-267) 2021/04/28(Wed) 12:58:34 |
【秘】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア → 贄の羊 アンタレス「そう、……そうね。もう、行かなくちゃ」 壁から背を浮かせる。 口ではそう言いながらも近づいて、顔を覗き込む。 「――ねえ、ほんとに……会ったことはない? あんたは会いたいひととは違うけれど……」 続く言葉が見つからず、口を閉ざす。 薄紫の瞳で、赤色を見つめる。 今はまだ、 データの 奥深くに眠っている言葉。――また明日、会えると思ってた人ではあるのよ。 (-273) 2021/04/28(Wed) 14:16:05 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+101 シトゥラ 目を瞑って、小さく首を振る。 くすぐったげに。 「あんたが置いていかせたんでしょ」 責任を押しつけないで、と続ける声の温度は低い。 どうやら、しっかり根に持っている。 離れぬよう、指を深く絡ませる。 「…………あんたこそ、こんなところまで連れてきて。 手を引いた責任、取るつもりはあるんでしょうね」 現在の 少女にとって、ここは死後の世界とさほど変わりない。この時間のここにいる 少女は、目の前の青年以外のことは目に映らない。! データが破損しています。 修復しますか? (+123) 2021/04/28(Wed) 14:35:19 |
【秘】 贄の羊 アンタレス → 村人 ニア「…………」 貴方の方へと視線を向けてじっと見つめる。 投げかけられた問いかけに逡巡して、やがて口を開く。 「……──あぁ、俺は知らないな。 きっと人違いか何かだろう」 本当の事を告げた所で、何も変わらない。 思い出したとて、自分という存在は彼女にとってのノイズにしかならないのだ。 ならばこのまま都合よく何もかも忘れて会いたい人とやらに会えた方が幸せだろう。 「さようならネズミちゃん もう二度とこんな場所に迷い込んではいけないよ」 お幸せに。とわざとらしいひょうきんな仕草でひらりと手を振ってみせた。 (-279) 2021/04/28(Wed) 16:12:48 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → 村人 ニア「それを、受け入れたのはアンタです。 拒まずにそれを善しとした。 僕の手を振り払えずに、こんなところまで来てしまった。 打算という言葉に惑わされて、優しさを受け入れてしまった。 かわいい ──滑稽ですね、ニア」 微かに声を立てて、笑った。 白い喉に、手を掛ける。 ……………。 もし、あの時拒絶していてくれたなら。 こんなことは、しなくて済んだ? 窓の外、陰る空が雨を落とす音がする。 窓を叩く微かな音が部屋に響いた。 「でも、その乱暴な僕が好きなんでしょう。 連れて行って、欲しいと願ったんでしょ」 僕はアンタに生きて欲しかった。 ただ、傍に居る他愛ない時間が訪れたなら。僕とアンタが、同じ側だったなら。 少女の瞳は、強い意志を持っている。 ──けして、手折られるだけの花ではない、と。 少女の唇を塞ぐ。 これで、終わりだ。 これ以上、何かを言わせない。抵抗なんてさせない。 「……ニア、口を開けてください」 青年は一度唇を離して囁いた。 (-293) 2021/04/28(Wed) 19:48:39 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+106 サダル 「お人好し過ぎるのよ、あんた。 だから気疲れしてそんなことになるんだわ」 『気を遣う』の対義にある少女は不遜にそう言う。 どこか苛立つ理由は、少女自身にも分からない。 その理由は、彼が優しさで苦しんでいるように思えるから。 ――苦しむくらいなら、みんなに優しくなんてしなければいいのに。 その思考は少女の奥深くにあって、言葉として浮かび上がってはこない。 「 ど、 こがって…… 」跳ね上がる声に内心の動揺がありありと表れる。 好きじゃないわ、という逃げ道を自分で絶ってしまった。 「……あのひとに会っても、内緒よ?」 そう言いながら辺りを一瞬見回し、人影のないことを確認し。 耳元に口を寄せ、それを手で隠しながらこそりと囁く。 「あのね――」 ――少女には、隠し事への負い目がほんの少しだけある。 特に、目の前の彼には。それに―― (→) (+134) 2021/04/28(Wed) 21:22:40 |
【秘】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア → 見物人 サダル>>+106 >>+134 ――甘いお菓子と、恋の話。女の子の大好物。 例に漏れず、この少女もそれらが嫌いではなかった。 けれど、やっぱりどうしたって意地っ張りで、 素直になることが苦手なので。一言だけ、小さな小さな声で。 「――わたしを求めてくれるところが、いちばん好き」 (→) (-296) 2021/04/28(Wed) 21:30:19 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+106 >>+134 サダル 「――うるさいし、胡散臭いし、酷いことを言うしするし 八方美人で自分勝手だし意地悪だし うるさいけど 」寄せていた口と手を離しながら、 誤魔化すように口早に並べ立てる。 わずかに赤い頬だけが、名残をのこしている。 (+135) 2021/04/28(Wed) 21:33:27 |
【秘】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア → 贄の羊 アンタレス「だから、ネズミじゃないわ」 言いながら、ぱち、と瞬く。 ――また、既視感。 「……気が向いたら、構いに来てあげる。 あんた、こんなところでひとりじゃつまらないでしょ」 口ばかりが達者な、構ってほしがりの少女は、 そう言い残して路地の出口へ向かう。 ――そうして、ふっ、と。 空気に溶けるように、その姿を消すことだろう。 (-305) 2021/04/28(Wed) 22:02:42 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+130 シトゥラ 青年の手を大人しく受け入れる。 「そうね。言葉ではいくらだって嘘がつけるもの」 あっさりと肯定を返す。 売り言葉に買い言葉が加速している気がするが、 少女は止め方を知らない。 「どう、って……。 (……ベタなのだってたまには悪くないと思うわ。) …………自分で考えたら?」 特段、思いつかなかったらしい。 隠した本音のほかには。 (+140) 2021/04/28(Wed) 23:01:59 |
【秘】 村人 ニア → ■■■■ シトゥラ 青年の笑い声に心臓が跳ねる。 それはきっと恐怖ばかりではなく。 微かな雨音の中、彼の口が動くのを見ていた。 ――本当によく回る口ね。 でもあんた、わたしに嘘はつかなかったと思うわ。 唇が重なって、声を封じられて。 口づけに高鳴る胸が憎らしい。 言葉になる前の想いが飲み下されていく。 ――好きかなんてこたえてあげない。あんたが塞いだのよ。 言いもしないくせ、そんな言い訳をする。 喉に掛ける手からは、少女の脈が伝わるはずだ。 その胸はずっと、早鐘のように鳴り続けている。 ――死ぬのは、こわい。でも、仕方ないじゃない。生かし方なんて知らないんだもの。 どうやったらあんたが死なずに済むのか、答えを出せなかったんだもの。 離される唇。なおも抵抗を口にしようとしたか、 それとも青年の言葉に従ったのか。 薄く――ほんの、わずかだけ。 唇をひらいた。 嘘つきで、肝心なことには噤んでばかりの小さな口を。 (-330) 2021/04/29(Thu) 2:22:56 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → 村人 ニア少女の鼓動を感じる。 これを、今から止めるのだと思う。 少女の温もりを感じる。 これを、今から失うのだと思う。 喉に掛けていた手を離す。 「ニア、」 開いた唇を舌で辿る。そのまま、少女の舌を求めた。 深く貪るような口付けを繰り返す。 泣き出しそうな気持ちになる。僕は、泣いたことなんて無いのに、 愛しさと、湧き上がる欲に頭がくらくらする。 違う、これは悲しんでいるわけじゃない。 抱きしめて、その柔らかさに──香りに。 今から失うものの大きさを知った。 「………は」 雨の音がする。 この雨が止んだら、この雨が止むころには。 きっと、全てが終わっている。 「ねえ、ニア。 ──アンタが一緒に居てくれるのは、まだ生きてる間だけですか。また、もし、出会えたら。そんな、約束は厭ですか?」 青年らしくない言葉だと知っている。 けれどこんな終わり方のまま、彼女と離れたくは無かった。 (-340) 2021/04/29(Thu) 3:18:39 |
【秘】 贄の羊 アンタレス → 村人 ニア結構だ。と呆れた様子で口にするも、貴方の耳には届かなかったかもしれない。 もうこれ以上知り合いに失望したくない蠍は、貴方が再びここへ来たとしても理由がない限りは恐らく姿を隠している。 彼女にしてみれば記憶がない故の言動だったのかもしれないが、それでもこの世界の人間に不要とされた存在に目を向けてくれた事実だけは心に留めていることだろう。 (-350) 2021/04/29(Thu) 11:24:40 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+142 シトゥラ 「あんたはやっぱり、胡散臭いしうるさいわね」 青年の手を取って、薬指に残る痕を見る。 そうして、歯を立てずに食んで。 顔を上げて、目を細めて。淡く微笑みかける。 「……それじゃ、わたしもそうするわ。 もうちょっとあんたに付き合ってあげる。 どう? 寂しがりさん。――――嬉しいかしら」 そう返す。 ――くれたのと、おんなじだけを。 (+161) 2021/04/29(Thu) 11:37:54 |
ニアは、路地裏から姿を消した。 (c138) 2021/04/29(Thu) 11:50:23 |
【秘】 村人 ニア → ■■■■ シトゥラ 深く、貪るような口づけに耽溺する。 いつまでもこうしていたい。 鼻にかかった、甘えたような声が漏れる。 まだやめないで。 青年の背に、たどたどしく腕を回す。 もっと触れあいたい。 その手にナイフは握られないまま。 もうすこしだけ、先がいい。 そうやって、与えられるものを味わって。 遠い雨音を耳にする。 青年の声だけが、くっきりと浮かび上がっている。 ――――また、もし、出会えたら。 それは、心からの言葉? 甘く、夢見るような言葉に瞳が揺れる。 そうだとするのなら―― (→) (-360) 2021/04/29(Thu) 14:04:02 |
【秘】 村人 ニア → ■■■■ シトゥラ ゆっくりとした瞬きを、ひとつして。 瞼の下から現れるのは、どうしようもなく餓えた瞳。 「口約束は、いやよ」 少女のかたちをした獣は、そう告げる。 甘い言葉ひとつでは、足りやしない。満たされない。 ……お腹が空いて、空いて仕方がないから。 それで満足できるような、可愛らしい女の子にはなれない。 青年の左手を掴む。両手でしっかりと握って、 爪の先に、手の甲に、指の付け根に幾度も口をつける。 どうしたって、この手から――その口から与えられるものを、次から次へと求めてばかり。 「……破ったら、承知しないわ」 見せつけるように口を大きく開いて―― 心臓にいちばん近い指。 忘れないで、覚えていて。 永遠を誓うそこに、歯を立てる。きつく、つよく。 死んだらそこでおしまい、そのはずなのに。同じ夢を見ることまでも、求めてしまう。 (-361) 2021/04/29(Thu) 14:05:12 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → 村人 ニア彼女の声と、雨の音。 時が止まったような感覚に罅を入れたのは痛み。 餓えた獣の瞳を見る。それは、ひどく美しい煌めきをしている。 「ニア?」 その場所に歯を立てる意味を、そこに痕をつける理由を。 青年が理解しない訳は──無い。 永遠を、誓って欲しい。素直な言葉を口に出来ない少女の精一杯の表現。 彼女の手を取って、同じ場所に口付けた。 それが、終わりの合図。蕩けるような恋人の時間の終わり。 「──ええ、僕がアンタに嘘を吐いたことがありましたか? きとんと、お迎えに上がりますとも」 少女を見下ろす。首に手を伸ばすのを、想像する。 → (-367) 2021/04/29(Thu) 15:00:16 |
ニアは、会議の場。いつも座っていた席で不機嫌そうに口を噤んでいる。 (c139) 2021/04/29(Thu) 15:08:55 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → 村人 ニア 僕と一緒に逝きましょう 「だから、安心して死んでください」 少女の首に手を伸ばす。 辿って、指を絡ませ、締め上げる。 ここで、時間が止まれば。 躊躇いはしない、力は抜かない。 彼女の唇が、空気を求めてはくはくと開閉をするのが見える。 アンタを殺さずに、済むのかな。 少女は、不可視の水に溺れている。 浮かび上がろうとする彼女の手を何度も引きずり降ろす。 微かに血の滲む薬指が目に映る度、どうしようもない気持ちに襲われる。 永遠にも感じるような時間が流れた。 雨の音が、ひどく遠い。 彼女の苦し気な吐息と、自分の荒い吐息。 ──ニア、アンタを守れなくて、ごめんなさい。こんな形でしか、愛せなかった。 少女の首を絞めながら、少年は嗤った。 笑ったような、顔をする。それは、いつかのメサの前にした顔だ。 その歪さを指摘してくれる人間は、もういない。 (-370) 2021/04/29(Thu) 15:13:58 |
【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア>>+146 サダル しきりに頷いている わかり手になってしまった 彼を見て、思わず、 えー…… という顔になる。ちょっと大げさじゃないかしら……? しかしすぐに気を取り直して、つんとした表情に戻って。 「物は言いようね。でも、そんなのじゃないわ。 心の底からの文句よ」 このひと本当にお人好しね……と思っている。 こんなに人に甘いから疲れるんだわ、とも考えている。 その甘さにすこしずつ、寄りかかっている身で。 ……依怙贔屓全肯定男さんの誕生にはまだ気づいていない。 「そう。……悪いことをしたとは思ってるわ。 あのひとは随分いろんな人と仲が良かったみたいだし」 ほんのり嫉妬の色が滲んでいる。優越も、ちょっとばかり。 それから、問いには不器用な肯定を返す。 「あんたもそうしてくれるなら、話してあげてもいいわ。 ……わたしだけ弱みを晒すなんて不公平だもの」 (+164) 2021/04/29(Thu) 15:43:18 |
ニアは、ホワイトボード>>G128を眺めて、(朝まで一緒だったって、ほんとなのね)と思った。他意はない。 (c141) 2021/04/29(Thu) 15:46:51 |
【秘】 村人 ニア → ■■■■ シトゥラ 言葉を返す暇もなかった。 幾度も頭を撫ぜたその手で、透明に浸される。 ――ごめんなさい。ナイフを握れなかった少女は思う。 見えない水で、肺が満たされていく。 くるしい、 もう空気を吸えないことは分かっているのに、 それでも体は生きようとするのが滑稽だった。 たすけて、 手足の先が痺れて、震えて。冷たくなっていく。 こわい、 シーツにしがみつく。皺を増やす。 しにたくない、 だけど――せめてもう、邪魔だけはしたくない。 雨の音はもう聞こえない。 耳に届くのは、弱まっていく自身の心音。 ひたひたと迫った、死の音だけ。 酸素を無くした脳が鈍っていく。 これまでのことが、ひどく遠くにある。 嗤う青年の顔が、滲んでいく。 ――変な顔ね。 (→) (-381) 2021/04/29(Thu) 17:45:59 |
【秘】 餓狼 ニア → ■■■■ シトゥラ――少女は刹那、夢を見た。 ベッドの上、ここが今日の舞台だと言わんばかりに佇んで。 小さく一つ、会釈する。 そうして口を開いて、 たったいちどの、大切なお願いをした。 >>3:*35……仲良くなりたかった子が、いたのだ。 この場所で、仲間になりたかった人たちがいた。 空かせた腹の底にあったそれを捨てて、餓えた獣はここで死ぬ。 もう、殺すことは必要ではなくなったから。 そのとき、上着のポケットの中。 星 が光って、色を変えて 。どこかへ消えた。――それから、もうひとつ。 彼のために願う。 >>3:*36彼の死んでしまう、今日という日くらいは。 すべてを捨てて、共に死んでくれる今日くらいは、 昨日までの――彼らと過ごした彼が報われたって、良いと思うのだ。 それだって、嘘じゃなかったんだろうから。 それを嘘にしてしまったのは、ニアなのだから。 (→) (-382) 2021/04/29(Thu) 17:48:52 |
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